インド空母関連2題

 将来は海上自衛隊とも合同訓練を行うことになるかもしれませんが。

http://military.china.com/important/11132797/20171021/31591855_all.html#page_2


インドメディア:アメリカ、インド向け電磁カタパルト輸出に同意 あるいは第2隻目の空母に用いるか

最近、インドと大国の安全保障業務協力は順風満帆と言え、一方でロシアとインドはハイテンションで軍事演習し、もう一方ではまたアメリカがインドに対し新たな兵器販売の「オリーブの枝」を投げた。

「インド時報」10月18日の報道によれば、アメリカはすでにインド政府に、トランプ政権はすでにインド向け空母カタパルトシステムの販売に同意した、と通知した。しかも最新のもので、米軍がやっと装備してほどない電磁カタパルトである。

電磁カタパルトは中国、アメリカなどの国が競争で開発する新型カタパルト技術で、伝統的な蒸気カタパルトに比べ、電磁カタパルトは容積が小さい、艦上の補助システムに対する要求が低い、パワーが大きい、重量が軽い、運行と維持の費用が低廉などのメリットを持ち、かつ率先してアメリカが最も新しく進水させた「フォード」号空母上に装備された。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「7月28日、大西洋海域で、米軍のフォード号空母が電磁カタパルトシステムを使用してF/A-18Fスーパーホーネット艦載機を射出し発進させた。東方ICの資料」)

スキージャンプ式発進の空母を使用して数十年の経験を有する国として、インド海軍は空母艦載機の作戦能力向上に対するカタパルト技術の非常に大きな意義を深く知っており、その第2隻目の国産空母上への装備実現を希望している。このため、アメリカ・インド関係がオバマ任期内に大幅向上した後、アメリカ・インド両国はすぐに関連の技術導入につき接触を展開した。

2015年1月、当時アメリカ大統領の任にあったオバマはインドを訪問し、かつ米印「安全保障業務貿易と科学技術提議」を達成し、かつこれにより空母技術協力チームが成立した。

「インド教徒報」2016年2月の報道によれば、米印両国の空母技術協力チームは2月15日から18日にニューデリーで第2回会談を行い、アメリカはインドに向け空母電磁カタパルトを提供する一件に対し決して拒絶しなかった。

トランプ政権成立後、インドはそのアジア太平洋地域および南アジア政策に対し様子見の態度を持っていたが、米印関係、特に安全保障業務協力関係は持続的に推進した。今年だけで、アメリカはすでにインドに22機の極めて先進的なMQ-9B「天空守護者」(頑住吉注:検索してもそれらしい語が出てきません)偵察・打撃一体無人機およびそれに配属される設備を販売することを批准し、かつインドがアメリカ製F-16戦闘機およびその生産ラインを導入することを許した。

今年6月インド首相モーディが訪米した期間、トランプと米印外交および国防レベルの「2+2」対話メカニズムを建立し、2国間の外交および国防の対話メカニズムの等級を米日にならったものにする合意を達成した。9月25日、アメリカ国防長官マティスは最初のトランプ政権の閣僚としてインドを訪問し、極めて強い海洋監視能力を持つ「海上衛士」(頑住吉注:これも検索しましたが英語名分かりません)無人機をセールスし、かつインドとのアフガニスタン問題の上での協力を探求した。

一方「インドスタン時報」18日の報道によれば、まもなく初めてインドを訪問するアメリカ国務長官ティラーソンは当日あるすこぶる扇動性を持つ演説を発表し、インドは国際秩序を遵守する民主国家で、アメリカがグローバルな挑戦に対応しかつインド・太平洋地域の自由と開放を確保する重要なカギであるとした。

この背景の下、アメリカが先日インドに向け電磁カタパルトシステムを販売するのに同意したことは、インドメディアの推測をも引き起こした。「インド時報」18日の情報によれば、対外的に米印空母技術協力の進展を明らかにする情報源は、アメリカがティラーソン訪印前に上述の態度表明をしたことは、アメリカ政府のインドを戦略的同盟相手とする決意を示している、とする。

確かに、飛行機の射出過程の加速を均一にしかつ力量をコントロール可能にできる未来の空母の核心技術として、電磁カタパルトの中の関連技術、例えば強制エネルギー貯蔵はずっと各国の高度の機密である。トランプ政権が電磁カタパルトシステムを販売したがることは、疑いなくインドが近距離でその核心技術を了解し、米印軍事協力を密接にすることに有利である。

だが、電磁カタパルトと密接に関係する動力装置の上で、アメリカはまだインドに対し態度を軟化させていない。電磁カタパルトは大量の電気エネルギーを作り出しまた貯蔵することを必要とするが、艦載核反応炉は最も理想的な動力のソースである。だが、技術の制限を受け、インドは船舶用反応炉を自ら研究開発および生産する能力を決して持っていない。

2016年6月、モーディ訪米の期間にオバマと、アメリカがインドのために6基の民間用核反応炉を建造する基本協定を達成させた。だがインドは決して「核不拡散条約」(NPT)メンバー国ではなく、しかも1998年に国際社会の反対をかえりみず自ら核実験を行ったため、アメリカがインドに軍用核反応炉を輸出することに対しては非常に大きな抵抗が存在する。

「『核不拡散条約』によれば、原子力技術を持つ国はそれを持たない国が民間用原子力技術を発展させるために援助を提供することができるが、船舶用核反応炉は結局のところ軍事用途と関係が密接で、このため明確に禁止はされていないが、それでも極めて高いデリケート性がある。」と精華・カーネギーグローバル政策センターの研究員である趙通は澎湃新聞に対し言った。

