中国の4大弱点とは

 真の大国になりきっていない自覚はあるんですがその原因の分析はというと‥‥。

http://military.china.com/important/11132797/20130922/18056811.html


中国に「四大弱点」あり 国力の割引をもたらす!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「急速に発展する中国経済はすでに中国を世界第2の経済体にしている」)

中国の総合的力量がどのくらい強いのか、この問題をはっきりさせることは非常に重要である。それは国家の外交行為に対する我々の評価に全面的に影響する。中国はすでに世界第2の経済体であり、GDP総量は英仏独の合計に近く、またおよそ日本の1.5倍、ロシアの4倍である。だが直感が我々に教えてもいる。中国の総合的国力は決してGDPがはっきり示すように強大ではなく、我々はすでに真の「世界ナンバー2」になっている、とは言い難いと。原因はどこにあるのか?

しばしば、中国の軍事力はまだ充分強くなく、中国の総合国力の足を引っ張っているのだ、という人がいる。この説には道理がある。だが中国の軍事力と国家の発展は大体においてバランスが取れており、しかも中国は核保有国であり、年度の軍事費はすでに世界第2位だということも見ておく必要がある。世界の他の大国に比べ、中国の力量は比較的バランスのとれたもので、国土の面積、人口の規模、経済および軍事的実力はいずれも世界の大国となる条件に符合している。

しかしある大国の総合的実力はどのくらいの力量があるかによって決まる他、さらにその国にどのくらいの弱点があるかも見る必要がある。その他の大国に比べ、中国の力量の出所は多いが、弱点も非常にはっきりしている。まさにこうした弱点が中国の一部の力量を打ち消し、中国の総合的実力を割引にさせているのである。

中国にはどんな弱点があるのか?

第1に、中国の経済総量は大きいが、質は高くなく、特に中国はまだ先端技術大国ではない。中国の科学技術能力は大国の中でランク後ろ寄りであり、米日独に及ばず、甚だしきに至っては非常に多くの方面でロシアにさえ及ばない(頑住吉注:この言い方はひどいですね)。

第2に、中国のエネルギー源と各種資源の対外依存度はどんどん高くなり、同時に中国は貿易大国で、国際市場と高度に相互依存している。中国は世界の工場であり、原材料と販売市場という2つの最も重要な部分はいずれも世界と非常に密接にかみ合っている。歴史上このような大国は全て超越的な軍事力を持ち、世界の秩序を握りコントロールすることができた。だが中国はそうではない。中国の現在の軍事力は本土を防衛するのにしか充分ではなく、中国のすでに世界にあまねく分布する各種の利益を保護するに足りるにはほど遠い。我々はマラッカなどカギとなる重要な水道がある日「遮断され」はしないかと心配さえしている。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国は核保有国であり、その他の大国に対し有効な威嚇を構成し得る」です。)

第3に、中国には台湾問題があり、海外に亡命したダライ・ラマ集団など民族分裂勢力も非常に活発で、国内の民族地域に対し一定の影響がある。こうした弱点は中国外交の深刻な制約要素を構成し、外部勢力が中国とパワーゲームを行うための梃子を提供している。この他、中国と周辺国の海上の摩擦が近年集中的に勃発し(頑住吉注:あんたらが勃発させてるんだってば)、これらはいずれも中国外交の不確定性を増加させている。

第4に、中国社会の価値観に近年分裂が出現し、社会的矛盾が多発している。いかなる大国にこの種の状況が出現しても国家の総合的実力にはマイナスであり、プラスではない。

力量の規模の膨大さとこれらの弱点は中国を大国クラブの中の特殊メンバーとしている。中国は力量は大だが、後顧の憂は多い。国家の使命はまず全般的な配慮を行うことであって、どれか1つだけ求めてその他はかえりみないというのではいけない。例えば中国には領土問題を徹底して解決するという神聖な任務があり、同時に経済を発展させ13億の人口の物質および精神的生活レベルを向上させることもまたごく差し迫った問題である。両者のどちらが「より重要」とは言い難いが、中国はしばしば選択に直面する。

ロシアと対比して我々は気付く。ロシアはあらゆる資源が揃い、市場の対外依存度もごく低く、ほとんど「自給自足」可能な国家である。米ロの貿易は400億アメリカドル余りでしかなく、一方中米貿易は5,000億アメリカドル余りである。

中国の勃興の運命的決定付けが必要とするのは戦略的創新に満ちた過程である。中国は長所を伸ばして短所を抑え、進退を根拠を持って行い、かつ欠点を利に変える能力を持つ必要がある。例えば中国市場の対外依存度は高いが、この種の依存は同時に双方向であって、中国の貿易の規模の不断の拡大は国家の力量の新たな源泉に転化し得る。我々は世界と相互に依存しているのであり、徐々にいくつかの具体的国家の中国に対する依存が我々の彼らに対する依存を超えることが示されている。

中国の力量、規模の継続的拡大と共に、我々の局部的損失に対する受け入れ能力もどんどん強まる。このことは必ずや中国が具体的国家利益を防衛するために決意と能力を提供することになり、外部の力量が中国の利益に損害を与える時どんどんためらわせることにもなる。これは徐々に変化する過程だが、この種の変化ははっきりしており、釣魚島がまさに1つの変化のポイントであるし、黄岩島はもっとそうである。ダライ・ラマ集団の世界における活動空間は縮小中で、さらにその他の変化も次々やってくる。

(頑住吉注:以下のページのキャプションはほとんど本文の一部を切り取ったものなので基本的に省略します。4ページ目)中国の軍事力の発展は決して世界の覇権を成就させようとするものではない


 中国は非民主国家であり人権状況が悪く言論の自由もなく人民が自分たちの代表を自分で選ぶことができません。「社会の価値観に近年分裂が出現し、社会的矛盾が多発している。いかなる大国にこの種の状況が出現しても国家の総合的実力にはマイナスであり、プラスではない。」というのはその通りですが、自分たちが民主的に選んだ政府の政策が実行されたことによる社会の矛盾と中国の社会の矛盾では深刻さが全く違いますし、こういう国だからこそ暴力をふるう力が強くなり金持ちになっても国際的に信用されず尊敬もされない、これが一番の問題だと私は思います。この筆者もそれを全く意識していないはずはないわけですが、「外国勢力が下心をもって民主主義、人権の問題を誇大宣伝し、それが国際的に一定の力を持っている」といった形ですらそれを指摘することが許されないことがまさに問題の核心です。

















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