中国特殊警察の10大装備

 テロ活動が活発になればさらに大きな役割を果たしていくことになるであろう特殊警察の装備に関する記事です。

http://military.china.com/important/11132797/20140508/18490687.html


中国特警の「10大装備」、欧米に肉薄 1人の装備30万を超える

中国の各省、市では最近続々と対テロ防備が強化され、北京、上海、広東などの大都市は次々に人の流れの密集する地点の安全保障を強化し、完全武装の銃を持った特警を派遣して当番で駐留して守らせ、また24時間の銃を携帯してのパトロールを実施している。香港の「文匯報」の文章は、特警が身に着けて携帯するスナイパーライフル、フラッシュライト、特殊警棒、催涙スプレーなどの「10大装備」の総重量は15s以上で、ちょっと体力が足りなくてもあまり長くは持ちこたえられないと信じられる、と分析している。近年特警の装備レベルは向上し、欧米などの国に肉薄しているとされる。

技能抜群、装備精良

文章は、頭には対暴動ヘルメットをかぶり、目には防護ゴーグルをかけ、体には防弾チョッキを着、手には防刃グローブをはめ、足にはニーパッドをつけ、足には作戦ブーツをはき、これらは全て都市特警の基本装備である、と形容する。内地の大都市の人の流れの密集した場所、駅や埠頭、都市の広場、重点部位の周辺には、しばしば特警がオフロード車、バイク、徒歩、そして定点守護などの方式でパトロールしているのが見られ、ある時にはさらに警察犬を連れている。

文章は、内地の特警の「特」は技能抜群、装備精良というところにあり、各項目の技能方面は全て一般の警察官より一段勝り、香港の「飛虎隊」同様警察の中の精鋭である、とする。内部関係者が明らかにするところによれば、特警はいくつかの特殊任務を担う警種で、専門に各種の特別に危険な任務を担う。例えば人質救出、テロ分子あるいは強大な火力武器のある犯人の包囲攻撃等々である。

1人の装備、30万を超える

文章は、特警は通常全身上下完全武装し、装備上よく保障することは特警の生命の安全の第1の防護であり、その全身の装備の価格も絶対に安くはなく、全部で30万人民元以上だろうとされ、一方新型対テロ暴動鎮圧装甲車は100万人民元以上である、と分析する(頑住吉注:個人用装備一式と装甲車の値段が3倍ちょっとしか違わないんですか)。

ネット上では通常、内地の特警の装備を「10大装備」としている。すなわち、銃器、催涙スプレー、警察用制式ナイフ、特殊警棒、防弾チョッキ、防刃手袋、フラッシュライト、警察用救急バッグ、手錠、警察用無線機である。当然この「10大装備」以外に対暴動ヘルメット、防護ゴーグル、さすまた、対暴動盾、防爆筒(頑住吉注:ある程度の爆発に耐えられる容器)、対テロ対暴動パトロール車、無線機なども特警たちに不可欠な重要装備である。

だが文章は、多くの装備の中で最も人の注目を引くのはやはり特警が携帯する銃器であると考える。ある軍事マニアは、特警は一般に95式5.8mmアサルトライフルを持ち、腿のホルスター内には92式9mm国内供給版拳銃を携帯している、と指摘する。具体的な任務執行時、通常スナイパーが使用するのは85式スナイパーライフルあるいは88式スナイパーライフルで、火力手は95式軽機関銃を使用し(頑住吉注:警察が軽機関銃って)、対テロ任務執行中はさらに携帯式レーザー目くらまし銃、クロスボウ、「猟人」捕捉ネット銃などの武器を装備することができる。

「スナイパーライフルは特警が特殊な状況下で目標を狙撃、射殺し、人質を救出する時に使用する銃器で、精度が高い、射程が長いなどの特長を持つ。拳銃は携帯に便利で、近距離で有効に目標を打撃し、かつ自身の安全を保護できる‥‥」 あるマニアは、特警の配備する弾薬の数は任務が変わるのにつれて変わり、一般に4つの自動小銃用マガジン、5つの拳銃用マガジンを携帯するだろう、とする。特警は拳銃、サブマシンガン、大型の小銃、各種武器いろいろがお手のものである。一般に5発の弾丸の射撃精度は最低で48環に到達しているとされる(満環は10環)。(頑住吉注:たぶん4発は満点圏に入り、1発がそのすぐ外の圏に入る、というような状態でしょう。しかし的の大きさも射撃距離も分からないのでは参考になりません。)

「后倒射撃」:1発で敵を制す

文章は、特警の銃を持っての射撃動作も専業訓練を経ており、彼らは犯人の襲撃してくる異なる方向に照らし、それぞれ立つ、膝をつく、横たわる、仰向けになる、小走りで前進しその後横たわるなど各種の射撃姿勢を取ることができ、もって「1発で敵を制す」の効果を達成する。特警の最も人を凄いと言わせるのはさらに「后倒射撃」ができることであり、すなわち立った姿勢から迅速に後ろ向きに地面に倒れ、だが視線と95式自動小銃の銃口はそれでも終始前方を向いている、というものである。説明によれば、これは脅威に直面した時に最も有効な防護と打撃の動作で、非常に苦しい訓練を必要とし、その後やっと熟練して運用できるのである。

