アメリカ、北斗システム攻撃を演習?

 中国が対衛星兵器でGPS衛星の破壊を狙っているという説がある一方で、アメリカも同じような構想を持っている、という話です。

http://military.china.com/important/11132797/20130617/17893584.html


外国メディア、アメリカ軍の宇宙作戦方案を明らかに 中国の北斗の攻撃を演習へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北斗衛星ナビゲーションシステムは中国が自ら研究開発したグローバルな衛星位置決定・通信システム(BDS)であり、アメリカのGPS、ロシアのGLONASSに続く第3の成熟した衛星ナビゲーションシステムである。」)

ロシアの「テイクオフ」誌、アメリカの「ワシントンポスト」などのメディアの報道を総合すると、アメリカはずっと他国に照準を合わせて宇宙作戦方案を制定したことを認めるのを拒絶しているが、最近その2項目の極秘宇宙作戦計画が明るみに出た。米軍は中国とロシアの宇宙行動に対し厳密な監視を行うことを望んでいるだけでなく、さらに3、40年後に宇宙母艦を登場させ、もって「絶対的な火力の優勢」を確立することを望んでいる。

極秘の「宇宙の怒れる火」計画が明るみに

ロシアの「テイクオフ」誌はある姓名を漏らされたがらない元アメリカ航空宇宙業界の人物の話を引用し、米軍には対外的に全く公開されたことのない極秘計画があり、この計画のコードネームは「宇宙の怒れる火」であり、その主要な内容は軍民の科学技術力を動員し宇宙装備の研究開発を行うというもので、これには宇宙基地ミサイル、宇宙基地電磁兵器、自殺式衛星、宇宙基地運動エネルギー兵器などが含まれる。この計画に基づき、アメリカ国防省は2050年前後に宇宙軌道上に1〜2隻の原子力宇宙船(いくつかのSF作品の中に登場する宇宙母艦に類似)を配備し、もって対ロシア宇宙戦争の優勢を形成する、とする。

「テイクオフ」誌は、宇宙領域の厳しい競争の形勢にかんがみて、ペンタゴンは「宇宙の怒れる火」計画に微調整を行う準備をしているところだとする。すなわち2040年前後にはもう初の原子力宇宙母艦を配備し、2050年になれば3隻の宇宙母艦を配備し、かつ3つの「宇宙艦隊」を建設する、という。各艦隊はいずれも1隻の宇宙母艦、4機の宇宙飛行機、2隻の宇宙タグボート、1基の宇宙補給ポストからなる。これらの装備はいずれも地球から距離数万kmの宇宙軌道上を飛行できる。アメリカはさらに宇宙母艦上に通常ミサイル、核ミサイル、高エネルギーレーザー兵器、運動エネルギー兵器などの作戦装備およびいくつかの偵察施設を配備し、もって「多次元空間戦争勃発」時に中ロ両国の宇宙、空中、地上、海上の各タイプのミサイル、戦闘艦、衛星、宇宙船などの重要軍事目標を破壊するのに便とし、したがって「絶対の火力の優勢」を確立することを計画している。

「テイクオフ」誌は、「宇宙の怒れる火」計画の調整からは、米軍の宇宙戦争計画の主要な目標がすでにロシア一国からロシア・中国の2カ国に変化していることが見て取れる、と指摘する。ロシアと中国という2つの航空宇宙大国に照準を合わせ、米軍は宇宙の支配という方面で5つの目標を実現する必要がある。1つ目は米軍の飛行機が自由に宇宙に進出することの確保。すなわち宇宙船の発射と回収、および宇宙戦略輸送任務を自由に実施すること。2つ目は中ロ両国の宇宙活動を全面的に監視し、リアルタイムに中ロの宇宙における動向を了解し、中ロの宇宙飛行機の位置や特性を明確にすること。3つ目はアメリカおよびその同盟国の航空宇宙システムを保護し、中ロ両国の「妨害」を受けないようにすること。4つ目は中ロが「正当性なく」アメリカおよびその同盟国の航空宇宙システムを使用することの防止。5つ目は必要な時には中ロの使用するそれぞれの国自らの航空宇宙システムの使用を阻止すること。つまり中ロの宇宙活動を攪乱、破壊することである。

ロシアの週刊「専門家」の報道によれば、アメリカはずっと自分たちが他国に照準を合わせ宇宙作戦計画を制定済みであることを認めていないが、外界は普遍的に、この種の計画はとっくに存在し、しかも依然不断に米軍によって改良されているところだと信じている。

米軍、年末に「北斗への攻撃」を演習

ロシアメディアの推測に対し、アメリカサイドは回答を行っていないが、それにもかかわらず米軍の宇宙戦争に照準を合わせた準備作業は一時も停止したことはない。

アメリカの「Wired」誌の報道によれば、米軍は今年第2四半期から一連の「スペースセキュリティ」に関する演習の展開を開始し、その主旨はコンピュータネットワークを利用して攻撃を発動し、「敵サイド」のコンピュータシステムを破壊し、甚だしきに至っては「敵サイド」の衛星を破壊することである。このうち、今年年末に行うことが計画されるある演習は、「いかにして敵国の軍用衛星ナビゲーションシステムを打撃するか」を訓練することになる。

