キンバー製品スイスに初登場

 「MARSOC」の記事が掲載されていた「Visier」2004年4月号の「スイス銃器マガジン」ページに、同じキンバーのガバメント系ピストルに関する記事が掲載されていました。外観上もさほど変わっておらず、そのときは読む価値はないだろうと思いました。ところが5月号の同じコーナーにもやはりキンバーのガバメント系のレポートがあり、「ん?」と思いました(ちなみに6月号にも載っています)。何故目新しいとも思えない似たようなキンバー製品をこんなに続けてレポートしているんだろうと不思議に思って読んでみると、タイトルどおりキンバー製品がスイスに初めて輸入され、注目を集めていることが分かりました。なにしろスイス人に馴染みのないキンバー製品の紹介ですから会社の歴史や製品の特徴も分かりやすく解説されていました。4月号に掲載された最初のレポートから内容を紹介します。


キンバー タクティカルプロUTM

キンバーは従来むしろ一般に高品質、高性能なハンティングライフルのメーカーとして知られていた。しかしこの社は数年前からハンドガンビジネスにも参入し、もっぱら1911タイプのピストルを生産している。そのバリエーションは今日さまざまなタイプの54種類を含んでいる。そのいくつかは最近スイスに輸入された。我々はまず始めにキンバー タクティカルプロUTMを紹介する。


 たとえ1911系はすでに再三紹介しているという理由で一部の読者が「またか」と鼻にしわを寄せる危険があっても、我々はそれをする。そのひとつの理由は、このシステムが銃の歴史の中で最も成功したものと見なすことのできるものであり、また設計から100年近く経過しながらその今日的意義をほとんど失っておらず、不安なく、そして現実の結果として、公用、スポーツ射撃、セルフディフェンスに使用されているものだからである。その上キンバーピストルはその模範的な加工と興味深いディテール処理から目立つ存在であり、その価格/成績比は非常に良好と言っていいものだからでもある。こんなわけでこのピストルにも多くの愛好家に紹介するに値する充分な根拠がある。ましてやこれが2、3週間前に初めてスイスに輸入されたものだということを考えればなおさらである。
 アメリカ、ニューヨーク州、Yonkersに所在するキンバー社は1979年に銃器メーカーとして発足した。最初はクラシックなスポーツ射撃用小口径ライフルを作っていた。これは当然我々がこの緯度で50mでの精密射撃競技に使用するようなスモールボア競技用ライフルではなく、コーラ缶、木切れ、風船を非公式に撃つ「並の」連発銃だった。なにしろこうした点についてアメリカ人は我々と違う考えを持っており、ただ気の向くまま、単にふざけて射撃を行ってもかまわないと思っている。このかわいらしいライフルは当時すでに綿密な加工とグレードの高い仕上げによってライバルの安価な大量生産品の中で際立っていた。その後大口径が加わり、今日ではラインナップの中に小口径リムファイアから.243ウィンチェスター、.260レミントン、7mm-08レミントン、.308ウィンチェスターまで、またその中には270WSM、7mmWSM、300WSMのようなハンティング用弾薬仕様も含まれている。いくつかのハンティング用、スポーツ用ダブルバレルショットガンが加わり、ロングアームの品揃えは完成している。

 前述のように、キンバーはピストルの分野では1911系システムに完全に集中している。ほとんど例外なくクラシックな設計である。これに関しさらに付け加えて説明しなければならないならば、すなわち大口径で、シングルローで、全金属製という意味だ。提供されている54種類中、たった4種類が.22LRであり、そして4種類のコンバージョンキットがある。後者はつまり大口径ピストルを、安価で反動の弱いリムファイア弾薬が撃てるようにする改造キットだ。残る銃のうち、4種類が.口径40S&W、2種類が.38スーパーAUTOであり、以上挙げた以外の銃は.45ACPを撃つ。5種類はプラスチックをベースとした大容量10連発仕様のフレームだが、それ以外はコンベンショナルだ。ただし、3種類の異なる銃身長(3、4、5インチ)、フレームのサイズ、そしてマテリアル上のコンビネーション(スチールかアルミニウムか、ブルーイングかステンレスか)がある。バリエーションがあまりに多すぎて、誰もが選ぶのに困るのは保証つきである。

