北朝鮮、次は日本海に向け核ミサイルの実弾を試射?

 いくら何でもそれは‥‥

http://military.china.com/important/11132797/20160910/23519435.html


核実験が表明 北朝鮮は全力をもってできる限り早く実戦用核兵器を装備する

昨日、北朝鮮国内で再度「人工地震」が発生した。中国、ヨーロッパ、アメリカの地震局の発表した情報によれば、これは北朝鮮の前回の核実験と基本的に似た試験である可能性が高く、つまりTNT数万トン相当の地下核実験である。

朝鮮中央テレビ局はその後に発表した声明の中で、「今回の核実験は、朝鮮人民軍戦略軍火星(頑住吉注:「火箭」つまりロケットの間違い?)砲兵部隊がすでに装備することができる戦略ミサイルロケットが搭載する標準化、規格化された核弾頭の構造と作動の特徴、性能と威力を最終的に検査および確認した。」とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮が少し前に成功裏に試射したばかりの「火星10号」ミサイルは試験中その射程が2,800km前後で、日本全域をカバーする能力を持つことを実証し、このミサイルは疑いなく核弾頭が搭載できる」)

このことは、北朝鮮の核兵器の発展方向に調整があったことを示している。

北朝鮮の今回の試験爆発は、北朝鮮が近い時期内全力をもって、できる限り早く実戦能力を持つ核兵器を装備することを表明している

我々はこれまでにすでに分析したことがあるが、北朝鮮は1990年代にカージル ハーン博士によって漏洩された核分裂ミサイル弾頭の設計図の秘密を掌握している可能性が高い。この弾頭はかつて1960年代に新興の核大国(頑住吉注:中国のことですね)がその北方の強い隣国(頑住吉注:ソ連ですね)を威嚇するのに用いた重要な核弾頭である(頑住吉注:この状況ならソ連・ロシアなどではなく中国が北朝鮮に漏らした、と考えるのが自然なので国名をぼかしたんでしょう)。

我々は以前文章の中で言及したが、当時この弾頭を搭載したのはソ連のR-5中距離弾道ミサイルをベースに研究開発された液体燃料弾道ミサイルで、このミサイルは射程が約1,500〜1,700km、1,350kgの弾頭が搭載でき、弾頭の爆発規模はTNT約2〜3万トン相当で、典型的な原子爆弾である。

最初にこの弾頭を研究開発した国は後により先進的な弾道ミサイルを研究開発して水爆の運搬ツールとすることに転じ、このためもありこのミサイルのためにより大きな規模の弾頭を研究開発することはなかった。ソ連のR-5ミサイルは核爆弾技術の進歩と共に、原子爆弾から増強型原子爆弾、最終的な水爆の弾頭を装備するに至り、その規模は6〜8万トン相当から30万トン相当まで増加し、最終的には100万トン相当に達したが、弾頭の重量は常に1,200〜1,300kgだった。

現在、関連の核拡散レポートの言い方によれば、国際的にすでに漏洩している可能性がある核爆弾「汎用図面」の中で最高級なのは他ならぬ前述のこの弾頭である。イスラエル、パキスタン、インドは増強型原子爆弾技術を掌握している可能性があるが、彼らも軽易にこの技術を外部に漏らさないはずである。北朝鮮がもしこの技術を掌握しようとすれば、やはり明らかにまだより長い行かねばならぬ道がある。彼らが前回試験爆発させた核装置には核分裂弾試験を行ったのと同時に、核融合関連の研究を行い、このため水爆試験と自称したという可能性がある。

我々は前回北朝鮮が水爆試験と言明した時に言ったことがあるが、北朝鮮にとって最も現実的な核兵器の実際の装備方法は現有の「火星8号」(つまり韓米が言うところの「ロドン」あるいは「ノドン」ミサイル)あるいは「火星10号」(すなわち韓米が言うところの「ムスダン」ミサイル)にこの非常に成熟した弾頭を搭載することに他ならず、何十発か配備するだけで、基本的にもう北朝鮮の「生存の危機」は解決でき、現在の韓国の軍事的実力をもってしてはもはやあえて軍事的手段を用いて北朝鮮を消滅させることを企図しなくなる。だがその長期目標は明らかにやはり少なくとも数十万トン相当の弾頭を作り出し、「火星13」ミサイルをプラスし、アメリカのハワイ、甚だしきに至ってはアメリカ本土に脅威を与えることである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮の『火星8号』ミサイルの以前の画像と最近における今回の試射の画像を対比すると、最近試射しているミサイルにより大きな弾頭があることに気づくことができる。見たところ北朝鮮にとって、核融合助爆技術やこれに関連する小型化された核爆弾、水爆技術は短時間には作り出せず、ならばより現実的な目標を追求するしかなく、1トンの弾頭は1トンの弾頭で、とにもかくにもやはり核なのである。」)

