IMI−sp21その2

 「Visier」2004年3月号に、イスラエルのIMI製新型ピストルsp-21のレポートが掲載されていました。同誌に掲載された「スイス銃器マガジンチーム」によるレポートの内容は以前お伝えしましたが、今回は「Visier」自身によるレポートということになります。2回目ではあっても内容的に重複は少なく、興味深い内容でした。


この世界にはこれ以上9mmパラベラムのピストルは必要ないと思う人が多いだろう。だがイスラエルからやってきた「バラク」は興味深いディテールを持っている。

一匹狼

 またしても9mmパラベラム、ダブルアクション、プラスチックフレームというピストルである。「誰がこういうものを今なお必要としているだろうか。」 新しい「バラク」の試作品が数年前第1回GPECセキュリティメッセで発表された時、このような、あるいは似たような考えを持つ人は多かった。この銃はエレガントには見えず、それどころか9mmパラベラムを使用するピストルとしては全くもって太り過ぎに見えた。そしてそのイスラエル ミリタリー インダストリー(IMI)の新製品は純粋に外見を見ても、また操作上も、特別に革新的なものとは思えなかった。新ピストルの量産品は2003年の終わりに「sp-21」として市場に登場した。これを見ていた人は揃ってIMIの失敗を予想した。民営化されたIMIが3年前にデザインしたガリルベースの「Magal」ポリスカービンは「世界が必要としない銃」と言われた。イスラエルの国境警備隊でさえこの.30カービン口径のオートローダーを冷たくあしらい、短時間のテストの後に採用を拒否した。「バラク」はこれの二の舞いになるだろう、というわけだ。