 キンバーピストルはスイスには最近Mowe S.A.によって輸入された。この会社の背後にはMarc Heimがいる。彼はヨーロッパチャンピオンにまでなったIPSCシューターである。彼は競技活動からの引退後、その活動をいろいろな銃およびアウトドアグッズの輸入販売に集中させている。我々は現在ちょうど彼の提供によるレーザー距離測定器具をテストしているところだ。
 言うまでもなくスイスはキンバーピストルの全てのバリエーションの輸入、販売を可能にするにはマーケットとして小さすぎる。そこで事業家はこの初めての試みが最初から暗礁に乗り上げないように、確かな勘を持って潜在的な顧客の需要を慎重に調べなければならない。キンバーの輸出に関する算定には多額の金がかかり、決断も必要だったので、品物がスイスに到着する何カ月も前に代金の支払いが必要だった。そして輸入業者は品物を、やはり家計費の中から入手の何カ月も前に代金を支払う積極性のある人々にのみ届けようとしているわけである。

 ともあれ、Marc Heimはキンバーのバリエーションのうち約1/5を国内の愛好家向けに輸入することを勇気を持って決断した。人はこのことに対して彼に感謝すべきである。我々は今月号でモデル タクティカルUの紹介から始めようと思う。このピストルはミドルサイズで、その設計上セルフディフェンス用と同様にスポーツ射撃競技への投入にもふさわしいものだ。次号ではこのシリーズで、「サブコンパクト.45口径」であるより小型のキンバーモデルを紹介する。そして初夏にもさらなるピストルを紹介していく予定だ。

タクティカル プロUTM
 まず始めに注意しておかなければならないのは、現在提供されている1911系システムには基本的に2つの種類があるということだ。ひとつは比較的単純なスタンダードモデルである。これは使用には耐えるが、その形状は平均的GIの必要に対応したものであり、すなわち非個性的な大量生産品に過ぎない。実際の話、今日そのようなピストルをシューティングレンジに持って行くシューターはもはやまったくいない。そうではなくシューターはこの銃を身近なガンスミスのところに持って行き、希望に応じて改良を行う。当然高い金をかければそれが結果に現れ、多くの場合シリーズナンバーを除きオリジナル銃と多くの共通点を持たなくなる。そのような銃の基本価格は意外に安いが、ガンスミスのチューニングメニューは多様であり、上は天井知らずである。
 他の選択肢として、メーカーがいわゆる「カスタム」モデルを提供している。これはすなわちすでに工場渡しでその未来のオーナーの個人的な必要に合わせて調整されているものだ。これはつまり、たいていの場合シューターがその銃に期待する内容に合わせてもたらされる、操作性、機能、命中精度といったポイントにはさほど多くのバリエーションがないからこういうことが可能なのである。これらの銃はすべてある種高い価格帯に属するが、より少なくしか高くないことが期待されている。何故なら何と言ってもそれはたいていの場合大量生産品と大差のないものだからである。キンバーの製品は明らかに後者の「カスタム」に属しており、いくつかのモデルはその名前に「カスタム」がついていさえする。

