インド、追加でロシアの原潜を賃借か
すでに1隻を賃借していますが‥‥。
http://military.china.com/important/11132797/20130716/17948097.html
ロシア:中国の3隻の094原潜は依然テスト中 戦力はインドにさえ及ばず
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インドはロシア海軍の971型原潜を賃借し、インド軍はそれを『チャクラ』号と改名した。最近、インド海軍はこの潜水艦は中国周辺海域の秘密航行任務を終えたばかりで、中国海軍の反応は全くなかった、とした。」 えらい挑発的ですね)
【グローバルネット報道 記者 張暁芳】 「ロシアの声」7月15日の報道によれば、ロシアのサンクトペテルブルグの「孔雀石」海軍機械設計局の社長ウラジミール ドロフェイイェフは「インド速報」のインタビューを受けた時、インド海軍はさらに1隻ロシアの971型多機能原潜を賃借する可能性を研究しているところである、と明らかにした。ロシア戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンは、より多くのロシア潜水艦の賃借は、インドの原潜開発方面における中国との隔たりを短縮することができる、と考える。
報道は、現在このような潜水艦はインド海軍に1隻しか就役していない、とする。この艦は2012年4月ロシアサイドによってインドに引き渡され、インド海軍で「チャクラ」号と改名された。この971型「パイク-B」級潜水艦は1983年に建造が開始された。この出力が大きく、騒音が小さい原潜は本来はアメリカの「ロサンゼルス」級原潜に対応するのに使われるはずだった。建造過程で多くの潜水艦に対し1回ではきかないグレードアップが行われた。この潜水艦は大西洋と地中海への遠征で、そのアメリカの最新型対潜ツールに対応する能力を証明した。全部で15隻のこの種の潜水艦が建造され、「チャクラ」号は最後の1隻である。
報道はさらに、現在アムール共青城のアムール工場に1隻の未完成の971型「シール」級潜水艦がある、とする。この潜水艦は1994年に建造が開始された。1996年に建造はストップし、42%しか建造されなかった。この未完成の潜水艦には完備された堅固な外殻がある。2011年に工場はもはや原潜は建造しないことを決定した。しかしもしインドサイドがこの「シール」級潜水艦に興味を持ったら、この決定は覆される可能性が高い。
(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「現在一般的に、中国海軍にはすでに多数の094型戦略原潜が装備されていると考えられている。中国の海上基地核戦力はインドとは全く比較にならない。」です。)
また、インドはさらに自ら建造した原潜「アリハント号」を2011年に就役させた。依然これに対し全面的なテストが行われており、まずは潜水艦に搭載する「サジャリカ」弾道ミサイルシステムのテストと調整である。依然テスト中の「アリハント号」であるが、この型の潜水艦の建造開始(2023年までにはさらに4隻建造される、とされる)は必ずインド潜水艦乗組員の欠乏をもたらすことになる。また、ロシアの971型原潜は、その対潜水目標能力から言ってインドの潜水艦よりはるかに優れている。
「チャクラ」潜水艦はインドによって10年賃借され、賃料は9.7億アメリカドル(約59.5億人民元に相当)である。あり得る新たな潜水艦の賃料はさらに高いと思われる。その艦はまだ大規模な建造補充作業を必要とするからである。また、ロシアサイドはインドにこの潜水艦のグレードアップを提案しており、これはこの艦に「アッシュツリー」級885型原潜の技術装備を配備するというものである。2008年ロシア連邦軍事技術協力局局長ミハイル ドミトリエフはかつて、インド向けに賃借という条件で何隻かの潜水艦を引き渡してもよいとした。
報道は最後に、追加の潜水艦の賃借はインドの原潜開発方面における中国との隔たりを短縮させることができる、と指摘する。中国海軍は現在自ら建造した4隻の核ミサイル潜水艦と5隻の多機能原潜を持っている。3隻の094型核ミサイル潜水艦と2隻の093型多機能原潜は比較的新しく、依然テストと主要システムの調整を受けている。それらはまだインドの「アリハント号」のように完全な作戦能力を持っていない可能性がある。しかもロシアの971型潜水艦は、その武器装備と隠蔽性から言ってインドや中国のいかなる類似の潜水艦より優れている。インド海軍の2隻のこのような潜水艦は、インド海軍が自らのインド洋における地位を強固なものにすることを保証できる。
