スホーイ-35導入関連

 もう何度もお伝えしたテーマですが、依然いろいろな情報が出続けています。

http://military.china.com/important/11132797/20130227/17700480.html


外国メディア、中国のスホーイー35購入の内幕を詳細に解説!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「漢和は、スホーイー35戦闘機のいくつかのカギとなる重要技術は中国の殲ー20プロジェクトに対し重要な意義があり、これが中ロが協議を成立させた主要な原因である、とする。」)

【グローバルネット総合報道】 カナダの月刊「漢和安全保障業務評論」3月号(繰り上げ出版)の報道によれば、ロシアの防衛大臣が11月に中国を訪問した後、中ロのメディアは再度、中国がロシアのスホーイー35戦闘機を購入するとの熱い盛り上がりを引き起こしている。だが注意に値するのは、中国国防部スポークスマンもこの噂に対し決して完全に否認していないことだ。文章はこれによりロシアの中国向けスホーイー35販売の先行きの見通しと可能性に関し分析を行い、関連の噂は決して火のないところに立った煙ではないと考えている。

カギとなる重要問題は輸入する数と技術移転

この前ロシアメディアは、中ロは24機のスホーイー35戦闘機購入で、初歩的な「政府間協議書」に署名した、と報道した。すでに本決まりのようだが、漢和は決して中ロは正式な協議書に署名してはいない、と考えている。いわゆる「初歩的協議書」が指すのは会談の紀要、備忘録に違いなく、これは毎回の会談でいつも署名する必要があるものだ。これは「継続しての研究」を保留する余地がある。だがこれと正式協議書への署名とではまだ非常に遠い距離があり、変数はきわめて大きい。中ロのスホーイー35に関するカギとなる重要な不一致は輸入する数と技術移転にある。特に輸入する数であるが、これは一度24機まで削減された。これは双方いずれも受け入れられる数字で、それぞれが妥協した、ということを示す。

ロシア内部に存在する主要な食い違いは、ロシア政府上層部とロシア軍事工業、軍隊間の矛盾である。ロシア軍事工業の領袖は普遍的に中国にスホーイー35を販売してはならない、あるいはコピー生産されない保証があるという前提で販売してもよい、と考えている。だがクレムリンの問題を見る角度は異なっている。ロシア政府は政治や外交などグローバルな利益から出発し、中国向けにスホーイー35を販売すべきであると考えている。このため、最終的な決定権はプーチンの手中にある。

だがこれまでロシアサイドは中ロ国防大臣会談などの会議上で何度もスホーイー35の中国への販売を持ち出している。漢和は、これはロシア内部において販売を主張する派が明らかに主流を占めていることを示す、と考える。ある噂は、ロシアが中国にスホーイー35を販売する目的は、T-50ステルス戦闘機の研究開発資金に問題が起きたからだ、とする。漢和は、ロシアはすでに1990年代の困難な時期ではなく、金銭はロシアサイドにとって問題ではない、と考える。真の問題はスホーイー35の発注が少なすぎ、現在まだロシア空軍が発注した48機だけだということだ、と。中国は当初4機だけ購入したがり、これはスホーイが希望した大量に輸出することをもってスホーイー35の製造コストを下げる初志とは明らかに符合しない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「2012年珠海航空展で展示されるロシア製117S-02エンジン。漢和は、このエンジンは中ロがスホーイー35購入プロジェクトを達成する重要なカギだと考える。客観的に言うと、現在の状況下ではこのエンジンの実物の中国航空エンジン技術の発展に対する推進作用はごく限られている。」です。)