 この銃を含め、各銃にはふさわしい名前がつけられている。タクティカルシリーズには特にバレルの長さで区別される3つの機種がある。まず3インチの「タクティカル ウルトラUTM」、続いて4インチバレルを持つミドルサイズの「タクティカル プロUTM」、そして古典的な5インチバレルで大型の「タクティカル カスタムUTM」である。それぞれのピストルにはそれぞれの投入分野がある。3種の「タクティカル」に共通しているのは、アルミニウム製でグレーに「anodisierte」(頑住吉注:表面処理方法の名前のはずですが辞書に載っていません。「anode」は「陽極」という意味なので、たぶん電気的処理でしょう)されたフレームである。これによってスチールフレームに比べて200グラム弱の重量軽減がもたらされる。このピストルはこれにより、毎日携帯できるように作られている。すなわちオープンホルスターに入れた公用ピストルとして(タクティカル カスタムUTM)、コンシールドキャリーガンとして(タクティカル プロUTM)、バックアップガンとして(タクティカル ウルトラUTM)としてである。モデル名の中のローマ数字「U」は、オートマチックファイアリングピンセーフティの方式を示している。.22口径のキンバーを除き、全てのピストルにこのシステムが装備されている。しかし、ファイアリングピンを阻むパーツをトリガーによって上昇させるライバル製品群(この方法は不可避的にトリガープルを重くする)とは異なり、キンバーピストルはグリップセーフティによってこれを行っている。例えばかつてのコルトピストルが1930年代にこの方式の追加安全装置をすでに一度備えたことがある。しかし後にはもはやトリガーによるメカニックだけが組み入れられるようになって現在に至っている。
 タクティカルシリーズのさらなる特徴的部分は、ブッシングレスでスライドに正確にフィッティングされたバレル、ロングのリコイルスプリングガイド、トリチウムがインサートされ、昼夜を問わずよく見える明瞭なサイトである。さらに、全てのタクティカルは工場渡しでマガジン挿入口が広げられており、目標から目をそらす必要なく素早い、流れるようなマガジン交換を可能にしている。マガジンには当然プラスチック製のボトムがかぶせられている。これは単に重くすることによって早く抜け、次のマガジンを挿入しやすくするというだけでなく、放出によってマガジンの下部を痛めないという効果もある。

 人間工学な観点に基づいてレバーを延長したアンビのセーフティは、今日実用上全てのピストルに必要とされる。作動スピードの速いスケルトンハンマーも同様である。これに対し普通でない特徴はトリガーガード下面およびグリップフレーム前面、後面の30-LPIチェッカリングである。この措置により、特に暑さの中、汗だくになった手に対してのグリップ確実性が大いに向上する。手とピストルは非常に密接に結ばれるので、滑ることはほとんど不可能である。だが、使用者はホルスターの選択という点に注意しなくてはならない。タイトすぎるホルスターを選ぶという間違いを犯すと、ホルスターに入れた銃は革に固くくいこみすぎてもはやほとんど抜くことができなくなる。というわけで必ずあらかじめ充分テストしておくこと!

 トリガーストップが組み込まれたロング、ワイドなトリガーは快適な射撃に大いに貢献している。計測されたトリガープルは2000g強で、実用上正しいとされる数値だが、個人的主観では軽すぎるように思われる。

 安全に寄与するさらなる2つの「おまけ」がバレル自体に、そしてその周囲にある。まず1つはバレル後端の削り加工である。これにより、万一弾薬を見て確認したい時、スライドを引く必要なくここからの光で見ることができる。バレルはこの点を除けば普通である。もう一つは可動式でスライドに設置されたエキストラクターである(頑住吉注:先端が可動なのは当たり前ですが、オリジナルのように全体が固定されて弾性で動くのではなく、むしろ一般的なオートのように全体が可動だということです)。弾薬がバレル内にあるとエキストラクターは見て、また触って分かる程度外に突き出す。これもまた安全性に役立つ。
 加工は申し分ない。全てのエッジは丸められ、ピストルの表面に見苦しい加工跡はない。スライドとフレームの間の遊びは最小で、SIG P210に迫っている。バレルは前述のようにブッシングレスで遊びなくスライドにフィットされている。このように、優秀な命中成績を挙げる条件も整っている。シューティングレンジにおいてこの予想はやはり大部分的中した。25mからの依託射撃で、最もタイトなグルーピング(5発、弾痕の中心から中心)は50mm(レミントン185グレインMC WC)だった。フェデラルの230グレインMCが拮抗してそれに続いた。これらは全くノーマルなハードボール弾薬である。より広いグルーピングの計測はもはや重要ではない。ワッドカッターや鉛弾は作動確実性のテストのために単に撃っただけである。これにより我々にはただの1回の障害も認められなかった。

