シンガポールのステルス護衛艦

 1枚目の画像を見ると非常に先進的という印象ですが‥‥。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-04-30/223725_2488268.htm#pic


中国・シンガポール両国のステルス護衛艦を比較:差異は本当に大きい!

シンガポールの「Formidable」級ミサイル護衛艦の第1号艦

シンガポール国防省(MINDEF)は新型護衛艦の設計と建造のため「プロジェクト デルタ」を制定し、シンガポール国防科学技術局(DSTA)によって管理されている。2002年3月、シンガポール国防省はフランス艦艇建造局(DCN)に請負契約を与え、シンガポール海軍のために6隻の「Formidable」級多任務護衛艦を建造させた。これは決して単純な性質の購入契約ではなく、請負契約には技術移転計画が含まれ、第1隻目の護衛艦はフランスサイドによって建造され、その他5隻はシンガポール科学技術船舶社(STM)によって建造される。「プロジェクト デルタ」全体には、シンガポール国防科学技術局(DSTA)とシンガポール科学技術電子社(STE)が広範に参加する。

(頑住吉注:2ページ目)シンガポール海軍新型護衛艦「プロジェクト デルタ」は6隻の建造を計画している。第1隻目のRSS「Formidable」号の艦ナンバーは68、第2隻目のRSS「Intrepid」の艦ナンバーは69、第3隻目の「Steadfast」の艦ナンバーは70、第4隻目のRSS「Tenacious」号の艦ナンバーは71、第5隻目のRSS「Stalwart」号の艦ナンバーは72、最後の1隻であるRSS「Supreme」号の艦ナンバーは73である。

(頑住吉注:3ページ目)「Formidable」級の最初の2隻はすでにそれぞれ着工されており、現在建造が進行中である。2003年3月、第1隻目の「Formidable」号の竜骨がフランスのロリアン造船工場で据え付けられた。2003年11月、第2隻目の「Intrepid」号の竜骨がシンガポール科学技術船舶社の造船工場で据え付けられ、かつ鋼材の切断作業が完成した。

(頑住吉注:4ページ目)2004年1月7日、「Formidable」級第1隻目のRSS「Formidable」号はフランスのブルターニュ半島のロリアン造船工場で進水し、シンガポール国防大臣は進水式に出席した。次の一歩として作戦およびプラットフォームシステムの取り付け作業が開始され、試験航行は2004年12月に開始される予定で、2005年第2四半期にシンガポール海軍に引き渡されることになる(頑住吉注:これは当時の記述ですね)。全6隻の「Formidable」級護衛艦は2009年までに全部就役することになる。新型の「Formidable」級護衛艦は6隻の1972年に就役したドイツ製「シーウルフ」級ミサイル艇に取って代わることになり、こうした古くてトン数がより小さいミサイル艇はオペレーション寿命の極限に近づきつつある。

(頑住吉注:5ページ目)

設計

「プロジェクト デルタ」新型護衛艦の設計はフランスの「ラファイエット」級ステルス護衛艦の派生型だが、トン数はやや小さい。技術方面を参考にしているので、ステルス性能方面は「ラファイエット」級より優れている。レーダー、音響、赤外線、電磁方面では低い信号特性を持つ。高度に自動化、スマート化され、精密な総合作戦・艦船管理システムは「Formidable」級の船員総数をたった70名にさせている。「Formidable」級新型護衛艦は全長114.8m、全幅16.3m、艦高6.0m、満載排水量は3,200トンである(頑住吉注:「艦高」の意味は不明です。全高ならもっとずっと高いですし、水面から甲板までの高さか何かですかね。ちなみに検索しても「〜艦(の)高性能〜」とかしかヒットしません)。

(頑住吉注:6ページ目)

指揮コントロール

作戦管理システムはシンガポール国防科学技術局とシンガポール科学技術電子社によって共同で引き受けられ、シンガポール海軍の操作の需要に符合したものが用いられる。シンガポール国防科学技術局は戦闘システム集成の職責も引き受ける。シンガポール科学技術電子社は20インチの液晶ディスプレイ(LCD)を採用した標準操作集中コントロールプラットフォームを提供し、さらに総合通信システムを提供する。

(頑住吉注:7ページ目)

ミサイル

対艦方面では、「Formidable」級新型護衛艦はアメリカのボーイング社の「ハープーン」対艦ミサイルを装備することになる。「ハープーン」対艦ミサイルの射程は130kmで、アクティブレーダー制御誘導を使用し、227kgの弾頭を配備する。