(頑住吉注:これより2ページ目)

当時筆者はかつて推測したが、筆者の「水爆」試験は核分裂弾試験の機会を利用して、自らの水爆技術に対する「推測」を論証したという可能性がある。現在見たところ、彼らの前回の水爆試験は見たところ決して目的を達成しておらず、このため小型化技術、水爆技術は一時にはおそらくいずれも突破し難い。ならば北朝鮮にとって、続いては最も実際的な措置を採用するしかない。全力をもって、実戦能力を持つ核兵器の配備を加速するのである。結局のところ、金正恩にとって、真の作戦能力を持つ核ミサイルを持ってのみ、やっと枕を高くして眠ることができ、水爆、大陸間弾道ミサイル云々に関しては、以後さらにゆっくりとやるのである。

北朝鮮がイランに輸出した「流星3」(北朝鮮の「火星8号」と基本的に同じ)を根拠にして見ると、このミサイルの有効搭載荷は約1,200kgで、最大射程は1,500km、もし軽量の弾頭を使用すれば、射程は2,000kmまで向上する。北朝鮮には完全に某東方の大国を真似て、一定の数のこの核ミサイルを生産、配備する可能性があり、この射程は完全に日本に脅威を与えることができる。現在、国際的に一般に北朝鮮の「火星8号」ミサイルの装備数は300発前後と考えられており、もしこのうち50発のミサイルに核兵器が配備されたら、絶対に有効な核の威嚇を形成できる。実際ダメなら、10発、20発でも充分である。

当然、もう1つあり得るのは北朝鮮が核弾頭を「火星10号」ミサイルに装備することで、このミサイルは射程がより長い。前述の「火星8号」ミサイルは核弾頭を装備した状況下で日本全域をカバーできないかもしれないが、「火星10号」は全く問題ない。だが「火星10号」は結局のところ試験が成功したばかりで、その射程もいささかまずく、日本全域はカバーできるが、グアム島に到達するには充分でなく、このためこのミサイルは北朝鮮にとって鶏肋(頑住吉注:大して役に立たないが捨ててしまうには惜しいもの)のきらいがあると言え、結局のところ「火星8号」ですでに日本の人口が最も密集している地域をカバーするに足りるのである。

韓国方面に関して言えば、自らが弾道ミサイルを配備して北朝鮮の弾道ミサイル陣地を攻撃しようというのは、惜しいことにおよそ笑い話にしかなり得ない。当時イラクには50両に満たない移動発射車、数百発の「スカッド」と「フセイン」ミサイルしかなく、米軍が戦争後期には完全に制空権を掌握した状況下で、見渡す限りの果てしない大砂漠の中でこうしたミサイルを捜索したが、やはり最終的に何の成果もなかった、ということを知る必要がある。一方当初NATOが爆撃したコソボ、ユーゴスラビアはさらに成功裏に偽装、真を隠し偽を示すなどの手段によって、自らの90%の地上部隊を生存させることができた。

一方北朝鮮が持つ、数がユーゴスラビアやイラクに比べずっと多い地下構築物、各種国防施設を運営して数十年という状況下で、そのミサイルの生存能力はより強いだろう。たとえ1発の核ミサイルが網から漏れれば、もう威嚇効果を生じさせることができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『火星10』および『火星8』の他、北朝鮮にはさらに潜水艦発射の『北極星1号』ミサイルがあり、それも当然核弾頭が装備できる。」)

次に、北朝鮮の地下施設についていうと、問う人がいるかもしれない。北朝鮮には中国を真似て、北朝鮮版「長城工程」、すなわち地下トンネル工程を建設する可能性はあるのかないのか。筆者は次のように考える。北朝鮮版「長城工程」はあまりありそうにない。何故ならこの種の施設のコストは極めて高く、巨大なマンパワー、マテリアルパワーを必要とし、北朝鮮には必ずしも負担できないからである。さらに重要なのは、アメリカは北朝鮮に対し直接B-61-12地面貫通核爆弾を使用する可能性があり、もしアメリカがB-2を用いてB-61-12地面貫通核爆弾を投下したら、この種の地下構築物は自ら掘った墓穴となる。中国の「長城工程」は奥地の大きな山の中に建設され、全国の強大な防空体系に依存することを要して戦時の生存能力を取得するのであり、北朝鮮にはこの条件がない。

