フィリピン、いろいろな国から武器を入手することに成功?

 インドはじめそういう国は多いですけど。

http://military.china.com/important/11132797/20170606/30658151_all.html#page_2


まず中国の軍事援助を得、またアメリカの武器を受け取る フィリピン大統領豪語:反乱軍を殺し尽くす!

6月4日、フィリピン大統領ドゥテルテは南部の都市マラウィを占拠するイスラム武装分子に対し強硬な警告を発し、相手方が人質を殺そうと殺すまいと、武力進攻を発起し敵を殺し尽くすと言明した。そして最近ドゥテルテによって疎遠にされているアメリカは、適時にフィリピンのために新たな一連の武器を送ってきた。

中国日報の報道によれば、5月23日午後、フィリピン軍警察は情報を根拠にミンダナオ島のマラウィ市で「Mauteグループ」とアブヤサフの武装人員を捜索逮捕しようとし、結果的に双方の交戦を引き起こした。武装分子は多くの人質を取り、双方は現在依然対峙の状態にある。

フィリピン現地メディアは、現在衝突はすでに少なくとも187人の死亡をもたらしており、これには120名の武装分子、20名の一般民および38名の軍人と警察官が含まれる、とする。

中国日報は、現地時間6月4日、フィリピン大統領ドゥテルテは態度表明し、自分はこうした武装分子と談判を行わず、すでに軍が直接彼らを撃ち殺すよう命令した、とした。

ドゥテルテは語った。「私は談判したいか否か問われた。今私は君たちに告げる。君たちはあらゆる手持ちの人質を殺せばいい、だが私は君たちと談判しない。私の命令は君たちを射殺せよ、だ。」

ドゥテルテのこの態度表明は非常に強硬だが、彼は次のように言っている。捕らわれている一般民の安全を確保するため、軍は決して全く遠慮なく武装分子を爆撃はしない。現在すでに1,500名の住民が救出され、これとは別にまだ約2,000人が家の中に閉じこめられ、非常に多くの人はすでに水と食物の供給を獲得できなくなっている。

フィリピン当局は武装分子が一体どのくらいの一般民を人質として監禁しているのか確認できない。だが牧師のスジャノフはあるビデオの中で、自分とその他およそ200人が監禁され、その中には児童が含まれる、と語っている。

また、アメリカは5日フィリピンに向け新たな一定数の陸軍武器を引き渡し、これには4基のM134D機関銃、300挺のM4アサルトライフル、100門のグレネードランチャーが含まれる。これはアメリカのフィリピンに対する総額1.5億アメリカドルの長期兵器販売プロジェクトの一部分である。

アメリカ大使館はある声明の中で、こうした武器はフィリピン陸戦隊の対テロ能力を増強し、南部の都市で対テロ任務を執行中の兵士を保護することになる、と語っている。

別の角度から言うと、こうした武器はドゥテルテのアメリカに対するごく小さな勝利とも見なされ得る。先週金曜日、彼はかつてアメリカがフィリピンに売ってくれるのは全て中古の武器だと恨み言を言った。

「私はもはやアメリカからいかなる中古武器も受け入れないだろう。アメリカ人が我々に売ってくれるのは全てこの種の品で、私はもはや欲しくない。」

アメリカ方面の情報によると、今日フィリピンに引き渡されたこれらの武器は、全く新しいものに換えられていた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米軍がフィリピンに武器を引き渡し」)

2000年以来、アメリカはすでにフィリピンに向け総額8億アメリカドルの武器装備を販売済みである。これには無人機、ヘリ、アサルトライフルや各種戦闘装備が含まれる。

だが、アメリカはすでにその他の国から来る競争を感じるに至っている。ドゥテルテが極力味方に引き込もうとしつつある中国やロシアの他、フィリピンは今年もうすでに韓国とインドネシアから金額5億アメリカドルのジェット式戦闘機と海上補給船を購入済みである。

