北朝鮮の諜報機関の実力は?

 北朝鮮が力を入れている分野なのは分かってますが。

http://military.china.com/news2/569/20160518/22674082.html


韓国メディア:北朝鮮の情報機構は非常に雑然 金正恩、反省し再編を決心

韓国連合通信社が4月11日明らかにしたところによれば、ある朝鮮偵察総局から来たとされる大佐が2015年に韓国に投降し、この人物は対韓国情報工作を担当し、地位は非常に高かった。韓国の消息筋の人物は、北朝鮮の軍隊、外交、外貨獲得などのエリート階層に相次いで「脱北」現象が出現していることにかんがみれば、北朝鮮最高指導者金正恩の統治の基礎には「動揺の兆し」があることを証明しているようだ、とする。

韓国の「朝鮮日報」は、偵察総局と総政治局、総参謀部はまとめて北朝鮮軍の三大実権機構と呼ばれ、偵察総局は秘密の戦線において北朝鮮政権のために功労を立て、韓米日などの国の情報部門の「強敵」であるとする。

「第二戦線」を開く

元駐韓米軍司令のボニスディールが明らかにするところによれば、1960年代には早くも、「主体思想」を堅持する北朝鮮は、ソ連も中国も第二次朝鮮戦争の勃発を希望せず、自らのみの力に頼ったのでは韓国に対する大縦深進攻を遂行しかつ韓米連合軍の反攻を圧倒することのできる「近代化された通常軍隊」を完成させるのは難しいと意識するに至った。このため自国に合ったやり方を採用し、米韓敵対勢力を震撼させ得る「先鋒軍」の建設が必須で、しかも「人の質」を強調する情報および特戦部隊が平壌の注意を引きつけた。

1962年12月10日、金日成は朝鮮労働党中央委員会第4回五中全会で「四大新軍事路線」を宣言した。すなわち「全国人民の武装化」、「全国の土地の要塞化」、「全軍の幹部化」、「軍事の近代化」である。あるアメリカ中央情報局当局者は、物質的基礎がない北朝鮮が「新軍事路線」を提出するのは、非常に大きな程度上「弱勢戦略」で、「『全国の要塞化』によって、生産設備や部隊に対し防護を提供し、かつ『全軍の幹部化』を強調するのは、実は伝統的な『一騎当千』思想のリニューアル版で、特殊任務部隊の通常戦争および非通常戦争の中での地位が突出している。」ことに注意している。

米韓から見て、北朝鮮の「新軍事路線」の核心は韓国において「第二戦線」を開こうとすることで、目的は綿密な偵察諜報活動によって、韓国国内の左翼勢力の裏切りを扇動すること、および「必要な時」特殊兵を浸透させてパニック、混乱を作り出し、相手の国家機構の麻痺をもたらすことである。この戦線は全方位で、戦略、戦役、戦術レベルの闘争を包括し、このことは北朝鮮に厳しい試練に耐える秘密戦力量を有することを必須として要求する。

韓国の「北韓情報センター」ウェブサイトの言によれば、金日成の時期、北朝鮮の情報機構は非常に雑然とし、主に国家安全防衛部、労働党系統の統一戦線部、対外連絡部、対外情報調査部、作戦部、人民武装系統の防衛司令部、偵察局などがあり、秘密工作方面に「屋上屋を架す」の現象があった。

2009年2月、朝鮮国防委員会委員長の身分である金正恩は反省し決心した。最も対韓国工作経験を持つ人民武力部偵察局を偵察総局に拡張編成し、元々の労働党作戦部、労働党35号室(対韓国活動を担当)および国防委員会政策室(軍事会談)など対韓国機構は全部偵察総局によって吸収され、結果的に対韓国情報収集や秘密活動などの件を統一管理した。

偵察総局は形式上北朝鮮軍総参謀部に隷属するが、実際には直接最高領袖に対し責任を負い、このため最も信頼できる責任者によって指導されることが必須である。韓国の「中央日報」は、初めて偵察総局局長に任じられた金英哲は金正日直々に指名した対韓国情報工作専門家で、かつて金正恩が金正日軍事総合大学で学んでいた時の指導教官でもあり、軍事知識の教授を担当し、金正恩に対する影響力が非常に大きい、とする。

