「北朝鮮がスホーイー35購入か」関連2題

 個人的に信憑性低いと思っているんですが。

http://military.china.com/important/11132797/20150112/19196845.html


北朝鮮、2回中国に殲ー10購入を求め拒絶に遭う ロシア軍のスホーイー35購入に転じる

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「ロシアの中国へのスホーイー35販売に関する談判が終わりに近づく 中国サイドの飛行員、すでにロシアに赴き訓練を受ける」)

1月9日、韓国の「中央日報」はロシアのタス通信社の報道を引用して、北朝鮮特使崔竜海が去年11月にロシアを訪問した期間にロシアサイドに向けスホーイー35戦闘機購入の要求を提出した、とした。この前のある情報は中ロが商談中のスホーイー35戦闘機交易の中でのあり得る価格は1機8,000万アメリカドルだとしており、これまでずっと経済が困難と思われている北朝鮮にこのように高価な戦闘機を買う金が持てるのだろうか? とした。視察者ネット軍事評論員は、北朝鮮を見くびってはならず、北朝鮮の軍事費をもってすればスホーイー35を少数購入することは決して不可能ではない、と指摘する。だが韓国メディアの評論は、現在の北朝鮮に対する軍事禁輸は北朝鮮が新型作戦機を獲得する主要な障害かもしれない、と考える。(頑住吉注:以上がリードで次から本文ということのようです。)

参考情報報1月9日の報道 韓国の「中央日報」ウェブサイト1月9日の報道は、韓国政府高官は1月8日、北朝鮮が戦争発生時核兵器とミサイルを使用して7日以内に韓国を占領する新たな作戦計画(2012年8日制定)(頑住吉注:原文ママ。8月の間違いでしょうか。それにしても昔過ぎませんか)を決定したことに対し、韓国とアメリカは情報を共有し、対応する政策を共同で制定しつつある、とした。

この当局者は、「去年10月の韓米定例の安全協議会(SCM)で、韓米国防トップは『同盟レベルの総合ミサイル対応作戦概念および原則』の制定を決定し、これは北朝鮮の核兵器とミサイルの開発がすでに締めくくりの段階に入ったと韓米が判定しているからであり」、「現在韓米軍当局は北朝鮮の新たな作戦計画に対応する共同作戦計画を制定しつつある」としている。両国は段階に分けて北朝鮮の核兵器とミサイルの脅威の状況を評価し、同時に北朝鮮の核兵器とミサイルをどんな種類の武器を使用して探知しかつ破壊するかなどにつき具体的方案を制定することを計画している。

この当局者は、特に駐韓米軍、甚だしきに至っては在日米軍の持つ戦闘機、ミサイル、空母を動員する方案なども討論することになる、とする。

また韓国軍の責任者は、去年11月に金正恩の特使としてロシアを訪問した労働党書記崔竜海がプーチンに会って、ロシアが最新型スホーイー35戦闘機を提供するよう要求した、とする。これは北朝鮮空軍の戦闘力増強のためであるとされる。何機のスホーイー35戦闘機の提供を要求したのかという点はまだ確認が得られていない。ある姓名を漏らされたがらない軍責任者は、「北朝鮮の大部分の武器は自主生産だが、北朝鮮はまだ戦闘機を生産する能力を持っておらず、だからこそロシアが援助を提供するよう要求しているのだ」、「国際社会は対北朝鮮制裁を行っており、このためロシアも援助提供に気持ちよく答えることは非常に難しい」とする。

視察者ネット軍事評論員は、北朝鮮・韓国両国は現在世界で最後の「冷戦の生きた化石」であり、両国にはそれぞれ何十万の大軍がいて38度線を隔てて対峙している、とする。北朝鮮は1990年代以後経済的困難と国際的封鎖に遭遇し、軍事装備の更新速度は緩慢になり、特にロシア、中国の製造する最新型武器が獲得できなくなり、本国の技術力と冷戦後初期に得た少数のロシアの専門家の援助に頼って緩慢に新世代武器装備を研究開発するしかない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「スホーイー35戦闘機」です。)