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フィリピン大統領ドゥテルテ就任後、アメリカとの間はどんどん遠くなっていると言える。先日、ドゥテルテはさらにもはやアメリカから来る中古武器は受け入れず、全く新しい軍事装備を購入し、悪の勢力を打撃する、とした。

原因に関してもごく簡単で、何故ならアメリカ政府がフィリピンに向け武器を販売する時は付加条件が非常に多いからである。かつ、「私は冷たい相手におべっかも用いない。私はよそから買うことができる」と語った。

イギリスメディアの報道によれば、ドゥテルテはミンダナオ島のある軍事基地で、次のように言った。「私が在任中のこの時期、私はアメリカから軍事設備を買わず、もはや中古の軍艦や武器はないだろう。もし倍の金銭を費やしても、私は全く新しいものを買おうとし、かつ市場をロシアと中国に移すことを考慮するだろう。」 かつ、彼らにはいかなる付加条件もなく、欲しいものを何でも売ってくれるからだ、とした。

先月、ドゥテルテは中ロ両国との連動が最も頻繁で、その中ではさらに中国といくつかの軍事貿易協定を締結した。またロシア訪問の期間もロシアといくつかの兵器販売に関する問題を話し合った。また、フィリピンは今年韓国およびイスラエルから全部で250億フィリピンペソ(約34.5億人民元)の軍事設備を購入する。

フィリピン空軍は2014年に総額189億ペソ(約25億人民元)をもって韓国から12機のFA-50戦闘機を購入し、今年年末までにあらゆる引き渡し作業が完成する見込みである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国のFA-50戦闘機(資料画像)」)

だがドゥテルテは前政府が締結したこの兵器購入案件に相当に不満で、かつ厳しく攻撃して、この種の「祝典のデモンストレーション用にしかできない」戦闘機を購入するのは、全くの金の浪費だとした。このため全世界の投資を担当する中国航空工業の子会社である中航国際社と関連方面の協力を行うつもりである。

FA-50はKAIとアメリカのロッキード・マーティン社によって協力して研究開発されたT-50金鷹高等練習機から改良され、イスラエルのELTA社が生産するEL/M-2032レーダー、翼端のミサイル搭載架、Link16データリンクを搭載し、短距離作戦任務に従事でき、最高飛行速度はマッハ1.5で、4.5トンの空対空および空対地ミサイルが搭載でき、かつ夜戦能力を持ち、フィリピンに入門戦闘機と見なされている。

先月、ある報道はフィリピンがイスラエルの「スパイク」対戦車ミサイルファミリーの「NLOS」型ミサイルを採用し、2016年にイギリスから購入したAW159「ワイルドキャット」ヘリを武装することを決定した、とした。NLOS型「スパイク」は、新型照準システムあるいはメカニズムによって射手の直視距離あるいは範囲内にない目標を打撃させるものを指す。

NLOS型「スパイク」の最大攻撃距離は25kmに達し得る。しかもその出色の「間接照準」能力のためそれに山川、建物などの後ろにいる目標が正確打撃が実行できるようにさせ、もって「山を隔てて牛を撃つ」の妙技を実現する。

こうした行動の中からはフィリピンがアメリカ以外の国と行う軍事協力を強化しつつあることが見て取れ、これはフィリピンがアメリカの「支配」から離脱しようとする決意をも体現している。フィリピンがこのようにすることは中国にとって嬉しいことだが、アメリカの勢力から徹底して離脱したいというのはおそらく一朝一夕のことではない。


 アメリカが中古兵器しか売らなかったわけではなくフィリピンの支払い能力からしてそれがいいだろうと勧め、これまでのフィリピンの政権もそれに同意してきただけなのでは。しかし以前はロシアや中国製よりは中古でもアメリカ製の方が総合的に上だったが、今では中古のアメリカ兵器より新品のロシア、中国製の方がよいというくらい質の差が縮まってきている、ということのあらわれかもしれません。

















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