より厳しくなった条件下で
 「バラク」の興味深さはよくよく見て、そして本来開発にあたって出された要求の背景として何があったのかを知って、初めて理解できる性質のものである。我々の仲間である「スイス銃器マガジン」は1月号ですでにこのIMI sp-21を扱い、銃器技術上の見地から詳しく吟味した。ただ、これだけでは半分の理解ができたにすぎない。いかなる銃も無の空間から自然発生したものではなく、つねに固有の要求に沿って生まれてくるものだからである。この銃は何故、そして何のために作られたのか。このイスラエル製ピストルを理解するためには特にこの疑問に答えることが重要である。
 IMIは設立当初から長年にわたりピストル開発に力を入れていなかった。これは1948年5月にイスラエルが建国されるずっと前、この地がイギリスの委任統治領であり、IMIがパレスチナにおけるユダヤ人の民族運動を支える基礎的存在の一部に過ぎなかった頃から、ということである。当時はピストルより重要性の高いものがあった。イギリスのステンが秘密工場でコピーされ、手榴弾、迫撃砲も作られた。しばしばこれらにはアメリカ製であるかのような刻印が入れられた。イスラエル建国後、IMIも他の国営企業と共に重要さを増した。IMIはまず技術的な習作としてジョンソン軽機関銃の改良コピー品である「Dror」を作り、そして1950年、輸出用のヒット商品ともなった「UZI」での大成功にたどりついた。ハンドガンの試作も行われたが、150挺以下の少数生産に終わった。これはS&Wミリタリーポリスを9mmパラベラム仕様でコピーしたものだった。オートピストルもイスラエル軍の戦術及び装備面で何ら役割を演じていなかった。1970年代の終わりまで、イスラエル軍が在庫していたのはイギリス製の旧式なウェブリーおよびエンフィールドリボルバーと、いくつかの戦争で得た種々雑多な鹵獲ハンドガンだけだった。ただFNハイパワーと.22口径のベレッタ70だけは比較的多数調達され、特殊部隊に支給された。
 1980年代に入り、はじめてIMIのピストル軽視路線に変化が起こった。アメリカの協力会社を通じて「デザートイーグル」マグナムピストルのアメリカマーケットでの販売チャンスが高まったからである。続いて1980年代前半、IMIはタンフォリオとの共同事業で「ジェリコ」941を開発した。この銃は結果的に警察のスタンダードピストルとなり、国境警備隊、いくつかの特殊部隊、陸軍(IDF)の一部でも採用された。軽量なグロック17が登場すると、オールスチールのピストルは強力なライバルを抱えることとなった。1996年、秘密サービス全般を担当する「Schabak」のサイドアームを決めるトライアルが行われたが、この時もジェリコはグロック17とかちあった。このとき、イスラエルで1960年代以来実施されている、チャンバーを空にした状態で携帯するという訓練およびピストルの使用規則が重要な意味を持った。この方法は銃を素早く抜き、素早くスライドを引くという操作を要求した。この方法の是非に関しては論争もあったが、現実に使用者には選択の余地はなく、これがルールなのである。
 イスラエルにおいて、銃の携帯を許されている人、あるいは業務上携帯しなくてはならない人は、豊富なトレーニングを積んでいる。ジェリコは開発から長い年月が経過した。この間民間市場での競争を経て、またアメリカの強い影響を受けて、IMIのピストル部門は2000年、新ピストルの開発を促進することを決定した。その銃は強力なライバルであるブランドメーカーのグロック、ワルサー、H&Kに対抗するためプラスチックフレームでなければならなかった。IMIはこの銃のシステムを、ダブルアクショントリガー、外装ハンマー、シングルアクションでロック可能なセーフティというジェリコ同様のものに決定した。これはあらゆるバリエーション展開の余地を残しておくためだ。ワルサーのアイデアを元に、スライド上部にはジェリコにはなかったデコッキングボタンが設置された。そしてテルアビブの技術者は、常に注視しているアメリカマーケットの安全に関する要求に応えるため、子供用の安全対策としてステアーのものに似た小さなトリガーロックを組み込んだ。銃ごとに異る特別製のキーが同封され、これでハンマー、トリガー、スライド後退をロックすることができる。しかしこの方法も完璧というわけではない。もし持ち主がキーを置き忘れたら、2本のクリップを曲げたワイヤーの先でごく小さなロックをいじくりまわすはめになるだろう。
 9mmパラベラム用としてはsp-21は太り過ぎのような印象を与える。だが、この銃はH&K USP同様アメリカマーケットを意識して最初から.40S&W、.45ACPも使えるように作られている。今回テストした銃もスイス銃器マガジンがテストしたものと同じく10発入りアメリカ仕様マガジンが付属し、フレームにはミネアポリスにあるIMIの取引相手、マグナムリサーチの刻印が入っている。

全てはフレームの中に

 シンプルさ、あるいは単に安さから現在プラスチックフレームの公用拳銃が全般的に定着してきており、オールスチールピストルのファンには気の毒な状況である。製造コスト削減のおかげで、公用への大口の納入価格は250〜400ユーロになっている。グロックが先頭を走り、他メーカーがこれを追わざるをえなくなった。IMIの設計者は単にグロックを追うだけでなく、なお1歩先へと進んだ。スライドを単なる1本のパイプ状スチール材から削りだしたパーツをもとに、これにリアサイトおよび指かけの滑り止めミゾを含むプラスチックのブロックをかぶせて作ったのである。スライドの背が高くてスムーズであり、サイトのエッジがない形態は、イスラエル流の携帯方法と射撃テクニックに応えるものである。イスラエルの何らかのピストル射撃講習に参加した経験を持つ人は、二日目以後指に絆創膏を貼っている人が増える一方だったのを記憶している。コックアンドロックがしたい(あるいはすることが許される)人はそれも可能だ。素早く抜いて素早くスライドを引くイスラエル流も、アンビのマニュアルセーフティを使ったアメリカ流も両方選択できるのだ。
 sp-21はコンシールドキャリー用のコンパクトなピストルではない。そういう銃が欲しいならグロック、H&K、ワルサーのバリエーションの中から選ぶべきだし、あるいはファイアスターのようなものを買うのもいいだろう。IMIは「バラク」を公用ピストルとして作った。そしてイスラエルでは民間人もピストルを比較的オープンに、隠さず携帯している。イスラエルでは気象条件上、服の下でないとピストルが雨に濡れて困るということはわずかだし、また日常公然とピストルを携帯していても誰もとがめないのである。

