「平和使命」合同演習終わる

 去年はもっと途中でいろいろなエピソードが紹介されていたような気がするんですが。

http://military.china.com/news/568/20140829/18746113.html


平和使命軍事演習今日閉幕 中国の多種の武器、初めて登場しすぐ勝利を収める

中新ネット8月29日電(劉艶) 28日、「平和使命-2014」合同対テロ戦役合同演習が終わるのと共に、中国、ロシア、カザフスタン、キルギススタン、タジキスタン5カ国の7,000人の兵力が集合し、全過程実兵実弾「三股勢力」(頑住吉注:テロ勢力、民族分裂勢力、宗教極端勢力)打撃の「対テロ行動」はカウントダウン段階に入る。今日、上海協力機構軍事演習は計画通り戦役実施演習を行い、かつ合同軍事演習終了式・軍楽節閉幕式を組織する。

中国サイドの演習参加兵器のハイライト次々現れる 戦車キラー、初めて登場しすぐ勝利を収める

今回の上海協力機構軍事演習の中国の演習参加兵力は5,000人近く、各タイプの飛行機50機余り、各タイプの装備440セット余り、陸軍戦闘群、空軍戦闘群、戦略戦役支援保障群を組成した。このうち、新型戦車および武直ー10、武直ー9は中国と外国の合同演習への初の出現だった。

武直ー10は渾名を「霹靂火」と言い、中国初の自主研究開発の専用武装ヘリで、イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」はこれを「解放軍の木の梢の殺し屋」と讃える。報道によれば、その全体作戦性能および技術性能は、ヨーロッパの「タイガー」式攻撃ヘリと同等で、対地攻撃作戦機能はアメリカの「コブラ」に相当する。

ヘリは今回の合同演習の中での任務の難度が高く、実兵段階で武直ー10と武直ー19は3回の任務を完成させ、また30分間のうちに2回の実弾射撃を完成させたとされる。第38陸軍航空旅団飛行第1大隊の大隊長顔鵬志は、長期にわたる実戦基準に近い訓練のおかげで、我々は合同軍事演習中いかなる遺憾も残さなかった、と語る。分析は、初めて明るみに出、かつ満足いく形で作戦任務を完成させたことは、初めて登場しすぐ勝利を収めるという効果を達成したと言うべきである、とする(頑住吉注:いかにも日本語として熟さない訳ですが、原文では「旗開得勝」という慣用句が使われてます)。

武装ヘリは軍事領域で「戦車キラー」と呼ばれ、戦場での運用時、ヘリは樹木の高さの高度で目標を発見かつロックオンでき、敵サイドの反応が間に合わない時に、迅速に機載対戦車ミサイルやロケット弾を発射する。理解されているところによれば、今回の上海協力機構軍事演習の中で、中国陸軍航空部隊のヘリは全部レーザー模擬交戦システムを追加装備し、この「戦車キラー」の威力をさらに対抗性および実戦性を持ったものにさせた。

武直ー10および武直ー19が初めて国際軍事演習の部隊にお目見えした他、中国が装備する最も先進的な99式改良型戦車も今回の演習に参加した。99式第3期改良型メインバトルタンクは中国最新世代のメインバトルタンクで、火力、機動性、防御性などの方面でいずれも以前に装備された戦車に比べ極めて大きな向上があった。今回演習に参加した中国サイドの主力部隊第38軍は初めてこの型の戦車を装備した。

分析は、この戦車の設計の最大のハイライトは設計の初めからもう情報化の要求を全面的に考慮したことで、車両には多種のセンサーが装備され、戦車の各種情報を直接ネットワークを通じて上に報告し、同時にネットワークから戦場のその他のプラットフォームのセンサーの各種情報を獲得することができる、と指摘する。少し前ロシアの「戦車両項目」競技に参加した96A戦車に比べると、99式第3期改良型戦車は戦車の三大性能(頑住吉注:攻撃、防御、機動)および情報化能力の上で革命的な進歩があり、一部のネット仲間から「第3世代半」戦車と呼ばれている。

(頑住吉注:これより2ページ目)

