中国、新型レーダーでF-35を発見可能に?

 これまでもステルス機を発見できるレーダーは複数あると言ってましたが。

http://military.china.com/important/11132797/20170929/31532154_all.html#page_2


香港メディア、中国が新型テラヘルツレーダーを試験、とする 遠距離で米軍のF-35を発見できる

参考情報ネット9月29日の報道 香港の「南華朝刊」ウェブサイトは9月27日に陳氷琳の「中国、新たなレーダーを研究開発し、もってステルス戦闘機の偽装を剥ぐ」と題する報道を発表した。

ある科学者は、中国最大の武器メーカーはすでにステルス実戦機を偵察するのに用いる新たな装置の試験を完成させ、しかももし衛星あるいは飛行機上で応用ができれば、この技術は軍事上の「勝ちを制する宝」となるかもしれない、と語る。

中国メディアは月曜に報道し、中国兵器工業集団社は先週四川州の成都のある軍事研究施設内である装置に対し試験を行ったが、この装置は未だかつてなかった強度をもってテラヘルツの輻射を生じさせることができる、とした。

テラヘルツの輻射は複合材料を貫き通し、内部の金属層に到達でき、この技術は工業工場の中で製品の欠陥の検査に広範に用いられている。

テラヘルツレーダーはすでに数百m離れた人の群の中に隠された武器を発見することができ、かつ研究開発人員は現在力を尽くしてその性能を増強中で、それを早期警戒機あるいは衛星上に装備し、もってアメリカのF-22やF-35ステルス戦闘機を含む軍用機を偵察かつ追跡しようとしている。

テラヘルツ技術を軍事領域に応用する試みはテラヘルツ発射器の非常に大きな体積と低パワーの制限を受ける。テラヘルツ波の波長はスペクトルの上でマイクロ波と赤外線光の間で、しかも通常の無線あるいは光学装置によってテラヘルツの輻射を生じさせることはできない。

中国工程物理研究院は2015年に1機のヘリの模型の上でテラヘルツレーダーをテストした。

報道の中では次のように語られている。新たな装置は安定しかつ連続した輻射を生じさせることができ、平均出力は最高で18ワットに達し、一方マイクロパルスのピーク値の出力は最高で1兆ワットに近く、某いくつかの軍用レーダーと同等である。

F-35は製造過程の中でテラヘルツ設備を用いる必要があり、そのために必要な設備を提供するある中国の供給商の技術主管は、報道の中で言及された装置の出力水準は「F-35塗装層の厚さを測量するのに用いるテラヘルツ設備の出力に比べ百万倍あまり高いだろう」と語る。

この技術主管は語る。「もし(中国のこの装置の)出力が本当に彼らが言うように高かったら、F-35の機体のレーダー波吸収塗装層は見たところまるでストッキングのように薄く、透明同様である。」

この技術主管はさらに、「見たところ彼らはもうすぐ相当に遠い距離からF-35の反射波の画像を獲得し、かついくつかのディテールを非常に鮮明に表示できるだろう。」と語る。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「(資料画像)」)

中国は自分たちが現在持ついくつかの高周波レーダーはステルス実戦機のかすかな手がかりを発見することができると言明するが、これに対し懐疑的態度を持つ人は、こうした装置が発射するマイクロ波はステルス材料によって吸収され、あるいはステルス材料がマイクロ波の伝播方向を改変するだろう、と語る。

新たな装置は綿陽に位置する中国工程物理研究院(中国最大の核兵器研究開発および生産研究機構)によって研究開発された。

この機構のウェブサイト上で発表する情報によれば、中国は努力してこの装置の出力を上げかつ体積を縮小し、もって軍事領域における応用を探求しつつある。

ハルビン工業大学マイクロ波工程学科副主任の祁嘉然は、新たな装置は勝ちを制する宝になるかもしれない、と語る。

祁嘉然はテラヘルツ成像の専門家だが、成都のプロジェクトには直接参加していない。祁嘉然は、この報道は中国が某いくつかのカギとなる重要技術および重要ユニットの上ですでに突破を取得していることを示す、と語る。

だがこの技術を応用した装置は体積が依然非常に大きく、飛行機あるいは衛星上に装備するには一定の難度がある。

祁嘉然は語る。「実際に配備するには出力が千ワット級に達する必要があるかもしれず、もし宇宙からステルス戦闘機あるいは爆撃機を監視したければ、我々にはまだ非常に長い行く必要のある道があるかもしれない。」


 地上や艦上でなく飛行機や衛星上での使用が特に重要とされている理由が説明されておらず分からんのですが。本題と直接関係ないですけどF-35の生産に間接的にでも中国の会社を関与させちゃいかんのでは。











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