台湾関連3題

 直接関係ない記事を3つまとめて紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20140103/18262736.html


大陸の学者、台湾メディアに文章を執筆:馬英九は歴史上すでにきれいさっぱり負けてしまっている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2013年4月、台湾当局は日本と『台日漁業協定』を締結した。日本はこの機を借りて釣魚島問題の上での両岸の分断に成功したが、馬英九は任期内に日本との釣魚島をめぐる漁業権争いを解決できたことに対し喜びと安堵を感じている。画像は国家海洋局が作図したこの漁業協定の説明図。」)

台湾海ネット1月3日の情報 大陸の中南財経政法大学の政治浄化研究院院長の橋新生は3日台湾の「旺報」に文章を執筆し、その原題は「馬英九は機会主義に過ぎない」である。その全文を以下のように掲載する。

間もなく北京で開かれるAPEC指導者非公式会議に関し、馬英九に関する騒ぎが話題となっている。彼はAPECがとっくに台湾の会議参加に関し協定を成立させ、馬英九の参加を招待することはないことをはっきり知っている。彼はさらにニュースメディアを通じてハイテンションで、APEC指導者非公式会議参加にかこつけて大陸の国家指導者と会うことを希望すると言明している。この種のやり方は馬英九が大陸指導者と会うことを期待しているというよりも、彼が両岸関係問題の処理の上でより大きな表舞台を持つことを希望していると言った方がいい。

一部の海外の学者は、馬英九はきっと両岸の政治関係問題で重大な選択をすると考えている。今見ると彼らは間違っていた。彼は両岸関係問題で終始機会主義路線を取り、自らの政治的生涯に光彩を増すことができさえすれば彼はきっと決定をなすし、逆にもし両岸関係問題処理の上でリスクが存在すれば、馬英九はきっと機会主義的路線を取って、大陸との接触を通じ、内部においてより多くの支持を勝ち取り、国際社会においてより大きな影響を生じさせるだろう。あるいは馬英九の内心の深い所には、両岸関係問題処理に関しノーベル平和賞を獲得し得ることを希望しているのかもしれない。まさにこうだからこそ、煩をいとわず台湾の国際的生存の空間を拡張すると言明するのである。

両岸問題は中国の内政であり、中国が外国勢力の台湾問題への干渉を許すことはないし、増してや中国が能動的に国際会議の場において両岸問題を討論することはない。馬英九がAPEC指導者非公式会議への登場を希望するのは、両岸関係の健全な発展のためでは全くなく、このような方式をもって自らの国際的地位を目立たせ、このような方式をもって台湾の主体的存在を強化することを希望しているのである。

これは賢明でない政治的計算であり、馬英九のイメージを向上させないだけでなく、かえって人に馬英九は実は投機的政客だと思わせる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「アメリカ製中古P-3C対潜機の台湾空軍への引き渡しが開始され、馬英九は引き渡し式であいさつを述べ、P-3Cは現在性能最強の機種であるとした。だが最近国民党立法委員は、台湾が購入したP-3C、3機のうち2機にもう問題が存在していると暴露した。」です。)

少なからぬ学者は、馬英九は大陸サイドがAPEC指導者非公式会議で会うことに同意することはないと知っている以上、何故さらにニュースメディアを通じて情報を発するのかと心配している。その道理は非常に簡単で、馬英九はすでに自らの願望が実現されることはあり得ないと知っており、このためこの種の方式を通じて政治的騒ぎ立てを行い、国際社会の広範な共感を勝ち取る基礎を固めることを希望しているのである。だがこのことは両岸の政治関係をより複雑さが加わったものに変えるだろう。

現在馬英九の台湾内部での支持はすでに大幅に低下しており、選挙で再任される圧力はないが(頑住吉注:アメリカ大統領と同様3選は禁止ですでに2期目)、このようなひどい政治的成績は物笑いの種でしかない。一方(頑住吉注:野党第一党)民進党の指導者はこのような政治的遺産を喜んで受け入れ、公開の場所で民進党は両岸の経済貿易関係を強化したいと表明するだけでなく、党綱領修正などの方式を通じて、さらに一歩両岸関係強化のための障害をクリアすることを考慮したがっている。このことは馬英九がすでに自らの手中のカードを手をこまねいて見送ったことを説明しており、馬英九は歴史上すでにきれいさっぱりと負けてしまっているのである。