文章は、中国国防部スポークスマンは中ロのスホーイー35購入に関する談判という問題に言及する時、「中ロはいずれも完備された国防工業と比較的強い装備の研究開発能力を持ち、両軍の協力には広い前途の見通しと発展の余地がある。」と語った、とする。これは中国があくまでスホーイー35の技術移転(少なくとも部分的な技術移転)を得る必要がある、ということを暗示している。ロシアは中国に少なくとも48機の輸出を希望し、それでやっと技術移転ができるが、現在達成されているひとまずの数は24機である。漢和は、中国サイドはロシア製戦闘機コピー生産により何度も非難されているが、中国サイドは中ロ協力があまり愉快なものでない原因は中国サイドにあるのではない、と考えている、とする。ロシアサイドの技術に対する制限が厳しすぎ、中国サイドにロシアサイドの許可の下に技術の進歩を獲得することは不可能だと思わせ、このため止むを得ず自主的にコピー生産を行っているのだ、と。

中国はスホーイー35のどんな技術を最も欲しがっているのか

漢和は、中国サイドがスホーイー35の導入に興味を持つ原因は主に117SエンジンとIRBIS-Eレーダーにある、と考えている。殲ー20戦闘機の研究開発は中国航空工業の弱点を暴露した。まずエンジンである。スホーイー35の117Sエンジンがあれば、殲ー20はすぐに真の第4世代戦闘機に変身し、超音速巡航の夢を実現できる。さもないと「中国の特色ある第4世代機」としか言うことができない。スホーイー35のベクトルエンジン技術も中国が獲得を急いでいるものだ。このため、エンジン技術の部分的な移転であっても、中国は達成を希望する。

文章は、中国のWSー15「太行」エンジンは依然核心機の研究開発段階にあり(原文はこうなっている・グローバルネット軍事注)、2012年に中ロは新たな一定量のAL-31F/FNエンジンに関する契約を締結したが、このことから「太行」の中国空軍の心中での地位が見て取れる、とする。だがエンジン工業は百年の大計であり、一朝一夕に完成できるものではない。インドはすでに「カヴリ」国産大推力エンジンの研究開発を放棄し、15年の努力を1日にして打ち切った。この意味から見てみると、中国の航空エンジン工業はすでに第三世界最高である! アメリカ、ロシアからはまだ非常に大きな隔たりがあるにしてもである。

漢和は、もう1つのスホーイー35のカギとなる重要技術はIRBISパッシブフェイズドアレイレーダー(PESA)で、これも中国の弱点であるとする。中国版のPESAレーダーは1機の殲ー10B戦闘機上で実験が行われただけである。中国サイドはアクティブフェイズドアレイ戦闘機機載レーダーの研究開発にすでに成功していると言明するが、本当にこうだとすると中国がロシア向けにT/Rモジュールの販売を開始することさえある。だがAESAレーダーを組織的に大量生産するには、ロシアでさえ非常に大きな困難が存在する。最大の困難はコスト問題で、アメリカを除くとヨーロッパ諸国さえこれに頭を痛めている。このため、中国サイドが第2番目に興味を持つのはIRBIS-Eレーダーに違いない。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「中国空軍の第3世代重戦闘機は、ロシア製のスホーイー27系列戦闘機からずっと発展してきているが、スホーイー35戦闘機プラットフォームの中国サイドに対する意義はすでに大きくないと言える。スホーイー35をターゲットにいわゆる『コピー生産』を行う必要は全くない。」です。)

中国はスホーイー35を「パクる」か否か

漢和は、これはロシアが関心を持つ核心的問題であるとする。ロシアサイドがあえてスホーイー35を中国に販売しようとする原因は、より先進的な117系列エンジンがすでに試験に投入され、T-50戦闘機に装備されているところにある。中国が今後20年、依然ロシア製戦闘機の後塵を拝するか否かは、中国が自ら回答する必要がある。ひとたび中国がスホーイー35の複製を決定すれば、沈陽飛行機はスホーイー33およびスホーイー30MK2のコピー生産経験に頼って、機体のコピーの実現は大きな問題ではない。レーダーは必ずしもフェイズドアレイを追求する必要はなく、中国国産のいかなるレーダーに換装してもよい。カギとなる重要問題はやはりエンジンである。