スポーツ用でも娯楽用でもない
 sp-21はスポーツ銃ではない。Visierがスポーツ用として「充分である」と評価する命中精度の範囲にあってもである。バレルの加工精度が非常によく、クロームメッキされ、山部8.82mm、谷部9.05mmの6条ポリゴナルライフリングであるということをもってしてもそれは変わらない。このバレルはジャケット弾しか使用できない。軽量な8gの弾丸を中程度の圧力で発射する弾薬でもベストの作動が得られた。ゲコの124グレインセミジャケット弾が最も命中精度がよく、25mから5発のグルーピングが47mmとなった。フィオッチの124グレインフルメタルジャケットが55mm、ラプアの120グレインCeppが56mmでこれに続いた。ホットロードのテストとして、初速380m/sに達するIMIの124および158グレインフルメタルジャケット、スピアーローマンを撃ったが、これらのグルーピングは73〜165mmとなった。このとき射手はトリガーフィンガーに打撲傷を負った。バレルが下降して衝突する際に衝撃を和らげるバッファーがなく、直接フレームに伝達されてしまうためである。トリガーフィーリングもスポーツ射撃より公用にふさわしいものだ。

結論
 sp-21はフォルクスピストルとも呼べる銃だ。シンプルで、実用的で、あれもこれも欲張って盛り込まれていない、車で言えばフォルクスワーゲンビートルのような銃である。その上マニアとっては製造上興味深いディテールがあるし、彼らならマーケットにとって必要な存在であることを見抜くだろう。

モデル:IMI sp-21、またの名を「バラク」
価格:675ユーロ
口径:これは9mmパラベラム。他に.40S&W、.45ACPがある。
マガジン容量:これは10発。本来は16発。
寸法:全長188mm 全高138mm 全幅34mm
銃身長:102.5mm(ライフリングが切られているのは83.5mm)
空虚重量(マガジンは含む):860g
トリガープル:SA2000g、DA4800g


 sp-21と直接関係ないですが、「Magal」というのはこんな銃です。 http://kalashnikov.guns.ru/models/ka298.ht
 「世界が必要としない銃」というのはずいぶんな言い方で、5.56mmx45より大口径で低速、9mmx19より小口径で高速という.30カービン弾薬を使うサブマシンガンサイズの銃というのは狙いとしてはなかなか面白いと思います。つまりライフル弾より貫通力が低くて第三者に被害を与える可能性が低く、撃ちやすく、短いバレルでも発射炎が小さい、一方ピストル弾薬よりはボディーアーマーに対する貫通力が高いということですね。トカレフなどに使用された7.62mmx25弾薬もボディーアーマーに対する貫通力が高いということで見直す動きが一部にありますし、「Magal」も充分使い道はありそうに思えます。しかし残念ながら事実として普及していないようです。また、個人の好みもあるでしょうし実用性とは無関係ですが、私としてはいくらなんでも外見がカッコ悪すぎではないかと思います。
 さて、sp-21ですが、「Visier」はこの銃を真に理解するにはイスラエルの歴史や事情を知ることが重要であると強調した上で、基本的にこの銃にプラスの評価を下しています。擁護論を順に挙げると、

@太りすぎのように見えるが、この銃は最初からより大口径の.40S&W、.45ACPも使えるように作ってあるのだ。
Aコスト削減のためスライドを単なるパイプ状鋼材から削りだしたものとプラスチックの成型品を組み合わせて作ってあり、この点ではグロックより進んでいる。
Bスライドにひっかかりがなく、スライドを引く滑り止めが広い上プラスチック製で手に優しいのは「素早く銃を抜き、スライドを引き、発射する」というイスラエル流射撃テクニックに合っている。
C現在の流行より大型だが、これは公用であり、またイスラエルではコンシールドキャリーの必要性が薄いからこれでいいのだ。