21世紀に入り、特に金正恩が北朝鮮最高指導者を担当した後、北朝鮮の経済の形勢はある程度改善している。同時に北朝鮮は依然「先軍政治」を堅持し、北朝鮮の「労働新聞」によれば北朝鮮の軍事費支出のGDPに占める割合は2013年時点で16%に達し、外界は北朝鮮の2013年のGDPを378億アメリカドルと見積もっており、つまり北朝鮮の同年の軍事費は60億アメリカドルにも達する。その中の非常に大きな部分はそのミサイルプロジェクトと核プロジェクトに用いられているかもしれないが、もし北朝鮮が新型戦闘機購入のルートを獲得できれば、彼らには少数購入する能力があるはずである。

北朝鮮もかつて先進的な戦闘機の製造を自ら行う努力をした。1990年代、外国メディアの報道によれば北朝鮮はかつて「ミサイルを戦闘機の部品と交換する」の方法を用いて中東諸国から少なからぬ数のミグー29戦闘機の部品を獲得し、同一時期に北朝鮮はさらに東欧からミグー29戦闘機を探して購入した。当時東欧諸国はこうしたソ連製戦闘機の退役を急ぎ、しかる後にアメリカ製戦闘機に換装しており、このため販売価格は非常に低かった。北朝鮮は少なくともこうしたルートを通じて50機のミグー29の部品を獲得し、1990年代に彼らは少なくとも自らの工場内においてこうした部品を15機のミグー29に「つなぎ合わせ」、その中にはミグー29 9-13のレベルに到達したものもあった。この種の戦闘機の電子設備は比較的新しく、アメリカのF-16C戦闘機に対抗できる。21世紀になって以後、北朝鮮は一部の手元にあるミグー29に対しさらに一歩の改装を行い、その作戦能力向上に極力務めた。だが北朝鮮の主力戦闘機は依然ミグー23とミグー21に過ぎず、新世紀に入って国際封鎖が日増しに厳しくなったため、北朝鮮の戦闘機部品獲得はどんどん困難になり、彼らのミグー23は現在すでに姿を現すことが非常に少なく、飛行員の訓練レベルを維持するため、北朝鮮は去年やむを得ずミグー15戦闘機というこのような旧式戦闘機さえもひっぱり出してきて飛行させ、さらに金正恩はわざわざ足を運んでこうした旧式な飛行機を使用して訓練する女性飛行員を視察した。

この種の「つなぎ合わせ」や老化した装備は明らかに韓国とでは同列に論じられない。韓国空軍の現在の主力機種はアメリカのF-15KとKF-16で、もし北朝鮮最新のミグー29S戦闘機であっても同列には論じられないのである。

このような困難な状況に直面して、北朝鮮は一方においてミサイルと核兵器を開発し、「非対称の戦闘力」によって米韓の空中の優勢を打ち消す努力をしている。他方においては新世代戦闘機購入を求める努力もしている。北朝鮮はかつて2度異なるルートを通じ中国に向け殲ー10戦闘機購入の要求を提出したが、許可はまだ得られていないとされる。今回ロシアに向け助けを求めたのは北朝鮮のまたひとたびの努力のようだ。だが明らかに今回の北朝鮮の「野心」はちょっと大きく、実はもし金正恩が少し実務的なら、ロシアがリニューアルした中古スホーイ-27戦闘機の購入を求めるのが逆になかなかの選択で、中国が当初スホーイ-27を購入した時の価格は3,000万アメリカドルだった。インフレの要素を計算しても、技術的に先進的で、製造コストが非常に高いスホーイー35に比べれば依然ずっと安いだろう。