大陸サイドが民進党に対し高い期待を寄せることはあり得ず、もし民進党が政権に就いても、短期間内に実質的改変をなすことはなく、両岸関係の発展は多難な時代に入る。だがどのようであろうとも、馬英九のすることなすことはすでに、我々に充分意識させている。中国国民党はすでに台湾国民党に変わっており、中国国民党指導者はすでに国の片隅に甘んじる政党の責任者に変質し、国民党指導者の内心の深い所では中華民族の概念はすでに徐々に薄れ、国家の統一は憲法に書かれた文字でしかなく、国民党指導者はとっくに自らの歴史的責任を忘却しているのだ、と。

(頑住吉注:3ページ目)馬英九が台湾軍に新たに装備された「アパッチ」武装ヘリを検閲。このイメージは全くいただけない。

(頑住吉注:4ページ目)2013年の年末、西アフリカの小国ガンビアが台湾当局との「断交」を宣言した。これは2009年4月21日、馬英九が歓迎式を挙行して来訪したガンビア共和国大統領ジャメを歓迎しているところ。

(頑住吉注:5ページ目)台湾と断交したガンビアのアフリカ大陸における位置の説明図

(頑住吉注:6ページ目)2013年後半、馬英九と王金平の間に「衝突」が勃発した。画像はその後の公式の活動の中で、馬英九と「立法院長」王金平が初めて握手したところで、何秒かにも渡り、2人とも顔にいっぱいの笑顔をたたえ、打ち解けて楽しげなムードである。

(頑住吉注:7ページ目)馬英九が李登輝を表敬訪問

(頑住吉注:8ページ目)画像は2009年7月、馬英九が中央アメリカを訪問したところ。中央アメリカは現在台湾当局との国交がある国が最も集中している地域でもある。


 知識不足もあるんですけど何を言わんとしているのか分かりにくい文章です。APECには台湾の政治的リーダーを出席させないというルールがあるものの、2008年に元副総統という肩書の人物が出席して当時の胡錦濤国家主席と会談した例があり、馬英九は史上初めて現役総統として出席したいと発言しているようです。この筆者はそれは名誉欲からくるものでノーベル平和賞でも狙っているんじゃないか、としているわけです。最後の方はもっと分かりにくいですが、本来独立色の強かった民進党が軟化し、大陸との協調路線を望む民衆の支持を得られるという強みを失った、ということでしょう。しかし具体的にどうすべきだといった主張を行うでもなく、単なる悪口の羅列という印象を受けます。

 次は上の記事の2ページ目のキャプションでも触れられていたP-3C関連です。

http://military.china.com/news/568/20140103/18262520.html


台湾の「議員」暴露:アメリカが台湾に販売したP-3C対潜機3機のうち2機に故障あり

中国台湾ネット1月3日の情報 台湾メディアの報道を総合すると、台湾がアメリカから購入した12機のP-3C対潜機は、元々の計画によれば2013年末までに4機が台湾に到着して機の引き渡しが完成されるべきだった。だが国民党「立法委員」林郁方は昨日暴露を行い、先月3機のP-3Cがアメリカ本土からグアム島まで飛んだ後、2機に深刻な故障が出現し、現在このうち1機は修復後すでに台湾に到着しているが、もう1機は依然グアム島に留まり、台湾に到着できておらず、すでに20日期限が過ぎている、とした。

台湾空軍参謀長の丁忠武は、確かに1機のP-3Cは「飛行操作コントロールシステム」の故障によりグアム島に留まっている、と事実確認した。彼は、何日も遅延しても修復できないのは、グアム島にはP-3Cの後方勤務補給設備がなく、加えてアメリカサイドの人員がクリスマス、年越しにより休暇になり、修復期限の遅延がもたらされているからだ、とした。彼は、整備の問題はたまにあることだが、維持修繕費用はアメリカサイドによって負担される、とした。

