中国中央テレビ、国産戦車を詳細に紹介 その3

 続きです。

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「陸戦の王」はどれだけ凄いのか:戦車に「装填手」が全く必要なく、これは全世界で2つの国にしかないこと!

ここは中国兵器工業集団第四研究院、工程師の陸涛は最も新しく研究開発した広温度液晶材料を調合しているところで、この材料を用いて製造したモニターは、摂氏零下45度から摂氏103度までの範囲内で正常に機能する。ちょうど漢方薬の配合のように、広温度液晶は何十種類の化学原料を必要とし、配合比の精度の要求は1万分の1gにも達し、このような精度コントロールは、現在まだ機械では達成できず、人の手に頼って完成するしかないが、人の手の誤差は千分の一と言える。

60インチのモニター1つが必要とする液晶原料は1gに満たず、この種の化学品の国際市場での販売価格は現在kgあたり3,500アメリカドルにも達するが、ハイエンドの製造技術を今日の中国企業はすでに熟練して掌握し、一方ハード実力の軍事工業製品も、全体的中国製造のハイエンドプラットフォーム上で、最前線の科学技術の支えを得ている。

材料と設備の要素を除き、ハイエンドの軍事装備を製造するには、さらに一定数の技能の高い産業労働者を必要とする。高級溶接工である 李建国の今日の任務は戦車の主体の溶接である。装甲鋼の硬度は一般の鋼板に比べずっと高く、炭素当量がより高く、このことは溶接の難度を非常に大きく増加させる。車体のそれぞれの部品は全て溶接でできているが、溶接の接合部は人の傷のように、ひとたび小さな裂け目があれば不断に広がって全体の亀裂をもたらし、結果は想像に堪えない。このため溶接部分には、絶対にいかなるミスも出現してはならないのである。

中国兵器工業集団内モンゴル第一機械集団の溶接工である 李建国:(頑住吉注:砕けた話し言葉で専門的なことを言っているので全く分かりません)

手を用いて近距離で溶接の接合部の層間温度を試し探ることは、特殊溶接工が掌握すること必須の特殊技能で、このようにしてこそ溶接の接合部に鋼板のような丈夫さがあることを保証できる。このように厚い装甲鋼を溶接したければ多層多道溶接を使用することが必須で、VT-4戦車の車体の装甲の厚さは軍事機密に属するが、確定できるのは、VT-4戦車が現在世界を範囲として防御能力が最も高い戦車の1つだということである。

1両のVT-4戦車に必要とされる電線は加えると2,000本を超え、それぞれの1本全てにその機能コードナンバーがあり、それらは人体の神経のように車内に密に分布している。

この複雑かつ細かな作業の任に堪えるのは、全て専業訓練を経て熟練した技能を持つ組立女工である。VT-4戦車は移動過程で砲弾が発射でき、このことは安定器の助けのおかげだが、もし製造過程で誤差が存在したら、戦車が素早く照準して相手を殲滅および打撃できない結果がもたらされるだろう。製造部分での1点のミスは、戦場では直接生死を決定する。

目の前のこの工場内では、8,000近い製造部品が各地からここに集まり、今日展開されようとしているのはVT-4の総組立である。1台の30トンあまりの戦車シャーシはすでに吊るされて組み立てられ一定の状態に達し、砲塔の組み込みとキャタピラの連結というこの2項目の最後の工程が完成した後、この陸戦の王を待っているのは第1回目の実弾射撃ということになるだろう。

100km離れた戦車試験場で、試験砲手の符太金は125mm試験用沙弾を肩に担いで標的場中央にやってきた。VT-4戦車は世界で最も先進的な自動装填システムを装備し、中国軍事工業が製造する戦車は、装填手の位置を省略し、操縦室内のメンバーも元々の4人から3人にまで減っている。この技術を掌握できている国は、今日全世界に2つしかない。

向かうところ敵なし! 「陸戦の王」の攻撃範囲は5kmに達する:「天敵」ヘリの対空攻撃ができる

ずっと前から、戦車は戦場で向かうところ敵なしだが、それには天敵が1つだけある。俗称「戦車の缶切り」の武装ヘリである。ヘリは空中で対戦車ミサイルを発射し、戦車の最も薄弱な頂部とエンジン後部を攻撃することができる。

中国兵器工業集団内モンゴル第一機械集団副社長の曹福輝:「アメリカ人は一度統計を取ったことがあり、それは一般の武装ヘリの、地上の戦車に対する損失交換比で、それは1:24とすることができ、つまり1機のヘリが損失される時、それは24両の戦車をやっつけられている。

だがこの弱点にも中国の工程師の最新の研究と共に改変が発生している。最新世代輸出メインバトルタンクであるVT-4の125mmスムーズボア砲はさらにミサイルを発射することができ、攻撃範囲は5kmに達する。砲から発射するミサイルは羽を生やしているだけでなくさらに目ができ、空中の障害の排除に用いる。つまり、戦車は移動するミサイル発射機となることができ、戦場適応能力は世界の前列に位置し、国家防衛に有利な武器と呼ばれる。

(頑住吉注:続くのは人を感動させようという演説みたいなもので全く内容ないので省略します。)


 アフリカで中国の戦車がロシアの戦車を撃破したなんていう未確認情報もありましたが、中国の最新技術を用いたこうした戦車が輸出されていけば自然に本当の実力も分かってくるでしょう。















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