中国の対空ミサイル、軍事競技で参加国中唯一1発も命中せず

 何か問題でもあったんでしょうか。

http://military.china.com/news/568/20150814/20191634.html


ロシア、解放軍の防空競技参加で1つの目標にも命中できず全部標的を外す、とする

ロシア武器ネット8月12日の報道によれば、ロシア軍事視察員のアナトリー ソコロフは8月12日に評論し、すでに終わった国際軍事競技種目の中で、ロシア軍代表チームのパフォーマンスは出色で、競技参加車両グループの用いた時間は最短、射撃成績は最も良く、技術装備と職業技能に頼って勝利を獲得した、と指摘した。

国際軍事競技審判長のゲーバチェンコ少将は8月12日に競技の状況に対し段階性の総括を行い、すでに行われた種目の結果を根拠に、競技参加代表チームの団体成績ランキングの上で、ロシアが第1位におり、中国が第2位で、カザフスタンが題3位である、と指摘した。

8月9日の「砲兵射撃名手」競技第1段階の単一車両競技の成績によれば、中国がランキング第1位で、ロシアが第2位(1秒立ち後れ)、ベラルーシが第3位、ベネズエラとアンゴラが並列で第4位である。当日イェイスクではさらに「防空戦闘名手」競技が行われ、ロシア、ベラルーシ、中国、エジプト、ベネズエラ、パキスタンの選手が競技に参加し、結果としてロシアチームのパフォーマンスが最も良く、ランキング第1位で、ベラルーシが第2位、エジプトが第3位だった。

8月10日までの13種目の国際軍事競技種目の中で、「防空戦闘名手」、「カスピ海カップ」、「広大水域」、「航空ダーツ」、「自動車名手」競技はすでに終わった。当日さらに「カスピ海競馬」、「砲兵射撃名手」リレー競技段階の競技が行われ、「航空降下小隊」競技はリャザンで追い越し競技が行われ、「偵察尖兵」はノボシビルスクで「偵察分隊集結地域進入」段階の競技が行われ、一方「戦車両項目」、「スヴォロフ突撃」、「案全路線」、「安全環境」種目は新たな競技前の準備活動を行っている。「砲兵射撃名手」競技の中で、あらゆる代表チームは優勝の栄誉のために激烈な争奪を展開し、ロシア、中国、ベラルーシが各自本国の装備を使用して競技に参加したことが競技をより激烈なものにし、各チームは3つの砲兵分隊を派遣して競技に参加した。ベネズエラの軍人はロシアの装備に対し高い評価を与え、来年継続して国際軍事競技に参加する準備をすると表明した。

8月11日にイェイスクで、各国のミサイル兵が「防空戦闘名手」競技の中で同様に激烈な争奪を展開した。各競技参加チームは戦車場障害を突破し、携帯式対空ミサイルシステムを使用して「ホバリングするヘリ」の標的を破壊し、小火器を使用して射撃場の上の各組の標的に命中させ、突撃の形式を使用して統一された障害帯を越え、2つの小型空中標的を撃墜すべきこととされた。中国代表チームは自らの装備であるZBL-09装甲輸送車、「前衛-2」携帯式対空ミサイル、光学照準装置を配備した5.45mm自動小銃を使用した。最終的な射撃結果は、ロシアの装備の優越性を示し、ロシアチームだけが成功裏に3つ全部の空中標的に命中させ、ベラルーシは2つの空中標的に命中させ、中国チームは1つの空中標的にも命中せず、全部標的を外した。その他の競技参加チームはそれぞれ1つの標的に命中させた。(編集翻訳:林海)


 いくら何でもミサイルが命中しているのに失中の判定をするのには無理がありますから命中しなかったのは事実なんでしょうが、中国の携帯式対空ミサイルには性能上の問題があるんでしょうか。これまでの論調からすると「ロシアが電子妨害を行った」説が出かねない感じですが。ちなみに中国チームが5.45mm自動小銃をわざわざ使うとは考えにくく、5.8mmの誤りでしょう。もう1つ「戦車両項目」関連の記事です。

http://military.china.com/important/11132797/20150814/20191949.html


中国の96A、戦車決勝に進む 標的への打撃で3発命中せずきわどい難関通過

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「青旗を掲げる我が軍の708戦車が相手を追い抜きつつある」)

皆が期待する「戦車両項目」競技は現地時間13日午前戦火が再燃し、8カ国の代表チームがリレー競技の対決を展開した。最終的に中国チームは成功裏に包囲を突破し、第2位の成績をもって最後の決勝戦に進んだ。

これは4枚の決勝戦の入場券を争奪する淘汰の戦である。抽選の順序に基づき、カザフスタン、インド、アルメニア、セルビアがそれぞれ第1グループにおり、中国とロシア、トルキスタン、キルギススタンがそれぞれ第2グループとなった。ルール通り、それぞれの国の競技参加チームは3つの乗員組を派遣し、順繰りに同一の戦車を操縦し、相次いで長さ4kmのルートに沿って3周し、途中戦車橋、横に傾いた坂、水場、段差、土盛り、地雷原、対戦車壕など10の障害を越える必要があるだけでなく、さらに並列機関銃と火砲を使用して4回の射撃を完成させ、ひとたび失中が出現すれば、すぐに時間のペナルティあるいは余計に走行するペナルティが課され、最終的に用いた時間の長さによって各チームの順位が決定される。

