アメリカの中国に対するスパイ活動

 スノーデンの事件がらみで注目されているスパイ活動ですが、中国による、「我々はこんなことをされている」という主張で、もちろんすべて事実かどうかは分かりません。

http://military.china.com/important/11132797/20130626/17912443.html


アメリカの「ブラックバード」中国の核ミサイルを盗み撮り キーボードの音を盗聴し暗号を解読

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカのSR-71超音速偵察機。今に至るも依然世界で最も速く、最も高く飛べる飛行機であり、就役期間全く撃墜されたことがない。」)

アメリカの「プリズム」事件の暴露は、再度アメリカの情報システムを世の人の面前に引き出した。長期にわたり、アメリカの情報機関は我が国に対しスパイ衛星、偵察機、観測電子船、くまなく分布した盗聴場所により、核心的な「360度無死角」立体ネットワーク状偵察システムを形成している。

高給で中国系スパイをスカウト

アメリカ政府には国家安全委員会という名の組織(略称NRC)があり、情報収集活動を全面的に統括管理している。この委員会のトップは大統領が担当する。この委員会の指導下で、アメリカの情報システムはフル回転している。

1952年のアメリカ国家安全局成立の日から、対中国諜報はずっとこの局の最優先される重点の1つだった。

アメリカ共和党政府が派遣する駐中国大使にはほとんど全てCIAの背景がある(頑住吉注:比較的親中国の民主党政府は違う、ということですかね)。最も有名な2人はジョージ ブッシュ(頑住吉注:知りませんでしたが、パパブッシュは1974年フォード大統領時代に北京に派遣されており、翌年帰国してCIA長官を務めてます)と李潔明(頑住吉注:CIA出身の駐中国大使で、パパブッシュの大学の同級生だということです)である。アメリカが持つ情報人員は約20万人である。このように膨大であるにもかかわらず、いわゆる「東方からの脅威」に対抗するため、アメリカ連邦調査局(FBI)はそれでもスパイを大量にスカウトしている。中国系向けの新聞上に大々的に広告し、積極的に中国系アメリカ人の同組織への加入を説得している。ポストに提供される初任給は9万アメリカドルにも達する。アメリカはさらにより多くの情報人員を派遣して中国の情報を収集する計画であるとされる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「2001年の中国・アメリカ機衝突事件は、米軍のEP-3偵察機が中国の軍事情報を収集したために引き起こされた。画像は中国の海南陵水飛行場に駐機されるそのEP-3
」です。)

空中から「ブラックバード」が「東風」ミサイルを撮影

2001年4月1日、1機のアメリカ海軍のEP-3型偵察機が中国の海南島付近の海域上空で偵察を行っていた。中国海軍航空隊は戦闘機を派遣して監視とスクランブルを行い、結果として両機は衝突し(頑住吉注:だからって普通こういう結果にはなりせんよね)、世界を驚愕させる中国・アメリカ機衝突事件がもたらされた。

実際上、米軍のEP-3型偵察機はとっくに日本に巣を作っており、米軍の空中から中国軍事情報を獲得する重要な場になっていた。アメリカ機の中国上空での偵察飛行は、1951年1月には早くも始まっており、しかも特に中国核プロジェクトの実施状況を探ることを重視していた。アメリカの偵察機は一度は定期的に中国本土上空で偵察飛行を行ったが、少なからぬ損失に遭った。中国はずっとアメリカの空中スパイ機と闘争しており、かつて「少なくとも18機の米軍偵察機を殲滅」の人を信用させる証拠を提出した。だがアメリカは9機の損失しか認めていない(頑住吉注:これはアメリカ側の言い分が正しいのでは)。

「ブラックバード」偵察機も同様に中国に対し「興味を持っている」。この機は1980年代末、全世界で最も速く、最も高く飛べる飛行機だった。機には先進的なスパイ機器があり、就役中今に至るも全く撃墜されたことがない。「ブラックバード」は1時間飛行すると即26万平方km内の景色を撮影できる。1967年、中国が初めて「東風」2号核ミサイルの試験爆発を行った8分後、アメリカ大統領ジョンソンの机の上には「ブラックバード」が盗み取った機密情報がすでにあった。

RC-135は米軍が専門に空中電子偵察任務を行う飛行機で、その巡航速度は時速960km、機上の27名の電子偵察操作人員はそれぞれレーダー、通信、写真偵察の3大システムを担当する。機上にはさらに赤外線探知計測機と前視レーダーがあり、探知計測距離は238〜380kmに達し、360km内では長さ3.7mの物体を識別できる。1996年3月、中国が台湾海峡で軍事演習を行った期間、アメリカ空軍第55偵察機連隊の1機のRC-135S偵察機が、アメリカ本土のOfot基地から発進して中国の東海上空に到達し、もって中国のミサイル発射演習の関連情報を探り、収集した。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「最終的にEP-3偵察機はばらばらに解体された後、第三者の輸送機で輸送された。その後、アメリカサイドはまたそれを新たに組み立てた。」です。)

