スホーイ戦闘機って本当にそんなに強いんすか?

 何だか不安になるような内容ですがどこまで本当なんでしょうか。

http://mil.21cn.com/jiaodian/2012/10/09/13192057.shtml


ロシア、スホーイ-30MKIに対する賛辞はF-22を超える、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:インド空軍のスホーイ-30MKI」)

【グローバルネット総合報道】ロシアの軍事工業総合体ニュースネット10月8日の報道によれば、現在スホーイ-30MKI多用途戦闘機はすでにロシア航空装備品の品質の象徴となっており、国内外で比較的高い名声を享受し、しかも近年来のアメリカ、ヨーロッパの先進戦闘機との模擬空戦の中でのパフォーマンスはずば抜け、何度も相手を打ち破り、その揺るぎない空戦における優勢を充分に見せた。

ロシアメディアは、2008年末にアメリカ、フランス、インド空軍が「レッドフラッグ」系列対抗演習の結果を発表した後、イギリスの「飛行」誌は演習に参加した戦闘機であるスホーイ-30MKI、F-22、F-15の中からその名に恥じない優勝者を選出した。読者の最終的選択では意外にもスホーイ-30MKIが59%の支持率をもって首位となり、アメリカの第5世代戦闘機F-22の得票率は37%でしかなく、F-15はたった4%だった。かくのごとき高い社会的評価は、現在国際市場で欧米製品と競争中のロシア戦闘機にとって非常に重要な価値を持つ。結局のところ欧米とロシアはインド、マレーシア、アルジェリアなどの重要な武器市場を争奪する際に、いずれもあらゆる手段を尽くして相手をけなし、いかなる取るに足りない技術的欠陥でも自分を不利な立場に陥れることになるのである。

これと同時にスホーイ-30MKI系列機の供給規模も同様に人をして尊重させる。関連する購入契約の供給量はすでに330機近く、すでに引き渡された数量は230機を超える。インド空軍は最近一定数のスホーイ-30MKI機の部品の追加購入を決定し、組み立てを行う問題もすでに解決されている。関係の発注がさらに拡大することを考慮すると、この系列の機の生産規模は少なくとも400機に達し得る。もし一切がスムーズなら、全体的な量産の規模はこの数字をはるかに超えるかも知れない。近年スホーイ-30MKI系列戦闘機の輸出の利潤はずっとロシアの武器輸出収入の1/6を安定して占めている。

ロシアメディアは、多くの専門家がスホーイ-30MKIおよびその改良型機の比較的高い名声は主に、ほとんど毎年参加する国際対抗演習での勝利によると一致して考えている。この種の実践は2004年に始まり、当時インド空軍の演習参加機は主に制空権奪取に用いるスホーイ-30K戦闘機で、初期型のスホーイ-27、スホーイ-30が使用する伝統的なN001機載レーダーを装備していた。1997年にロシアはインドに18機のスホーイ-30K戦闘機を引き渡したが、現在これらの機はすでに相当に老朽化し、インド空軍によって返品され、現在ちょうど近代化改装を行って新たな購入主に転売されるのを待っているところである。スホーイ-30Kの作戦性能は限られており、技術、戦術性能上スホーイ-30MKIにはるかに劣るが、当時はまだ競争相手の面前で自己の比較的高い作戦機能を顕示し、インド空軍司令部にその第24中隊の飛行員は完全にアメリカ空軍に対抗できると認定させた。「対抗-インド-2004」演習において、アメリカの切り札たる飛行員がF-15C戦闘機を操縦してインド空軍のスホーイ-30Kとの近距離機動空戦中一敗地にまみれ、勝敗の比率は1:9だったとされる。この結果は予想できた。何故ならスホーイ-30KのF-15に相対しての機動性能の優勢は疑いの余地がなく、しかもインドの飛行員の中距離空戦における能力も同様に比較的強く、N001レーダーの性能を充分に利用でき、同時にいくつかの目標を照準する状況下で中距離格闘ミサイルを発射する時、はっきりした優勢を持っていたからである。このためアメリカはこの時の対抗演習の結果が出た後再度積極的にF-22プロジェクトを発展させた。アメリカ軍の専門家は、F-22だけがロシア製新型戦闘機に対抗できると考えている。

ロシアメディアは、2004年にインド空軍のスホーイ-30Kがシンガポール空軍のF-16C/D戦闘機とSindex-2004演習の枠内で一連の空戦対抗を行い、1対1の一騎討ちも5対5の編隊作戦もあったとする。双方は対戦結果に対しいかなる評論もしないことを協議の結果決めたが、模擬空戦対抗の結果は決して何の秘密でもなかった。結局のところシンガポール戦闘機対東南アジア諸国が装備するスホーイ-30、インド戦闘機対パキスタンが輸入したF-16の実戦能力は非常に興味深い。2005年インド空軍はスホーイ-30Kとフランス空軍の「ミラージュ-2000C」、「ミラージュ-2000-5」、「ミラージュ-2000N」戦闘機とで「ゴールデンファルコン-II」演習の中で全面対抗を行った。主に近距離および遠距離空戦、防空、航路護衛などの科目が演習された。8日のうちに「ミラージュ-2000」は80回飛び、スホーイ-30Kは74回飛び、E-3F早期警戒機は4回飛び、KC-135とイリューシン-78給油機はそれぞれ2回飛んだ。インド戦闘機の飛行時間は総計200時間を超えた。フランスの消息筋の人物のリークによれば、スホーイ-30Kは迎撃任務執行時、明らかに「ミラージュ-2000C」より優れ、当時最新型だった「ミラージュ-2000-5」にやや劣り、また近距離空戦の中でインド飛行員は全く争う余地のない優勢を持ち、結果として全勝を獲得した。

