中国の特殊部隊投入用特殊原潜?

 上陸作戦用というと日本の安全保障にも影響がありますが。

http://military.china.com/important/11132797/20150317/19391068.html


専門家:中国の093T特戦潜水艦が明るみに フロッグメンを搭載し浅い海で作戦ができる

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「当局メディア、中国の093G原潜を事実確認 24発の垂直発射ミサイルを搭載へ」)

参考情報ネット3月17日の報道 香港の「明報」は3月17日香港の軍事評論員である梁国棟の文章を掲載し、中国海軍の093B型巡航ミサイル原潜は16の垂直発射ユニットを搭載し、「鷹撃-18」超音速対艦巡航ミサイルも発射できれば、またDH-10遠距離巡航ミサイルも発射できる、とした。少し前、中国は再度もう1種の特戦原潜である093Tを明るみに出し、これは093原潜がすでに系列化された発展を呈していることを示す。

ポケット潜水艇は9名の特戦隊員を搭載可能

アメリカはかつて4隻のオハイオ級戦略原潜を巡航ミサイルを兼ね備えた特戦用原潜に改装し、このうち22の弾道ミサイル発射筒を1つにつき7発の「トマホーク」巡航ミサイルを搭載するよう改装し、残りの2つの発射筒にはそれぞれ「先進シール輸送システム」(Advanced SEALDelivery System、ASDS)を装備し、SEALはシールズ特戦隊の英語の略で、特戦用途だった。このシステムのもう1つの名称は「乾式甲板乗り換え室」(Dry DeckShelter、DDS)と言い、簡単に言えばドック掩体、略称「塢艙」(頑住吉注:「ドック船室」でしょうか)で、ポケット潜水艇の回収と放出に用いる。ポケット潜水艇のハッチと潜水艦の密封ハッチはドッキングし、シールズ隊員は都合よくポケット潜水艇に進入できた。

ポケット潜水艇は9名のシールズ特戦隊員を搭載でき、最大航続距離は60海里で、秘密の上陸を行い、しかる後に特戦隊員が敵サイドの重要軍事施設を奇襲し、あるいは味方サイドの実戦機が発射する(レーザー制御誘導)ミサイルに向け打撃目標を指示するのだった。ポケット潜水艇はまた敵サイドの軍港に潜入し、フロッグメンを放出し、敵サイドの空母あるいは戦略原潜など高価値目標を襲撃あるいは破壊するのだった。

ポケット潜水艇は先進的なコンパスとナビゲーションシステムを装備し、一部はさらに水中GPS受信機を装備し、水中ナビゲーションと位置決定をより正確にさせた。またさらに各種装備が搭載でき、これには特戦隊員の使用に供する正確位置決定設備、通信設備、武器および野外生活装備などが含まれた。

中国の093T特戦原潜の作用は米軍の潜水艦と似ており、その搭載するポケット潜水艇の航続距離と乗員の数も米軍のそれと同じで、異なるのは中国のドック船室が「水中湿式輸送艇収納室」と呼ばれることである。米軍の潜水艦のドック船室はポケット潜水艇全体を内部に収納でき、ドック船室のハッチを閉めた後全世界を航行できるが、中国の093Tのドック船室はポケット潜水艦の2/3の船体しか収容できず、ゆえに「湿式」と称し、そのドック船室入りはキャップにペンを収めるように簡単である。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「長城201号潜水艦の3D断面の想像図。」です。なお以後のページの画像のキャプションは全てこれと同じです。)

作戦方式は多様で柔軟

中国のポケット潜水艇は平時軍艦に搭載され、目標海域到達後水中に投入され、直接水中から敵サイドの軍港に浸透する、あるいは上陸任務を執行し、これは作戦方式の1つである。第2種目の作戦方式はまず水上戦闘艦によって一定の段階輸送された後、さらに潜水艦上に移され、特戦隊員はヘリによって潜水艦の甲板上に滑り降りてポケット潜水艇に進入し、原潜が目標区域に潜入してさらにポケット潜水艇を放出して任務を執行する、というものである。第3種目の作戦方式は、緊急配備の時さらに輸送機によって特定海域まで輸送されて空中投下される、というものである。全体的に言って、そのメリットは搭載プラットフォームが多様で、使用が柔軟で、特戦隊員が狭い原潜内で長期生活して身体能力を低下させ、作戦に不利になる結果をもたらす必要もないことである。

アメリカのオハイオ級原潜の寸法は093Tに比べ3倍あり、十分な居住を特戦隊員の生活と身体能力の訓練を行うのに供することができ、特戦隊員の潜水艦での長期生活のために条件を提供しているが、この種のドック船室は「一物多用」はできない。中国の093T潜水艦のドック船室はポケット潜水艇を搭載できるだけでなく、さらに無人潜水艇、深海探査機、および機械アームを持つ潜航機などの発射と回収ができる。またもう1種の秘密保持された機種である093型潜水艦は、さらに無人偵察機の発射と回収ができ、甚だしきに至っては寸法がより大きい「偵察・打撃一体」無人機が搭載できるとされる。

(頑住吉注:これより3ページ目。)

珍しい6枚羽スクリュー推進の採用

093Tは093Bの艦体と外形が非常に近く、実際後者から発展してできたものであるが、後者に比べより良い流線型を持つ。具体的には艦橋底部の大きな填角(頑住吉注:艦橋が艦体から突き出ている根元部分の直角に近い谷部を埋めて緩やかに移行させることのようです)に体現され、艦橋上部には水中の抵抗が軽減できる円弧の設計が採用されている。その「輸送艇搭載室」と艦橋は一体につながり、両者は平滑に移行し、航行抵抗が小さく、静音効果が良い。一方アメリカのオハイオ級原潜の2つの「輸送艇搭載室」には横並びの設計が採用され、また艦橋から遠く離れ、航行抵抗を増加させるだけでなく、しかも追加の騒音を生じさせるだろう。

また093Tはさらに珍しく6枚羽のスクリューによる推進方式を採用しており、093および093Aの7枚羽、および093Bのポンプ推進方式ではない(後の2種の推進方式はより強い静音レベルを持つと公認されている)。このことは、093Tが浅い海での作戦専用に設計されていることを説明する。浅い海には大量の魚を捕る網や水草が漂い浮かんでおり、もしポンプ推進器が魚を捕る網を巻き込んでも、フロッグメンは排除するのが非常に難しい。また7枚羽スクリューは弱すぎて魚を捕る網に壊されやすく、一方6枚羽のスクリューは前の両者に比べより適しており、しかもなかなかの静音性能を持つ。

アメリカのオハイオ級巡航ミサイル潜水艦は第一列島線内に進入して作戦することが非常に難しい。この艦は艦体が巨大なだけでなく、しかもポンプ推進設計は浅い海での作戦に不利である。ロシアが極東のカムチャツカ半島の多くの軍港内に配備する戦略原潜部隊はアメリカ人にとって疑いなく頭上に吊された「ダモクレスの剣」(the Sword of Damocles)と言える。それぞれのオハイオ級が102名の「シールズ」特戦隊員を搭載できることから見て、それは設計上疑いなく高度にロシアに照準を合わせており、単にこの種の目的性から見て、ロシアとアメリカの関係は実際には実質的改善を取得することは非常に難しい。


 どこまで信憑性にある話なのか分かりませんけど中国にとって特殊部隊投入用の小型潜水艇を複数搭載できる潜水艦は確かに用途がありそうです。本筋じゃないですけどポンプ推進はより進んだ新しい技術としか思っていませんでしたが弱点もあるんですね。















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