スホーイー35、年内に中国への引き渡し開始?

 今回もロシアからだけ情報が出ていますが。

http://military.china.com/important/11132797/20161109/30034554.html


解放軍の大佐、スホーイー35を評する:中国のハイエンド機不足を補い日本に対し優勢あり

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアのスホーイー35戦闘機」)

外国メディアの報道によれば、今年年内に、ロシアは最初の4機のスホーイー35戦闘機を中国に引き渡す。ロシア連邦軍事技術協力局方面も、ロシアサイドはすでに中国に対するスホーイー35戦闘機第1段階の供給契約の執行を開始した、としている。軍事専門家の杜文竜は中央テレビのインタビューを受けた時、中国の軍隊がもしスホーイー35戦闘機を装備したら、国産第5世代戦闘機就役前のハイエンド戦闘機が相対的に薄弱という不足を補うことができる、とした。

スホーイー35戦闘機はロシアのスホーイ社によって研究開発され、第4世代半戦闘機に属するとされる。ステルス性能を除き、この機の多方面の性能は第5世代戦闘機の水準に近い。

イギリスの金融時報ウェブサイトの報道は、現在アジアにはまだスホーイー35のような先進的な戦闘機を使用する国はない、とする。日本の現役主力戦闘機はアメリカ製のF-15第4世代戦闘機で、かつ2024年までにアメリカからさらに42機のより先進的なF-35戦闘機を購入する計画である。ひとたび中国がスホーイー35戦闘機を獲得すれば、中期的に見て、中国は地域の軍事力量の対比の中で優勢を占めるだろう。

軍事専門家の杜文竜は分析し次のように言う。現在、中国周辺の海空の安全への圧力は非常に大きく、アメリカはアジア太平洋地域にすでにF-22、F-35などのステルス戦闘機を配備し、日本およびその他の国も空中進攻能力を高めつつある。中国サイドの新世代戦闘機は就役および大量装備し空中のカバー能力を形成するまで、まだ一定の時間的間隔がある。この空隙期、中国の軍隊がもしスホーイー35戦闘機を装備したら、国産第5世代戦闘機就役前のハイエンド戦闘機が相対的に薄弱という不足を補うことができる。

杜文竜は、スホーイー35戦闘機は典型的な第4++世代戦闘機で、「第4世代の衣を着た第5世代機」ということができる、とする。スホーイー35は日本の航空自衛隊で現役のF-15およびF-2戦闘機に比べ、機動能力でも、中距離迎撃射撃能力でも、および対艦、対空、対地攻撃能力でも、全て優勢が顕著である。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「資料画像:ロシアのスホーイー35機 新華社発」です。)

スホーイー35の中国入りはまもなく どんな凄いところがあるのか?

国内のネット仲間が普遍的に関心を注ぐ第4世代高性能スホーイー35戦闘機購入契約は、2008年に始まった。中国は2008年にスホーイー35が初めてお目見えした時にもうこの戦闘機に対し興味を生じさせ、かつ2015年に最終的な売買契約を締結した。ロシアサイドの発表したデータによれば、契約総額は20億アメリカドルに達し、この兵器購入は中ロ兵器売買史上特筆に値するものでもある。中ロ軍事協力の中のランキング上位4位は以下の通りである。

第1位、1998〜2007年、200機のスホーイー27SK戦闘機(ライセンス生産)、25億アメリカドル

第2位、1996〜1997年、24機のスホーイー27戦闘機、22億アメリカドル

第3位、2007〜2009年、15個大隊分のS-300PMU2対空ミサイル、22.5億アメリカドル

第4位、2002〜2003年、38機のスホーイー20MKK戦闘機、20億アメリカドル

このことから、中ロの今回の20億アメリカドルのスホーイー35戦闘機に関する契約は、金額の上から見てすでに中ロの歴代の交易契約の平均値に追いついていることが見て取れる。同時に戦略的意義を持つのは、今回のスホーイー35戦闘機は第4世代機で、中国初のこの世代の戦闘機の機種購入でもあることで、疑いなく非常に大きく中国空軍の空中打撃能力を向上させる。西太平洋地域で米日の軍用機が不断に我が領海を侵犯している時、遅れず攻撃ができ防御ができる「空中の堡塁」を形成するのである。