といった内容です。なるほどと思わせる内容もある一方で、納得できない部分も多いです。
@に関しては、例えばジェリコ開発時に協力した(というよりハンドガンに関する経験が浅かったIMIにとっては師匠格だった?)タンフォリオの最新モデル、フォース99(基本的にはCZ75をプラスチックフレームにしたもの)は同じく3種の弾薬が使え、プラスチックフレームという似たような条件で、明らかにずっとスマートに見えますからあまり納得いきません。
http://www.tanfoglio.it/sportandcompetition/force99.htm

Aに関してはコスト削減というのは結果的にコストが下がって初めて意味があるんであって、現実にこの銃は他のプラスチックフレームの銃に比べて特別に安くはないわけですから大きなメリットとは言えないと思います。また前も書きましたが、この工法がスライドまわりがデブになる原因ではないかとも思われます。

Bに関してはイスラエルではそれが有利でも、そんな使い方をしない外国に輸出する場合に長所と評価してもらえない(「スイス銃器マガジンチーム」も、また当たり前ですが私も、それがそういう場合における長所になりうると気付きすらしませんでした)のは当たり前だろうという気がします。また携帯時にチャンバーに装填しないならばそもそもダブルアクションもオートマチックファイアリングピンブロックも要らず、トカレフみたいな単純な銃で充分ではないかと思います。

Cも同様で、イスラエルでは困らなくても外国に輸出する場合に大きすぎることで嫌われてもやむを得ないと思います。

 どうも、都合の悪い部分は「イスラエルではこれでいいのだ」と評価し、コックアンドロックができたりキーロック式の安全装置がついている部分などは「アメリカ向きの配慮があってよろしい」と評価するなど、ダブルスタンダードで無理に擁護しているように思えるわけです。最後の「フォルクスワーゲンのような銃」という部分は全く理解不能です。この銃がグロックに比べ、特別に「シンプルで、実用的で、あれもこれも欲張って盛り込まれていない」銃とはどうしても思えません。歴史的経緯からドイツ人のイスラエル製品に対する評価が甘くなってしまっているせいではないかとさえ思えるほどです。。

 ただ、特にBの内容にはなるほどこの銃のスライドデザインにはそういう意味もあったのかと感心しました。文章中はっきり書いてないんですが、たぶん1996年に行われた「Schabak」のサイドアームを決めるトライアルで、前作のジェリコがスライドが素早く引きにくいという点がネックになって敗れたということなんではないかと思います。CZ75系の銃(前に挙げたフォース99も)はどうしてもスライドの上下が小さくなってつかみにくいですからね。

 この部分を読んで、昔読んだ本の内容を思い出しました。「標的は11人 モサド暗殺チームの記録」(ジョージ・ジョナス著 新庄哲夫訳 新潮文庫)という本です。私がこれを書いている現在、イスラエルがパレスチナのイスラム教指導者を爆殺した事件が世界に波紋を広げていますが、この本はモサドのエージェントがミュンヘンオリンピックでのテロの報復にテロリスト(とイスラエルが判断した人)を多数暗殺した事件の当事者の告白を基にしたというノンフィクションです。この中から今回の内容に関連する部分を引用します。時代背景は1969年。主人公のアフナーはモサドでエージェントとしての教育を受けます。射撃の教官はデイブというアメリカの元海兵隊員です。


