韓国の哨戒機がかつて中国の潜水艦を追撃し損傷を負わせた?

 どこまで信用していいのか分からんのですが。

http://military.china.com/important/11132797/20150414/19523204.html


韓国メディア、韓国軍機がかつて中国の潜水艦を11時間追撃しかつそれを攻撃し損傷を負わせた、とする

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「韓国メディア、韓国の対潜機がかつて中国の潜水艦を攻撃し損傷を負わせたとする 中国の035潜水艦」)

韓国中央日報の情報によれば、韓国海軍で就役しているP-3C海上哨戒機は20年事故ゼロの記録を創造した。P-3C海上哨戒機は主に海域上空を航行し、ソナーなどの設備によって海中に隠れた潜水艦を探知計測することを担当し、「潜水艦キラー」と呼ばれる。対潜の他この機はさらに機雷敷設や早期警戒などの任務を担当する。韓国海軍は1995年4月4日にP-3C第1号機を導入し(頑住吉注:ちなみに日本が手にしたのは1981年です)、2010年2月にまた性能グレードアップ版のP-3CKを導入し、現在全部で16機のこの海上哨戒機が就役している(頑住吉注:ちなみに日本は100機以上調達し70機以上が現在でも就役しているようです)。

海軍関係者は、1995年の第1号機導入以後、20年の時間内に事故ゼロで76,642時間飛行し、飛行距離は合計3,200万海里であり、地球一周(4,012万km)を800回、地球から38.4万kmのかなたにある月との間を42回往復飛行したのに相当する、とする。この関係者は、海上哨戒機は1年365日昼夜を分かたずずっと韓国領海900マイル上空で警戒任務を執行し、それらは天空で領海を防衛する守護使者であるとする。

かつて1997年にこの哨戒機が西海上空で警戒任務を執行していた時、1隻の中国の明級(035型)潜水艦を発見し、11時間の追撃を経て最終的に潜水艦を打撃して損傷を負わせた。特に、この機は去年12月にはバイリン海域で漁をしている中で不幸にも沈没した501五竜号漁船の遭難者捜索救援活動にも参加したことがあり、かつ今年1月インドネシアのジャワ海域で失踪したアジア航空旅客機の捜索活動にも参加したことがあり、多くの国際海上災害救援捜索活動に参加している。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「資料画像:韓国海軍のP-3C対潜機」です。)

短評:アジア諸国の海軍の中で、韓国海軍のパフォーマンスはやはり比較的優秀であり、例えば1997年、韓国海軍潜水艦は成功裏に単一の艦による太平洋横断の演習を行い、彼らの言うところによれば全世界を驚愕させた。だがこのニュースがもし韓国海軍が崔牛碧(頑住吉注:検索すると無数にヒットするのに意味を説明したページは全く見つからない語です)しているのでないならば、可能性が高いのは北朝鮮の潜水艦だというものである。何故ならここで言われているいわゆる「明」級潜水艦(中国海軍でのコードネームは035級通常潜水艦)は033級通常潜水艦を基礎に改良してできたものだからである。035潜水艦級と北朝鮮海軍の033級潜水艦は、外観や性能の上で非常に似ている。韓国海軍のP-3C対潜機は水中の潜水艦目標の音をキャッチし、かつ追跡と攻撃を行った可能性が高い。水中音響の探知計測信号を根拠に中国の035潜水艦であると考えられたのであり、これは水中音響で偵察された信号だけを根拠に推断したということのはずで、この潜水艦は決して浮上していないと研究判断される。このため手掛かりのない事件であり、これを日本の潜水艦だと言うこともできるのである。

1996年から1998年、南北朝鮮の海軍は黄海で激烈な潜水艦浸透争奪戦を発生させたことがある。北朝鮮の小型潜水艦が何度も韓国内海まで浸透し、かつ特戦隊員を輸送して上陸させた。韓国海軍は先進的な対潜機と護衛艦をもって対抗した。1996年9月15日、1隻の特殊な改装がなされた排水量325トンの「シャーク」級小型潜水艦が特戦隊員を満載し、江陵市付近の韓国海岸線からの距離約8kmのところの海域に到達し、浸透任務を執行した。江陵市はソウル以東140km、軍事境界線以南約150kmに位置する。17日、潜水艦は再度進入し任務を執行している時に座礁を発生させ、26名の北朝鮮軍人は艦を捨てて上陸し、韓国軍と激烈な交戦を発生させ、2カ月にもわたる包囲殲滅戦闘の中で(頑住吉注:そりゃ長い。食料はどうしたんですかね)、北朝鮮軍人は1名が捕虜にされ、11名は自決し、13名は韓国陸軍との交戦の中で死亡し、1名は成功裏に北朝鮮に戻った(頑住吉注:たった1人脱出に成功というところがまたドラマチックですな。映画化されてないんでしょうか)。最終的に北朝鮮は12月に謝罪して事を収め、韓国は死亡した北朝鮮兵の遺灰を送った。