偵察の実力は米日韓に負けず

多くの人の眼中で、北朝鮮は数十年西側の制裁を受け、その情報機構の装備は非常に立ち後れているかもしれない。だが事実の上では、北朝鮮偵察総局は長年来大金を惜しまず、シンガポールの多くの西側のスパイ機材を販売および代理する会社を通じて世界で最も先進的なスパイ機材を購入しており、これには全世界の盗聴機能を持つ携帯電話、各種広角ミニビデオカメラやカメラなどが含まれる。こうした先進的な技術設備を利用して、北朝鮮の情報人員は迅速に捜索収集した情報を本部に送ることができる。

(頑住吉注:これより2ページ目)

カナダの「漢和安全保障業務評論」の報道によれば、科学技術の日進月歩と共に、北朝鮮が使用するこうした大量の民間用ミニ型無線電信受信発信設備、ミニ型ビデオカメラなどは機能の上ですでに専用スパイ設備と同列に論じることができ、かつ探知計測機材の捜索をかわすことができる。アメリカ中央情報局のある当局者はこれに対し非常に憂慮し、こうした先進的な民間用偵察、通信、成像機材や設備が全世界どこでも買えるので、西側の禁輸は北朝鮮の情報機関がその技術装備を更新するのを全く防ぎ止められない、と考える。また報道によれば、北朝鮮情報部門はとっくにソ連や東欧が生産したスパイ装備を淘汰しており、アメリカ、日本、韓国の同業者とレベルが同じ先進的なスパイ設備を大量に応用している。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学が主宰する「38度線」ウェブサイトの言によれば、北朝鮮は一貫して情報工作を重視し、多くの重要部門の指導者が「情報畑」出身である。北朝鮮には高性能の偵察衛星がないので、人力による情報捜索収集を非常に重視し、このため膨大な情報部門を建立している。

香港の「アジア太平洋地域安全保障業務」誌は次のように考える。他国の情報部門とは異なり、北朝鮮の情報捜索収集方式に対する制限は比較的少なく、情報をキャッチすることができさえすれば、容易に危機を引き起こす手段も採用するだろう(武装浸透を含む)。また、北朝鮮情報部門は米日韓の同業者のように情報対象国で買収したり人員を発展させる時「人を見てメニューを変える」ことはせず、金に糸目をつけず、このため效果が非常に高い。

さらに重要なのは、インターネットの急速な発展と共に、北朝鮮がまた情報キャッチの重要なルートを増やしたということである。「中央日報」の報道によれば、北朝鮮は西側諸国のようにコンピュータやインターネットが普及しているのにはほど遠いが、北朝鮮がネットを通じ情報収集工作を実施する、および疑似戦争を展開する能力はそれにもかかわらず世界一流である。韓国国防科学研究所(ADD)の博士である辺載貞の説明によれば、偵察総局は専業の「ハッカー」組織を持つ。110号実験室で、その任務は韓国、アメリカ、日本などの国の軍事機関のコンピュータネットワークに侵入し、秘密資料などを盗み取り、情報流通体系をコントロールすることで、同時に必要な時はコンピュータウィルスをまき散らし、コンピュータネットワークの麻痺をもたらす。辺載貞は、「北朝鮮ハッカーの能力はすでにアメリカ中央情報局の水準に到達し、しかも高性能コンピュータを利用した高速データ通信が実現できる。」と考える。

韓国が工作の重点

韓国軍は、北朝鮮の情報機構は対韓国工作を重要中の重要事と見ており、いくつかの活動は韓国政界の「地震」さえ引き起こす、と言明する。

2008年7月15日、韓国京畿道地方警察庁と韓国国軍機密業務司令部は、韓国版「マタ ハリ」を逮捕したと言明した。北朝鮮の女スパイ袁正華は、全韓国を驚愕させた。日本も何度も北朝鮮スパイが日本に浸透し日本人を拉致し、もって北朝鮮スパイ訓練の中の日本語教師に充当したと非難している。

韓国と日本は北朝鮮スパイに対し異常に敏感で、長年惜しむことなく大量のマンパワー、マテリアルパワーを動員して防備を行っている。韓国の「朝鮮日報」の報道によれば、韓国は北朝鮮に近い江原道、京畿道、忠清南道一帯に数万の準軍事部隊を配備し、専門の対浸透装備を配備し、さらにアメリカ情報機構の専門家を招聘して対スパイ顧問を担当させている。日本の防衛省も本州、九州沿岸の多くのところに自衛隊を配備し、北朝鮮スパイや武装人員が発動する可能性がある浸透活動を防止している。こうした部隊はいずれも先進的なレーダーや光電子設備を装備し、もって日本の海岸に接近するスパイ船を偵察する。また、日韓の同盟国であるアメリカも北朝鮮スパイの防備に対しあえて油断しない。アメリカは日韓両国の対スパイ機構や軍に向け経験を伝授するだけでなく、専門の偵察設備を提供し、日韓に駐留する米軍基地に対しても厳しく警戒している。

