中国のステルス無人機間もなく初飛行?

 この手の話は信憑性低いものが多いんですが‥‥。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-03-08/213838_2322019.htm


当局の報道、あるいは中国のステルス無人機がすでに生産ラインを降り初飛行を行おうとしていることを暗示するか

2013年3月7日、「中国航空報」の「熱血鋳利剣 壮志酬長空(頑住吉注:訳せないですけど雰囲気は伝わるでしょう) 中航工業洪都の某プロジェクト試作ドキュメント」という題名の報道がメディアの高度の関心を引き起こした。一部の分析者によれば、この報道の中にはすでにはっきりと、新型ステルス無人機があるいはすでに生産ラインを降り、間もなく初飛行すると暗示されている、という(頑住吉注:「はっきりと暗示」って形容矛盾だと思うんですが直訳です)。もし中国のステルス無人機ができる限り早く初飛行できれば、中国はイギリスの「Taranis」無人機の前、アメリカとフランスの後の、世界第3の大型ステルス無人攻撃機を試験飛行させた国になり、その意義は過小評価できない。

これだけではない。2012年、「科技日報」が掲載した文章も、中国の某型の無人機がすでに生産ラインを降りたとしている。文章は「自主的な知的財産権を持つ特殊な性能の某無人機が新たに完成し、自動追跡、偵察機能を持つ無人機も機運に乗じて生まれ、無人作戦のカギとなる重要技術を検証するサンプル機は間もなく初飛行する。」とした。

文章は、現在世界の航空装備はまさに無人化、ステルス化、スマート化、正確化に向かう発展の趨勢にある、とする。アメリカ軍はすでに無人作戦機を戦場に投入、使用しており、非常に多くの国も無人作戦機を将来の装備発展の重点としている。「未来の空の戦場を外国の無人機に独占させてはならない!」 軍の科研作業を行う者の特殊な鋭敏さは、黄長強教授およびそのチームの目を無人機プラットフォームと武器システムの結合に転じさせ、多くの学科が交差し組み合わさる斬新な「空域」において、無人機領域の高地を先んじて占領することに極力努めさせた。

一部の分析者の言によれば、「天弩」無人機は沈陽飛行機研究所(601所)と沈陽航空宇宙大学によって合同で研究開発され、2011年9月に「中航工業杯」国際無人機、飛行機創造大奨励レースに参加した。一部の分析は、「天弩」無人機は実は大型の遠隔操作飛行模型であり、主に研究開発中の飛行機の空力飛行試験を行うのに用いられる、と考える。別の言葉で言えば、これは実機の縮小版の「身代わり」で、その空中飛行のデータは機の設計の中の不足を調整するのに用いられ、改良の根拠にもなり得る。このため「天弩」無人機は実際上、我が国の新型無人機を窺う絶好のチャンスとなる。

画像の中の小さな画像はニュース報道に添えられた画像で、2名の南昌飛行機生産工場の労働者が、孤型の曲面の構造上で操作を行っており、対比によりこれはステルス無人機の機体右側の曲面の外皮とほぼ考えられる(頑住吉注:どうでもいいんですが眉毛不自然過ぎませんか)。

(頑住吉注:これより2ページ目)我々は、「天弩」無人機はアメリカのボーイング社のXー45「ファントムレイ」無人攻撃機の空力レイアウトに比較的似ていることを知っている。「ファントムレイ」はステルス化設計を採用したため、外形がコウモリ型を呈している。未来の無人作戦飛行機(UCAV)は高いステルス性、高い推力:重量比、高い敏捷性などの先進的な戦術指標を追求しているため、通常蛇型(頑住吉注:S字型のことでしょう)の空気取り入れルートを採用し、もって飛行機全体と推進システムの空力外形、電磁ステルス、構造設計などの方面の高度な一体化を満足させる。しかし、伝統的概念を採用して設計された蛇型空気取り入れルートは気流の分離を極めて発生させやすく、飛行機に対する妨害をもたらす。「天弩」無人機はアメリカ軍のX-47B無人機に類似したスリット式空気取り入れルートを採用してこの問題を解決した。だがこの種の空気取り入れルートの構造は極めて複雑で、加工の難度は空前である。(画像は「天弩」無人機の空気取り入れルートの特写)