スホーイー35戦闘機はロシア本国でも大量購入している。その「出生」の背景からは、それがスホーイ式戦闘機の集大成者であるということが見て取れる。すなわち、スホーイ設計局がスホーイー27系列戦闘機の伝統的空力レイアウトに基づき、継続して機体構造、飛行コントロールシステムを改良し、パッシブフェイズドアレイレーダー、より大推力のエンジンに換装した製品で、それは外形上伝統的なスホーイー27に基本的に似ており、ロシア方面は新たなスホーイー35をスホーイー35Sとも称する。ロシア空軍はすでに2009年に48機のスホーイー35戦闘機を購入済みで、現在すでに10機あまりを装備し、2015年にすでに全部の引き渡しが終わっている。

未来の戦争は超視距離を強調し、特に空中の勝負では、さらに新世代戦闘機の機動性、ステルス性、レーダー能力に対する要求がはなはだ高い。スホーイー35の「一つ先輩」である、スホーイー27戦闘機の人に非難される不足はまさにレーダーと航空電子水準の不足だった。スホーイー27系列戦闘機の最も主要な欠陥は、電子設備が比較的立ち後れていることだった。ロシアが自ら装備するスホーイー27S、中国に輸出したスホーイー27SK、スホーイー30MKKはいずれもN001火力コントロールレーダーを採用していた。N001火力コントロールレーダーが採用したのは西側の1960年代水準の倒置カセグレンアンテナで、各方面の性能が全て非常に立ち後れていた。簡単に言うと、N001レーダーは発射出力はアメリカのF-14戦闘機が採用するAN/AWG-9レーダーと同等だったが、」その探知計測能力はそれにもかかわらずF-16が採用するAN/APG-66レーダーよりやや優れているだけで、一方重量はそれにもかかわらずほとんどAN/APG-66レーダーの5倍だった。同時に、スホーイー27系列戦闘機のレーダー警告システムも極めて粗末で、レーダーの方向がはっきり示せるだけでレーダーの種類などの情報は提供できなかった。最も重要なカギは、スホーイー27の航空電子の全体構造も相当に古く、まだ分立式システムを採用し、アメリカの1970年代中期の水準に相当することで、武器システムのグレードアップに非常に不利だった。

だが最新のスホーイー35はこうした弱点のところが一変している。ロシア人はこのレーダーを「雪豹-E」と命名している。「雪豹-E」フェイズドアレイレーダーの研究開発機関である「ファゾトロン」研究所(Fazotron-NIIR)が発表したデータによれば、「雪豹-E」レーダーは対空作戦模式下で30の目標を同時に探知計測および追跡し、かつ同時に2発のセミアクティブレーダー、あるいは8発のアクティブレーダー制御誘導の空対空ミサイルを誘導して攻撃が行え、攻撃過程の中でこのうち4つの目標との距離が300kmを超えることを許す。さらに対面攻撃任務執行時は、「雪豹-E」レーダーは地上および水上の目標を追跡するのと同時に、さらに随時空中から来る脅威に対応でき、かつアクティブレーダー制御誘導空対空ミサイルを誘導して正確攻撃が完成できる。

動力性能、ステルス性能、レーダー性能が大幅グレードアップした後のスホーイー35戦闘機は、きっと中国空軍が祖国の青空を防衛する重任を担えると信じる。同時に、自身の強大な第4世代機の性能に頼り、正面からアメリカ、日本のF-35戦闘機と矛を交え、領海と主権の安全を防衛する。


 能書きが本当かどうかも不明ですけど西側や中国のレーダーその他との差はどうなのかもこの説明ではよく分かりませんね。



















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