1998年6月22日、韓国海軍は軍事境界線の韓国側の束草市からの距離18kmの海面上に突然1隻の魚を捕る網にからまった北朝鮮潜水艦を発見し、P-3C対潜機、対潜ヘリ、高速艦艇、護衛艦、サルベージ艦などからなる船隊が包囲する中、韓国軍は成功裏にこの小型浸透潜水艦を鹵獲し、艦上の9名の北朝鮮海軍軍人は自決した。

現在北朝鮮海軍には全部で2タイプ26隻の潜水艦がある。この中には4隻のソ連製の旧式なW型潜水艦があり、これは1960年にソ連から買い入れた。水中排水量は1,350トン、水中航行速度は14ノット、全長76m、全幅6.7m、喫水4.8m、533mm魚雷発射管4門(艦首)、406mm魚雷発射管2門(艦尾)を装備する。このタイプの艦は比較的古く、主に訓練に用いられる。もう22隻は中国の033級で、最初の7隻は1973〜1975年に中国から導入され、後の15隻は1975〜1982年に中国の指導の下に自ら生産が行われた。このタイプの潜水艦は水中排水量が1712トン、水中航行速度13ノット、全長76.8m、全幅7.3m、喫水5.5mで、533mm魚雷発射管8門を装備し、そのうち2門は艦尾に装備されている。北朝鮮海軍のW型潜水艦は通常日本海に配備され、033型潜水艦は全部が黄海に配備される(韓国は「西海」と称する)(頑住吉注:ちなみに全世界に向け名称変更を要求はしてないようです)。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「中国海軍通常潜水艦部隊」です。なお以後のページの画像のキャプションは全てこれと同じです。)

035級潜水艦は中国が初めて自ら研究開発を行った通常潜水艦で、1969年に第1号艦の建造を開始し、1974年4月20日に部隊に引き渡され就役した。この後武昌と江南の造船工場によってそれぞれ同時に建造され、およそ23隻が就役し、建造作業は2001年までずっと持続し、この後より先進的な039級潜水艦によって取って代わられた。現在中国海軍はまだ10隻前後の1990年代後期に建造された035級を保有し、このうち361号潜水艦はかつて2003年4月16日に機械的事故発生により艦員全員が犠牲となった。この艦は検査修理を経て改めて就役した(頑住吉注:そんな艦に配属されるの嫌でしょうね。修復可能だったということは酸欠とか有毒ガス発生とかだったんでしょうか)。

035級潜水艦の構造と寸法:全長76m、全幅7.6m、喫水5.1m、型深7.6m、水上排水量1584トン、水中排水量2113トン。最大潜水深度300m、自力持久力60日。編成は58人(このうち将校11人)である。この艦のディーゼル動力システムは2台の6E390-ZC中速ディーゼルエンジンで、総出力は4800馬力である。後続の艦は2台の6E390-ZC-1型中速ディーゼルエンジンを装備し、総出力は5200馬力である。電力システムは4組の鉛-80鉛酸電池、2台の推進モーターで、総出力は7000馬力である。推進システムは2軸、ダブルの5枚羽スクリュー、ダブルの板状舵である。

035型潜水艦の航行速度(最高/巡航)は水上が15/9ノット、水中18/4ノット、シュノーケル状態12/8ノットである。巡航航行速度での航続力は水上8000海里、水中330(原文はこうなっている)海里、シュノーケル状態10380海里である。武器装備の上では艦首に6門の533mm魚雷圧縮空気発射管があり、18発の魚-3甲/乙型ホーミング対潜/対艦魚雷、あるいは魚-4甲/乙型ホーミング対艦魚雷を搭載し、機雷敷設任務執行時は機雷32発を搭載でき、魚雷発射管によって敷設する。(作者:ケロリョフ)


 しかし韓国軍ならまず相手を北朝鮮の潜水艦ではと疑うはずで、あえて中国の潜水艦と断定しているのには何か根拠があるんじゃないですかね。

















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