ロシア空母「クズネツォフ」関連2題
シリアでどんな働きをするんでしょうか。
http://military.china.com/news2/569/20161024/23807704.html
外国メディア:ロシア空母、あるいは初めて実戦に参加か 新型艦載機を搭載
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシア空母艦隊がイギリス付近海域に進入」)
イギリス海軍の厳密な監視の下、ロシア海軍の「クズネツォフ」号空母艦隊は22日イギリス海峡を通過し、シリア海域にまっしぐらに向かった。今回ロシア空母は、ロシアと西側がシリア情勢が原因で関係が極度に悪化した背景の下に出動するため、西側メディアは、これは冷戦終結以来ロシアのこの地域における最大規模の自らの海軍の実力の顕示で、ロシア空母は甚だしきに至ってはここで初の実戦の試練を迎えるかもしれない、としている。
ロシアの「視点報」22日の報道によれば、ロシア空母艦隊がイギリス海峡を通過する時、イギリス空軍は2機の「タイフーン」戦闘機を派遣してロシア空母に接近させ、甚だしきに至ってはロシア艦隊を低空で飛び越え、かつ写真を撮った。同時にイギリスはさらに2隻の軍艦を派遣して追尾監視した。イギリス国防大臣は説明し、これはイギリスの安全を保証するためだ、とした。NATOの高級当局者は、ロシアには国際水域を航行する権利があるが、NATOはその行動に対し密接に監視する、とした。イギリス海軍専門家のニック チャイルズは、「ロシア空母艦隊の中の軍艦はいずれもすでに非常に長い時間就役しているが、依然人に非常に深い印象を残す。それらは強大な火力を持つ。」とする。
ロシアニュース社22日の報道によれば、今回のロシア空母艦隊は「クズネツォフ」号空母、「ピョートル大帝」号原子力動力巡洋艦、「セベロモルスク」号、「クラコフ中将」号大型対潜駆逐艦および多数の補給船舶が含まれる。ロシア連邦委員会国防・安全委員会第1副主席のケリンカヴィッチは、「クズネツォフ」号は近代化改装を完成させたばかりで、30機の各種飛行機を搭載し、これには最新型のミグー29KR、ミグー29KUBR、スホーイー33艦載機、Ka-27多用途ヘリ、Ka-31早期警戒ヘリ、Ka-52K武装ヘリなどが含まれる、とした。注意に値するのは、この空母上に搭載される新型ミグー29KR戦闘機が徐々に現役のスホーイー33戦闘機に取って代わることである。この新型艦載機はインドのために研究開発したミグー29Kを基礎に改良したもので、先進的な航空電子および武器装備を装備している。「艦載機飛行員がシリアの地上目標の打撃に参加することも非常に重要で、このことは彼らが実戦の鍛錬を受けるのに有利である。」
ロシアの「星々」テレビ局22日の報道によれば、ロシアの軍事分析者ヴィクター リトフキンは、今回の空母艦隊派遣は主にロシアのシリアにおけるテロ分子打撃行動の支持だ、とした。航行過程の中で、空母人員は各種訓練活動に参加し、艦載機は訓練し空母上で発着することになる。大西洋で、ロシア海軍人員はさらに射撃訓練を行い、かつ相互の協同作戦能力を演習訓練し、同時にロシアは必然的にさらに原潜を派遣して空母の行動に随伴させる。アメリカのCNN記者マシューは、ロシアがシリア沿岸に向け空母艦隊を派遣することは世界に向けて発する強烈なシグナルで、ロシア海軍には大規模作戦行動を展開し、かつはるかに遠い海域における軍事プレゼンスを保障する能力があるというものだ、とする。この艦隊は今回シリア海域に行き、必要な時はシリアのテロ組織の陣地に対し発動する空襲行動に参加できる。NATO事務局長のシュトルテンベルクは、「ロシアが地中海に空母戦闘群を配備するのに問題はないが、この空母戦闘群はアレッポに対する空襲に参加する可能性があり、これは不正常であり、我々を憂慮させもする。」とした。(柳玉鵬)
http://military.china.com/news2/569/20161024/23805791.html
ロシア唯一の空母が出征 一路黒煙を噴き「石炭船」と嘲笑される
参考情報ネット10月24日の報道 外国メディアは、ロシアの「クズネツォフ海軍上将」号空母が率いる大型攻撃艦隊が1週間前に北部のムルマンスク軍港から出発した後、この空母がノルウェー沿海から北海を経てイギリス海峡に達し、一路全過程で黒煙を吐いて航行する画像と動画がロシアの社交メディア上で熱烈な討論を引き起こした。人々はこの古い空母がまるで百年前の石炭船のようだと嘲笑する。
「ヴォイス オブ アメリカ」放送局ウェブサイト10月23日の報道によれば、多くのネットユーザーは、「クズネツォフ海軍上将」号空母のボイラーが一路噴出するもうもうたる黒煙は宇宙の衛星にも一目瞭然にさせ、NATOはレーダーを必要とせずもうロシア艦隊が発見でき、何十km離れてもう黒煙が見えるため、ロシアの艦載戦闘機はナビゲーション装置を配備する必要なくもう帰投できる、と語っている。
