弾薬を搭載した殲ー31の模型が初登場

 いまだ殲ー31がどういう位置づけなのかもはっきりしていないわけですが。

http://military.china.com/important/11132797/20160901/23445131.html


殲ー31の弾薬を搭載した模型が初めて沈陽にお目見え 鷹撃-91ミサイルを外部搭載か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は殲ー31初の弾薬を搭載した模型の沈陽へのお目見え」)

研究開発中の国産ステルス戦闘機殲ー31は絶対に国内の各大展示会の寵児で、殲ー31の模型は近年来かつて珠海航空展、北京航空展などの国内トップクラスの専業展示会にお目見えしているが、殲ー31が弾薬を搭載している模型をあなたは見たことがあるだろうか? 9月1日に沈陽で行われた国防科学技術工業博覧会で、研究開発、生産サイドである中航工業沈陽飛行機工業集団社は殲ー31戦闘機が弾薬を搭載したスケールモデルを展示し、我々に初めて近距離で直視的に殲ー31の外部弾薬搭載能力を理解させ、殲ー31が具体的にどういった国産新型航空武器を搭載できるのかも具体的に理解させた。

ステルス機の外部搭載ミサイルは全て内部に置かれた弾薬コンパートメントにより搭載量が少ない

殲ー31の弾薬を搭載した模型のお目見えを見ると、非常に多くの「専門的な」読者はまずきっと疑問を持つだろう。殲ー31はステルス機ではないか? ステルス機には機の腹部に内部に置かれた弾薬コンパートメントが設置され、航空武器を内部に置くことができ、何故さらに「全身に吊るされる」必要があるのか? また、武器の外部搭載は顕著なレーダー反射源で、これはステルス機のステルス性能を破壊するのでは? 殲ー31の弾薬を搭載した模型は単なるパフォーマンスなのか否か?

しかし実際には、ステルス戦闘機が外部搭載する機載武器は、絶対に単なるパフォーマンスではない。ステルス戦闘機が内部に置かれた弾薬コンパートメント技術を採用することは、確かに極めて大きく外部搭載武器がステルス性能を破壊する難題を解決したが、もう1つの問題ももたらした。戦闘機の弾薬搭載量不足である。アメリカの第5世代ステルス戦闘機F-35を例にすると、最大弾薬搭載量は10トンを超える。しかしその2つの内部に置かれた弾薬コンパートメントは、標準搭載荷に照らせばこのうち1つの弾薬コンパートメントは1発の「AMRAAM」中距離空対空ミサイルと1発の2,000ポンド(約907kg)「JDAM」レーザー制御誘導爆弾が搭載でき、もう1つの弾薬コンパートメントには2発のAIM-9X近距離空対空ミサイルと4発の「AMRAAM」中距離空対空ミサイルが搭載できる。加えるとたった2トンで、内部に置かれる弾薬搭載量は総弾薬搭載量よりはるかに小さい。このことはステルス作戦状態下のF-35の戦闘力を大きく割引にさせる。

F-35外部搭載ミサイルの「門の蹴破り」戦術

だがこの問題は解決方法がないわけではなく、米軍は率先して「門の蹴破り」戦法理論を提出した。この理論によれば、ステルス戦闘機の主要な任務は戦争勃発当初、敵軍の防空システムがまだ比較的完備されている時、ステルス技術の優勢を利用して敵軍の防空レーダー網、防空武器システムや陣地に対し第一波の正確に急所を突く壊滅的性質の打撃を行い、敵軍の防空作戦システムと能力を破壊することである。そして最初の何波かのステルス戦闘機がこの任務を完成させた後、ステルス突撃はもう必要なくなり、F-35がこの時外部に武器を搭載すれば、もう10トン以上の武器搭載能力を充分に発揮できる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「珠海航空展で公開展示された2.0バージョン殲ー31ステルス戦闘機」です。)

殲ー31にも類似の戦術がある

F-35に似て、殲ー31は2つの内部に置かれたステルス弾薬コンパートメントを持ち、同様に「門の蹴破り」作戦時は全部内部に置かれる武器搭載模式を使用することができ、敵軍の防空システムの破壊後は、もう内部に置かれた弾薬コンパートメントは必要なくなり、外部搭載が行え、ひとたびこのようになるや一方においては外部搭載の武器搭載荷の優勢が発揮でき、もう一方では外部搭載は必ずしもきっと武器の搭載というわけではなく、さらに外部搭載サブタンクが搭載でき、それは有効に殲ー31の航続距離を向上させることができる。しかも殲ー31が作戦区域に進入した後、サブタンクを捨て去り、ステルス作戦模式に入ることが完全にできる。F-22はステルス戦闘機であるが、やはりしばしばサブタンクを外部搭載して遠距離場所移転飛行を行う。

殲ー31が搭載するミサイルの機種は何か?

殲ー31は今回6つの搭載ポイントを見せ、それぞれ左右の主翼下に位置する。このうち主翼の内側寄りに搭載されるミサイルは、外形から分析して空地-88空対地ミサイルに違いない。射程は180kmを超え、複合制御誘導とミサイル搭載データリンクを採用する。

主翼両側中部の弾薬搭載ポイントに搭載されるミサイルは非常に珍しく、国産新型超音速ミサイル「鷹撃」-91らしい。だが模型の空気取り入れルートなどのディテールの作りは荒くて歪んでおり、エンテ翼が作られており、識別の難度を増加させている。その最も顕著な外形の特徴は弾体周囲のX字型レイアウトを呈する空気取り入れルートと空気取り入れルート尾部の後退角のついた台形の翼である。「鷹撃」-91は対輻射および対艦の2タイプに分かれるが、その重量は600kgに達し、敵軍の水上艦艇とレーダーの「悪夢」である。

主翼の最も外側に搭載されるのは国産近距離空対空ミサイルで、主に自衛に用いられる。(近距離弾の模型も非常に作りが荒いが、国産の霹靂-5や霹靂-8とではいずれも顕著な差異がある)

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「資料画像:殲ー31ステルス戦闘機」です。)

殲ー31は大型機クラスの対地打撃能力を持つ

今回殲ー31が見せた2種の防衛区域外対地/対艦/対輻射打撃武器は、総外部武器搭載重量が3トン近く、このうち空地-88も「鷹撃」-91も、全て新「飛豹」、殲ー16といったような大型戦闘機/戦闘爆撃機でこそ搭載でき、このことは充分に殲ー31が大型戦闘機の強大な武器搭載および対地/対艦打撃能力に遜色がないことを充分に体現する。この機はステルス出撃もできれば、満載外部武器搭載もでき、ずば抜けた多用途戦闘機である。この機がもし将来空軍入りして就役したら、きっとF-35とF-22のように、殲ー20大型制空戦闘機の良い助手、良い相棒となる。


 判別が難しいくらい作りの粗いミサイルの模型をつけるくらいですから適当につけただけで実際の搭載能力を正確に反映していないという可能性もあるのでは。

















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