林郁方は、台湾安全保障業務部門はこの何機かのP-3Cが当初いかにして検査による受領を通過したのか突っ込んで追跡調査を行い、かつ自己批判を行うべきだ、と提案している。

関連のデータがはっきり示しているところによれば、台湾当局はアメリカから12機のP-3C長距離固定翼対潜機を購入し、コードネームは「神鴎」で、予算は合計491.1614億新台湾ドルであり、全部で12機が2015年に引き渡しを完成させ、2016年に戦力化され、かつ続々と機の年齢がすでに40歳を越えている台湾軍の現有のS-2T対潜機に取って代わることになる見込みである。

中国の台湾関連部署スポークスマン楊毅はかつて、アメリカの台湾への兵器販売に対し、我々はきっぱり反対する、とした。アメリカサイドが3つの協同コミュニケの精神を遵守し、「1つの中国」政策を厳守することを希望する、と。(中国台湾ネット 扶海涛)


 グアム島みたいな大きな拠点にP-3Cを修理できる設備がないって本当なんですかね。何なら日本でやってあげれば?

 次の記事は台湾との関連は間接的ですが。

http://military.china.com/important/11132797/20140103/18262129.html


「香港独立」組織、台湾のコントロールを受ける:自治を呼びかけ、中国に反対し香港を乱す

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「香港独立分子は香港社会の正常な秩序に深刻に影響している」)

大公ネット1月3日の情報(記者 劉栢裕)香港メディアは情報を引用して、最近行動が狂気じみ、大きな力を入れて「香港の自治」甚だしきに至っては「香港独立」を宣伝する3つの急進組織、「香港人優先」、「調理農務蘭花系」、「香港自治運動」は、資金源が疑わしいだけでなく、さらに自分たちは台湾勢力とつながりがあると述べている、と指摘している。本報の理解によれば、「人民力量」の一派と見なされる「蘭花系」の台湾勢力との関係が密接なだけでなく、「人民力量」の頭目である陳偉業さえとっくに台湾に頼っており、その行為はさらに伝統的親台湾組織が彼らを「恵みを受ければ誰にでも従う」とあざける結果を招来している。「香港人優先」に関しては、それを背後で操る頭目張漢賢には「金をもらってやっている」との噂さえある。

香港有線テレビが消息筋の人物の話を引用して報道したところによれば、「香港人優先」、「蘭花系」、「香港自治運動」といった3つの急進団体は「香港独立」をするのではないと自称しているが、しばしば内地と香港の矛盾に対しハイテンションで発言し、デモでしばしば香港・イギリス旗(頑住吉注:タイトル写真に写っている旗)、竜獅旗(頑住吉注:香港の自治運動を代表する旗)、あるいは台湾旗を高く掲げ、去年7月には「香港人優先」の招顕聡は解放軍総本部の外で八一軍旗(頑住吉注:1927年8月1日の中国共産党による国民党への武装暴動発起を人民解放軍建軍記念日とする軍の旗)を焼くことさえし、状況はすでに内地の関心を引き起こしている。

報道はまた次のように言っている。これらの組織が急進的に「香港独立」を主張することは両地の民衆の対立をけしかけ、地域において反中国感情を扇動している。組織には使っても尽きない資源があり、事務所とネット上のテレビ局を開設する能力があるようだが、ずっとその金がどこから来ているのかは知られておらず、情報は彼らと台湾勢力にはつながりがあると指摘している。

本報の理解によれば、この中で「蘭花系」が台湾勢力と最も密接で、2012年末の成立以来、多くの活動は台湾旗を高く掲げ、この組織の首脳たる人物である馬健賢、邱旭明らはまたしばしば親台湾団体の活動に出席している。つきつめればその原因は彼らが元国民党将校「興おじさん」の影響を受け、中国共産党を極端に仇視しているからである。