インド空軍のスホーイ-30MKIは「対抗-インド-2005」国際合同対抗演習で初めて明るみに出、単機および編隊空戦、大編隊の攻撃機の迎撃をシミュレートし、仮想敵はアメリカ空軍のF-16C/Dだった。特別人の関心を引いたのは、インド軍がスホーイ-30MKIを演習に参加さえさせれば、しかもアメリカ軍はF-16の他さらにE-3早期警戒機を派遣して情報的支持を提供させ、E-3は通常の状況下ではいつも空戦勝利の保証であるのに、最終的な結果は実力伯仲で、勝負の比率が基本的に互角だったことだ。インド空軍がかくのごときよい成績を得られた主要な原因は、スホーイ-30MKIが使用したNO11Mフェイズドアレイレーダーの性能が非常に先進的だったからである。

インドのスホーイ-30MKI戦闘機とイギリスの「トーネード」F3戦闘迎撃機の「インドラ-レインボー-2006」対抗演習の中での結果を知る人は少ない。双方が事前に空戦の結果を漏らしてはならないと協議の上決定したのである。だがスホーイ-30MKIを試しに操縦する機会があったイギリス空軍飛行員は、ロシア製戦闘機の性能は明らかにイギリス戦闘機より優れていると漏らしている。

2007年、「ゴールデンファルコン-III」演習の枠内で、インド軍のスホーイ-30MKIとフランスの「ミラージュ」戦闘機が再度対抗を行った。双方のこの回の演習の結果に関する評価は極めて少ないが、フランスの飛行員はロシア式戦闘機が比較的高い機動性能を持つことを認めている。一方2007年にイギリスで行われた「インドラ-レインボー-2007」演習の中で、あらゆる演習参加人員が全てひそかにインド空軍の8機のスホーイ-30MKI、2機のイリューシン-78と1機のイリューシン-76機の遠距離戦区快速守備交代能力に高度の評価を与えた。

ロシアメディアは、インド空軍のスホーイ-30MKI多機能戦闘機は2008年にアメリカで行われた「レッドフラッグ」系列対抗演習の中で、大いに異彩を放ち、演習に参加した相手のアメリカ、フランス、韓国に認められた、とする。演習準備期間にインド空軍は全部で120回の飛行を行った。インド軍の演習参加編隊は7月7日に離陸し、カタール、トルコ、フランス、ポルトガルという場所の移動を経て、7月17日にアメリカのホームウッドマウンテン空軍基地に到着した。インド空軍司令部は秘密保持の考慮から、本国の飛行員が戦闘模式の中でNO11M機載レーダーをオンすることを禁止し、個別の訓練飛行の時のみ使用を許した。同時に電子対抗装置、ダブレット反射体、データチェーンも初使用した。スホーイ-30MKIの任務は地上目標の殺傷、攻撃機編隊の援護、F-15CおよびF-16との空戦、仮想敵に対する火力制圧の実施だった。比較的出色の戦果により、アメリカ軍にスホーイ-30MKIは演習中F-16軽戦闘機より優れているだけでなく、さらにF-15重戦闘機よりも優れていると認めざるを得なくさせた。

2010年の「ゴールデンファルコン-IV」国際対抗演習の中で、インド空軍のスホーイ-30MKIはヨーロッパの「ラファール」と「ミラージュ-2000」戦闘機との対抗で再度全勝を獲得した。この回は基礎的作戦項目が演習されただけでなく430回の飛行任務が行われ、さらに追加で100回の飛行が行われ、空中仮想敵の迎撃、近距離および遠距離空戦の実施、輸送機援護任務を執行した。スホーイ-30MKIは、そのヨーロッパの戦闘機に対する完全な優勢を充分に見せた。

スホーイ式戦闘機が国外の相手に対しまた空戦で勝利したのは、2012年4月にマレーシアで行われた教学空戦演習でのことだった。マレーシア空軍の第11中隊のスホーイ-30MKMとアメリカ空軍駐沖縄基地のF-15C機(一部の機はAPG-63V3新型レーダーを装備)が対抗を行い、1対1の空戦を行い、かつ空中目標を迎撃した。アメリカ空軍第18飛行連隊の指揮官モラオイ准将はスホーイ-30MKMに対し高く評価し、元々の予測通り、ロシア製戦闘機はアメリカ製飛行機との1対1での直視および超視距離空戦でのパフォーマンスが非常に良好で、人を震撼させる高い機動能力を見せつけた、と言明した。基本作戦演習の完成でも、超視距離作戦任務執行時も、スホーイ式戦闘機はいずれもその空中の形勢を掌握する能力を見せつけた。

まとめると、時今日に至り、スホーイ-30MKI系列機は充分に比較的強い空戦能力を見せ、国外のいかなる第4世代、第4世代+、第4世代++戦闘機との1対1対決でも優勢であることをはっきり示した。この機が持つ比較的強い作戦能力は、自分たちの早期警戒機の外部目標指示と早期警戒情報提供方面の劣勢を完全に補うことができ、比較的高い作戦訓練レベルを持ち、豊富な実戦経験を持つNATO空軍飛行員と勝負できる力を持つ。


 イギリス航空雑誌の読者の評価というのがもし本当なら、たぶんスホーイ-30MKIに対する評価はコストパフォーマンスも含めてのことだと思われ、さすがにF-22より強いとは言っていません。また『「F-22がユーロファイターに負けた」件に関する評価』にもあったように、機密性の高い戦闘機は他国との対抗の中で真の実力を隠す可能性もあります。また本当に性能の高い戦闘機でも、支援システムの差などによってより弱い戦闘機に負ける可能性もあります。とは言うものの、やはり日本の戦闘機の実力、日本の防衛に不安を抱かせる記述でした。












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