中国のミサイル関連2題
まず武直ー10に搭載されるミサイル関連です。
http://military.china.com/important/11132797/20150203/19273176.html
武直ー10、初の専用空対空ミサイルを発射 アパッチを撃墜することができる
(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「武直ー10のミサイルが正確にターゲットの中心に命中する実写 かつては国外の飛行員に頼って完成されていた」)
中央テレビ局軍事チャンネルの1月31日夜における「軍事報道」という番組の中で、独占的に中国陸軍航空隊試験飛行員のヘリ試験飛行の種々の経歴の秘密が明かされ、その中では国産直ー18高原型ヘリがチョモランマを飛行する動画が初公開されただけでなく、さらに直ー10武装ヘリが天燕-90空対空ミサイルを発射して空中目標を攻撃する貴重な動画も出現した。
動画の中では、直ー10武装ヘリが1発のミサイルを発射し、ミサイルは一定飛行した後に飛行中の空中目標に命中した。射撃過程から推断して、直ー10が発射したのは国産の天燕-90空対空ミサイルに違いない。
天燕-90は世界初の武装ヘリ専用に開発された空対空ミサイルで、超低空の制空権奪取、空中格闘、編隊航路護衛、戦場での迎撃などの作戦任務の完成に用いる。このミサイルは多元赤外線誘導弾頭を採用し、ずば抜けた抗妨害性能と全方向攻撃能力を持ち、進入角度は0度〜360度で、正面からの攻撃に死角はなく、攻撃範囲は500〜6,000m、作戦高度は0〜6,000mである。自主発射能力を持ち、ファイアアンドフォーゲットである。最大使用過負荷は20Gに達し、最大飛行速度はマッハ2を超え、低空、超低空で優良な近距離格闘能力を持つ。ミサイルはレーザー近接起爆信管の連続バー戦闘部を採用し、戦闘部の重量は3kgで、殺傷威力が大きい。この戦闘部は地面からの距離数mにホバリングするヘリを攻撃する時、有効にローターブレードを切断することができる。その単発殺傷確率は80%である。AH-64、ミルー28、Ka-50/52、タイガー、A129などに代表される現代の武装ヘリに有効に対応でき、さらに低空飛行するスホーイー25、A-10などの攻撃機に有効に対応できる。
(頑住吉注:2ページ目)資料画像:武直ー10、空対空ミサイルを発射
(頑住吉注:3ページ目)武直ー10は中航二集団中国ヘリ研究所(602所)によって設計され、昌河ヘリ社が試作と生産を行った専用武装ヘリである
(頑住吉注:4ページ目)武直ー10は中国の第9次5カ年計画の重点工程の1つであり、中国初の自ら研究開発した専用武装ヘリである
(頑住吉注:5ページ目)武直ー10はZ-9Bから発展した中型専用武装ヘリで、全体の正味重量は約5,543kgである
(頑住吉注:6ページ目)武直ー10の主要な任務は樹木の梢の高さでの戦場遮断、敵の地上固定および機動するものを含む生体戦力の殲滅であり、かつ一定の空戦能力を兼ね備えている
(頑住吉注:7ページ目)「戦車キラー」と呼ばれる武装ヘリはずっと西側から解放軍装備の中の弱点と考えられていた
(頑住吉注:8ページ目)武直ー10の全体的な作戦性能と技術性能は、ヨーロッパの「タイガー」式攻撃ヘリに相当する
(頑住吉注:9ページ目)武直ー10はAH-1、AH-64、ミルー24に続く、数が最大の専用武装ヘリとなるかもしれない
中国は武装ヘリ専用の空対空ミサイルは歩兵用携帯式対空ミサイルを流用したミサイルなどに比べ優位性があると主張しているんですが、総合的に見て本当に優れているのなら何故他国がそうしないのか疑問なんですが。
次は対艦ミサイル関連です。
http://military.china.com/important/11132797/20150204/19276588.html
鷹撃-12と鷹撃-100、055艦に配備可能 1発でもう1万トン級の艦を撃沈可能
(頑住吉注:原ページのここにある動画キャプションです。「中国の鷹撃-12の戦力は米軍の防御の極限を超える 1発で万トンの艦を破壊」)
人民ネット北京2月4日電(邱越) 最近あるウェブサイトが「鷹撃-12」超音速対艦ミサイルと「鷹撃-100」遠距離対艦巡航ミサイルの画像などの情報を明るみに出した。ある分析者は、「鷹撃-12」と「鷹撃-100」の戦闘部の威力は非常に大きく、1発命中すればもう1万トン級軍艦を麻痺あるいは撃沈できる、とする。軍事専門家の李莉は中央テレビのインタビューを受けた時、この2機種の遠距離対艦ミサイルは大型水上艦艇に対し非常に大きな殺傷力がある、とした。
「『鷹撃-12』と『鷹撃-100』は対艦の双璧と称するに堪える。」 李莉はこのようにこの2機種の対艦ミサイルを評価する。「鷹撃-12」の最大の特徴は射程ではなく、その速度にある。このミサイルは「ダブル3」あるいは「ダブル4」を達成でき、すなわち射程が300km、速度マッハ3、あるいは射程400km、速度マッハ4である。対艦作戦時、このミサイルが飛行の最後の段階でもし高度を下げ、かつこのような速度をもって隠蔽された防御突破を実施したら、相手方は有効な時間内に反応をなすことが非常に難しい。また、このミサイルの戦闘部は通常400〜500kgで、大型水上艦艇に対し非常に大きな殺傷力を持ち、300〜400kmの射程も、大型水上艦艇の防空の極限の距離に達している。「『鷹撃-12』の強大な水上艦艇に対する能力はまさにアメリカを非常に憂慮させるものである。」
「鷹撃-100」は決して超音速ミサイルではなく、その最大の特徴は射程の長さである。李莉の説明によれば、もし「鷹撃-100」の射程が800kmに到達し得たら、空母など大型水上目標に対し超視距離の遠距離打撃を発動し、かつ相手方に適した反応をなし難くさせることができる。今後このミサイルがもしアメリカの空中発射巡航ミサイルのように2,500kmの射程に到達できたら、作戦相手の大型水上艦艇に対し巨大な打撃能力を形成することになる。
ある分析は、「鷹撃-12」は中国海軍の轟ー6爆撃機と新型の殲轟ー7B戦闘機に装備されることになるとする。また、将来055型ミサイル駆逐艦上に「鷹撃-100」を装備することは、「中華イージス」をまるで鬼に金棒にさせる。
李莉は、轟ー6Kは轟ー6の最新改良型で、その改装の目的は巡航ミサイルの搭載機とし、防御区域外における大型水上艦艇に対する遠距離打撃を実現しようとすることに他ならない、とする。殲轟ー7Bは実はステルス版の飛豹で、この機が「鷹撃-12」を搭載すれば空中基地と海上基地に対する同時の打撃を実現できる。055型駆逐艦は将来の我が軍の空母を除き最大の水上作戦艦艇であり、それはきっと大型ミサイルの基本キャリアになる必要がある。この艦は前後にそれぞれ64の垂直発射システムを有し、「鷹撃-100」のような大型対艦ミサイルを装備できるだけでなく、さらに対潜、対空など異なる用途のミサイルを搭載することができる。
(頑住吉注:2〜9ページ目)055は外界から大型水上艦艇キラーと位置付けられている
動画を見るといかにもものすごい威力という感じですが、何しろ実戦に使われたことのない兵器なんで何とも言い難いです。055の垂直発射ユニットが128というのは確定なんですかね。