海上で中国3大艦隊を見つめる

ずっと前から中国周辺海域は全て米軍の重点的偵察の方向である。艦艇を出動させて海上から接近して偵察を行う、これは終始米軍の慣例的行動である。

偵察対象と目的の違いに基づき、米軍の黄海、東海、南海方向の偵察の重点もやや異なる。黄海方向では主に中国海軍北海艦隊に照準を合わせ、偵察内容には中国の原潜の海に出るルート付近の海底地形と地貌、海洋の重力、海洋の磁力、海流、潮汐など海洋環境情報が含まれる。東海方向では主に中国海軍東海艦隊、「現代」級ミサイル駆逐艦、「キロ」級潜水艦、039通常潜水艦などの打撃戦力の動向に照準を合わせている。まだある米軍偵察船の監視の重点は南海方向で、主に中国海軍南海艦隊に照準を合わせている。

現在、米軍は全部で専業の軍事偵察船20隻余りを持ち、アメリカ海軍司令部に隷属している。任務の違いに基づき、これらの偵察船は総合測量船、水中音観測船、海洋地質探査船、電子偵察船などに分けることができる。それらの任務は正確、詳細に海底の地形、海底の地貌、海底の浅い層の断面、海底の表層の地質など多種の戦場情報を獲得することである。

米軍の「Impeccable」号水中音偵察船、「Bowditch 」号などの総合偵察船は終始中国海域の常連客である。このうち「Bowditch 」号(T-ACS62)は毎年必ず中国の黄海、台湾海峡海域で何度もの情報偵察、収集活動を実施している。この船はマルチビーム音響測深機、ワイドビーム浅度浸透測量ソナーなどの大量の偵察設備を装備し、極めて強い総合情報収集能力を持っている。中国海軍がミサイル試験、あるいは大型軍事演習を行うたびに、「海上情報吸塵機」と呼ばれる米軍のミサイル監視船が「お約束通り」やって来て中国サイドの艦艇、飛行機の電子設備の技術性能、無線電信、ミサイル発射パラメータなどの情報に対し収集と監視を行う。

(頑住吉注:これより4ページ目。画像のキャプションは「画像は米軍のKH-11光学偵察衛星。各種の偵察衛星は米軍が情報を獲得する重要なルートであり、主にアメリカ国家偵察局によって掌握管理されている。」です。)

「エシュロンシステム」は同時に数百万の電話をモニターする

「オリオン」はアメリカ最新のスパイ衛星系列で、世界の多くの国の短距離および長距離電話が採用する点から点の無線信号であるマイクロ波通信のキャッチに用いられる。この手段により、アメリカは電話の内容を盗聴することができる。「オリオン」の元々の設計上の用途は、旧ソ連内部の重要な指揮コントロールシステムの通信を傍受することだった。後にアメリカ国家安全局は無線電話がキャッチ可能な信号を発射し得ることを知り、そこで北極上空の衛星をを利用し、アメリカは多くの国の携帯電話の通話を盗聴できるようになった。アメリカ国家安全局は「エシュロンシステム」をモニターネットワークとしている。このシステムには強大な機能があり、アメリカの衛星ネットワークを利用して移動通信のマイクロ波信号をキャッチし、同一の時間にその数数百万をもって数える電話通信を記録でき、その後機能が強大な捜索設備を利用して、その国家の安全に「脅威」を構成する可能性のある字句を探し出すのである。アメリカの情報史学者リチャーセンは、「信号を空中に発しさえすれば、あらゆる方法がそれをキャッチする」と語る。

民間用機に盗聴設備が装備される

伝統的な盗聴、監視の他、近年来アメリカは不断に新技術を採用して中国に対しコンピュータの盗聴を行っている。最も先進的な盗聴手段の1つは、コンピュータのキーボードに盗聴器を取り付けるというものだ。こうすれば使用者の叩くキーのコードが監視できる。何故ならこれぞれのキーは異なる音を発し、こうした音をアルファベットに転化しさえすればすぐに使用者の文書の内容を知ることができるのである。アメリカの中国に対する盗聴活動は技術手段が先進的で、手段が多様なだけでなく、彼らは国際法、条約や基本的な国際関係準則さえかえりみない。例えば、2年前にアメリカが中国に販売した民間機にも、何と大量の複雑で先進的な盗聴装置が装備されていたのである。

(頑住吉注:5ページ目)今年の北朝鮮核実験前夜、米軍のWC-135大型核偵察機がもう事前に日本に飛来済みであり、北朝鮮の核情報を収集した。

(頑住吉注:6ページ目は本文の一部を切り取ったものなので省略します。7ページ目)米軍の音響偵察船はしばしば中国近海の海域で活動し、中国サイドの水上情報を収集し、中国潜水艦打撃のためにデータ、情報を累積している。

(頑住吉注:8ページ目)中国海監のパトロール機が、中国の海域で不法に活動する米軍偵察船に接近して監視し、証拠取得する。

(頑住吉注:9ページ目)画像は天安門広場に展示された、中国によって撃墜された4機のアメリカ製U-2偵察機。現在この機は依然米軍で就役している。


 ちょっとトンデモ臭い記述もまじっている気がしますが、基本的にこういうことはするでしょうし、また必要なことで、「頼もしい」という感想しかないですな。













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