戦闘機関連2題

 相互にほとんど関係ありませんが。まず「グリペン」関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170616/30751022.html


スウェーデンの「グリペンE」戦闘機が初飛行 あるいは「梟竜」輸出の大敵となるか

2017年4月に新華社は、成都飛行機が研究開発した「梟竜」複座型戦闘機が初飛行し、この機は国際市場に進軍し、廉価で物は良い優秀な複座戦闘機となる、と報道した。だが世界で最も廉価な先進的戦闘機である「梟竜」にも決してライバルがいないわけではなく、スウェーデンのサーブ社のJAS-39「グリペン」こそその中の最有力の一つである。6月15日、アメリカの「ディフェンスニュース」ウェブサイトは、14日にJAS-39戦闘機の最新改良型「グリペンE」が初飛行に成功し、この機は推力を増大した新型エンジンとアクティブフェイズドアレイ火力コントロールレーダーを採用し、間もなく初飛行する「梟竜」第3ロット戦闘機と似た技術水準を持つ、と報道した。

報道は、サーブ社は初飛行成功後に、これは計画通り2019年にユーザーに向けJAS-39E戦闘機を引き渡すカギとなる重要な一歩であると宣言した、とする。報道によれば、「グリペンE」型原型機は当日(14日)朝10:32、スウェーデンのサーブ社の飛行場から離陸し、40分間の試験飛行を経た後着陸した。飛行過程の中でサーブ社の試験飛行員は一連の設備に対しテストを行い、これには脚の上げ下ろしが含まれた。

「今回のテストは完全に計画通り実施され、戦闘機のパフォーマンスはシミュレーション飛行による予想に符合した。その加速性は人を印象深くさせ、同時に操作コントロールも非常に『スムーズ』だった。いうまでもなく、初飛行を担当することができた操縦員の私は非常にうれしい。」とサーブ社の試験機行員マークス ウォントは語った。

今年のパリ航空展は間もなく6月19日〜25日の間に行われ、この時に「グリペンE」の初飛行行ったのには明らかに宣伝の考慮がある。サーブ社は現在すでに成功裏にスウェーデン空軍およびブラジルと「グリペンE」の販売契約を締結しており、今回の初飛行はサーブ社にとって展示会の期間新たな潜在的ユーザーを探し求めることに対し非常にメリットがある。

JAS-39は本来の計画通りなら2016年に初飛行をするはずだったが、サーブはソフトウェアの品質管理のため6カ月遅延させた。同社は5月、自分たちはこの決定の正しさを信じる、このことは試験飛行のリスクを避ける助けになる、とした。

サーブ社が発表した声明は、「今日初飛行したのは世界クラスの戦闘機で、我々は品質検査を完全に経たソフトウェア成功裏に運用し、これは革命的意義のある航空電子システムである。我々がユーザーに向け引き渡すのはスマート化された戦闘機で、設計の最初からもう未来の需要を考慮してある。」としている。

スウェーデン空軍はすでに60機の「グリペンE」戦闘機を購入すると確認しており、ブラジルは36機購入している。サーブ社は、2019年から同時進行で本国とブラジルに向けこの戦闘機を引き渡し始めると承諾している。

視察者ネット軍事評論員は次のように言う。ブラジルとスウェーデンの契約によれば、「グリペンE」戦闘機の単価は1.4億アメリカドルに相当するが、これには弾薬、アフターサービスおよび一部研究開発費用の割り当てを算入した価格であり、サーブ社はこの機のフライアウェイコストは4300万アメリカドルであると宣言しており、比較すると「梟竜」第2ロットの以前発表された販売価格は3000万アメリカドル前後で、アクティブフェイズドアレイレーダーを装備した第3ロットはある程度上昇する可能性もある。さらに軍事貿易の中の国際政治など影響する要素を考慮すると、「グリペンE」と「梟竜」第3ロットはおそらく互角のライバルで、市場で新たなる競争を展開するだろう。


 ブラジルは中国と軍事的に良い関係があり、財政も苦しく、それでも安い「梟竜」を選択しなかったのはやはりそういう評価なんでしょう。

 次はミグ関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170615/30741747.html


ロシアの軍事工業企業、ミグー31の代替機種の研究開発を開始

ロシアメディア14日の報道によれば、ロシア軍事工業企業ミグ社総裁のタラシェンコは最近メディアのインタビューを受けた時、この企業はあらゆるミグー31迎撃機に対しグレードアップを行いつつあり、同時にその代替機種を研究開発している、と語った。

ロシアの「職業人報」は当日タラシェンコの話を引用して報道し、ミグ社は業務をいくつかの部分に分けることになる、とした。すなわち、その1つは以前すでに購入サイドに引き渡されているミグー31に対しグレードアップを行い、その性能をできる限り第5世代戦闘機に接近させること。その2は未来の遠距離迎撃航空システムを研究開発し、もってミグー31の代替とすること。同時に、同社は依然継続してミグー29およびミグー35プロジェクトを展開することになる。

彼は、計画によればミグー31が再度グレードアップを行う必要がある時、未来の遠距離迎撃航空システムはすでに研究開発が完成しているはずである、と語る。

タラシェンコはさらに、ミグ社はさらに偵察、電子戦、相手方の目標の打撃能力を同時に具備する無人機を研究開発する計画である、と明らかにした。

ミグー31はソ連が1970年代に研究開発に成功した複座双発全天候迎撃機で、強大なレーダーと遠距離対空ミサイルを配備し、最長では200km離れた目標が迎撃でき、主に早期警戒レーダーの支援が欠けた辺鄙で遠い地域上空で敵サイドの実戦機および巡航ミサイルなどの目標を独立して迎撃するのに用い、現在依然ロシア空軍の主力防空機種である。


 他の多くの国にはそもそも独立したインターセプターという機種自体なくなっていますが、どんなものになるんでしょうかね。


















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