世界のアンチマテリアルライフル

 取り上げる機種の選択や説明の記述に納得いかない部分も多いんですが、「へーそうなんだ」という記述もいくつかありました。

http://tuku.military.china.com/military/html/2015-02-11/229197_2603410.htm


生きた人を引き裂く! 世界八大変態大型狙撃銃

もうちょっと長く、もうちょっと強く。古代のああした長槍を使う武将にとって確かに真だが、現代の狙撃手にとっても銃の射程の長短は非常に重要と言える。より長い射程が欲しいなら、弾頭により多くの運動エネルギーを持たせなければならず、ならば弾頭の重量は上がっていく。射程の他に我々はさらに精度を保証する必要があり、そこでバレルもより太くより長くなる‥‥全てはあなたがこの8つの大きな銃を見ればすぐ分かる。

(頑住吉注:2ページ目)我々は大口径狙撃銃が主にアンチマテリアルに用いられ、1〜2kmの遠距離の軽防御目標が破壊でき、第二次世界大戦時期に広範に使用され、後にいくつかの局地的衝突の中でも重要な作用を発揮したことを知っている。人員の殺傷を主要な用途とするのではなく、主に高価値軍事目標の打撃に用い、さらには有効に交通の重要ルート、橋梁、渡し場を封鎖することができる。

(頑住吉注:3ページ目)現代の戦争がどんどん情報化技術に多く依存するようになるにつれ、大口径アンチマテリアル銃は多種の作戦能力を具備し、もって1つの銃で多種の問題を解決する需要を満足させることが必須であるが、多種の需要はアンチマテリアル銃器の口径をどんどん大きくもさせ、12.7mm口径から始まり、14.5mm、20mm、甚だしきに至っては25mmさえすでに出現している。

(頑住吉注:4ページ目)歩兵の装甲化、軍事力量の支配範囲と機動能力の比較的大きな増強と共に、射手は目標に近距離まで接近する、あるいは襲撃行動をする自身の安全を保証することができなくなっている。狙撃戦術の普遍的な応用は現有のスナイパーライフルに射程や威力の方面において不足を感じさせてもおり、そこでいくつかの超大口径および長射程の新機種が出現した。ここでそれらのランキングの状況を見てみよう。

(頑住吉注:5ページ目)QBU-10式軍用12.7mmアンチマテリアルスナイパーライフル。我が軍の新型大口径アンチマテリアルスナイパーライフルに属し、この銃の最大射程は2,000m、有効射程は1,500mで、1,000mの範囲内の目標が正確に打撃できる。その全長は88式スナイパーライフルのそれに比べ40cm長く、総重量は13kgである。QBU-10式は、レーザー距離測定、弾道計算機能を持つ光学スコープと夜間射撃に供する赤外線スコープを初めて装備し、照準点を自動修正する。

(頑住吉注:6ページ目)QBU-10式スナイパーライフルは専用の狙撃弾薬を配備し、マガジンには5発2列給弾を採用し、かつ残弾視察穴が設計されている。この銃は距離1,500mで5mm均質鋼板に対し射撃して、貫通率は80%を超える。距離100mで10mm均質鋼板を貫通した後、93オクタンガソリンに対する引火率は80%を超える。

(頑住吉注:7ページ目)AS50 AS50 12.7mm口径セミオートスナイパーライフルはAI社によって米軍特殊部隊専用に設計された。より明確に言えば、それはアメリカのネービーシールズ部隊のために提供されるアンチマテリアル遠距離スナイパーライフルである。AS50が使用する弾薬は.50(12.7mm)口径弾薬で、射程が長く、初速が高く、後座力が小さく、アメリカのシールズ突撃隊に装備される。1.5秒以内に5発の弾薬が撃発でき、射程は1.5マイルにも達する。このためこの銃は現在最先端の武器の1つである。

(頑住吉注:8ページ目)この小銃は3分以内にいくつかの基本的な部分に分解できて維持保護あるいは輸送や保存に便利であり、あらゆる部品は互換でき、しかも野外作業でドライバーを必要とせず小銃を分解することができるとされる。グリップの様式は米軍兵士が熟知するM16のスタイルを保持し、トリガーは2ステージで、プルは1.5〜2.0kg(3.3〜4.4ポンド)に調節可能である。この小銃はボックスマガジンを用いて給弾され、マガジン容量は5発である。AS50の散布精度は1.5MOA未満とされる。

