殲ー20の空中給油方式が明らかに

 ちょっと我田引水気味の論理展開にも感じますが。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-08-25/218534_2389586.htm


殲ー20はソフトチューブ給油を使用することが確定 受油コンパートメント特写画像が明るみに

最近、殲ー20戦闘機が伸縮可能なソフトチューブ給油システムを使用している画像がメディアの広範な関心を引き起こした。この画像は殲ー20戦闘機の機首右側にソフトチューブ受油プラグがあるのをはっきり示しているとされる。この機はF-35に似た伸縮可能なソフトチューブ構造を採用し、そのカバー板の外観は同様に受油プラグを使用するF-35Bによく似ている。我々はこの種のレイアウトの目的も艦載機としての設計と関係がある可能性がある、と推測する。

一部の軍事愛好家は、殲ー20がソフトチューブを使用する理由は以下の4点かもしれないとする。1、ハードパイプ技術がまだ難関を突破しておらず、現在国内に装備に適した機種のプラットフォームがないことを考慮した。 2、殲ー10戦闘機受油プラグの設計思想を流用し、設計のリスクを減少する。 3、機首受油プラグのレイアウトを使用すると、さらに艦載機を設計する時に機体中部の構造を改修する必要がなく、設計の負担軽減に有利である。 4、機首受油プラグの設計は艦載機受油の必然の選択であり、ハードパイプ給油は艦載機に決して適用されず、これは国際的に通用している慣例である。(画像のソース:飛揚軍事)

(頑住吉注:2ページ目)我々は、現在世界の戦闘機に通用している空中給油方式には2種類があることを知っている(頑住吉注:私ゃ知りませんけどね)。すなわち、1つはハードパイプ給油、もう1つはソフトチューブ給油である。一般的に言って、ソフトチューブ給油はハードパイプに比べ性能がやや劣り、一方においてはドッキングが面倒で、飛行員の非常に大きな精力を消耗する。もう一方においては給油速度がハードパイプの2/3〜1/3でしかなく、さらに非常に長い給油過程全体で飛行員はずっと高度に緊張して戦闘機の姿勢や相対的位置をコントロールする必要がある。だが給油する機体の重量が大きくなるにつれ、姿勢コントロールを常に変動させる必要がある結果がもたらされるため、ハードパイプ給油に比べより大きな精力と時間を消耗する必要がある。殲ー20が効率のより低いソフトチューブ給油を採用したのは、一方においては我が国のハードパイプ給油技術がまだ未成熟だからで、他方においては殲ー20戦闘機が海軍戦闘機の要求に適応するため、ソフトチューブ給油システムの使用は必然的な選択でもある可能性がある。

(頑住吉注:3ページ目)殲ー20戦闘機受油コンパートメントの位置、ディテールを示す画像。受油コンパートメントのゲートの位置がコックピット下面にあり、折りたたみ開閉が可能なコンパートメントのゲートがあるのが見える。

(頑住吉注:4ページ目)殲ー20戦闘機の受油パイプコンパートメントのゲートの合わせ目がはっきり見えるのに注意。

(頑住吉注:5ページ目)アメリカ空軍がハードパイプ給油を使用する主要な原因はハードパイプの給油圧力が高く、ゆえに給油速度が速く、およそソフトチューブの3倍以上だからで、この種の快速給油能力は給油量がずっと多くなる大型機に給油する必要からで、例えばアメリカ空軍が装備する戦略爆撃機の給油はソフトチューブに頼ったのでは遅すぎである。またアメリカ海軍がソフトチューブ給油を使用するのは、ソフトチューブ給油の適応性が強く、単に固定翼機に給油できるだけでなく、さらにヘリにも給油できるのである。アメリカ海軍は大量の艦載ヘリを装備しているので、この能力は持つことが必須である。次にアメリカ海軍艦載機は全て戦術機であり、空軍のような大型機に給油する必要はなく、給油速度がちょっと遅いソフトチューブは何ら大問題ではないのである。F-35B/C型がソフトチューブ給油を使用するのは典型的な海軍戦闘機の必要性によるもので、殲ー20戦闘機がもし艦載戦闘機になる必要があるとしたら、やはりこの種の設計思想に符合することが必須である。

(頑住吉注:6ページ目)F-22戦闘機はハードチューブ給油システムを使用するが、1つの比較的良好なメリットはその受油口が機の背部に配置されていることである。この種の設計は機のステルス能力の向上に対し助けになり、少なくとも機の設計時、戦闘機の機首のステルスに関するいくつかの関連の措置を考慮する必要がない。

(頑住吉注:7ページ目)一方殲ー20戦闘機のソフトチューブ給油の受油プラグは機首右側に配置され、このことは機の前向きのステルス性に対しより高い要求を提出する。現在、我々は殲ー20戦闘機の機首より後ろ、コックピット右側に比較的はっきりした長方形のミゾがあるのに気付くが、これは伸縮式ソフトチューブ受油プラグの折りたたみカバー板であり、機の給油時、伸縮式受油プラグは機体の下から、折り畳まれた状態で飛び出し、空中給油を受けるのである。

(頑住吉注:8ページ目)一般的に言って、第3世代機は前向きのステルスを過度に考慮する必要はなく、その伸縮受油プラグは外部に暴露してもよい。だが、第4世代機は厳格に機のステルス性能を保証する必要があり、特に前向きのステルス性能がそうである。このため折りたたみカバー板を使用して受油設備を包み、機がレーダー反射面積を減少するのに有利とし、前向きのステルス能力を向上させるのである。

(頑住吉注:9ページ目)インド海軍とロシア海軍の次世代主力艦載機ミグー29KUBも伸縮可能な形式のソフトチューブ給油システムを採用しているが、その受油プラグは完全に外部に暴露している。機首のスペースは限られているので、折りたたみ機構のカバー板は機首の外に突出し、突起物を形成し、前向きのステルス性能を深刻に破壊している。

(頑住吉注:10ページ目)殲ー20は第4世代機として、ステルス性能は極めて重要な位置に置かれ、ソフトチューブの採用は「危険な一手」である。こうした受油設備に対するステルス挽回措置はきっと機体の全体設計に影響するが、海軍戦闘機の必要性を満足させ得るためには、この一手はあるいは引き合うのかもしれない。

(頑住吉注:11ページ目)アメリカ海軍と海兵隊はKC-130系列給油機を使用してF-18およびF-35戦闘機に給油する。中国戦闘機も類似の機を採用する可能性がある。

(頑住吉注:重要性が低い感じなんで以下省略します)


 知識不足で一生懸命訳したもののいまいち理解できていません。しかしこんな私にも分かるのは、ソフト、ハードどちらの方式も選択できるのにあえて問題のあるソフト方式を選択したのならその理由は艦載化ではないかと深読みするのも許されますが、「ハードパイプ技術がまだ難関を突破しておらず」、「我が国のハードパイプ給油技術がまだ未成熟だから」ハード方式が事実上現在選択できないのではその推測はそもそも成り立たない、ということです。












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