中国の戦闘機関連2題

 まず殲ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20161214/30078258_all.html#page_2


台湾メディア、殲ー20は音声制御による操縦ができる、とする すでに空軍での就役を開始!

参考情報ネット12月14日の報道 台湾メディアは、最近、大陸のネット上に続々と2機の第5世代戦闘機殲ー20の尾翼にすでに5桁の部隊コードナンバーが描かれている画像が出現し、ロシア軍事工業総合体ニュースネットは、殲ー20はすでに解放軍空軍での就役を開始している、と報道した。

台湾の中時電子報ウェブサイト12月13日の報道によれば、殲ー20の正式な新塗装はこの戦闘機がすでに解放軍空軍入りして就役していることをはっきり示している。真の戦力形成までの距離がまだどれだけ長くあるかに関しては、依然機隊の数を見る必要がある。

報道は、殲ー20は第5世代多用途大型戦闘機で、2002年に研究開発され、第1機目の原型機は2011年に試験飛行を開始し、各種の開発に関する情報はずっと軍事専門家の関心を集めている、とする。飛行機の各種資料やディテールは対外的に発表されず、各種情報を根拠にこの戦闘機の性能を分析するしかないが、推測によれば殲ー20はロシア製AL-31FNエンジン、あるいはAL-41F1Sエンジンを装備している可能性がある。殲ー20の機体の多くの箇所の設計はアメリカのF-22やロシアのミグ1.44の原型を参考にしている。つまりその外形は各国が開発したステルス戦闘機の様子を結合したものである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー20のスクリーンモニターらしきものが明るみに:タッチおよび音声によるコントロールができる」)

ロシア軍事工業総合体ニュースネットの報道によれば、大陸の第5世代戦闘機である殲ー20はすでに解放軍空軍での就役を開始している。大型戦闘機殲ー20の他、大陸はさらにもう1機種の第5世代戦闘機殲ー31を製造している。殲ー20に比べ、これはより小型の戦闘機であり、2台のロシア製RD-93エンジンを搭載し、その研究開発過程は、決して殲ー20ほどスムーズではない。将来の殲ー31は開発中の空母とコンビネーションしてこれに搭載され、新たな空母艦載機になる、という説がある。

台湾の中時電子報ウェブサイトは12月13日さらに報道し、昔、もし軍事マニアにまだ印象があったらだが、大スターであるクリント イーストウッド主演の「ファイアーフォックス」が描写したのが他ならぬ当時のソ連が開発した戦闘機であり、ロシア語を用いて機上の各種装備、甚だしきに至ってはミサイル発射をコントロールしできた。このような先進装備が、持続的に改良されている殲ー20の中にもある、とした。

蘇州のある電子工場が対外的に発表したところによれば、殲ー20機上のメインスクリーンは音声によって各種の制御や調整が行え、つまり手動操作を利用する必要なくもう飛行機がコントロールできる。

報道は、現在の殲ー20の作戦半径をもってすれば、おおよそ2,000kmを超えることができ、つまりそれを東南沿海に配備しさえすれば、南海、台湾、甚だしきに至っては日本の一部領空さえ殲ー20の作戦半径の中となる、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー20機は未来の船上の需要に適応する、中国によって自主研究開発される新世代ステルス戦闘機である」)

だが、11月初めにやっと珠海航空展で正式にお目見えした殲ー20には、まだ多くの外界の突っ込みを受ける部分があり、これには過度に大きな機体、F-22やT-50ステルス戦闘機に比べより立ち後れたレーダーシステムを使用する、非常に大きな機体はレーダー上での反射面積もその他のステルス戦闘機に比べより大きいことが含まれる。F-22を含めすでに採用されているいわゆる「ベクトルエンジン」は、敵機に直面して非常に短時間内に方位を改変できるが、殲ー20はまだ伝統的なエンジンである。機動性能上殲ー20はまだ米ロが新たに設計したステルス機と比較できない。