(頑住吉注:9ページ目)ステアー.50HSスナイパーライフル この銃は単発手動ボルトのアンチマテリアルスナイパーライフルで、2種の口径がある。1つは流行の.50BMG、もう1つは全く新しい.460ステアー口径である。ボルトは手動操作の回転させて後方に引く形式で、ボルトヘッドには大型のダブル閉鎖突起を採用し、信頼性は優秀である。

(頑住吉注:10ページ目)この銃は現在シリア内戦の中でのパフォーマンスが優秀で、そのストックは長さが調節でき、チークピースは高さが調節でき、ヘビーバレルにはフルートがあり、効果の高い制退器が配備され、機械式サイトはない。ピカティニーレールによって照準装置、一体式の折りたたみ、調節可能なバイポッドを取り付ける。

(頑住吉注:11ページ目)SOP超大口径アンチマテリアル銃 この14.9mmSOP超長距離スナイパーライフルは超長距離射撃のために生まれたスーパークラスの「変態」銃器であるとされる。この銃は2.74kmの距離での100ヤードの散布範囲がたったの0.5インチで(頑住吉注:意味分かんないですけどこうとしか読めません。いくら何でも2.74kmのグルーピングが0.5インチなわけはないので100ヤードでしょう。しかしそうなると2.74kmってのは一体何?)、しかもその弾丸は5km飛行後に依然超音速を保持できる。

(頑住吉注:12ページ目)もしあなたがまだこの品物の威力が分からないならば、「5km」、「超音速」および下の画像のかの光る弾頭部分でもう1,690グレイン(109.5g)の重さがある怪物を結合させて自由に思考を行い、かつ「私と弾頭には会う約束がある」との題で2文字以上の評論を発表していただきたい(詩歌でもOK)。(頑住吉注:何だかよく分かんないですが、こんなのが自分にあたったらどうなるか考えてみろ、くらいの意味でしょうか。比較用の弾薬は.308ですかね。)

(頑住吉注:13ページ目)フィンランド人のL39は体積が比較的大きく、全長は2,240mm、銃身長1,300mm、銃全体の重量は57.7kgにも達し、軍の中では「銃の中の象」と讃えられている。この銃はセミオート発射方式を採用し、射手と弾薬手の2人の小チームによって操作される。「図体」が大きければ当然威力も大きい。その使用する徹甲弾は300mのところでの貫通深度が30mmである。戦車を打撃する他、この銃はさらにハイエクスプローシブ弾や焼夷弾を使用し、敵サイドのトーチカや火力ポイントの破壊に用いることができる。

(頑住吉注:14ページ目)この銃はさらに良好な射撃精度を持ち、300mのところでの5発の散布直径は300mmである。もし訓練を経た優秀な射手なら、高いところから敵戦車の砲塔の開かれた上部ハッチ(当時の戦車は通風技術が良くなく、この種の状況は戦場で非常によく見られた)に向けての俯角をつけた射撃さえでき、弾丸は戦車内部に撃ち込まれ、その作用、効果は現在のアンチマテリアルライフルに似ていた。

(頑住吉注:15ページ目)RT-20はクロアチアのRH-Alan社によって1990年代中期に研究開発され、純粋なアンチマテリアル銃である。RT-20という名の意味は「20mmハンドキャノン」(Rucni Top, 20mm)で、RT-20はクロアチア軍によって正式に採用され、かつて1990年代後期の旧ユーゴスラビア地域の戦乱の中で使用されたことがある。RT-20は威力強大な20mmx110高射機関砲弾を発射し、この口径は当初第二次世界大戦時期の高射機関砲に使用された。

(頑住吉注:16ページ目)20mm高射機関砲弾の射程は非常に長いが、それにもかかわらず12.7mmスナイパーライフルのように精度が比較的高い狙撃用弾薬は配備されていない。このためRT-20の1,000m以内における散布面は、その他の12.7mm口径アンチマテリアルライフルに比べずっと大きいようである。中、遠距離の兵個人目標に正確に命中させたいというのは運頼りのことになる。当然もしハイエクスプローシブ弾を発射すれば、殺傷半径内の人員に対してやはり一定の傷害作用がある。

(頑住吉注:17ページ目)anzio「怪獣」 この銃はアメリカのAnzioという名の銃器技術社が研究開発した新型20mm口径アンチマテリアルライフルである。14.5mm、20mmの狙撃用バレルを使用し、特殊な徹甲弾とその他の大口径狙撃弾薬を発射し、軽装甲車や敵地上設備に対抗するのに用いることができる。その口径の大きさはすでに火砲に近く、同社のウェブサイト上ではその最大射程は5,000ヤード、つまり4,572mであると言明され、初期のTOW式対戦車ミサイルの射程に比べてもまだ遠い。

