拡大強化版ドラグノフ、SVDKスナイパーライフル
今回は強力な9.3mm弾薬を使用するドラグノフの新バージョン、SVDKに関するページの紹介です。
俄羅斯SVDK 9.3mm大口径狙撃歩槍
SVDの伝説は続く:ロシアのSVDK 9.3mm大口径スナイパーライフル
(頑住吉注:原ページの最初の画像のキャプションです。「SVDK 9.3mm」)
遺伝+変異でやっと優れた種を作り出すことができる。ロシアのSVDKスナイパーライフルはまさにこの「公式」の下に出現したものである。この銃は一代の名銃ドラグノフ(SVD)スナイパーライフルの設計の精髄を継承し、かつ部分的に改良を加えている。その中の最大のハイライトは、この銃が先輩と比べてさらに優秀な、口径を増大した新型スナイパーライフル弾薬を採用していることである。この銃の登場が一代の名銃の伝説を継続させると信じるには理由がある。
ロシアのSVDK 9・3mm口径増大変形銃。ロシアの「国家標準−小火器専門用語と規範」の中では、およそ口径が9mmより大きい銃器は全て大口径の範囲に区分される、と規定されている。このため9.3mmx64弾薬を発射するSVDKスナイパーライフルは、「大口径ドラグノフスナイパーライフル」とも称される。
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「SVD 7.62mmスナイパーライフル」)
矛盾の争いが新口径スナイパー弾薬の誕生を促した
9.3mmx64新型スナイパー弾薬を使用することは、SVDKスナイパーライフルの一大ハイライトである。当初におけるロシアによる大口径スナイパーライフル研究開発の出発点は、7.62mmx54R弾薬の実際の性能が、日増しに増強される個人防護装備に対し、すでに明らかに力不足であることにかんがみてのことだった。簡単な例を挙げると、サンクトペテルブルグのNPF社の人体防御用のセラミック板は、10mの距離でSVDスナイパーライフルが発射するB-32徹甲焼夷弾頭を防御できる。しかし現有の7.62mmx54R弾薬中、B-32の徹甲能力と比べより強い弾薬は決して探し当てられないのである。
当然、このような問題はロシア軍の関心を引き起こしただけではなかった。大多数の西側の軍隊が過去装備していたスナイパーライフルは7.62mmx51 NATO弾薬を発射し、充分なターミナルエネルギーを保持して標準的人体装甲に対処することは難しい。このため1980年以後、より大威力の7.62mmスナイパー弾薬、例えば0.300インチ(7.62mmx67)ウィンチェスターマグナム弾薬や0.338インチ(8.6mmx70)ラプアマグナム弾薬(略称0.338インチLM弾薬)が相次いで登場した。12.7mm口径の採用はスナイパーライフルにより大きな威力を持たせられるが、12.7mm口径には武器の重量が重すぎ、後座力が大きすぎ、発射が目立つなどの消し難い先天的問題が存在し、中口径スナイパーライフルの完全な代替にはなり得ない。
フィンランド出身の0.338インチラプアマグナム弾薬は7.62mm NATO弾薬と12.7mm弾薬の間の火力の空白を埋め、しかもこの弾薬の弾道の沈下は7.62mm NATO弾薬に比べ25%少なく、横風が4m/sの時の風による偏差はNATO弾薬に比べ50%少なく、有効狙撃距離は1500mに達し得た。遠距離高精度弾薬として、ラプアマグナム弾薬はすでに広範な賛同を得ており、国際的に多くの著名な小火器メーカーが続々とこの弾薬を発射するスナイパーライフルを登場させ、かつ多くの国に採用、納入されている。例えばアメリカのレミントン社が登場させたM24A3
SWS、イギリスとインドネシアが装備するL115A、フィンランド、イタリア、デンマーク、エストニアなどの国が装備するサコーTRG42スナイパーライフル等である。
ロシアは威力がより大きい中口径スナイパーライフル発展の道で実は一歩落伍した。ロシア軍は1987年にはVSS
9mm消音スナイパーライフルを装備していたが、これはより良好な消音効果達成のため、亜音速の9mmx39スナイパーライフル弾薬を使用した。有効射程は400mしかなく、SVDが発射する7N1スナイパーライフル弾薬と比べて、いたずらにより大きな口径がありながらより大きな威力はなかったのである。
個人防護技術の発展と広範な応用、そして国外の関係する弾薬技術の発展につれ、落伍に甘んじないロシア人はより威力を持つスナイパーライフルに着眼した。1990年代の初め、ロシア中央精密機械科学技術研究所は9.3mmx64
