台湾、エイブラムス戦車の購入を断念?

 どういう理由でかなと思いましたが‥‥。

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台湾軍、アメリカのM1A2戦車の購入を放棄 解放軍の99戦車と戦うチャンスは全くない

台湾陸軍は元々アメリカからM1A2戦車を購入する計画だったがこれはすでに台湾安全保障業務部門の棚上げ、暫時見合わせに遭い、彼らはそれはすでに台湾軍の防衛作戦の需要に符合しないと考えている。

将来の台湾海防衛作戦の上で、台湾軍はもはや伝統的な「戦闘機は戦闘機を叩き、軍艦は軍艦を叩き、戦車は戦車を叩く」との思想をもって建軍はせず、「非対称」戦力を全力で発展させることになる。この建軍原則の下、陸軍は元々アメリカからM1A2戦車を購入する計画だったがこれはすでに台湾安全保障業務部門の棚上げ、暫時見合わせに遭った。軍内部の評価によれば、台湾軍戦車の未来の仮想敵の目標は上陸してくる小型水陸両用車で、港から下ろす必要がある99式などの大型戦車ではない。M1A2戦車は火力は強大だがトン数が重すぎ、すでに台湾軍の作戦の需要には符合しない。

指摘によれば、陸軍は馬英九政権時代にすでにアメリカから2個大隊の数のM1A2戦車を購入する計画に着手し、予算計画の規定によれば、元々は2018年に案の作成を完成し、かつ優先兵器購入リストに入れることが有望だった。だが小蔡(頑住吉注:蔡英文の蔑称ですな)政権誕生後改めて台湾軍の戦略を「防衛固守、重層嚇阻」(頑住吉注:脅して阻む)に調整し、今年の漢光演習後に「臨海決勝、灘岸殲敵」(頑住吉注:要するに波打ち際で敵を殲滅するといったことですね)の建軍指導を提出し、また米軍も持続して台湾が「非対称」戦力を発展させるよう提案し、この戦略思想と建軍原則の発展変化の下、陸軍が元々計画していたM1A2を購入し、現有のM60A3およびCM11戦車を淘汰し交換する構想にもそれにつれ変化が発生している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「M1A2戦車には対岸の99式大型戦車と戦うチャンスは全くない」)

理解されているところによれば、陸軍が将来どんな種類の「灘岸殲敵」という目標を達成する地上防衛主戦兵力を建立すべきなのかに関し、軍内部は今年の漢光演習後から不断に討論を行い、陸軍メインバトルタンクにずっと、装軌車両と装輪車両、火力と機動力という両派の論争が存在する他に、軍内部のある高級将官は、もし非対称戦力を発展させようとするのであれば、もはや「戦車は戦車を叩く」の思想をもって建軍すべきではないと率直に指摘し、120mm火砲を装備するM1A2の購入は、「99式などの大型戦車と戦うチャンスは全くなく」、台湾軍の未来戦車は大口径は必要とせず、かえって対装甲ミサイルに入れる力を強化すべきであると直言する。

この将官は語った。陸軍作戦指導は現在すでに「灘岸殲敵」をもって目標が確立しており、共産党軍の第一波で台湾を犯す兵力は、装甲を有する航空降下突撃車と上陸してくる水陸両用突撃車で、未来の台湾陸軍戦車の仮想敵はこれに外ならず、こうした火力が比較的弱く、装甲が比較的薄い小型装甲車の攻撃と掃討に用いるのであって、こうした軽装甲車両を撃ち抜こうとすれば、現有の105mm口径を配備したM60A3の火砲ですでに充分で、さらに120mm火砲を配備したM1A2を購入する必要はない。国防予算が非常に充足しているのでない限りは。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「相手が台湾の港で大型戦車を下ろすまでになって、台湾海防衛戦はまだ継続していけるのか?」)

この将官はこう言ってはばからない。対岸の新型99式戦車は、正面装甲が700mm以上の防御力のため、戦車の火力が充分強くないと確かに貫通および撃破は難しい。だが問題は、対岸がもし台湾を攻撃する時にこの種の主力大型戦車を用いたければ、水陸両用輸送艦あるいは貨物船によって輸送し台湾海を渡り、かつ台湾の港で下ろすことが必須だということにある。試しに問うが対岸がすでに台湾の港で行政下卸(頑住吉注:検索しても全くヒットしませんが平時のような荷下ろしでしょうか)ができるまでになって、台湾海防衛戦はまだ継続していけるのか?

この将官は強調する。「灘岸殲敵」が台湾軍の防衛目標である以上、海岸が最後の防衛線であるというのにも等しく、相手がスムーズに上陸できないようにさせるため、港の防御の上で、過去の漢光演習では全て船を爆破しての港の封鎖を演習しており、目的は相手方の大型戦車や燃料補給などに、台湾の港の行政下卸を利用できないようにさせ、もってその上陸兵力に補給なしとさせ、もって後続の大型戦車、自走砲なども上陸して火力支援できないよう迫ることに他ならない。この前提の下、台湾軍の未来の戦車の発展は、まだ継続して大口径火砲の大型戦車を用いて、敵軍の戦車を打撃することに留まる必要があるか?

