中国の新型無人早期警戒機が出現?

 まだ不鮮明で全体像も見えない画像が何枚かあるだけみたいですが。

http://war.163.com/photoview/4T8E0001/91022.html#p=AQP6N9NQ4T8E0001&from=tj_review


アメリカメディア:中国の新型無人機はアメリカ空母への攻撃を指揮できる

最近、グローバルネット軍事は初めて我が軍の大型高空長航続時間無人機を明るみに出した。この無人機はメディアから「神雕」対ステルス先進センサー無人機とも呼ばれている。いわゆる対ステルスとは、無人機の機体に早期警戒レーダーを装備し、多くの早期警戒レーダーが共同で多ベース対ステルス無人機ネットワークを組成し、このネットワークを通じ空中のステルス作戦目標に対し追跡やロックオンを行う技術である、とされる。

(頑住吉注:2ページ目)理解されているところによれば、無人機を用いて大型センサーや早期警戒レーダーを搭載する理念は米軍によって1970年代にまず提出され、1990年代末期にロシアがコードネーム「針」の対ステルス早期警戒無人機方案を提出した。この方案は通常レイアウトの高空長航続時間無人機を採用して円盤状の早期警戒レーダーを搭載し、対ステルスセンサー無人機プラットフォームを組成するものだった。

(頑住吉注:3ページ目)外国メディアの報道によれば、中国は21世紀初めにロシアとこの対ステルス無人機につき深い交流を行っていたが、現在我々が見ている「神雕」大型高空長航続時間無人機はロシアの方案とでは非常に大きな差異がある。理解されているところによれば、中国の「神雕」大型高空長航続時間無人機は双胴・ウェイチェンレイアウトで(頑住吉注:日本語にない漢字を使った語で伸びた双胴の先を水平尾翼でつなぐ形を指すようです)、かつ大アスペクト比の主翼など先進技術を採用し、性能はロシアの方案よりはるかに上である。

(頑住吉注:4ページ目)専門家は、アメリカのノースロップ社は21世紀に初めにデラックスなステルス全翼+組合式連翼レイアウト(頑住吉注:画像の一番左のような形らしいです)の選択を開始したが、中国はこの種のレイアウトは難度が高すぎると考え、退いて双胴・ウェイチェンレイアウトを選択した、とする。現在見たところ、中国は技術に関する決策の上で優勢を取得した。何故ならアメリカの方案は今に至るもまだ風洞研究状態にあり、一方中国の同類型機はすでに初飛行に近づいているからである。

(頑住吉注:5ページ目)専門家は、我が国の大型高空長航続時間無人機は再度「カーブでの追い越し」を実現した、とする。少なくとも中国は以下の4方面で進歩を取得したことを示している。まず大アスペクト比の主翼で、この技術は大型遠距離無人機技術の重要な難点の1つで、米軍が研究開発するRQ-4グローバルホークはかつて世界最長最大の無人機主翼を持つ(ボーイング747の主翼の全幅に相当)ことで世に名が聞こえた。

(頑住吉注:6ページ目)「グローバルホーク」RQ-4Bの大アスペクト比の主翼、翼・機体融合体にはいずれも自動舗帯技術(頑住吉注:英語ではAutomated Tape Laying、略称ATLというようです)一体化成形が採用され、機体、翼・機体融合体の外皮は複合材料による生産を採用しており、製造技術や製造能力に対し極めて厳格な要求があり、もしメディアが言うように我が軍の神雕無人機の主翼の全幅がおおよそRQ-4Aに相当し、RQ-4Bよりやや小さいとすれば、全体として我が国が複合材料加工能力の上で長足の進歩を取得したことを説明している。

(頑住吉注:7ページ目)専門家の言によれば、もし高空遠距離対ステルス無人機が確かに共通型アンテナのレーダー型対ステルスプラットフォームを採用していたら、レーダーの機種、作動方式を改変するだけで、共通型設計を保持し、すぐ世界初の無人早期警戒機に変身することができる。

(頑住吉注:8ページ目)次は大型センサーの無人機への配置である。大型センサー、例えばレーダーアンテナ、電子設備などの機材の体積と重量は非常に大きく、いかにして無人機へのレイアウトを行い、かつ相互間に衝突がないようにするかは非常に複雑なシステム工程で、もし共通型アンテナ技術を採用していたとしたら、それはすなわち中国が早期警戒機レーダー技術の上ですでに突破を取得したことを説明する。現在見たところ、中国はすでに完全にこの問題を解決している。

(頑住吉注:9ページ目)当然より可能性が高いのは、高空遠距離対ステルス無人機自体を早期警戒機として使用できる、あるいはいわゆる対ステルスは隠れ蓑に過ぎず、あるいは一種の強調でしかない、というものである。現在のプロジェクト名は「高空長航続時間大型センサー無人機プロジェクト」であるとされ、もはやすでに対ステルスを一方的に強調してはいない。神雕無人機の研究開発は中国にどのようなメリットをもたらすのか? (頑住吉注:どうも話の流れがおかしい気がするんですが。7ページ目と8ページ目が入れ替わっているのかもしれません。)