まさにこの考慮から出てのことかもしれないが、北朝鮮はTEL発射車を非常に重視している。イランが国内に多くの大型地下ミサイル発射陣地を建設したのとは異なり、北朝鮮のあらゆる地対地ミサイルは、戦術ミサイルから戦略ミサイルまで、全てTEL発射車への配備方式を採用している。当然これは北朝鮮が冷戦後の初期に国際市場から大量のこの種の発射車を探し出したこととも関係があるが、側面から見るとベラルーシのミンスク車両工場のMAZ系列TEL発射車は道路に依存しない機動能力を持ち、このことは北朝鮮の需要に非常に適合する。さらに当時イラクの「スカッド」発射車が多国籍軍の空中打撃に成功裏に対応した経験を加えると、北朝鮮にとって、TEL発射車への配備方式は地下掩体への配備に比べより実行可能性を持っているかもしれない。

(頑住吉注:これより3ページ目)

まさにこの原因ゆえにでもあるが、韓国が中・短距離弾道ミサイルを配備、甚だしきに至っては何らかの「韓国版三位一体」を作ることを企図しても役には立たない。弾道ミサイルは本来機動目標を打撃する最も良い選択ではない。韓国がほしいままに宣伝する「キルチェーン」システムは基本的に宣伝の意義しか残っておらず、特に北朝鮮が真に核兵器を持った後ではそうである。

生存の問題は語った。我々は北朝鮮の核ミサイルの進攻能力を語ってみよう。

少し前、アメリカの「国家利益」誌は「強大に見えるが実は虚弱な北朝鮮ロケット軍」という文章を掲載し、主に語ったのは次のようなことだった。北朝鮮が手中に掌握するTEL発射車の数は限られ、1回に発射するミサイルの数は非常に多くはなく、米日韓のミサイル防衛システムには対応する能力がある。しかもたとえミサイル防衛システムがなくても、北朝鮮のミサイルは命中精度が不足で、たとえ1トンの重さの弾頭を搭載して攻撃しても大多数はどこか分からないところへ逸れてしまう。イラン・イラク戦争中に双方は互いにミサイルを用いて必死に相手方の都市を攻撃し、後にはさらに化学弾頭を搭載したが、それでも相手方の民心士気の崩壊をもたらすのは見られなかった‥‥

実はこのレトリックは当時台湾もしばしば自らを元気づけるために用い、大陸のは600発の短距離ミサイルに過ぎず、1発のミサイルはやっと500kgの戦闘部で、全部発射してきても300トンの弾薬に過ぎず、F-16中隊1日の投弾数にも及ばない、と言った。

当然、後に台湾軍が徐々に解放軍のミサイルの実際の打撃精度を理解した後はもう笑わなくなった。ここ何年かはさらに東風-15Cの実際の地面貫通深度を理解した後は必死でその高官の地下掩体の深度を25mのコンクリートの水準にまでに加えた‥‥

北朝鮮にはミサイルの精度を向上させる可能性はなく、ならば核兵器の威力を強化するしかない。ちょっと想像しよう、北朝鮮にもし50発の核ミサイルがあり、1発ごと全てにTNT3万トン相当の弾頭が搭載されていたら、加えても150万トンの爆発規模があり、たとえ韓国と日本空軍全体が出動して必死に投弾しても、この数字には簡単に追いつけない。核兵器は結局のところ人類のこれまでコストパフォーマンス最高の殺傷手段で、これはやはり本当に文句のつけようがない。

前述のように、現在北朝鮮は核兵器を除きすでに国家の独立自主を維持保護する前提の下で米韓日の軍事圧力に対抗するいかなる手段もなくなっており、ならば北朝鮮が核兵器を装備するのは当然の成り行きである。以前視察者ネット時評作者の白耳は語ったことがある。これは北朝鮮政権が生存していきたければ唯一現実に実行可能な選択肢であり、三代目金元帥が生存を求める大博打で、しかも現在見たところ、彼は勝ってもいる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮がこの前展示した内爆式原子爆弾『サッカーボール』」)