ロシアは中国に簡略化版のスホーイー35を販売するか否か

漢和は、この方案はロシア軍事工業界内部で最も流行しており、長期にわたりロシア軍事工業はいつも簡略化版の武器を輸出している、とする。実際、ロシアが輸出した中国のスホーイー27にも小範囲の簡略化が行われており、中国に販売される簡略化版のスホーイー35は次のような特徴を持つ可能性がある。

一、117Sエンジンだけ装備し、ベクトル推進技術、フェイズドアレイレーダーを装備しないスホーイー35K

二、117Sエンジンを装備せず、その他は基本的にスホーイー35Sロシア軍バージョンのまま。中国サイドは受け入れない可能性が極めて高い。欲しいのはまさに117Sエンジンなのである。

三、ベクトル推進技術だけ取り去る。

四、レーダーを簡略化する、その他の機種に換装するなど。

こうすれば価格はやや下がる。全体的に言うと117Sの削除はあまりありそうにない。ロシアから伝わる情報は、24機のスホーイー35をたった15億アメリカドルで販売するというもので、単価は6,250万アメリカドルである。これは完全版であるロシア軍のスホーイー35Sの販売価格に近い(頑住吉注:国外に売る分の方が割高のはずだ、ということでしょうか)。

(頑住吉注:以後のページは画像とキャプションだけです。4ページ目は「スホーイー35戦闘機のレーダー、航空電子およびセットされる機載武器システム自体が体系をなし、これらはさらにはロシアサイドの核心的技術の在り処であり、中国サイドに対し開放あるいは移転することは全く望まない。技術の獲得条件がより緩かった1990年代でもこうだった。今日、数多くない優勢を持つ領域の1つであり、ロシアサイドの「強硬な立場」が想像できる。」、5ページ目は「ロシア空軍が装備するスホーイー35S戦闘機。現在ロシア空軍だけが48機のスホーイー35を購入している。その輸出拡大はロシアサイドの利益に符合する。」、6ページ目は「ロシアメディアは中国が24機のスホーイー35を購入するとしており、単価は6,250万アメリカドルでロシア軍の内部価格に近い。もしこうなら、ロシアサイドはやはり縮小版を売ろうとしており、中国サイドはさらに受け入れ難い。」、7ページ目は「ロシア軍が装備するスホーイー35S戦闘機のエンテ翼を除去すると、外形はより最初のスホーイー27戦闘機に似る。この種の回帰は、実はここ何年かのロシアサイドの技術の累積、進歩の結果でもある。」、8ページ目は「ここ何年か、中国航空工業全体の技術的術力とレベルが大幅に向上したため、中国の新型戦闘機は次々現れて尽きない。外形上外国の同類実戦機と近く、似ているため、中国には『パクリ』、『秘密を盗んだ』との『悪名』が投げかけられている。外国メディアのこの種の世論操作にはあまり関心を注ぐ必要はない。」)


 この種の情報はずっとロシアの最上層部とは言えない所から出されるだけで、「煙幕」ともされていますが、決してルポライターとかではなく一応公的な立場のある人から出ているので、全くの捏造はしないのでは、という疑問がありました。しかし「買ってよ」、「まあ条件次第だから今後の検討課題にしとこうか」、「前向きに検討するってことでいいんだね」、「うん」みたいなやりとりが記録された議事録のようなものを双方が内容を確認の上署名した、ということなら一応理解できます。

http://military.china.com/important/11132797/20130311/17721659.html


専門家:中国の大型戦闘機生産能力は限られており、スホーイー35購入は取ってもよい手段である

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近一部のロシアメディアはまたほしいままに中国がロシアの最新型スホーイー35戦闘機を購入しようとしていると騒ぎ、間違いないとばかりに『ロシア国防輸出社は先日すでに中国国防部と、中国に対し24機のスホーイー35戦闘機を供給することでひとまずの協議を達成させた』とする複数のメディアさえある。」)

最近ロシアメディアは、ロシアと中国はすでに、中国に対しスホーイー35多機能戦闘機を供給する政府間協議書に署名した、と報道した。だが今年初め、最初の6機の量産型スホーイー35がやっとロシア空軍に装備されたばかりである。ロシアの現役で最も先進的な戦闘機として、スホーイー35は性能上いったいどんな特徴があるのか? この機はアメリカのFー35、F-22に対抗できるのか否か?

