ロシアのアサルトライフル その3

 今回からマイナーな機種登場です。

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水中の名手 APSアサルトライフル

口径:5.66mm
全長:823mm
重量:3.4kg
マガジン容量:26発
戦闘発射速度:350発/分
有効射程:100m

APSアサルトライフルは世界に披露された初の水中アサルトライフルである。APSアサルトライフルは旧ソ連海軍が、海軍基地が敵対するフロッグメンの攻撃を受けるのに防備するため、各種対フロッグメン技術を研究して生産、製造したものである。主に特殊部隊と武装フロッグメン作戦時の使用に供し、鮫や水中のその他の危険な動物の攻撃にも用いることができる。

APS水中アサルトライフルはSPP-1水中拳銃とセットで使用される武器で、この銃も矢状の弾を使用するが、より大きく、より長い。この銃はガスオペレーション式自動方式を採用し、セレクターと大容量の交換可能なマガジンを配備する。

この銃は伸縮式金属ワイヤーストックを採用する。この小銃を使用する時は射程が比較的短いため、照準具は調節不可能な簡単な機械照準具である。その有効射程は水深によって決まり、水深5mおよび40mの時、有効射程はそれぞれ30mおよび11mである。

最も遺憾 AEK-971アサルトライフル

口径:5.45mm
全長:965mm
重量:3.3kg
マガジン容量:30発
戦闘発射速度:900発/分
有効射程:400m

1970年代初期に設計されたアサルトライフルで、現在なお就役していない。

AEK-971の最も主要な特徴はバランス動作原理と称する回転式閉鎖ボルトシステムの採用である。いわゆる「バランス動作」とはAEK-971のガス導入装置に2つのガス導入室と2つのガスピストンがあり、第1のガスピストンは通常同様ガスロッドおよびボルトキャリアとつながって一緒に運動し、一方第2のピストンはバラスト装置とつながり、かつ運動方向が第1のガスピストンと逆なことを指す。この同時に逆方向に移動するバラスト装置は射撃時の後座インパルスを打ち消し、小銃を全自動射撃時非常に平穏にさせる。

AEK-971のセレクターには半自動と全自動の2種の模式がある。全自動射撃時、AEK-971はAK-74に比べ命中率が15%〜20%向上し、一方AN-94はバースト射撃(2発だけ)の模式の中でのみやっとこのような連発精度を有し、全自動模式の中で3〜5発あるいはより長いバーストを行った時、AEK-971の命中率はAN-94に比べ高く、しかも銃全体の重量の上でもAEK-971はAN-94に比べ0.5kg軽く、生産コストと維持保護費用の上でもより安いとされる。宣伝資料の言によればAEK-971は全自動射撃模式ですでに非常に安定し、手動コントロールでバースト射撃できるため、さらに複雑な2発あるいは3発バースト機構を追加する必要もない(明らかにAN-94の構造をあてこすっている)。

AEK-971には5.45mmx39と7.62mmx39の2種の口径弾薬がある。ストックには固定プラスチックストックと折りたたみ可能な金属ストックという2つの類型がある。折りたたみ金属ストックの外表面はプラスチック層で覆われ、もって射手が極めて暑いあるいは極めて寒い条件下でほお付けして照準し得るのに便としている。フォアグリップとピストルグリップもプラスチック製品である。給弾具は標準のAK-47/AKMあるいはAK-74の30発マガジンである。

AEK-971はかつて1978年にソ連国防省が行ったトライアル(Abakan ロシア語:конкурсе, объявленном Министерством Обороны СССР)に参加した。当時全部で8種の銃が競技に参加し、それぞれTKB-0111 (Korobov GA)、TKB-0136 (Afanasiev N. M)、TKB-0146 (Stechkin IY)、CRA (Kalashnikov VM)、APP (Postnikov IA)、AEK-971 (Koksharov SI, Garev BA)、AEK-978 (Pikinsky PA)、AU(AN-94) (Nikonov GN)で、AK-74に比べ性能が1.5倍高い必要があると要求され、各種要素を考慮した後、最終的にAN-94が勝利した。