米軍の消息筋の人物が明らかにするところによれば、GPS独り勝ちの時代には米軍が主要に考慮したのは、いかにしてアメリカのGPS衛星を保護するかであり、他国のナビゲーション衛星を打撃することではなかった。だが現在の状況は全く異なっている。中国の「北斗二号」衛星ナビゲーションシステムの発達が迅速で、すでに解放軍の行動のために有力な支持を提供しているため、米軍はこの種のシステム打撃のために準備を整える必要があると考えている。

またアメリカの「ワシントンポスト」の報道によれば、米軍はさらに中国とロシアに照準を合わせ、多種の宇宙戦争の演習を展開することになる。これには主に2種の形式が含まれる。すなわち1つは宇宙情報戦で、これは宇宙領域で展開される情報の攻防戦である。米軍は中ロと電子戦、ナビゲーション戦、威嚇戦を含む宇宙情報戦を仮想している。もう1つは地上の宇宙(頑住吉注:管制)基地攻撃戦である。これは相手方の地上の宇宙基地の正常な運用を破壊し、相手方の宇宙への物資輸送、各種の遠距離機動作戦力量の運用を阻止し、直接相手方の重要な地上宇宙施設に対し攻撃を行うことを指す。宇宙基地は「宇宙軍」の根本的なよりどころであるため、敵サイドの宇宙基地の破壊は、往々にして問題を根本的に解決し、少ない労力で倍の効果を上げる作戦効果を達成できる。このため米軍は、これはアメリカが将来中ロと展開する宇宙戦争の1つの重要な作戦形式であると考えている。(「上海翻訳報」より抜粋)

(頑住吉注:以下のページのキャプションは本文から切り取ったもの、あるいは他の記事のキャプションを単純に持ってきたもので前提がないとそもそも何のことを言っているのかも不明なのものなので省略します。)


 我々としてはアメリカが絶対的優勢を確保することを望みたいですが中国の宇宙技術も進歩が著しいようです。関連の記事を紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20130618/17895710.html


アメリカメディア、神舟十号を評す:中国の航空宇宙は世界の先進レベルとの隔たりがまだ非常に大きい

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカメディアは、中国は航空宇宙に関し喜ぶべき成績を取得しているが、世界の先進レベルとの隔たりは非常に大きいと考えている。」)

【グローバルネット総合報道】 アメリカの「今日のフロリダ」ウェブサイトは6月16日、そのコラムニストジョン ケリーの文章を掲載し、中国の航空宇宙業の発展に対し評論を行った。ケリーは「今日のフロリダ」のために航空宇宙領域の報道に従事し8年にもなり、中国が先日発射した「神舟十号」宇宙船に対して彼は、中国は航空宇宙に関し喜ぶべき成績を取得しているが、世界の先進レベルとの隔たりはまだ非常に大きい、と評した。

ケリーは、中国の有人宇宙船がすでに極めて大きな成績を取得していることを認めている。6月11日、「神舟十号」の発射と「天宮一号」とのドッキング、および宇宙飛行士の宇宙ステーションにおける長時間滞在は、いずれも中国宇宙計画の重要なマイルストーンである。だが彼は同時に、中国がすでにアメリカに追いつき、しかももうすぐ超えるとはゆめゆめ考えてはいけない、と指摘する。(頑住吉注:この後の文、訳にはかなり自信があるんですがまるっきり内容が意味不明で混乱するんで削除します)

ケリーは、中国は確かに航空宇宙領域で見るべき成績を取得したが、宇宙発射技術がとっくに成熟した国、たとえばアメリカ、ソ連に比べれば、中国はまだ何十年も遅れている、とする。中国には国際宇宙ステーションのような大型軌道式実験室はなく、「神舟」系列宇宙船と単一キャビンの小型宇宙ステーションがドッキングしたが、その体積は何十年前のアメリカの「宇宙実験室」やロシアの「礼砲」号宇宙ステーションのたった1/10でしかない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

ケリーが見たところ、中国の人類宇宙計画の発展が加速し、同時に資金が充足し、あらゆるデータが中国は現在国際宇宙ステーションに参加している各国のレベルに追いつきそうだということを明示していても、十数年、甚だしきに至っては数十年の努力が必要である。このため各種の、中国がアメリカの宇宙の覇権に脅威をもたらすかもしれないことに関する政治的手管、甚だしきに至ってはメディアの騒ぎは、地縁政治知識が欠乏した選挙民を騙すため、「冷戦」思考を触発するため、NASAあるいは軍の宇宙計画に経費を勝ち取るため、のいずれかである。

またケリーは、中国がいつになれば太陽系探索のプロセスに加入できるのかに関しては、まだ非常に多くの問題が探求を待っている、と考える。大部分の問題は競争ではなく協力というレベルに基づくべきである。ちょうどアメリカとロシアのように。宇宙プロジェクト上、ロシアは一度アメリカのライバルだった。だが現在両国は逆に重要な協力パートナーである。(実習編集翻訳:胡金花、原稿チェック:仲偉東)


 極端な部分は省きましたがそれ以外にも意味不明な部分が多い「実習編集翻訳」による記事です。そもそも「『今日のフロリダ』のために航空宇宙領域の報道に従事し8年」のコラムニストの言うことにそんなに信頼がおけるとも思えないので、「中国の航空宇宙は世界の先進レベルとの隔たりがまだ非常に大きい」という部分だけ参考にしときますか。













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