米日韓は知恵を絞り尽くしているものの、時々暴露される「北朝鮮が情報を先に知っていた」事件はそれにもかかわらずこの三国をことのほかばつ悪くさせている。日本の「週刊時事」の報道によれば、2013年のある時期、北朝鮮の前方の軍団の動向がずっと謎になり、逆に米韓の絶対秘密クラスの軍事行動がしばしば北朝鮮に事前に察知され、例えば韓国に赴いて演習に参加するアメリカ空母「ニミッツ」号がまだ釜山埠頭に接近しないうちに、もう北朝鮮当局によって事前に明るみに出されたが、この行動が純粋に「ハイレベルの機密」に属したことを知る必要がある。これだけではなく、米韓のいくつかの高規格武器試験および部隊の守備交代情報も北朝鮮によって「晒し出された」。韓国のKBSテレビ局はかつて次のように明らかにした。米韓連合司令部と韓国国軍機密業務司令部は協力して「内鬼」(頑住吉注:内通者みたいな意味があるようです)を追跡調査した。唯一の手がかりは釜山のある韓国旅行会社の従業員A某が5月初め「英語を用いて対話する2名の現地運転手」を招聘するという内容の投稿をアップして発表し、「アメリカ空母が近く入港し、運転手を招聘してアメリカの水兵を運ぶ必要がある」という内容だった。だが調査人員は、A某が犯罪を犯した可能性は高くなく、何故なら彼が招聘情報を発表する17時間前、北朝鮮国防委員会政策局スポークスマンがもう正確にアメリカ空母の行程を報道しており、このため秘密の漏洩源は探し出されていないはずだ、と考えた。「空母秘密漏洩事件」がまだ収まらないうちに、韓国軍対スパイ機構と国家情報院はまた、ある証拠が北朝鮮に向け絶対秘密の「5027作戦計画」の核心的内容を漏らした人がいることをはっきり示していることに気づき、その中の73ページの米韓軍隊の戦闘転換、武器配属位置などの情報内容がインターネットを経て北朝鮮に伝達されていた。

韓国の「週刊現代」は次のように指摘する。韓国・北朝鮮の情報戦の中には、各種情報の捜索収集活動を遂行するスパイもいれば、捜索収集された情報に対しふるい分けを行う情報分析官もいる。韓国に比べ、北朝鮮はより情報分析官の作用発揮に重点を置く。1996年、韓国はかつて「スパイ罪」をもって「モハメド ガンス」(音訳)という名の偽装スパイを逮捕した。彼の公然の身分は韓国檀国大学客員教授だったが、真の身分は北朝鮮情報分析官だった。明らかにされたところによれば、ガンスの元の名は鄭秀日で、北朝鮮外交官の家庭出身で、かつてエジプトのカイロのアズハル宗教大学で高度な学問を身につけ、後に北朝鮮外交官として中東で仕事をし、1984年命令を奉じて身分を変え、フィリピンに進入して仕事をしかつ最終的に同国の国籍を取得し、後に改名を経て韓国に進入し大学に勤めた。

韓国安全部は、鄭秀日はしばしば韓国の学生運動や労使の紛糾などの状況に対し整理分析を行い、報告書を執筆しかつ第三国を経て北朝鮮に伝え、このことは北朝鮮当局が正確に韓国国内の動向を掌握しかつ関連の措置を取る重要な依拠となった、と明らかにした。

鄭秀日はしばしば韓国メディアから韓米の軍事的動向を捜索収集しかつ分析レポートを書き、こうしたレポートは北朝鮮情報部門の高い評価を得た。(ソース:週間鳳凰)


 日本ではこの方面といえば拉致問題が話題になることがほとんどですが、日本人を拉致すれば高い確率で異常なことが起こったと判明するのに対し、誰にも知られないまま日本国内で活動を続けている北朝鮮スパイもたぶんいるんでしょうね。

















戻るボタン