「中国航空報」の文章は、「空気取り入れルートの成否はある意味から言ってプロジェクトの成否に関係する。このプロジェクトの空気取り入れルートの形状は非常に複雑で、組立の開放性、到達可能性が極めて劣り、人や工具が全く入っていけず、組立の難度は空前である。最初、あの外形が怪異な部品を見て、全員がどうしていいのか分からなくなり、しばしば仔細に推敲、琢磨を要し、架台の上で行ったり来たりして繰り返し部品の組み込みを試みた。皆が頻繁に討論、研究を展開し、甚だしきに至っては首に青筋を立て顔を真っ赤にして騒いだ。」と報道する。我々が文中から、これが新型のスリット式空気取り入れルートのいくつかの特性に似ており、1つの側面からステルス無人機の存在を裏付けている、ということに気付くのは難しくない。

(頑住吉注:3ページ目)文章の中には、「洪都社は現有の条件を充分に利用し、これを高度に重視し、合同設計、工程性審査、構造最適化、カギとなる重要技術への取り組みを基礎に、全体工程設計作業を完成させた。特に製造のカギとなる重要技術の成熟度に重点を置き、繰り上げて超複雑な外皮の成形、外皮の接合、高精度の組立シミュレーション、極端に細長い複合材料のハッチの製造の事前研究を手配し、複雑な空気取り入れルートの製造技術など6大重要技術の難関を一挙に突破した。」とある。

(頑住吉注:4ページ目)画像は「天弩」無人機の飛行コントロール方式。その複雑な空力コントロール設計が見て取れる。全翼式レイアウトのステルス無人機の研究開発により、中国はBー2ステルス爆撃機に似た大型全翼機の空力設計技術も掌握し、事前研究中の新型ステルス戦略爆撃機のために堅実な理論および技術的基礎を固めた。

(頑住吉注:5ページ目は何故か内容の重複です。6ページ目)「科技日報」の報道によれば、自主的な知的財産権を持つ特殊な性能の某無人機が新たに完成し、自動追跡、偵察機能を持つ無人機も機運に乗じて生まれ、無人作戦のカギとなる重要技術を検証するサンプル機が間もなく初飛行する。中国はすでに「無人飛行機作戦システムと技術」学科を新たに作り出し、すでに我が国初の「無人飛行機作戦システムと技術」学科の修士および博士号を作っている。黄長強教授が組織する無人スマート攻撃システムの理論体系と作戦シミュレーション実験室が相次いで建設され、「無人作戦機の正確打撃技術」との専門書が正式に出版される。(イラスト作成:李欣)

雄鷹高く飛び、剣碧空を指す。無人機研究開発プロジェクトが初の戦果を挙げてから、さらに現在の百花繚乱の非常に良い局面に至るまで、黄長強およびそのチームは空軍の重大機種の研究開発と装備プロセスのために重大な作用を発揮し、また輝かしい成績を収めた。新たな軍事変革の夜明けの光の中で、黄長強教授率いる彼のチームは1つ1つ斬新な領域でより高く、より遠い目標に到達しているところである。

(頑住吉注:7ページ目)中国のステルス無人機と世界の主要な無人機の外形寸法の比較。中国のステルス無人機は推測による外形図であり、参考のみに供する。(イラスト作成:李欣)

現在、ステルス無人機の応用と実戦を実現している国はただ1つ、すなわちアメリカである。ステルス無人攻撃機の初飛行を実現している国は2つある。すなわちアメリカとフランスである。すでに原型機を製造している国は3つある。すなわち中国、アメリカ、フランスである。ステルス無人機の開発計画が存在する国は6つある。すなわち中国、アメリカ、フランス、イギリス、ロシア、インドである。この他、ステルス無人機の研究を行っている国は4つある。すなわちスウェーデン、イタリア、イスラエル、イランである。ステルス無人機クラブは明らかに垣根が比較的高い「技術大国の集まり」である。

(頑住吉注:8ページ目。7ページ目との重複がありますが省略します)この未来の戦場の飛行機に関する「世紀の大戦」の中で、主な航空技術大国は皆、大量のマンパワー、マテリアルパワー、ファイナンシャルパワーを投入している。目標はただ1つ、このステルス無人機によって共に動かされる武器技術革命の中で「アウト」にならないことである。

(頑住吉注:9ページ目は「ネットに伝わる某型無人機の画像」、10、11ページ目は「アメリカの『ファントムレイ』無人機」、12〜23ページ目は「アメリカ軍のX-47B無人機」、24〜29ページ目は「イギリスの『Taranis』無人機」、30〜34ページ目は「フランスの『ニューロン』無人機」、35〜37ページ目は「『天弩』無人機」です。)


 どの程度の性能になるかは全く不明ですし、実戦化はずっと先のことになるでしょうが、計画が進行中であるのは間違いなさそうですね。











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