多くの「初」が関心を引く 正確対テロ作戦の新模式が突出して現れる

今回の上海協力機構軍事演習はすでに一般の対テロ演習から現在の市街戦、都市戦にまで発展し、かつ初めて無人機の対地攻撃、中国・カザフスタン航空降下兵合同垂直テロ分子迎撃、中国陸軍女子特戦隊員演習参加などの要素を融合し、「平和使命-2014」軍事演習を上海協力機構の歴代の演習と比べると、新型作戦模式がよりはっきりしている。

中国空軍ニューススポークスマン申進科上佐は、中国空軍が出動させた某型偵察・打撃一体無人機は、第一高地に対し偵察を実施し、かつ「敵」の指揮車に対し打撃を実施し、某型ミサイル1発を発射して成功裏に目標を破壊した、とする。彼は、初めて上海協力機構軍事演習に参加した中国の無人機は、対テロ作戦の中で重要な作用を発揮した、と語る。毎回のミサイル発射で、全て正確に目標に命中させている。

軍事演習の重点は「戦場偵察監視、合同正確打撃、外郭の要点の攻撃殲滅、都市区域対テロ掃討」といった4つの方面に置かれた。航空降下兵が演習したのは「外郭の要点の攻撃殲滅」の中の「垂直迎撃行動」である。

合同演習の中で、中国サイドの80名余りの落下傘兵とカザフスタンの30名余りの落下傘兵から組成される空中突撃戦力が輸送機とのコンビネーションの下に、初めて合同航空降下垂直迎撃行動を執行し、初めて空中機群合同編隊前進が行われ、初めて地上作戦混合指揮編成が組織された。中国・カザフスタン航空降下兵は700mの高空から「テロ分子」の防御縦深に降下し、「敵」の退路を断ち、「敵」の逃亡を阻み、協同で「敵」に対し包囲の輪を閉じる勢いを形成し、火力打撃を展開した。

中国サイドの航空降下兵某部指揮員劉甫清は、今回の合同軍事演習は中国航空降下兵の成長促進に対し重要な意義がある、とする。双方の輸送機群の合同編隊、双方の合同指揮、兵力混合編成、および地上合同行動を採用し、このことは将来多様化された軍事任務、大規模作戦任務、対テロ任務を執行することに対し、真の鍛錬の価値を果たす。

また、合同正確打撃は今回の演習のもう1つの見所だった。合同演習5カ国の実兵指揮所の指揮長劉振立は、今回の合同演習の情報化含有量と情報化作戦レベルはこれまでの回を超え、情報化条件下での対テロ作戦はすでに新たな特徴を呈し、合同演習は重点的に正確な対テロの新模式を探索した、と指摘する。

(頑住吉注:これより3ページ目)

上海協力機構、暴力テロの脅威に直面 外国メディア:中国、先んずれば人を制すで摘出

報道は、合同演習は将来の合同対テロ行動の正確作戦、素早く敵を制する、完全殲滅が是非とも求められるという特徴に照準を合わせ、山地および都市区域作戦という2つの段階の行動を設計した、とする。そのうち、山地作戦段階は各種武器の実弾射撃が突出し、都市作戦段階は赤青対抗が突出し、重点的に演習の実戦対抗性が突出した。

中国国防大学戦略教研部戦略研究所の孟祥青は、近年来、上海協力機構メンバー国が直面するテロリズムの脅威は強化される勢いにあるようだ、と語る。また、テロリズムにも変化が発生しつつあり、新たな形式が出現しており、このため上海協力機構の軍事演習は演習の実戦化の程度を強化し、これは「三股勢力」の威嚇に対し重要な意義を持つ。

中国人民公安大学副校長の李健は、現在中国国内にはまだ形成されたテロ組織はないが、テロリズムの国際化の趨勢はどんどんはっきりしている、とする。このため今回の合同軍事演習は国際協力を強化し、これはいくつかのテロ勢力とテロの性質を帯びた個人が組織を結成することを防止する上で重要な作用を果たす。

今回の上海協力機構軍事演習は準備段階から始まり、もう外界の持続的な関心を引き起こした。ロシアの「独立報」の報道は、中国は地方のテロ勢力が金蔓を捜し当てることを座視せず、今回大規模な実戦対抗性演習を展開したことは、中国がすでに転ばぬ先の杖で、まさにこの脅威の摘出に着手しつつあることを説明している、とする。軍事チャンネル


 中国国内の「テロ勢力」の動向は間接的に日本の安全保障に大きく関連してくる可能性があり、今後も注目されるはずです。
















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