「チベットに殲ー20配備」でインドが騒ぐのは神経過敏?

 まあ例えばよりにもよって尖閣諸島に一番近い基地に出現したら日本でも騒ぎにはなるでしょうけど。

http://military.china.com/important/11132797/20160905/23469307.html


インドメディア、中国がチベットに殲ー20を配備、と騒ぎ立てる 専門家、それは神経過敏、と批判

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「微博のネット仲間の情報によれば、国産第5世代戦闘機殲ー20が世界で海抜最高の稲城亜丁飛行場に姿を現した。」)

【グローバルネット軍事9月5日の報道 グローバル時報特約記者 張亦馳 グローバル時報記者 劉揚】 最近、インターネット上に出現したチベットの稲城亜丁飛行場で撮影されたとされる殲ー20戦闘機の1枚の画像がインドメディアの敏感な神経を触発し、インドメディアは殲ー20の「チベット配備」を、インドが中印国境に「ブラームス」ミサイルを配備する計画に対する中国の対抗行為として見ている。だが専門家は、この画像が撮影された時期はまだはっきりせず、もし殲ー20が就役しても、まず中印国境に配備されることはあまりありそうにない、とする。もし殲ー20が本当に亜丁飛行場に出現したとしても、高原性能試験を行っただけの可能性が高い。

殲ー20、「チベットに配備」?

インドのニューデリーテレビ局(NDTV)ウェブサイトは2日報道し、インド首相のモーディが中国に赴いてG20サミットに参加するのに出発する直前、1枚の画像が中国初のステルス戦闘機、殲ー20戦闘機が海抜の高いチベット自治区に位置する稲城亜丁飛行場に出現したことをはっきり示し、この飛行場は「アルナチャル・プラデシュ州地域」以東に位置する、とした。報道は、この画像は最近ツイッターおよび2つの安全保障業務ウェブサイト上に出現したが、この状況はちょうど中国が、インドがヒマラヤ山脈に沿って「ブラームス」超音速ミサイルを配備する計画に対し警告を発した後何日かで発生した、とする。報道は、インド軍は(インドが「ブラームス」を配備することに関する中国の)抗議を受け入れるのを拒絶し、かつNDTVに、「我々の脅威に関する判断と安全に関する関心は我々自身のことに属し、我々がいかにして我々自らの領土上に装備を配備して対応を行うかは他国とは無関係である。」と教えた、とする。

文章は、ネット上の画像は殲ー20戦闘機が防水キャンバスで覆われ、稲城亜丁飛行場に出現したことをはっきり示しており、この飛行場は海抜高度が1.4万フィート(約4,400m)を超え、世界で海抜最高の民間用飛行場である、とする。「殲ー20がこの飛行場に配備されたことはこの戦闘機が非常に高い高原の飛行場で操作できることを示す。空気の密度低下により、戦闘機の高原の飛行場での発着は燃料搭載量と弾薬搭載量が厳しい制限を受ける結果をもたらす可能性がある。」

殲ー20チベット出現に対し、インドメディアは非常に深い憂慮を感じている。報道は、殲ー20は双発ステルス戦闘機で、レーダーによって追跡され得る伝統的戦闘機に対する優勢は非常に大きい、とする。報道は、殲ー20は今年1月低速生産に入ったと考えられている、とする。現在、インドはまだいかなるステルス戦闘機も操縦したことはない。インドとロシア合作の第5世代戦闘機(FGFA)は依然数年を必要としてやっとインド空軍に装備でき、一方本土の「先進中型作戦飛行機」は依然製図版の上である。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは1ページ目と同じです。)

インドメディアは「神経過敏」

この画像を見た中国の専門家は次のように言った。この画像はネット仲間が最近ネット上にアップしたものだが、現在まだ画像の真実性および撮影時期は確認できない。外界は、殲ー20は近い時期に中国空軍への装備を開始すると考えているが、中印国境はごくはっきりと中国の殲ー20配備の最初の候補では決してなく、特にかの世界で海抜最高の飛行場は、環境が劣悪で、保障施設があまり健全ではなく、殲ー20の優勢を充分に発揮することもできない。もし中国がインドに照準を合わせて殲ー20を配備するにしても、それは殲ー20の平原の基地での維持保護、保障や作戦使用が全部成熟した後のことになる。また、中国がもしインドに照準を合わせて殲ー20を配備するにしても稲城亜丁飛行場には配備しないだろう。そこは国境との距離が近すぎ、比較的容易にインドの第一波の打撃に遭う。特にインドがもし「ブラームス」ミサイルを中印国境に配備したら、稲城亜丁飛行場はそれが照準する目標となる可能性が高い。

専門家は、もし殲ー20が亜丁飛行場入りしたことが最終的に実証されても、この機がそこに行った最大の可能性は依然高原性能試験を行い、今後の高原地域の作戦のために試験データと使用経験を累積するというものだ、と考える。中国のスホーイー27、殲ー10は現在いずれも高原作戦保障問題を解決済みである。通常ということで言えば、海抜の高い地域で戦闘機が発着すると、その戦闘機の離陸滑走距離は非常に大きく増加するだろうし、一方降着速度も内陸地の平原飛行場よりはるかに高くなり、操作および維持保護の上で平原の飛行場とでは非常に大きな差異がある。この角度から見て、インドメディアは殲ー20チベット出現に対し明らかにいささか神経過敏である。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「資料画像:中国の殲ー20戦闘機」です。)

インド軍、中印国境で頻繁に移動

専門家は、インドから見て、中国は疑いなくその最大の潜在的相手であり、このため中国軍の一挙一動は全てインドメディアを落ち着かなくさせるのだろう、と語る。だが実際上、中印国境地域で、インド軍の活動と配備は中国軍サイドに比べはるかに活発である。これにはインドが中印国境に山地打撃軍を配備したこと、アメリカから輸入したC-17およびC-130輸送機が頻繁に国境地域で発着していること、イスラエルから輸入した「Heron」無人機も主に中印国境に配備されていることが含まれる。少し前、インドはさらに「ブラームス」超音速巡航ミサイルをいわゆる「アルナチャル・プラデシュ州」に配備することを計画している。

比較すると、中国サイドの国境地域における配備や軍事活動はこれまでずっといつもごく自制的である。インドは現在まだ中国に対し最も脅威を持つ国ではなく、中印国境では時々対峙事件が発生するが、全体的に見れば相対的に安定しており、このため中国は決してあまり多くの注意力と資源を対インド方向に向けないのである。中国サイドの中印国境地域における装備の配備と演習等は多くが検証性のもので、主に経験を積み、高原作戦能力を高め、かつ威嚇能力を形成するためである。


 画像を見ても現時点で本格的に配備されているという感じは全くせず、「神経過敏」の方があたっている感じですが、「神経過敏」にならざるを得ない状況があることも分かります。
















戻るボタン