次の一歩で北朝鮮はスーパークラスの大ニュースを出してくるかもしれない

続いて我々は、北朝鮮は「両弾結合」(頑住吉注:核爆弾とミサイルの結合)試験を行うことを企図することになる、と推断できる。

一般的規則性に照らせば、模擬核弾頭を搭載した「火星8号」あるいは「火星10号」ミサイルを発射するはずで、落下地点は日本海の可能性がある。だがこの試験の難度は非常に高く、しかもこれは実験自体の技術的問題ではなく、試験場の安全が全く保障できないことである。当時中国は大陸間弾道ミサイルの全過程試験を行うため、051型駆逐艦を建造して航路護衛を行った。さらにわざわざフランスの「Super Frelon」ヘリを導入した。だが北朝鮮がもしこのような試験を行うなら、その船隊は日本海の上の予定される落下地点まで行き、きっと米日韓と衝突が発生するだろう。もし模擬核弾頭が回収できなかったら、この試験は全く意味がなくなる。特に北朝鮮がこの前「銀河」号ロケット発射の第1弾ロケットの残骸を落ちた海中で韓国によって奪い去られても、北朝鮮には何の動きもなかったことを考慮すれば、実はこのことは北朝鮮も自分たちの海軍の実力が(頑住吉注:意味不明のスラング)なことをはっきり分かっていることを示している。北朝鮮・韓国の海上の境界線でちょっと摩擦を起こすならまだいいが、真に遠海に出て試験弾頭をサルベージしようというのは、やはりやめた方がいい。

これにかんがみれば、北朝鮮がもし「両弾結合」をしようとするなら、唯一の可能性は直接実弾を搭載することに他ならない。継続して何回かの成功した遠隔測定弾試験と核実験を行った後、直接真の核弾頭をミサイル上に搭載し、日本海の予定の海域の上空に撃って起爆させるのである。

この試験に比べれば、北朝鮮が現在までに行った何回かの地下核実験は全く騒ぎとして小さなものである。

(頑住吉注:これより3ページ目)

北朝鮮がもし本当に核ミサイルを日本海上空で爆発させたら、これは「全面核実験禁止条約」締結以来全世界で初めての大気圏内核実験となる。もし北朝鮮の現在の核実験がまだインド・パキスタン両国を超えていないと言うならば、もし本当にこれをやれば、やっと本当に世界が震撼する。

重要なのは、金正恩がこのような大ニュースを作り出すこのようなことに対し、やはり本当に好むようだ、ということである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「トランプは以前、金正恩は言ったことは必ず行う真の男だと言ったことがある。この話はやはり本当に間違っていなかった。北朝鮮の次の1回が真に全世界が軽視できない大ニュースか否か、まだ本当に言い難い。」)

誰が北朝鮮の核ミサイルに対し最も心配しているのか?

北朝鮮が中距離核ミサイルを持つのは見たところすでに時間の問題となっている。ならばここで誰がこの現実に対し最も心配しているのかを語ってみるべきである。

きっと韓国ではない。韓国にとってこれは「第2の靴が地に落ちた」(頑住吉注:どういう意味か質問するページがたくさんありますが答えは「意味がたくさんあるが云々」と歯切れが悪く、多くの中国人にも意味が分からない言葉のようです)に過ぎないと言える。何故なら北朝鮮はずっと前から「誰かが我々を打撃すれば我々はすぐ韓国を打撃する」で、全体的な軍事の実力の上で北朝鮮はすでに韓国に及ばないが、その何十万の大軍が(頑住吉注:スラングだらけで全く意味不明です)。北朝鮮が核を持ってから、これは韓国にとってすでに「どうでもいい」ことだと言える。たとえ北朝鮮が三十八度線上に「核地雷」を配備しただけでも、ソウルにとってはひとたび起爆すればそれでも直接核爆弾を食うのと大差ないのである。

きっとアメリカでもない、北朝鮮が現在すでに試験に成功している最も射程の長いミサイル「火星10号」でも、まだグアム島が打撃できない。1990年代には早くも、アメリカの将軍ワインバーグの「次の戦争」はもうすでに北朝鮮が核を持つことを予言していた。だがアメリカはそれでもこれに対し非常に心配はしていない。結局のところ全世界に核兵器を手にしてアメリカに向けている国は充分多く、北朝鮮だけではないのである。北朝鮮が核を持つまずい状況も、アメリカの対北朝鮮政策により「有限」さを加えることを迫るに過ぎない(頑住吉注:何言ってるのか分かりません)。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本にとって、これは彼らが最も心配すると言える。」)

だが日本は本当に非常に頭が痛い‥‥何故なら(頑住吉注:最後もスラングだらけでさっぱり分かりません)


 まさかとは思いますが北朝鮮がいきなり日本海に向け核ミサイルを撃ったらどういう事態に発展するのか考えてみるのも必要かもしれません。前も言ったように何しろ相手は「これをやれば自分に不利益になるからやらないはずだ」といった計算が通じない相手ですからね。





















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