「航空知識」副編集長王亜男は記者に、スホーイー35はスホーイー27(NATOはこれを「フランカー」と呼ぶ)を基礎に発展したため、「スーパーフランカー」とも呼ばれる、と教える。ロシアの基準に照らせば、スホーイー35は第4.5世代戦闘機に属し、最新の材料、工程、技術が大量に採用されている。例えば機体の材料にチタン合金が大量に使用され、飛行寿命を6,000時間にまで延長させている。

スホーイー35は先端的なIrbis-E型フェイズドアレイレーダーシステムを装備している。400kmの距離で3平方mの目標をキャッチでき、甚だしきに至っては90kmの距離で0.01平方mの超低観測可能性目標をキャッチする。この機は同時に30の目標をキャッチ、追跡する能力を持ち、しかも8発のアクティブレーダー制御誘導ミサイルを使って8つの目標を攻撃でき、これには4つの300km以遠の目標が含まれる。スホーイー35はさらに全く新しいガラスコックピットを採用し、これは2つの大モニターと3つの小モニターによって構成される。

スホーイー35はさらに機載アクティブ飛行安全システムを装備する。このシステムは飛行条件下で操縦員がミスを犯した時、自動的に機を安全飛行状態に移す。このシステムは機動飛行と空戦の中で起きる可能性のある各種の意外な状況に対応するのに適する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「軍事ニュースに関心のある仲間は注意を向けているだろうが、中国がロシアのスホーイー35戦闘機を購入するとの噂には少なくとも3年以上の歴史がある。2010年初めから、ロシアメディアは中国がスホーイー35戦闘機の購入を求めているとの噂を流し始めた。20日に行われた中ロ政府間軍事技術協力委員会第17回会議の期間になると、この噂は突然どんどん激烈になった。」です。)

王亜男は、スホーイー35最大の改良は、最新型の117Sエンジンを採用したことだ、と考える。117SエンジンはAL-31Fエンジンの一種の派生型で、より先進的なファンを装備し、直径が3%拡大し、かつ先進的な低圧タービンと高圧タービンを採用し、同時に精密なデジタル式コントロールシステムを採用している。こうした改良により、このエンジンの推力は16%増加し、145千ニュートンに達し、推力:重量比は10を超え、戦闘機に時速1,200km以上の速度で超音速巡航を行わせることを完全に保証できる。現役のAL-31Fと比べると、117Sエンジンは使用寿命も非常に大きく延長され、2回の大修理の間隔は500時間から1,000時間にまで延長されている。

117Sエンジンの推力ベクトルコントロールシステムはごく容易に電気伝動操縦システムとの一体化したコントロールが実現でき、空力性能が本来すでに充分抜きんでているスホーイー35に、特技動作時においてより自由自在さを加えさせる。例えば、有名な「pendulum」動作の中で、スホーイー35はそのベクトル推力に頼って機首を上に向け頂点で数秒止め、その後機の尾部を中心に機の全長を半径に180度の回転を行うのである。

スホーイー35はさらに「フランカー」ファミリーの強大な攻撃能力を継承し、空中格闘、対地攻撃、海上の対艦など多種の作戦任務が執行できる。

ではスホーイー35はアメリカのF-22、F-35に対抗できるのか? 王亜男は記者に、スホーイー35は機動性、作戦半径、武器搭載重量、最高飛行速度方面でF-35に勝り、ステルス性能だけやや弱く、このためF-35に完全に対抗できるが、第5世代戦闘機F-22に比べるとやはり隔たりがある、と教える。