現在、発注数の不足によりロシアがスホーイー35戦闘機を生産する速度は決して高くなく、共青城飛行機製造工場はおよそ毎年15機の速度をもってこの飛行機を引き渡しており、ロシア軍の最初の発注数は48機で、続いてさらに中国の24機の発注がある可能性がある。


http://military.china.com/news2/569/20150112/19198115.html


ロシア、北朝鮮がスホーイー35購入を求めたというのは韓国メディアのでっち上げ、とする 中国とのみ談判

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアサイドは、ロシアは過去も現在も北朝鮮といかなる(スホーイー35供給)談判を行ったこともない、とする」)

ロシア軍事工業総合体ニュースネット1月12日の報道によれば、ロシアの世界武器貿易分析センター主任ケロテチェンコは1月10日ロシアのタス通信社のインタビューを受けた時、北朝鮮がモスクワにスホーイー35モダナイズ多用途戦闘機を平壌に向け供給するよう請求したことに関する韓国メディアの報道は純粋にでっち上げに属する、とした。

1月9日韓国「中央日報」はソウルの軍消息筋の人物の話を引用し、去年11月に北朝鮮の特使使崔竜海がロシアを訪問した期間、北朝鮮サイドはかつてロシアに北朝鮮に向けスホーイー35戦闘機を供給するよう請求した、とした。北朝鮮が何故この戦闘機の輸入を要求したのかに関しては、韓国メディアは明らかにしていない。「中央日報」はさらに、2011年には早くも当時北朝鮮指導者の任にあった金正日がロシアを訪問した期間、もうすでにモスクワがこの戦闘機を供給するよう請求していた、とする。だが1年前、中国の類似の購入に関する努力も成功していない。

ロシア世界武器貿易分析センターの主任ケロテチェンコは、自分はこれは韓国の新聞がでっち上げたインチキであると思う、とした。韓国メディアが放出するあらゆるこうした情報は全て1つの目標を追求している。すなわち、北朝鮮が一心にただ戦争を望んでいる国であると証明することである。また、韓国メディアはさらにしばしばいくつかの虚偽のセンセーショナルな効果をでっち上げる。

このロシアの専門家は、自分の掌握する情報によれば、今現在ロシアは中国一国とのみスホーイー35供給の件を談判している、と指摘する。ケロテチェンコは、「スホーイー35方面において、我々は暫時一国、すなわち中国とのみ談判を行っている。談判しているのは、北京が24機のこの戦闘機を購入する問題である。」と語る。

彼は特別に、中国と北朝鮮の経済および財政能力は全く同列に論じられない、と指摘する。当然、ロシアは過去そして現在も北朝鮮といかなる(スホーイー35供給)談判を行ったこともない。

韓国「中央日報」は北朝鮮のスホーイー35に対する興味を北朝鮮が批准したらしいいわゆる「七日戦争」と関連付けている。この韓国の新聞は姓名を明らかにしない北朝鮮の反逆逃亡者と韓国政府関係者の話を引用し、北朝鮮最高指導者金正恩はこの前、七日以内に、アメリカが遅れず兵力増援を派遣する前に韓国に侵入しかつその領土を支配する計画を批准した、と指摘した。この計画はさらに核兵器さえ使用できることを規定しているらしい。

ロシアの専門家は、こうしたことの討論は具体的文書に依拠して話をする必要がある、と考える。彼の理解によれば、確かに某人物がこのような話をしたことはあるが、この種の言論は彼本人が当然提供すべき真実の文書あるいは写真のコピーによって事実であると証明されることが必須である。現在は単に証拠もなしに言い張っているだけである。(編集翻訳:林海)


 否定しているのはロシアの当局者ではなく研究機関の責任者ですし、また否定しているのは「談判」であり「請求があった」ことではないわけで、特使がプーチンに請求し、談判にも至らずに断られた可能性ならありそうですが、少なくとも近い将来供給が実現するとはちょっと考えにくい気がします。




















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