国民党将校蘇燿興との関係

「蘭花系」の馬健賢、邱旭明および以前「乱暴な口調で警官を侮辱した」事件の女性主役林慧思などは、同様に大埔区で成長し、近所の「興おじさん」と関係が密接である。「興おじさん」のフルネームは蘇燿興で、国民党の大陸における最後の陸軍司令余漢謀の部下で、元々韶関に駐留して守備し、軍では連隊長だったとされる。1949年に敗退して香港に逃げ、彼は中国共産党を非常に仇視しており、類似の思想はまた馬健賢、林慧思などの人によっても注ぎ込まれた。彼らは「蘭花系」組織を成立させると、公然と台湾旗を打ち出し、彼らがやっているネット上のテレビ局のスタジオ内にもまた公然と台湾旗が掲げられているとされる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは1ページ目と同じです。)

陳偉業、「突然に親台湾になった」とそしられる

馬健賢、邱旭明などは「蘭花系」成立前、元々は「人民力量」のメンバーだった。「人民力量」は表面上は台湾勢力と決して深い関係はないが、事実としては「人民力量」の頭目である陳偉業は4、5年前には早くももう台湾に「身を委ね」ており、何度も親台湾組織の屯門紅楼において行われた「双十」(頑住吉注:10月10日)、「元旦」旗掲揚の典礼に参加し、さらにその期間には演壇に上って高らかに親台湾反中国のスローガンを叫んだ。「民主党」出身の陳偉業は本来台湾の背景はなかったが、突然台湾に忠誠を誓い、かつ急進的パフォーマンスを行い、一部の伝統的親台湾的人物さえも見かねており、陰で陳偉業は「恵みを受ければ誰にでも従う」とそしられ、彼が旗掲揚の典礼に出席した目的は、ただメリットを取得するだけだと考えられている。

「蘭花系」と「人民力量」の関係は密

「蘭花系」が「人民力量」から離れて自らの組織をなして以後、「人民力量」との関係は依然密接で、これには「人民力量」議員陳志全を支持してハンストし、「人民力量」と共に屯門に行って民主建港協進連盟(頑住吉注:親中国派の左派政党)を攻撃したことが含まれるが、その他「蘭花系」はまた「復興上水運動」(頑住吉注:検索しましたがヒットせず)に参加し、メンバーの林慧思はまた中央によって邪教と名指しされている組織と協力し、旺角滋擾に行ってこの邪教の「香港青年関愛協会」を宣伝した疑いがあり、最終的に荒い口調で警官を侮辱する事件を起こした。またかつて立法会が特権法を運用して無料テレビ免許発行事件で王維基を召還した時、「蘭花系」はまた人を集めてその場に行って反対派議員を支持し、かつ全過程で不断に「お前の母ちゃんとやったぞ」(頑住吉注:広東語の悪口だそうです)の荒い言葉を高らかに叫び、行為は極めて卑劣だった。

「香港独立」をなすと指摘されるもう1つの組織「香港自治運動」に関しては、メンバーは100人を越え、大多数は30代の専業の人物で、彼らは香港復帰を認めず、主権が引き渡されただけであり、香港は独立した個体であって完全に中央の指令に従う必要はないのだとし、両地の行き交いが生むいくつかのマイナス面の問題にしばしば「塩をかけ酢をかけ」(頑住吉注:「傷口に塩をすり込む」みたいな意味でしょう)、また毎回の行動で常に大型の「竜獅旗」を振るって威張って町を闊歩している。(ソース:大公ネット)

(頑住吉注:3ページ目)駐香港部隊は極めて強い忍耐力をはっきり示している

(頑住吉注:4〜8ページ目は1ページ目と同じです。)


 香港の民主化を望む人はある意味台湾のようになることを望むわけで、台湾との連携を図ることはある意味当然です。ただし中国政府としては全く受け入れられないので今後も摩擦は強まり、香港の民主化運動が高まれば中国による台湾回復の動機が強まることも考えられるでしょう。




















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