(頑住吉注:10ページ目)中国にとって、神雕無人機の研究開発は我が軍の早期警戒機のプラットフォームの制限を完全に突破したということができる。KJ-2000はプラットフォームの数が制限されていること(頑住吉注:輸入したイリューシン大型輸送機を改造して作りますが輸送機自体の需要も大きく早期警戒機に多数は回せないということのようです)が原因で限られた何機かしか製造されていない。KJ-200はプラットフォーム(頑住吉注:国産の中型ターボプロップ輸送機)の制限を受け、性能上KJ-2000に及ばない。一方高性能のKJ-500はレーダーと情報技術の上ではKJ-2000より非常に大きく優れているとされるが、依然運ー9プラットフォームの性能の制限を受け、レーダーおよび情報技術上の優勢を十分に体現することができない。

(頑住吉注:11ページ目)しかも運ー8、9プラットフォームの高新機(頑住吉注:「高新〜号」という一連の特殊機シリーズがあります)は、輸送機の絶対主要のプラットフォームであり、生産能力が制限を受ける。大型の無人早期警戒機の開発はちょうどこの問題を解決することができる。次に神雕無人機の非常に大きな航続時間の優勢に関して、軍事専門家は神雕無人機の長航続時間能力に加えて操作人員が長時間空間が限られた機のキャビンにいる必要がないことは、ホットなポイントたる地域に対する24時間の絶え間ない監視コントロール能力の保持ができ、有人早期警戒機に比べてより良い、とする。

(頑住吉注:12ページ目)より少ない飛行機、より少ない空中勤務、地上勤務人員、ずっと少ない費用しか必要とせずにもう実現でき、この点は防空識別圏の監視、日増しに緊張する東海、南海情勢に対し、疑いなく非常に大きな優勢である。無人機を用いて米日の非常に高価な有人早期警戒機の貴重な機体寿命を消耗させることは、疑いなく非常に引き合う取引である。

(頑住吉注:13ページ目)軍事経済学とゲームの角度から、ステルス機の開発は費やされる費用は非常に大きいが、敵サイドにさらに大きな費用を費やしてステルス機対策をすることを強いるだろう。レーダーや対空ミサイルの増加によって防空体系をグレードアップする伝統的なやり方も実際上の効果が非常に限られる。中国が直面する複雑な地縁政治情勢にかんがみれば、これまでに直面したステルス機の圧力は主に東、台湾、東海の争い、米軍がグアム島に配備するB-2、(頑住吉注:変なところで切れており、しかも次の14ページ目に続いていません。飛ばして15ページ目先に行きます)およびアフガニスタンに配備されるF-22から来ており、さらに各種ステルス無人機がある。しかもF-35が日増しに成熟し、高速で生産され拡散するにつれ、中国がもし現有の対ステルスの考え方を堅く守っていたら、非常に長い国境線、非常に広大な国土に直面して費やされる費用は非常に大きくなり、受け入れられない金銭で対ステルスレーダーを配備する、これは明らかに非現実的である。

(頑住吉注:14ページ目)たとえ有人の早期警戒機が対ステルス機能の実現によって、ホットなポイントたる地域、脅威度の高い地域に対する24時間の監視コントロールを実現しようとしても、非常に大きな支出と損耗になる。このため、高空遠距離対ステルス無人機、別の言い方をすれば無人早期警戒機開発の切迫性が見て取れる。高空遠距離対ステルス無人機の使用への投入は、比較的低いコストをもって、ホットなポイントたる地域の持続的早期警戒、対ステルス機の需要を満足させ、危険度の高い方向の国土防空の需要を基本的に満足させることができる。

(頑住吉注:16ページ目)アメリカメディアは、アメリカの同類機であるRQ-180に比べ、「神雕」の設計上の任務は戦役偵察であって戦略情報ではないようで、このため敵サイドの防空システムへの直接浸透は必要とされない、とする。だが同時にその設計はそれでも一定のステルス特性を考慮しており、「神雕」の飛行高度は敵サイドの戦闘機の対応を非常に難しくさせる。

(頑住吉注:17ページ目)またその遠距離レーダーはこの機が中国の対艦弾道ミサイルのために目標情報を提供する時、「イージス」のたぐいの防空システムの迎撃範囲から遠く離れ、かつ空母を攻撃することを確保できる。「神雕」無人機はさらにデータリンクを通じて中国の地対空、艦対空ミサイルに向け情報を発信し、もってそれらがステルス機あるいはミサイルを迎撃するのに便とする。またこの機は敵サイドの地対空ミサイル発射器を有効に位置決定し、かつ中国の正確制御誘導ミサイルを誘導してこれを破壊することができる。


 明らかに順番がおかしい部分があって論旨も分かりにくいですが、中国が比較的安価な無人機を日本に接近させることを続けていれば対応する日本の消耗の方がはるかに大きくなるという指摘は重要ですね。
















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