 ブッシングがないにもかかわらず(あるいはそのせいで)、このピストルの分解はいくぶん複雑化している。ちょっとした段差に引っかけてリコイルスプリングを圧縮して保持しなくてはならず、こうすることによってリコイルスプリングガイドごとスライド後方に取り出すことができる。当然これは始めにスライドをフレームから抜き取った後に行われる。これ以上の分解は原則的に必要ない。そのかわり使用者はスライドとフレームの間に充分な潤滑油が存在しているかをよりしばしば確認すべきである。経験上、使用者がその銃を長期間快適に使用したいと思う場合、スチールとアルミニウムのコンビネーションは少々の追加支出を要求するものである。カタログは2万発発射後も実際上使用者が摩耗跡を見ることはないと主張しているが、周知のように文書というものはどうとでも書けるものである。この場合はあらかじめ配慮しておいた方が良い。

 テストを終え、我々の判定は終始肯定的なものとなった。宣伝されている価格は輸入段階では2116CHFだったが、後には2351CHFになっている。購入者は、他の場合では同じ状態に達するのにさらに多くの投資をしなくてはならないピストルを、この銃を買えば(工場渡しで)得ることになる。小型のキンバーがいかに真価を発揮したかについては次号でお知らせする。

キンバー タクティカル プロUTM
タイプ:ブローニング方式による、バレルにロッキングラグを持つSAセルフローディングピストル
メーカー:キンバーMfg.,Inc.(アメリカ ニューヨーク州 Yonkers)
口径:.45ACP
銃身長:102mm
サイト:固定、3ドットサイト
マガジンキャパシティ:7発
安全機構:トリガーメカニズムに作用するアンビのレバーセーフティ、グリップセーフティ、オートマチックファイアリングピンセーフティ
全長:194mm
全幅:35mm
重量(未装填):900g
素材:ブルーイングされたスチール、アルミニウム
グリップパネル:木製
装備:ビーバーテイル、ロングのセーフティレバー、ロングのトリガー、トリガーストップ、広げられたマガジン挿入口、ロード状態確認、グリップフレームはチェッカリング入り
価格:2116CHF(宣伝価格)。持ち運び用プラスチックケース込み。


キンバータクティカルにおける.45ACP弾薬の成績

弾薬 弾頭重量(グレイン/g) 弾頭のタイプ 初速(m/s) 初活力(ジュール)
レミントン 185/12.0 MCWC 232 323
Geco 231/15.0 FMJ 238 424
レミントン 185/12.0 JHP 299 336
Magtech 200/12.9 LSWC 268 465
フェデラル 230/14.9 MC 250 466
Samson 230/14.9 FMJ 253 477

 ちなみに名称は「キンバー タクティカルプロUTM」としていますが、原文では「TM」は「自乗」の「2」のように右上に小さく表記されています。公式サイトからコピーしてここに貼ってみたら「?」になってしまいましたのでやむを得ずこうしておきます。こんな変な表記しなきゃいいのになあと思いますが、まあそれはメーカーの勝手ですね。

http://www.kimberamerica.com/tactical.php

 メーカーの公式紹介ページはここです。ここで紹介されている銃は公式ページの「タクティカルプロU」とほぼ同じですが、トリガーのみ公式サイトの「タクティカルカスタムU」(5インチモデル)のものと同じ穴2つのものがついています。

 キンバー製品でもこのシリーズのようにエキストラクターが外装になっているものと、オリジナル通り外から見えないものと2種類あります。ちなみに「MARSOC」は後者です。