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:イギリス海軍戦闘艦が撮影した『クズネツォフ』号空母艦隊がノルウェー外海で演習を行っているところ。(画像のソースはネット)」)
ロシア空母艦隊の今回のシリア行きはロシア軍の強大な軍事力を見せつけるものと考えられている。だが多くの評論はロシア空母を帝政ロシア海軍の鉄甲艦になぞらえている。少なからぬ人はロシア空母を帝政ロシア艦隊が黒煙を吐く写真と対比を行った後、百年後のロシア海軍にはあまり大きな変化はない、と語る。
元ロシア副首相で、国家資産委員会主席のコッホは1905年に極東に行って日露戦争に参加した帝政ロシア艦隊の画像をネット上にアップし、帝政ロシアはかつてきれいな速決戦を幻想したが、歴史は繰り返すようだ、と語った。同様に黒煙もうもう、同様にイギリス海峡を通過、同様に戦いを好み戦意に満ちて軍事力を見せつける。だが当時後に起きた対馬海峡海戦の中で、帝政ロシア艦隊はほとんど日本海軍によって全滅させられた。
その他のネットユーザーの評論は次のように考える。ロシアは現在巨資を投じてを軍事領域に用いているが、ロシアには実は新たな大型軍艦を建造する金はない。多くの軍事費がプロジェクトの請負に参加するプーチンの友達によって自分のポケットに入れられてしまっており、ロシアがこの種の錆を生じた海軍軍艦をもってNATOに対抗することは人を可笑しくさせる。
エンジンが青息吐息
出発の前、ロシア空母は今年以来ずっと修理中で、かつシリアの任務完成後に第1回大修理を行うことを計画している。ウクライナメディアは、「クズネツォフ」号空母の設計には本来先天的な不足がある、と語る。ソ連解体直前、ロシアは空母が全部完成するのを待たずにウクライナ南部のニコラエフ造船工場から空母をこっそり持ち出した。20年あまり前からこの空母は使用時に問題が絶えず、非常に大きな一部分の時間、港の中に停泊して維持修理し、海上を航行している時間は決して多くはなかった。
報道は、ロシア空母最大の問題はエンジンにしばしば故障が起きることだとする。今回ロシア海軍艦隊は多くの大型タグボートを配備している。ある10年あまり前かつて空母上で就役した海軍将校は次のように語る。近代化された艦船は航行する時、非常に清く淡い煙しか排出せず、空母が航行時黒煙もうもうというのはエンジンが非常にまずい作動状態にあることを説明する。「クズネツォフ海軍上将」号空母は航行時艦隊の中のその他の軍艦と同速を保持するため、エンジンの作動がすでに極限に達し、年寄りのように隊伍に追いつくため青息吐息で小走りし、ぜいぜい喘いでいるのかもしれない。
ポテンシャルを消耗し尽くす
クナーゼ(頑住吉注:誰? 検索したところ元外務副大臣?)は、ロシア空母が黒煙を噴くことは艦上のボイラー、エンジン設備が非常に立ち後れていることをはっきり示している、と語る。ソ連解体後の20年あまり以来、ロシア海軍は依然この空母のために完備された陸上維持修理保障施設が建造できておらず、メンテナンスが良くないことは空母のポテンシャルをほとんどすでに消耗し尽くさせている。また、ロシアは過去空母を建造したことが全くなく、インドのために改造した空母も非常に不成功で(頑住吉注:そうなんすか?)、ウクライナとの関係悪化はロシアが空母を改造グレードアップすることを難しい上にも難しさを加えさせ、現在でも新たな空母を建造する資金を探し出せることもあり得ない。
ロシアの戦略問題学者のコノワーロフは、ソ連時代の大型水上戦闘艦、特に空母は全てウクライナで建造され、多くの技術や設備がウクライナに留まっている、と語る。
コノワーロフは、「ソ連のあらゆる空母はウクライナのニコラエフ造船工場で建造された。この造船工場は唯一空母のような大型水上艦艇を建造できるドックと作業場も持つ。」と語る。
コノワーロフは、ロシアが今回積極的にシリアの事柄に巻き込まれる主要な目的はアサド政権に対し支持を提供することで、プーチンはアサド政権が倒れることを希望していない、と考える。
秘密の任務
プーチン大統領のニュース秘書ペイスコフは、ロシア空母艦隊のシリア行きの任務は決してあそこの軍事力を増加することではなく、何故なら現地の軍事力はすでに充分に強大だからだ、と語った。彼は、空母艦隊には別の任務がある、とする。艦隊指揮官は目的地に到着して秘密通信の封筒を開けた時に任務が何かを知ることができる、と語る。
ロシア空母が黒煙を随伴して航行する画像は当局のメディア上では見ることが非常に難しい。いくつかの親クレムリンメディアは、ロシア空母上には射程が600kmに達し得る多種の対艦ミサイルが配備され、今回共にシリアに行く「ピョートル大帝」号原子力動力巡洋艦も強大な戦力を持ち、こうしたことは全てNATO海軍を恐れさせることができる、と考える。
最後に不気味な記述がありましたが、まさか「敵は本能寺にあり」みたいな?