Brenneke狩猟用弾薬を基礎にSN 9.3mmスナイパー弾薬を研究開発した。Brenneke狩猟用弾薬は1910年に研究開発が成功した大威力の狩猟用弾薬で、300m以内の大型動物が殺傷できる(頑住吉注:この弾薬はソ連由来ではなくワイマール共和国時代のドイツ由来です。エネルギーは6000ジュール近く、ちなみに.338ラプアは6000ジュール台後半、.300ウィンチェスターマグナムは5000ジュール台半ばといったところです)。
SN 9.3mmスナイパー弾薬はBrenneke狩猟用弾薬の薬莢をそのまま使用し、弾頭は硬質のスチールコアを持つ徹甲弾頭に改められていた。弾頭重量は17gで、7N1のほとんど倍の重さである。比較的不思議に思われるのは、SN弾薬の平均最大チャンバー圧力は340MPaとBrenneke狩猟用弾薬の380MPaより低いのに、有効射程は1000m以上に向上していることだ。
(頑住吉注:原ページのここにある画像1枚目ののキャプションです。「折りたたみストックを使用するSVDS
7.62mmスナイパーライフル」 続いて2枚目。「SVD(右)とSVDKスナイパーライフルのマガジンリップ部およびマガジン側面」)
(頑住吉注:これより2ページ目)
(頑住吉注:原ページの最初の画像のキャプションです。「SVDK(左)とSVDスナイパーライフルのボルトおよびボルトキャリアの構造は非常に似ている」 続いて2枚目。「SVDKスナイパーライフルのバイポッドは折りたたんでハンドガード下方の溝の中に収めることができる」)
SNスナイパー弾薬の明らかにずば抜けた性能
SN 9.3mmスナイパー弾薬は7.62mm弾薬に比べより大きな口径を持ち、弾頭重量も倍近く大きくなり、良好な装甲貫通性能を持たせることができる。各種用途の補助弾薬を生産するより大きな潜在能力も持つ。例えば装薬量がより多く、より効果の高い焼夷弾、強い日光の下でも鮮明に弾道を示すトレーサー等である。
ロシア軍はSVDの600m以内における発射される弾の散布は軍用スナイパーライフルの任務で求められる必要を満足させられると考えているが、対テロおよび特殊作戦に焦点を合わせればより高い射撃精度が要求され、ロシア軍はすでに高精度のSV98
7.62mmスナイパーライフルを装備している(頑住吉注: http://www.gunsworld.net/russain/sr/sv98/sv98.htm )。このため、SVDKの設計過程ではさほど射撃精度向上には注意が払われず、弾薬の威力向上が第1に重視された。
SNスナイパー弾薬の試作が成功すると、7.62mm(7N1)弾薬、0.338インチラプアマグナム弾薬とそれぞれ対比試験が行われた。主要緒元および弾道性能は表1、表2を見てほしい(頑住吉注:原ページではこの表は最後に示されていますが、分かりにくいのでここに入れます)。
表1 SN 9.3mm弾薬、7N1 7.62mm弾薬、0.338インチラプアマグナム弾薬の緒元対比
7N1 7.62mm弾薬 | SN 9.3mm弾薬 | 0.338インチラプアマグナム弾薬 | |
口径 | 7.62mm | 9.3mm | 8.6mm |
弾頭重量 | 9.8g | 17g | 16.2g |
装薬量 | 3.15g | 3.6g | 5.83g |
断面比能 | 19.9g/立方cm | 25.1g/立方cm | 28g/立方cm |
薬莢全長 | 53.7mm | 64mm | 69.2mm |
弾薬全長 | 77.4mm | 85.6mm | 93.5mm |
最大チャンバー圧力 | 295MPa | 340MPa | 420MPa |
初速 | 830m/s | 780m/s | 914m/s |
弾道係数 | 6.7平方m/kg | 4.72平方m/kg | 3.93平方m/kg |
(頑住吉注:「弾道係数」は遠距離において速度を残存させる性能を示すらしいですが難しすぎて理解できません。「断面比能」は言葉からして断面積当たりのエネルギーかなと思うんですが、それだと単位がおかしいようです)
表2 0.338インチラプアマグナム弾薬、SN 9.3mm弾薬、7N1 7.62mm弾薬の外部弾道性能比較
0.338インチラプアマグナム弾薬 | SN 9.3mm弾薬 | 7N1 7.62mm弾薬 | |||||||
距離(m) | 時間(s) | 速度(m/s) | 高さ(m) | 時間(s) | 速度(m/s) | 高さ(m) | 時間(s) | 速度(m/s) | 高さ(m) |
0 | 0 | 914 | 0 | 0 | 780 | 0 | 0 | 830 | 0 |
200 | 0.23 | 813 | 3.3 | 0.28 | 688 | 5.7 | 0.27 | 675 | 7.5 |
400 | 0.49 | 727 | 5.9 | 0.60 | 567 | 10.6 | 0.60 | 545 | 14.2 |
600 | 0.78 | 646 | 7.9 | 0.99 | 479 | 14.3 | 1.01 | 432 | 19.5 |