ロシア連邦の優秀新人 AN-94自動小銃

口径:5.45mm
全長:405mm
重量:3.85kg
マガジン容量:30発
戦闘発射速度:1,200発/分
有効射程:400m

AK-74小銃の信頼性は極めて良いが、その精度はそれにもかかわらずずっと突っ込みを受け、特にバースト射撃時の散布は非常に大きい。1981年、ソ連軍は「アバカン」(Abakan。ロシアの小都市)という名の新世代自動小銃研究開発機種選定計画を宣言した。その主旨は作戦機能がAK-74より高い新型アサルトライフルの研究開発にあった。対比試験を経て、ロシア軍は1994年にIzmash兵器工場のゲナーディ ニコノフ(Gennady Nikonov)が設計チームを率いて提出したASN小銃を選定し、かつ正式にAN-94アサルトライフルとして定型した。ANとは「Automat Nikonova」すなわち「ニコノフアサルトライフル」の意である。

AN-94の機械照準具はそれまでのロシアのアサルトライフルに流行した機械照準具とは異なり、柱型のフロントサイトと回転式のピープリアサイトを採用している。「Asterix」リアサイトはストック後部上端に装備され(頑住吉注:おかしいですけどこう書いてあります)、異なる高さの穴が星形を呈して分布し、穴の中には発光源を装備することができ、射手が黎明薄暮あるいは光線が良くない時に目標を照準する助けになる。射程を設定する時は、レシーバー頂端(頑住吉注:意味不明。たぶん原文自体がおかしいです)必要がある。共用のAK式照準鏡レールはレシーバー左側に装備されている。フロントサイトにはリング状カバーがあって保護し、フロントサイトの傍らにも発光源があり、フロントサイト自身は風による偏差と高低を調節できる。

そのセーフティとセレクターは分かれている。セーフティはトリガーガード内部にあり、一方セレクターはレシーバー左側にあり、トリガーガード上の小さなスイッチである。セレクターには3つの位置があり、単発、2発バースト、全自動である。セーフティには2つの位置があり、セーフティと射撃である。ストックはレシーバーと同じ高強度プラスチックで作られ、かつ右向きに折り畳んで長さを減少させることができる。

外形が「8」字型の銃口制退器内には2つの空洞があり、自己クリーニング作用を持つ銃口制退器で効果が高いと言明されている。必要な時は非常に容易に銃口から取り外すことができる。フロントサイトベース右側には後部バヨネットベースがある。このためバヨネットは水平に位置し、銃口右側である。このようにするとバヨネットに格闘時より大きな刺殺力を持たせ得るとされる。だが真の原因はバヨネット取り付けと同時にグレネードランチャーを取り付けられるためだけかもしれない。これはAK小銃では不可能である。また言われているところによればバヨネットはこの位置でさらに側面から物を切るのに用いることができる。

レシーバーカバーはハンドガードと一つの部品で、それを緩めて取り外すにはレシーバー前右側の離脱レバーを下向きに回転させるのが必須である。しかる後に、自動機グループとバレルはレシーバー内のスライド支持座と延長バーから引き出される。撃発ユニットも銃から取り外すことができ、分解時はレシーバーロックボタンをいっぱいに押し込み、しっかり押さえ、しかる後にピストルグリップ上方に位置する小さな離脱レバーを回転させ、撃発ユニットをリリースすることが必須である。

1996年にロシアは、ロシア陸軍と海兵隊はAN-94小銃の装備を開始すると宣言した。しかし経費の制限およびこの銃に欠点が多いため、今に至るも少数しか部隊装備されていない。1999年8月のチェチェン戦争中、初めてAN-94を使用したロシア海軍海兵隊兵士は皆それを「極めて凄い」と語った。



















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