(頑住吉注:3ページ目)アメリカも094原潜がテスト中であるというロシアと似た視点を持っているが、アメリカは中国海軍の094艦でのテストは次世代の096原潜の技術設備に用いられると考えている。
(頑住吉注:4ページ目)インド初の国産原潜「アリハント」号は2011年に進水して、今に至るも依然テスト中である。インド当局の情報は、今年6月初め、その核反応炉が始動したとしたが、今に至るもさらに一歩の情報はない。
(頑住吉注:5ページ目)インド海軍が賃借するロシア海軍の971型原潜はインド海軍唯一の作戦能力を持つ原潜である。ただし同様にその核心的部品に重大事故が発生したとのニュースが明るみに出ている。根本的にインドは原潜に作戦を持続させる技術保障体系と工業能力を持っていない。
(頑住吉注:6ページ目)今年1月、インドはついに成功裏に自らの潜水艦から発射する弾道ミサイルを試射した。だがミサイルと原潜のマッチング、融合は非常に複雑な過程である。インドが解決を必要とする難題はまだ非常に多いのである。
(頑住吉注:7ページ目)3月20日、インドの「ブラームス」超音速巡航ミサイルを潜水艦から発射した。だが惜しいかなこのミサイルはロシアの技術に頼って開発してできたものである。
(頑住吉注:8ページ目)中国海軍の国産攻撃原潜。機種名は知られていないが、外観上初期に明るみに出た原潜とははっきりした差異がある。
またキャプションが必死でが本文に反論するパターンですね。ちなみに以前、戦略兵器である原潜の売買には問題があるので賃貸借の形を取っている、つまり実質は売買に近い、という記述もありました。ロシアが中国と通常潜水艦に関する協力を行うという情報はありますが、少なくとも表面的には原潜に関する協力は行われていないようです。
もう1つインド関連の記事を紹介します。
http://military.china.com/news2/569/20130719/17954795.html
インド、「Iron Dome」対ミサイルシステムの購入を改めて考慮 パキスタンの短距離ミサイルを防御
[「ミサイルの脅威」ウェブサイト2013年7月11日の報道による] インド陸軍当局者は、イスラエルの「Iron
Dome」システムはパキスタンの短距離戦術核ミサイルを防御できる、とした。報道によればインドは2013年の早い時期における「イスラエルから『Iron
Dome』ミサイル防御システムを購入しない」との決定を考え直す。
イスラエルの「Iron Dome」システムは2011年に初めて配備された。このシステムはガザ地区から発射されるロケット弾を有効に迎撃できることが証明されている。過去2年内にインドはこのシステムに対する興味を示した。何故ならこのシステムの性能が先進的で、パキスタンがインド・パキスタン国境線上に配備する戦術核ミサイル「Nasr」を探知し迎撃することができるからである。
2013年初め、インドはこのシステムを購入しないことを決定した。だが軍のある情報は、インドはこの前の評価を考え直した、とする。何故ならイスラエルがこの先進システムの技術を分かち合いたがっているからである。「Iron
Dome」システムはイスラエルのラファエル先進防御システム社によって研究開発され、一部アメリカによって資金援助され、世界で最も先進的なミサイル防御システムの1つと考えられている。
報道によればインドはさらに「David's Sling」遠距離システムにも興味を持っている。このシステムはラファエル社とRaytheon社によって共同で生産されている(頑住吉注:多種のミサイルが防御でき、弾道ミサイルにも対応できるものだそうです。ちなみに名称は旧約聖書のダビデがゴリアテを倒した投石器から来ています)。
「イスラエルがこの先進システムの技術を分かち合いたがっている」って、実際には買ってもらわないと困るんで仕方なく技術移転してもいいと言いだしたんでしょうけどね。日本が装備するシステムとどっちが性能的に上なんでしょうか。