800 | 1.11 | 570 | 8.9 | 1.44 | 400 | 16.4 | 1.53 | 343 | 22.7 |
1000 | 1.49 | 501 | 8.7 | 1.99 | 353 | 16.2 | 2.15 | 299 | 22.6 |
1200 | 1.91 | 437 | 6.9 | 2.58 | 313 | 12.9 | 2.49 | 270 | 18 |
1400 | 2.41 | 379 | 3 | 3.25 | 287 | 5.6 | 3.23 | 245 | 7.8 |
1500 | 2.68 | 354 | 0 | 3.60 | 277 | 0 | 3.63 | 233 | 0 |
(頑住吉注:「時間」はその距離まで飛行するのにかかる時間で、例えば.338ラプアは1000m飛行するのに1.49秒かかるということ、「速度」は例えば.338ラプアは1000m飛行した時点で501m/sまで速度が低下するということです。難しいのは「高さ」です。これは発射するマズルの高さを0、ターゲットのある1500m地点を同じく0とし、その間の放物線のそれぞれの距離における高さを示しているのだと思いますが、単位がmなのは明らかにおかしく、mmでは小さいのでcmの間違いでしょうか)
表3 ロシアのSVD、SVDS、SVDKスナイパーライフルの緒元比較
銃器名称 | SVD | SVDS | SVDK |
使用弾薬の種類 | 7.62mmx54R(7N1スナイパー弾薬) | 9.3mmx64 | |
ライフリング | 4条、ピッチ305mm | 6条、ピッチ365mm | |
初速(マズルから25mで計測) | 830m/s | 810m/s | 780m/s以上 |
全体重量 | 4.3s(空マガジンと昼間スコープ含む) | 4.68s(空マガジンと昼間スコープ含む) | 6.5s(空マガジン、付属工具含む。スコープは含まず) |
全長 | 1225mm | 1135/875mm(ストック伸ばし/たたみ) | 1250(ストック伸ばし) |
マガジン | 10連マガジン |
(頑住吉注:SVDSは銃身長が565mmとSVDの620mmより短縮されているので」やや初速が低下しています)
7N1スナイパーライフル弾薬 VS SN スナイパー弾薬
7N1スナイパー弾薬と比べると、SNスナイパー弾薬の初速はより低いが、SNは弾頭重量と弾頭の断面比能がより大きいので、速度残存能力がより強く、風による偏差に抗する能力もやや向上している。このため、SNスナイパー弾薬の有効命中確率と有効損傷確率はいずれも7N1スナイパー弾薬より高い。
当然、7N1スナイパー弾薬と比べただけではSNスナイパー弾薬が成功したものか証明することはできない。
ラプアマグナム弾薬 VS SN スナイパー弾薬
0.338インチラプアマグナム弾薬とSNスナイパー弾薬の規格、寸法の差は大きくない。この2種の弾薬を発射するスナイパーライフルの外形寸法と重量もかけ離れているはずはない。より重要なのは、この2種の弾薬がいずれも7.62mm口径の限界ゆえに研究開発されたことだ。このためこれらは相当な比較可能性をもっている。
表1から、SN弾薬の初速が0.338インチラプアマグナム弾薬の初速に比べ低く、弾道係数も後者の方がより高いことが見て取れる(頑住吉注:ラプアは1500mにおいて初速の約38.7%の速度になっているのに対しSNは約35.5%です)。一般的に言って、より速い初速は弾頭がより早く目標に到達し、運動目標に対する修正量を減少できることを意味する。弾道係数が小さいことは、弾道がより低進し、異なる距離にある目標に対し射撃する時、垂直方向の射撃修正量がより小さく、距離測定の誤差の照準誤差に対する影響を小さくするのに有利である。このため、この2種類の性能で言えば、0.338インチラプアマグナム弾薬がより優秀である。
気体動力学方面では、0.338インチラプアマグナムの性能がやはりより完璧に近い。より大きな断面比能とより良好な存速能力を持ち、超音速飛行をもってより遠距離に到達できる。一方SN弾薬の速度は超音速から亜音速になり(頑住吉注:気圧、気温により変動しますが、まあ1000mを越えたくらいで音速以下になるようです)、このため弾頭周囲の気流の特性や空気抵抗関数に激烈な変化が発生し(例えば弾道の衝撃波が突然減衰するなど)、生まれる渦状の流れが弾頭の飛行姿勢を乱す影響を与え、したがって散布の拡大をもたらす。超音速飛行を保持している距離内では、弾頭の散布と距離は比例する。たとえば、SN弾薬は距離200mにおける弾頭の横向きの散布が40mmであり、400mでの横向きの散布は約80mmである。弾頭が音速以下になる段階での飛行の変化ゆえに、弾頭の散布と距離はもはや比例せず、SN弾薬は1000m飛んだ後、音速以下になる段階を迎え激烈に動揺し、飛行方向に偏移が発生する。一方ラプアマグナム弾は1500m以遠でやっとこの種の状況が発生する。