報道は、殲ー20が優勢を占める部分は国産戦闘機なので、欠点が全て就役後改良しかつ洗練することができることにある、とする。


http://military.china.com/important/11132797/20161213/30076886_all.html#page_2


香港メディア、殲ー11Dはすでに国産エンジンを採用、とする:もはやロシアに依存せず

参考情報ネット12月13日の報道 香港メディアは、軍事ウォッチャーは、期日通りロシアのエンジンが獲得できず、自らの技術を研究開発することを迫られた後、中国は新型殲ー11Dを登場させる準備を整えたとしている、とする。

香港の「南華朝刊」ウェブサイト12月12日の報道によれば、分析者は、中国はターボファンエンジンとレーダーシステムの上で進歩を取得し、このことは北京の新世代戦闘機がもはやロシアのエンジンに依存しないことを示している、とする。

長年の談判を経た後、中国とロシアは去年24機のスホーイー35戦闘機を購入する協定を締結した。

報道は、中国はかつてこの協定が48台の117Sエンジンの引き渡しを含むことを希望し、このことはこのエンジンを殲ー20など更新型戦闘機に用いることができるようにするはずだった、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の殲ー11戦闘機が任務を執行中(イスラエルの「国防最新情報」オンライン雑誌)」)

だがロシアの煩瑣でのろいプロセスは中国が既存のスホーイー27戦闘機に対しグレードアップを行い、かつ中国自らのスホーイー35変種を研究開発することを迫った。つまり殲ー11Dである。殲ー11Dは沈陽飛行機工業(集団)有限会社によって製造され、去年4月29日に初飛行を行った。

報道は、最も顕著な改良はレーダーシステムに関しててで、移動しない状況下で異なる方向に指向できるコンピュータ制御アンテナ1本が増加し、かつ機体により多くの複合材料とステルス塗料を使用して重量を軽減した、とする。

初飛行はさらに殲ー11DがWS-10エンジンを使用していることを示し、これは中国航空工業集団社の子会社によって自主研究開発されたターボファンエンジンである。中航工業は沈陽飛行機の親会社でもある。

報道は、7月の年度報告の中で、中航工業は去年同社は400台あまりのWS-10エンジンを引き渡したとし、このことは殲ー10および殲ー11戦闘機がもはやロシアのエンジンを必要としないことを説明している。

軍事雑誌の「漢和アジア安全保障業務」編集長の張毅弘は、中航工業傘下に新たに成立した中国航空エンジン集団社はエンジン研究開発資源を一体に集中することになる、と語る。

張毅弘は、「外界は一度中国のエンジン研究開発の速度を低く見積もった。事実としては、中国はここ2、3年内にエンジンの研究開発に相当多く(の資源)を投入した。」と語る。

業界ウォッチャーは、北京は2010年から2015年の間に約1,500億人民元を投入済みで、自らの戦闘機のエンジン研究開発に用いている、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー11戦闘機が高原をパトロールする時妨害弾を投下する。」)

マカオの軍事視察員である黄東は、殲ー11Dプロジェクトは沈陽飛行機がライバルである成都飛行機工業(集団)有限責任会社と「良性の競争」を展開することを助け、成都飛行機は中航工業の下に属する別の会社で、殲ー9、殲ー10、殲ー20などの戦闘機を研究開発した、と語る。

黄東は、「中国は成都飛行機集団社に中国の戦闘機製造業を支配させたくはなく、アメリカのボーイング社とロッキード・マーティン社の間のような良性の競争を建立することを希望しているのかもしれない。」と語る。

殲ー11系列の他、沈陽飛行機集団社はさらに中国初の空母遼寧艦に搭載する殲ー15および殲ー16や殲ー31戦闘機を研究開発している。

報道は、中国はさらにより先進的なエンジンを研究開発中かもしれない、とする。WS-10は先月珠海航空展でお目見えしたが、この時の公開展示はこのエンジンが決して最先端の設計ではないことを説明した。


 まだまだの分野もあるようですが進歩が早いのは確かなようです。一方ボーイングとロッキード・マーティンは現時点においてまだ「良性の競争」が充分に機能しているのかなという印象を受けますが。ちなみに音声による制御で誤認識の問題はないんでしょうかね。



















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