10時頃、第1グループが率先して競技を開始した。カザフスタン、インド、アルメニア、セルビアを代表して出撃した4両のT-72B3戦車は、出発ラインの前に一列に並んだ。前に行われた単一車両競技の成績から見て、このグループの選手の実力に優劣はない。果たして競技がひとたび開始されるや各チームは追つ追われつとなった。膠着状態の中で、インド、アルメニア、セルビアの競技参加チームの戦車に相次いで故障が出現し、止むを得ず車両を交換した。カザフスタンチームは機に乗じて優勢を拡大し、安定した発揮に頼って第1番目に終点を突っ切った。

11時30分、中国チームの出場する順番が来た。強い日差しの下、青色の旗を掲げ、五星紅旗を塗装した第1集団軍装甲旅団の708号96A型戦車は、3両の同種のロシア製戦車の中でことのほか目を引いた。今回の国際競技唯一の自ら装備を携えたゲストチームである中国戦車は「中国の速度」で走り、「中国の精度」を出し、「剣は人に及ばず」の状況下で堅い包囲を脱することができるのか否か、人に期待させた。

第一のバトンで出撃する乗員は車長の侯鵬、砲手の陳小竜、操縦員の代田財からなった。記者は、「戦車両項目」競技開始から今まで、それぞれの中国チームの出撃で全てこの3人が先頭であることに注意を向けた。この旅団の旅団長である王向東はその中の戦術的意図を明らかにした。「第1周目の戦車は車両を暖める段階にあり、走る速度は上がらず、着実に行くべきで、過度に急な操作はしてはならず、そしてこの『鉄の三角』の突出した特徴は『穏』に他ならない。」

号令を発する人員の旗が振り下ろされるのと共に、4両の戦車は轟音を上げてスタートし、我が708車は急がず慌てず、相手についていく戦術を採り、第1周目が終わった時第3位に位置した。第2周目で射撃陣地に入ると、我が競技参加チームの射撃速度が速い特徴が充分に発揮され、並列機関銃を撃ち終わると第2位に追いついた。続くのは戦車行進間火砲横向き射撃で、ロシアチームは3発全部命中、我が708車はやはり時間がない中、同様に満点を出し、ほとんど完璧なパフォーマンスをもってスムーズに交代を完成した。

この時、タジキスタンチーム、キルギススタンチームはすでにはるか後方に置き去りにされ、一方ロシアチームも何百mか先んじているだけだった。第2バトンで走る車長の王春衛、砲手の王歓、操縦員の張躍は、平時の訓練がまさに708車の乗員というチームで、他人と比べて武器装備の操作コントロールが熟練していた。3人手を携えて一路猛進し、ゆっくりと前の車との距離を縮小していった。だが意外にも火砲射撃部分で3発の失中が出現した。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「グループ3位を取得した我が軍の708戦車」です。)

それだけではなかった。第3の車両チームが第1周目を終え、ロシアチームの火砲射撃も1発も命中せず、ルールにより同様に3周、全部で1,500m走るペナルティが課され、中国チームに追いつき追い越すチャンスを与えた。我が708車第3の乗員チームは穏の中に快(頑住吉注:中国語では速いという意味)を求め、標的を破壊し障害を越えることごくスムーズで、全速で追撃し1発の失中もなく、終点到達時わずかな隔たりでロシアチームに立ち後れているだけだった。

グループ2位にいたが、提示しておくに値するのは、今回のリレー競技で我が軍の96A型戦車が再度あらゆる試練に耐えきったことである。708車は故障ゼロで全過程を走り終えたが、インド、アルメニア、セルビア、タジキスタン、キルギススタンといった5カ国が用いたT-72B3戦車にはいずれもエンストが発生した。

最終的に、中国チームは第2グループ総合評価第2位の成績をもって、ロシア、カザフスタン、セルビア代表チームと手を携えて4強入りした。2015年ロシア国際軍事競技のフィナーレを飾るドラマである「戦車両項目」は8月15日の全競技閉幕当日に究極の決戦を上演する。

さらなる情報:現地時間8月13日昼、「案全路線」競技がロシアのクストヴォ市210訓練センター標的場で終わった。我が第41集団軍機動歩兵師団の将兵はロシア、ベラルーシ、エジプト代表チームと同じ場で競技し、相次いで工兵、船橋、障害排除の3つの班の激烈な勝負を行い、中国競技参加チームは船橋班第1位、障害排除班第1位、総合評価第2位を獲得した。競技中、中国の競技参加将兵は全過程で20分18秒の時間を用いたが、時間のペナルティ3分間と裁定され、成績は23分18秒だった。ロシアの競技参加将兵は陸上の4つの対人地雷を排除する時、「神奇のよう」に30秒の時間を用いてすぐ作業を完成させ、最終成績は21分58秒で、第1位を獲得した。


 最後のはひょっとして対人地雷の位置が他国のチームには知らされないのにロシアチームは知っていたために異常に速かったということを匂わせているんでしょうかね。






















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