このことから見ると、0.338インチラプアマグナム弾薬はより良好な弾道性能を持ち、命中確率はSN
9.3mmスナイパー弾薬より高い。
当然、SNスナイパー弾薬にも独自のメリットはある。ラプアマグナム弾薬は鉛製のコアを採用しており、運動エネルギーに頼って目標を打撃、殺傷する。比較的高い停止作用を持つが、その装甲貫通能力は硬質のスチールコアを採用したSN
9.3mmスナイパー弾薬をと比べずっと劣る。命中率が高いが貫通できないのと、貫通できるが命中させにくいのは同じで、いずれも有効とは言えない。またSN
9.3mmスナイパー弾薬のチャンバー圧力は比較的低く、薬莢の受ける力の改善やバレルの寿命延長に有利である。
SN 9.3mmスナイパー弾薬を総合評価すると、その威力と命中確率は7N1スナイパー弾薬と比べ比較的大きく進歩しているが、国外の同類武器と比べるとなおやや隔たりがある。
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「フィンランドの0.338インチラプアマグナムスナイパー弾薬(下)と、ロシアのSN
9.3mmスナイパー弾薬(上)の外形寸法」)
(頑住吉注:これより3ページ目)
「体格」を大きくしたSVDK
SVDKスナイパーライフルはイジェフスク機械工場が設計し、現在すでに少量生産に入っている。この銃の構造、設計はドラグノフスナイパーライフルを基礎にしており、外形はSVDS
7.62mm落下傘兵型スナイパーライフルに似ている。ただし「体格」はずっと大きい。より肉厚のバレル、より重いレシーバー、強化されたバイポッドのため、重量増加は免れがたい。
当然、新しい銃を作ることは構造の基礎があっても拡大コピーのように簡単なことではない。SVDKスナイパーライフルのガス導入装置、照準具のインターフェイス、バットプレートなど、細部の構造は原型と多くの差異があり、しかも折りたたんでハンドガード下方に収容できるバイポッドが増設されている。
目下SVDKスナイパーライフルはすでにロシア国営射撃場におけるフルセットの試験を通過しており、高級将校射撃訓練基地において行われた部隊試験でも良好な成績を収め、最終的にロシア軍に受け入れられた。イギリス軍が0.338インチ口径を採用し7.62mm口径スナイパーライフルの代わりとすると宣言したように、ロシア軍がSVDとSVDSスナイパーライフルを完全に淘汰するのかは目下まだ未知数である。
(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「SVDKスナイパーライフルは右向きに折りたたむ三角形のスケルトンストックを採用している」 続いて2枚目。「バイポッドの調節装置は脚の背面に位置する」後で出てくる画像と比較すると、説明のない矢印が指しているものはバイポッド着脱レバー先端の操作部分らしいです。 続いて3枚目「SVDK(上)とSVDスナイパーライフルのレシーバーを俯瞰で見たところ。薬莢のチャンバー内での位置決めの方式がクリアに分かる。」 続いて4枚目。「SVDK(左)とSVDスナイパーライフルのガスレギュレーター上の排気口の位置(矢印が指している)にはやや差異がある。薬莢底部を使ってガスレギュレーターの位置を変えられる。SVDKスナイパーライフルの前部スリングリングの寸法は非常に大きい」何故か矢印ありませんが。 続いて5枚目。「SVDK(上)とSVDスナイパーライフルのガス導入装置。SVDKのガス導入リングにはバイポッド固定用インターフェイスとハンドガードを固定するジャケットリングが見える」)
(頑住吉注:続いて4ページ目。このページには画像とすでに示した表しかありません。最初の画像のキャプションです。「SVDと比べ、SVDKスナイパーライフルのバットプレート(右)の寸法はずっと大きい」しかもクッション性があるようです。 続いて2枚目。「SVDK(上)スナイパーライフルのスコープ装着用インターフェイスはSVDSと似ており、いずれもレシーバー左側に位置しているが、両者の構造は一部異なる」)
.338ラプアにスチールコア弾薬が全く存在しないのかどうか知りませんが、もしなかったとしても必要ならすぐ作れるわけで、弾薬自体の優劣とは言い難いでしょう。
超音速の弾が音速以下になる時に弾道が乱れやすいというのは知りませんでした。もちろんスナイパーライフルレベルでないと大きな問題にはならないんでしょうが。
この銃は外観がSVDSに酷似しているので、ニュース映像、画像を見てもどの程度普及してきているのか分かりにくいですね。