ある視点は、我が国の殲ー10戦闘機はすでに部隊装備され、殲ー20ステルス戦闘機もすでに研究開発に成功し、こうした時に継続してスホーイー35を導入する必要があるのか否か? と考える。王亜男は次のように指摘する。最近一部の周辺国がF-35を装備し、またF-22もグアム島と沖縄に常駐しており、このことは東アジア地域の空中戦力に微弱な変化を発生させつつある。同時に、我が国で双発大型戦闘機を生産できるのは沈陽飛行機製造集団社しかなく、軍の需要と比べると生産能力に欠点がある。またスホーイー35はずば抜けた性能を持ち、双発大型戦闘機の生産能力の欠点がしばらくは解決できない状況下で、一部のスホーイー35を導入することは取ってもよい1つの手段である。(魏剛)

(頑住吉注:3ページ目)中国は何故スホーイー35を購入しようとしているのか? 殲ー20と殲ー31という2種の第5世代戦闘機を連続して試験飛行させることに成功させた国が、また殲ー10Bと殲ー16という2種の優秀な第4世代改良型戦闘機を研究開発中の国が、何故さらにスホーイー35を購入するのか? ロシアメディアが出す答えは、中国がスホーイー35戦闘機の超越的に高度な性能を認めたからだ、というものである。

(頑住吉注:4ページ目)だが一部のメディアは中国がスホーイー35を導入するとのニュースを利用して、中国の戦闘機の実際の性能は劣り、完全に「素人」に属するとの表現で語っている。これは中国航空工業に対し完全に無知な行為である。現在の情報から判断して、中国は確かにロシアとスホーイー35導入につき何らかの種類の意志疎通を行っているかもしれないが、私は中国がスホーイー35戦闘機を導入するというのがもし事実に属しても、(頑住吉注:こんなケース初めて見ましたがキャプションの途中でページが変わってます)

(頑住吉注:5ページ目)中国がスホーイー35に関する契約を利用して双方向の軍事技術協力を維持保護し、最終的に中ロ間の戦略的協力パートナーシップを維持保護し発展させる、ということを説明できるに過ぎないと考える。何故なら長期にわたり中ロの軍事技術協力は中国の戦略的協力の重要な内容であり、中ロ協力の模範であり、相互の軍事的信頼の重要な表現であるからだ。誰が自分の敵に武器を売るだろうか? まさにこの種の信頼があるからこそ、中ロに技術交流があるのである。

(頑住吉注:6ページ目)スホーイー35は決して月並みなものではなく、総合的な作戦能力はスホーイー27系列の戦闘機の中で最先端の機種であり、総合性能は我が軍が現在装備する殲ー11B戦闘機および殲ー10A戦闘機より強いだろう。その装備する117Sエンジンは中国の「動力の真空期」に対し正面からの影響がある。

(頑住吉注:7ページ目)中国はこの大規模なロシアの軍事技術導入の枠組み的性質を持った計画を利用し、ロシアの大部分の先端軍事技術をほとんど「吸い尽くした」。中国の大型大口径ロケット砲、新型火砲、新型戦車、通常潜水艦、戦闘機の技術はいずれも20年の技術的飛躍を獲得した。

(頑住吉注:8ページ目)現在、国際経済危機という大きな背景下で、新たに当選したプーチン大統領は武器輸出方面で実際上の突破を成し遂げる必要が間違いなくある。この方面において、中国もこの大きな権力を握る大統領に助け船を出す必要がある。兵器貿易は決してふつうの売買のように簡単なものではなく、余りにも多くの国家間の政治的もめごとに関わる。中ロ間のスホーイ-35購入案件もそうである。


 キャプションは中国の技術が劣っているからこの機が必要なんではないと力説してますけど、説明を読むほどスホーイ-35は中国戦闘機よりずっと高度であるという印象を強くしますね。

http://military.china.com/important/11132797/20130313/17727091.html


ロシア、完成品の形式で中国にスホーイー35を販売する、とする 中国サイドでの組立による生産は許さない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近一部のロシアメディアはほしいままに中国がロシアの最新型スホーイー35戦闘機を購入しようとしていると大騒ぎし、甚だしきに至っては間違いないとばかりに、『ロシア国防輸出社は先日すでに中国国防省と中国に対し24機のスホーイー35戦闘機を供給することでひとまずの協議を達成させた』とするメディアも複数ある。」)