「元海兵隊員が訓練生にその拳銃を手渡したとき、アフナーは驚きあきれた。二十二口径の半自動小型拳銃ベレッタだったからである。標的射撃の練習に使われるやつではないか。「お前たちのビジネスには、こいつが最高の武器だ」エージェントの特殊工作では、小火器の射程距離や貫通力より命中の精度、発射時の低音、携行する際の秘匿性が重要になる。モサドの第一線工作員がベレッタを携帯するようになったのは、ほかならぬデイブの進言に拠るらしかった。それ以前は三十二口径、三十八口径から四十五口径に至るまでの軍用、警察用の大型拳銃が使われていた。「二十二口径だと? これはいったい何だと上からいわれたよ。でっかいやつでないといかん、そうもいわれた。わしはいってやった。わしを信用してくれ。でっかいやつは役に立たんぞとな。」
 ベレッタはもともとイタリア製の優秀な小型拳銃である。アフナーたちに渡されたのはイスラエル製の改良型であった。デイブは弾丸の火薬量を減らすように要求したのだった。その結果、通常型より弾丸の初速が落ち、射程距離も短くなった。そのかわり発射音は一段と小さくなり、プスンと聞こえるか聞こえない程度で、わざわざ消音装置を装着する必要がなくなった。また、地上と同じ気圧が保ってある航空機の客室内で発射しても、アルミニウムの隔壁を撃ち抜けるほどの貫通力がなく、したがって減圧による爆発などの危険性が発生する心配はまったくない。
「お前たち、銃がちっちゃいのが心配か。でっかいやつを持ちたいのか。敵は象か戦車だと思っとるのか。戦車なら、いくらでっかいのを持っても間に合わんぞ。バズーカでなくっちゃあな。しかし、相手が人間さまならちっちゃいのでたくさんだ」
軍隊経験のある訓練生は、ベレッタに射程距離がない点を気にした。「情報工作員の仕事は軍隊と違うぞ。軍隊で受けた訓練はかえって邪魔になる。高い木に登って数百メートル先の敵を倒す狙撃手や、弾丸を雨霰と撃ちまくる速射法なんぞお前たちには無用の長物だ。罪もない一般市民を巻き添えにするつもりなら、話は別だがな」 軍隊や警察では弾丸を装填し、安全装置をかけてから手に持ち、前進せよと教える。「ベレッタには安全装置がないんだから、そんな心得は忘れてしまえ。落としたりしたら、そりゃ暴発するとも。しかし、安全装置のことばかり頭にこびりついとると、いざというときに引き金がひけなくなるぞ。うっかりして弾込めさえ忘れることもあるぞ」 そのような危険性を回避するには、また特殊な改良型であるベレッタに馴染もうとしたら、血のにじむような練習しかないとデイブは説いた。「ホルスターから銃を抜くなり、遊底をさっと後ろへ引く練習を何千回、何万回もやれ。眠っておっても、それが流れるような一つの動作で出来るようにならなくちゃいかん。それから、いいか、いったん銃を抜いたらかならず撃て」 撃つ意志がなければ、絶対に銃を抜くなというわけだ。
「お前たちは、敵を撃つために銃を持つのだ。お前たちはお巡りじゃないんだぞ。れっきとしたエージェント、それも秘密情報工作員なんだぞ。いいか、銃を抜いたら最後、その瞬間にお前たちの正体は割れることになる。だから銃を抜いたらすぐに撃て。撃つ以上、かならず相手を倒せ。おどすためなら、決して銃を抜くな」
(略)そして引き金をひく場合は、いつも二度ひけ。なぜなら、いちど狙いをつけて発射したあと少しでも間をおくと、手を二度と同じ位置に安定させることはできないからだ。どんなに習熟しても、それだけは不可能だというのであった。「もし二発とも的をはずれたら、狙いなおして続けざまにもう二発、撃て。いいか。引き金は常に二度ひくのだぞ。眠っとるあいだもプスン、プスンと自分に言い聞かせること。プスンじゃない」


 正直納得しかねる部分もありますが、そこがかえってリアルな感じもします。軍隊とは違うエージェント独自の方法ということになっていますが、チャンバーに装填せずに携帯し、素早く抜き、素早くスライドを引いて発射する、という射撃テクニック、そして1960年代という時代背景は今回の「Visier」の記事と共通しています。非常に興味深い本であり、お勧めしたいところんなんですが、検索の結果見つからず現在入手不能のようです。









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