(頑住吉注:18ページ目)現在、この銃器の対外販売価格は11,900アメリカドルで、Anzio銃器技術社はさらにこの機種の銃器の軽便型である20MM Take-Down Rifleを研究開発したが、この銃の販売価格は依然6,800アメリカドルにも達する。

(頑住吉注:19ページ目)この超遠距離スナイパーライフルはAnzio Ironworks由来で、銃身長は49インチ(1.25m)、20mm口径バルカン(.50BMGの2倍近い)を使用し、最大射程は5,000ヤード、マガジン給弾で、後座力は低い。その弾丸は手の指に比べても太い。

(頑住吉注:20ページ目)NTW-20 この銃は遠距離アンチマテリアルライフルで、南アフリカ共和国の大きく開けた平原での使用に適する。この銃には2つのタイプがあり、20mm口径型と14.5mm口径型で、後者はNTW-14.5とも呼ばれるが、事実としては完全分解あるいは武器の改装を必要とせずにもうこの2タイプの間での転換が行える。ボルト、バレル、照準装置、マガジンの交換を必要とするだけで、操作は簡単、専用工具は必要としない。野戦条件下でおよそ1分間以内にもう口径が転換できる。

(頑住吉注:21ページ目)この2つのタイプは応用の上でやや異なる。20mm型は第二次世界大戦時期にドイツが研究開発したMG-151 20mmx82高射機関砲弾薬を発射し、20mmモーゼル砲弾とも呼ばれる。これは現在の南ア共和国のヴィクターGA1機関砲が使用する弾薬でもある。この弾薬は南ア共和国のプレトリア金属製造社によって生産され、弾薬の種類にはハイエクスプローシブ焼夷弾、ハイエクスプローシブ焼夷曳光弾、ハイエクスプローシブ半徹甲焼夷曳光弾、訓練弾などが含まれる。

(頑住吉注:22ページ目)20mm弾は地上に駐機する飛行機、低空にホバリングするヘリ、指揮および通信設備、レーダー、燃料貯蔵場所、装甲のない自動車などを打撃するのに有効な武器である。一方射程が比較的長い、あるいは装甲輸送車に対応する必要がある時は、14.5mm型の使用が適し、これは旧ソ連の14.5mmx114高射機関銃の徹甲焼夷弾あるいは徹甲焼夷曳光弾を発射する。

(頑住吉注:23ページ目)上述の8種の他、さらに2種の銃のようだが実はグレネードランチャーというしろものが混じってきた。1つ目はPAW-20で、この銃は南ア共和国のGemaco Elbree社が研究開発し、某いくつかの広告の中ではPAW-20は「新式アサルトライフル」と呼ばれているが、明らかにPAW-20はアサルトライフルではなく、セミオートグレネードランチャーである。

(頑住吉注:24ページ目)PAW-20は専用に研究開発された20mm口径ハイエクスプローシブ弾薬を発射し、この弾薬は実際には標準的な20mm砲弾(航空機関砲)を長さ42mmの短い、ストレートの薬莢に装備したもので、その最大有効射程は1,000mで、これは明らかに「面目標」を指し、例えば兵士の集団、車隊、建築物等である。一方単一の自動車あるいは機関銃の掩体などの「点目標」に対応するには、その有効射程は300〜400mを超えないかもしれない。

(頑住吉注:25ページ目)XM109スナイパーライフル いくつかの遠距離の狙撃任務に対しては、よく見られる12.7mm口径弾薬は威力不足である。バレット社は12.7mm口径スナイパーライフル提唱の先駆者として、最近25mmのXM109型スナイパーライフルを設計、製造した。威力は驚異的で、もし「肩撃ち砲」と呼び変えたら、よりイメージ通りの呼び方かもしれない。

(頑住吉注:26ページ目)現在すでに10挺のこの武器の原型がテストに用いられている。だがXM109用の弾薬は実際にはXM307オートマチックグレネードランチャーのために開発された25mm高圧榴弾で、グレネードランチャーに含めるのがより適しているかもしれない。だが、グレネードランチャーは銃にも砲にも属さず、もう1種の発射機構の武器である。


 言うまでもありませんがXM109はずいぶん前に開発されたもので、この部分の記述は古いようです。ちなみに個人的には無反動砲の性質を持つRT-20がいちばん変わってて好きです。























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