この作戦システムの将官は言う。陸軍未来の新世代戦車の獲得は、元々の計画では対外購入、自ら研究開発行うことと性能向上という3種の方案だった。だが内部の討論の後、もし対外購入を暫時スローダウンするならば、現在比較的実行可能なものには現有のM60A3性能向上と自ら研究開発行うことの2案がある。だが以前陸軍司令部が提示した作戦の需要では、この2方案の戦車の火力は、いずれも120mm火砲までグレードアップし得ることが希望されていた。この部分には台湾安全保障業務部門参謀本部の討論に達した後異なる意見があり、何故なら陸軍のこの火砲の口径グレードアップの目的は、台湾軍戦車に99式戦車の700mmの装甲防御を打ち抜けるという目標を希望したものに外ならず、やはり同様に「戦車は戦車を叩く」のロジックに陥っているからである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「メインバトルタンクの真の需要は装甲防御力の向上であるはず」)

この将官は考える。陸軍の未来の主力戦車は、性能向上をしようとするにせよ、あるいは研究開発しようとするにせよ、真の需要は装甲防御力の向上であるはずで、特に台湾軍がひとたび制空権を失い、だが依然対上陸作戦を行うのが必須という時、戦車を生き延びられるようにさせようとするなら、機動力の他、さらに重要なのは戦車頂部の装甲防御力であり、空中から来る可能性のある火力攻撃を防御できる必要があるのであって、正面の装甲防御だけに重点を置く、あるいは大口径火砲の威力を迷信するのではなくである。「もし鴨(軍の水陸両用上陸車に対するあだ名)を撃つだけならば、M1A2や120mm火砲は全く使い物にならない。」

指摘によれば、中科院は以前立法委員会に向け、陸軍の現有のM60A3の性能向上案を説明した。これには105mm砲を120mm口径の砲身に換装することが含まれ、火砲は共産軍の99式メインバトルタンクの700mmの装甲防御を打ち抜ける必要があり、かつ2019年に戦術評価が完成する見込みであるとした。この作戦需要に対し、、ある軍上層の人物はすでに中科院に向け疑義を提出し、性能向上案は伝統的な『戦車は戦車を叩く』を目標とすべきではなく、中科院はいかにして現有の戦車の頂部の装甲防御性能を向上させるかを向上項目の中に入れべきであると注意を促した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「対装甲ミサイルの能力強化のコストパフォーマンスはより高い」)

別のある陸軍将官も次のように指摘する。陸軍戦車は本来火力と機動力を併せ配慮するのは難しい。八輪の雲豹装甲車は機動力が強いが、火力は依然不足し、火力が強大な装軌式戦車には取って代わり難い。このため軍内部にも思考があり、継続して対装甲ミサイルの能力を強化すべきで、例えばTOW式ミサイル車、ジャベリンミサイルなどの購入を増加すれば、台湾海防衛作戦の中で機動力と火力を兼ね備えた戦力がより発揮でき、大型戦車に比べ台湾海の対上陸作戦にも適しているだろう。

また、米軍訪問団は台湾軍の5月初めに行われた「漢光33号」コンピュータシミュレーション演習過程を視察した後、台湾軍と議題討論、意見交換する時、台湾軍が主力戦車を戦力がより強いM1A2に換装することを希望している問題に対し、米軍当局者は異なる見方を提出し、婉曲にM1A2はおそらく台湾軍の防衛作戦の需要に符合しないだろうと回答した。米軍台湾訪問当局者は考えた。対岸の空中兵力の脅威の下、台湾軍がもし制空権を取得できなかったら、サイズが非常に大きい大型戦車に属するM1A2は、おそらく非常に容易に攻撃目標となる。加えて台湾海島崎嶇破砕地形(頑住吉注:語がどこで切れているのかも分かりません)は、米軍が過去においてペルシャ湾戦争の中でM1A2戦車の性能を十分に発揮することができた砂漠地形とは異なり、逆にM1A2の機動性を大幅に減少させるだろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「M1A2戦車購入案はすでに暫時棚上げ、見合わせされている」)

米軍は台湾軍に提案した。台湾海防衛作戦の独特の性質に応じるため、地上防衛武器の購入は、快速機動して戦場まで到達できることを原則とすべきで、このようでこそ火力が発揮でき、さもないと火力がどんなに強くても役に立たない。この原則によれば、M1A2戦車は明らかに台湾軍の防衛の需要に符合しない。アメリカサイドの提案に対し、軍はコンピュータシミュレーション後に検討し、確かにこの購入案を改めて評価する必要があると考えた。だが陸軍内部には依然異なる論点や論争があるが、軍上層部は初歩的に、現有のM60A3の火力コントロールはなかなかで、将来性能グレードアップ方案を採用することができ、同時に中科院もすでに新世代戦車の研究開発に着手しており、全ての案が台湾安全保障業務部門の評価に送られた後、現在決定M1A2戦車購入案はすでに暫時棚上げ、見合わせが決定されている。(作者の署名:兵器肖寧)


 これに関してはもちろん違う面もありますが日本と共通する問題も多く含んでいるのではないかと思いますし、日本の「16式機動戦闘車」は台湾にも参考になるのではないでしょうか。ただ今後は中国が巨大ホバークラフトなどを使って直接大型戦車を大量に浜に上げる可能性も出てくるでしょう。



















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