ロシアの「リンク」ネット3月11日の報道によれば、ロシア連邦軍事技術協力局の副局長は最近、ロシアと中国は近いうちにスホーイー35多用途戦闘機輸出契約の準備の件で協議を行う、と漏らした。ロシアサイドは完成品の形式で中国に対しスホーイー35を輸出し、中国サイドが組立による生産を行うのを許可することはない。

ロシアの「リンク」ネットの原文の内容は以下の通り。

ロシア連邦軍事技術協力局の副局長ヴャチェスラフ ジャッカーエンは最近、ロシア・中国双方は近いうちにスホーイー35多用途戦闘機輸出契約準備の件で協議を行うことになる、と漏らした。彼は、ロシアサイドは完成品の形式をもって中国に対しスホーイー35を輸出し、中国サイドが組立による生産を行うのを許可することはない、と強調した。

ロシア国防製品輸出社は2012年末に中国国防部と24機のスホーイー35新型戦闘機を提供する事に関する初歩的協議書に署名し、最終的な販売契約書には2年以内に署名され、製品の引き渡し時期は2015年以後になる。専門家の見積もりによれば、ロシア・中国双方の今回の交易の総額は約15億アメリカドルである。

ここ何年か以来、ロシアの中国に対する武器輸出は全体的に急激に下降する趨勢を呈しており、今回中国がスホーイー35の大量購入に同意したことは、ロシア軍事工業企業にとって疑いなく重大で利益ある知らせと言える。ある軍事専門家は中国のスホーイー35購入の動機を分析する時、中国サイドは殲ー20第5世代戦闘機の動力システムの研究開発過程で困難に遭遇し、スホーイー35購入によってAL-41F1S(すなわち117S)エンジンの技術を獲得することを希望しているのかもしれない、と考えた。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「軍事ニュースに関心ある人はおそらく注意を向けているが、中国がロシアのスホーイー35戦闘機を購入するとの噂には少なくとも3年以上の歴史がある。2010年の初めからロシアメディアは中国がスホーイー35戦闘機の購入を求めているとの噂を始め、20日に行われた中ロ政府間軍事技術協力委員会第17回会議の期間になると、この噂は突然どんどん激烈なものになった。」です。)

軍事専門家たちは、中国サイドは頻繁に殲ー20の試験飛行活動を行っているが、元々この機に用いられる計画だった新型エンジンの研究開発作業は人をして満足させる成果を得られていない、と指摘する。殲ー20の最初の原型機が試験飛行時に装備したのはロシア製のAL-31F型エンジンで、第2機目の原型機が使用するのは国産エンジンである。

この他にスホーイー35の先進的な性能も中国サイドの購入決定を押し動かした重要な原因である。国産の殲ー20の就役時期は2017年より早くはならず、このため中国には一定程度アメリカの第5世代戦闘機に対抗できる新型戦闘機を導入する必要があり、スホーイー35はまさに中国サイドにとって唯一無二の選択なのである。

スホーイー35はスホーイ設計局によって研究開発され、「第4世代半」に属す近代化された多用途戦闘機である。この機は多くの第5世代戦闘機の技術を運用しており、性能は西側の「ラファール」、「タイフーン」、Fー15、F-16、F-18などの第4世代戦闘機および最新型のFー35を超え、さらにはアメリカのF-22Aステルス戦闘機に対抗する能力がある。(範尭)

(頑住吉注:以後のページのキャプションは全て重複なので省略します)


 ロシア連邦軍事技術協力局の副局長という肩書の人物が導入の真偽をすっ飛ばして「中国による組み立ては許さない」とまで言うと、本当なのかな、という気になってしまいそうですが、果たしてどうなんでしょうか。































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