 「MARSOC」の記事に、「キンバー製品のオートマチックファイアリングピンブロックはグリップセーフティと連動するものだ」という記述がありました。現在訴訟対策上オートマチックファイアリングピンブロックは事実上必ず備えなければならないようですが、例えばSigarmsのGSRもそうだったように、いろいろ配慮をしてもトリガープルに悪影響が出ます。単に重くなるだけでなく、いったん重くなってから軽くなり、また重くなって落ちるといった気持ち悪いものになってしまいがちなわけです。そこでキンバーはグリップセーフティと連動させたわけで、これなら当然トリガープルに悪影響はなく、しかも落としたりしたときの安全性はトリガーと連動するものと変わらないはずです。これは非常にいいアイデアに思われ、キンバーだけがこういうシステムを採用しているのはパテントでもとっているからかと思いきや、コルトがずっと昔に採用し、放棄したシステムだったというのは意外でした。この件に関しては次号のレポートにより詳しい記述があります。

 「バレル後端の削り加工」というのはこういうものです。



 バレル基部を上から見たところです。ガバメント系のバレル後端の上部には突起部がありますが、ここにこんな削り部分があり、スライドを引かなくてもチャンバーに弾薬があるか見えるということです。+P弾薬を撃った場合この部分の薬莢が破裂したりしないか不安ですが、まあ問題ないんでしょう。

 昔アームズでガバメントのカスタムパーツを紹介する記事を手がけたことがありました。私の知っているロングのリコイルスプリングガイドは純正も含めてネジで前後に分かれていましたが、あるショップのものだけは一体であり、どうやって組み込んだらいいのか分からずに電話で問い合わせて「実銃のもそうなんですけどこうやるんです」と教えてもらったのを思い出しました(そんな奴がカスタムパーツの記事書くなよと思われたでしょうね)。トイガンなら方法を知れば簡単にできますけど、リコイルスプリングが強い実銃ではかなり大変だと思います。写真のキャプションにも「少々コツが要る」と書かれています。これではちょっと軍用等には使えないですね。もちろん「MARSOC」は通常のタイプになっています。

 さて、「MARSOC」の記事では、キンバー製品の「MIM製法」による小パーツに多くのチューニングスペシャリストが不満を表明している、そして採用した海兵隊も多くのキンバー製パーツが気に入らず他社パーツと交換した、という内容があり、キンバー製品は安いけれど品質はあまりよくないのではないかという印象を持ちました。しかし今回の記事を読んでかなり印象が変わりました。この記事はアメリカの通信員による記事ではなく、明らかにスイス人による記事です。スイス人は非常に工作精度の高いしっかりした銃を作るというイメージがありますが、そのスイス人がキンバーの加工は「vorbildlich」(「模範的」「見習うべき」)なものであり、スライドとフレームの遊びはP210に迫る、と評価しているんですから。命中精度も4インチのやや短いバレルでGSRと同程度、しかもGSRでは問題ありだったワッドカッターでも鉛弾でも一切作動不良がないとされています。ただ、「予想はやはり大部分的中した。」「より広いグルーピングの計測はもはや重要ではない。」というあたり、私の訳が正確にニュアンスを伝えているとしたら、一部の弾薬ではかなり悪い結果になり、それをぼかして書いているようにもとれます。
 
 ちなみに多くのチューニングスペシャリストが不満を表明しているという「MIM製法」の小パーツについては記述がなく、次号にもありませんでした(次々号はまだ読んでいないので分かりませんが)。ちょっと検索して調べてみたら、こんなサイトに行き当たりました。
http://www.gauss.ne.jp/faq/faq.html
http://j-net21.jasmec.go.jp/info/shitauke/subcon_e/instance/1601nagano/
 これを見ると、ダイキャストとは全く異なり、金属粉にまぜものをして型に射出成型して焼き固める、みたいなものらしいですがいまいちよく分かりません。普通のいわゆる「粉末冶金」とも違い、新しい工法のようです。強度があり、複雑な形状のものが安価にできるという長所があるものの、あまり大きなパーツはできないという制約もあるようです。これらのサイトはメーカーの宣伝サイトなので、耐久性が削りだしなどに比べて劣るかどうかといったマイナス面については触れられていません。