防空方面では、ヨーロッパミサイル設計局の「アスター」15型対空ミサイルとフランス艦艇建造局のSYLVER垂直発射システムを採用することになり、フルセットのシステムは装備する弾薬が32発で、4セット8ユニットのSYLVER A43発射モジュールを使用する。「アスター」15型ミサイルは2段固体ロケットエンジンを使用し、非常に高い敏捷性と高い機動性を持ち、打ち込まれるああした末端機動および再攻撃模式を採用したミサイル、例えば海をかすめるように超低空飛行する対艦ミサイルを有効に防御できる。ミサイル防御模式の中の「アスター」15型の有効射程は15kmで、有人操縦飛行機および無人機防御の有効射程は30kmに達する。

(頑住吉注:8ページ目)

艦砲

「Formidable」級の主砲はオート メラーラ76mm/62型速射砲1門で、6kgの砲弾を使用し、射程は16km、発射速度は毎分120発に達する。

(頑住吉注:9ページ目)

対潜作戦

「Formidable」級の対潜作戦装備はEDO社の980 ALOFTS型アクティブ低周波数曳航ソナーで、潜水艦に対抗する遠距離探知計測および分類能力を提供する。ALOFTSには可変深度ソナー(VDS)x1が含まれ、曳航の主要部分は1組の曳航アレイを使用する。護衛艦は三連装の小型魚雷発射装置2基を装備し、Eurotorp A244S型魚雷を使用する。

(頑住吉注:10ページ目)

艦載ヘリ

「Formidable」級には1機の10トンクラスの中型ヘリを収容する能力がある。船尾のヘリ用甲板の大きさは22x16m(360平方m)で、降着ポイントは1つだけである。配備される機格納庫は完備されたヘリの支援・維持保護システムを装備する。「Formidable」級護衛艦はヘリの操作任務に用いるよう、わざわざ15名の機クルーメンバーを増加させている。シンガポール海軍は艦載ヘリの飛行を行うことになるが、こうしたヘリの乗組員はシンガポール空軍から来る。シンガポール国防省は艦載ヘリの選択を考慮しているところで、主な選択候補機種にはユーロヘリ社のクーガー、NH工業社のNH-90、あるいはシコルスキーS-70が含まれる。

(頑住吉注:11ページ目)

センサー

「Formidable」級はタリス社によって提供される「ヘラクレス」多機能レーダーを装備し、これは護衛艦の主要な監視レーダーである。「ヘラクレス」多機能レーダーは先進的なパッシブフェイズドアレイレーダー、3D捜索・火力コントロールレーダーで、F周波数帯で作動する。レーダーはメインマスト頂部のアンテナカバー内に装備され、遠距離空中/水上監視と武器コントロールに用いる。「ヘラクレス」レーダーは「アスター」対空ミサイルシステムと整合される。「Formidable」級護衛艦の水上捜索・ナビゲーションレーダーはTerma Scanter 2001型で、I周波数帯で作動する。

(頑住吉注:12ページ目)

推進システム

「Formidable」級護衛艦の動力システムは4台のMTU 20V 8000型ディーゼルエンジンを使用し、ディーゼル+ディーゼル(CODAD)組み合わせ配置を採用する。それぞれのエンジンの定額出力は8,200キロワットである。エンジンのダブルの軸は2つの5枚羽固定ピッチスクリューを駆動する。巡航速度は18ノット、最大速度は27ノットで、航続距離は7,200km(4,000海里)である。

シンガポール海軍の「Formidable」級新型護衛艦はシンガポールが自ら建造を行う初の中型艦艇で、シンガポール最大の水上艦艇でもあり、シンガポール海軍に遠洋作戦能力を持たせ始める。「Formidable」級の全体性能は非常にずば抜けており、東南アジア地域で最も先進的な水上艦艇となる。

(頑住吉注:後のページは全て「シンガポールの『Formidable』級ミサイル護衛艦の『ヘラクレス』レーダーの特写」もしくは「シンガポールの『Formidable』級ミサイル護衛艦の特写」です。)


 アップになると表面の波打ちが非常に目立ちますね。これってステルスのためにもあまりよくないのでは。タイトルが中国のそれとの比較になってるんで期待して読んだんですが全然比較してませんな。















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