趙通は次のように説明した。軍艦の上の核反応炉は濃縮ウランを原料として用いる必要がある。だが軍艦は国家のデリケートな軍事設備であり、関係国は一般に国際原子力機構に向け、この一部の核燃料に対する監督保障義務の免除を申請する。このことは他国に、この一部の核燃料がこっそりと核兵器開発に用いられ、核拡散のリスクをもたらすと心配させるだろう。

だが、「外交学者」ウェブサイトは2016年11月にインド海軍の匿名の消息筋の人物の話を引用し、インド海軍はすでにその第2隻目の国産空母「ヴィシャー」号上に原子力動力装置を用いることを確定している、とした。だがこの文は、もしアメリカがインドのために船舶用核反応炉を提供したいなら、その現行の核政策を改変することが必須である、と考える。


http://www.hao123.com/mid/6847744297552038586?key=&from=tuijian&pn=1


インドは何故6.5万トンのスーパー空母を突然建造するのか?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド第2隻目の国産空母(想像図)」)

ある情報は、インドは今年年末に第2隻目の国産空母の設計を完成させ、この空母は完成後、インド海軍史上最大の艦船となる見込みだ、とする。

インドの海洋に関する雄大な志は非常に大きなもので、アジアで比較的早く空母を持った国でもあり、インドはずっとインド洋の支配を国家戦略とし、アメリカを除き、いかなるインド洋に手を出しそうな国もインドによって脅威と見なされる。このため、インドはずっと海軍を強大化することを企図し、現在インド海軍はダブル空母艦隊を持つだけでなく、自ら研究開発を行った空母もまもなく就役する。

現在インド第2隻目の国産空母の情報は絶対に大型爆弾のようで、この空母の排水量は約65,000トン、50機あまりの飛行機が搭載できる。比較すると、「ヴィックラマディヤ」号は45,400トン、一方インド第1隻目の国産空母「ヴィクラント」号は排水量が約4万トンで、つまりこの空母は少なくともトン数の上ですでに中国海軍の遼寧艦と同一水準にある(頑住吉注:しかし遼寧艦の搭載機は30機くらいとされているようですが。それに通常中国の記事では10万トンクラスのアメリカの空母のみ「スーパー空母」と呼んでいますね)。もし後日完成すれば、それはインドを大型空母クラブに身を置かせることになり、その時インドは3隻の4万トン以上の空母を持つ海軍国家となる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド国産空母は依然就役していない」)

インドが自らの国産空母を建造することは非常に多くの技術問題に直面し、インドは止むを得ずああいった空母設計および建造方面で専業知識を持つ外国の会社に諮問することになるだろう。これは雄大な志を持つ国をすこぶるいささか気まずくまた無奈にもさせる(頑住吉注:「すこぶる」と「いささか」という矛盾した言葉が同時に使われている文をどう訳すのか不明で、また「無奈」は「しょうがない」といった意味とされてますが「無奈にさせる」という非常に多用される表現をどう訳していいのか分かりません)。ある情報は、インドは発進と回収の現代技術の使用を考慮するだろうとしているが、この話は陰に陽にこの空母がより先進的な電磁カタパルトシステムを使用する可能性があることを意味している可能性が高い。だが、この可能性は非常に小さいようで、何故ならアメリカは現在フォード級空母しか電磁カタパルトシステムを使用しておらず、この最も先進的なカタパルト方式はまだ実戦の経験を経ていないらしく、たとえ技術が非常に成熟していても、アメリカがインドに向け最先端の技術装備を販売する可能性もごくわずかである。このため、この大型空母は中国国産空母同様スキージャンプ発進方式を採用する可能性が高い。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ミグー29K艦載機」)

さらに艦載機を見ると、インドの中国との最大の隔たりは中国が独立して世界クラスの艦載機を研究開発できるところにある。インドの空母艦載機は輸入に頼るしかなく、最もあり得るのはやはりロシアのミグー29Kである。この戦闘機の改良型は対艦対地攻撃能力により重点を置き、多機種の対艦ミサイル武器を搭載でき、しかも空母がより多くの艦載機を搭載できるため、この空母は敵艦隊に向け何波もの攻撃を発起することができ、このことは相手の防空に非常に大きな圧力をもたらすだろう。しかもひとたびミサイルが防御突破に成功すれば、空母を打撃し甚だしきに至ってはその他の艦艇に非常に大きな損傷をもたらすだろうし、甚だしきに至っては空母に戦闘力を失わせるかもしれない。

だが、ミグー29Kというこの戦闘機最大の弱点は燃料搭載量が少なく、これが直接的にその作戦半径が制限を受ける結果をもたらすことで、このためそれがもし中国空母艦隊に対し攻撃を発起したければ最大限接近することが必須となるが、実際にはこれはすでに殲ー15の作戦範囲内で、つまりこれは死への一本道である。殲ー15はより強大なレーダーシステムに頼って率先してインドの空母と艦載機を発見することが完全にできる。この時間に殲ー15は悠々とインドの空母に対し攻撃が発起でき、あるいはミグー29Kが迎撃できる。大型戦闘機の優勢は非常に顕著である。このため、インドにもしより先進的な艦載機がなければ中国空母艦隊との正面からの対抗の勝算はない。


 ミグー29Kは一体型の燃料タンクを付加して航続距離が伸びているという話もありますし、ロシアと極超音速対艦ミサイルを合同開発していますし、どうでしょうかね。アメリカが現段階で電磁カタパルトをインドに与える可能性が低いのではというのは私もそうではないかと思います。もしやっても実戦能力を持つのが大きく遅れる結果になるのでは。














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