説明によれば、近年特警はすでに徐々に勤務を執行する特警の装備が相対的に立ち後れているという問題を解決しており、欧米など国際的先進レベルと比較しての隔たりはすでに大きくなく、装備は特警の法執行、勤務執行、パトロール防犯、犯人逮捕時の戦闘力と防護能力を向上させ、士気高揚、犯罪活動を震撼させ打撃するのに重要な作用を果たしている。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「95式アサルトライフル」です。)

特警の10大装備の簡単な紹介

一、銃器

95式5.8mmアサルトライフル

95式5.8mmアサルトライフルはブルパップ構造のライフルである。一般にボックスマガジンによる給弾を使用し、それぞれの銃に5つのマガジンが配され、必須な時にはドラムマガジンによる給弾も使用できる。短いバースト射撃(2〜5発)が実施でき、さらに長いバースト射撃(6〜11発)および単発射撃が実施できる。この銃はバヨネット、バレル、ガス導入装置、照準装置、防護カバー、ボルト、撃発機構、ストック、レシーバー、マガジンなど11の部分からなる。

95式アサルトライフルは発射速度が速い、威力が大きい、射程が長いという性質を持つ。だが95式アサルトライフルには非常に多くの瑕疵が存在する。例えばボルトストップがない、プラスチック製マガジンが難関を突破していない、人間工学的に良くない、ハンドガードが短すぎ射撃安定性に不利である。

92式9mm拳銃

92式9mm拳銃はすなわちQSZ92式9mm半自動拳銃で、使用するのはDAP92式9mm硬質スチールコア普通弾薬で、規格は9x19mmである。口径は国際基準で、かつ国外の9mm「パラベラム」拳銃弾薬が共用できる。この弾薬は射撃密集度が小さい(25mの距離で20発の弾丸の散布円半径が60mmを超えない)、貫通力が小さい(50mの距離で1.3mm厚のヘルメットのスチール板を貫通した後、依然50mm厚の松板を貫通でき、一方その他の拳銃弾薬はいずれも鋼板を貫通できない)などの特徴を持つ。

88式スナイパーライフル

88式スナイパーライフルは口径が小さい、威力が大きい、精度が基準に到達できる88式小口径弾薬を初めてスナイパーライフルに用いた先例である。この銃が使用する88式5.8mm機関銃弾薬は1994年に設計定型に至り、同時に機関銃とスナイパーライフルに適用され、弾薬供給が便利である。

88式は50mの距離でその精度は1人民元硬貨サイズの目標への命中が保証でき、熟練した射手は爪楊枝さえ撃って切断できる! 100mの距離ではその散布円直径は30mmを超えず、敵の目への命中が確保できる。

二、特殊警棒

特殊警棒はゴム製グリップ、後部パイプ、中部パイプ、前部パイプ、球状のヘッドおよびロック金具などの部品からなり、反復伸縮回数は10,000回以上に到達可能で、抗打撃回数は1,000回を超える。その作用は広範で、攻撃性が強く、防護が厳密で、暴力行為を有効に阻止することもできるし、攻撃のブロック、叩き切る刃物や棍棒を防ぐこともでき、かつこれにより各種の特殊警棒防衛術を形成している。

三、催涙スプレー

催涙スプレーは重量がたった80gで、射程は4mの距離内で有効というもので、15秒連続噴射でき、個人単体に対応することもできるし、数人の集団に対応することもできる。だがその生命に危害を及ぼすことはない。

四、警察用制式ナイフ

警察用制式ナイフは切る、刺す、叩き切る、鋸のように切る、鋏のように切る、多機能ドライバーなど多種の実用機能を持つ。特警は警察用制式ナイフを用いて自衛、ガラスの破壊、障害物除去などの活動が行える。

五、防弾チョッキ

防弾チョッキは弾頭あるいは弾片の人に対する傷害を防護するのに用いる。防弾衣は主に衣服カバーと防弾層の2つの部分からなる。衣服カバーには化学繊維織物による製作が常用される。防弾層は弾頭あるいは弾片の運動エネルギーを吸収でき、低速の弾頭あるいは弾片に対し顕著な防護効果があり、人体の胸部、腹部に対する傷害を軽減することができる。

(頑住吉注:3ページ目)92式拳銃

(頑住吉注:4ページ目)88式スナイパーライフル

(頑住吉注:5ページ目)警察用防弾チョッキ

(頑住吉注:6ページ目)警察用ナイフ

(頑住吉注:7ページ目)催涙スプレー

(頑住吉注:8ページ目)特殊警棒


 日本にはアサルトライフルや増してや軽機関銃など警察には全く必要なく、平和でいいですね。

























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