韓国関連3題

 相互に直接の関連はないですが。まず駆逐艦に関する興味深い記事です。

http://military.china.com/news2/569/20131023/18105453.html


韓国先端駆逐艦、かつて重大な停電事故に遭遇 海上で5時間孤立

中新ネット10月23日電 韓国中央日報ウェブサイトの報道によれば、北方境界線(NLL)の守護を担当する韓国西海第2艦隊の主力駆逐艦乙支文徳艦は去年12月早朝重大な停電事故を発生させ、乙支文徳艦が於青島付近近海上で5時間停止する結果がもたらされた。

報道によれば、乙支文徳艦は広開土大王艦に続いて完全に韓国国内技術を利用して設計されかつ建造が完成された第2隻目の駆逐艦(3,800トン級)で、艦対地、艦対空ミサイル、魚雷、2門の近距離武器システム(CIWS)、先端的レーダー、ソナー(音波探知機)を持つ、黄海防御体系の核心たる戦闘力である。

韓国議会国防委員会所属の民主党議員安圭佰は10月22日、韓国海軍が提出した「乙支文徳艦戦闘力停止の原因調査解明および精密診断結果」との報告書に接した。報告書は、乙支文徳艦に確かに停電事故が発生したことをはっきり示していた。

去年12月9日早朝3時30分、(頑住吉注:複座な形で場所を説明しているんですが地名を全く知らないので訳せません)の海上で、対潜作戦を展開中の乙支文徳艦の2台の発電器が突然警報音を発し、作動を緊急停止した。艦上は直ちに停電した。漆黒の大海上で、全長135mの巨大な艦艇は停電し停船した。当日、乙支文徳艦上には170人余りがいた。停電して5分間後、艦長は「戦闘配備」の命令を下した。これは緊急態勢下での対応措置だった。乙支文徳艦の発電器は全部で4台ある。船員たちは別の2台の予備用発電器の始動を試みたが、始動に失敗した。すぐ続けて、乙支文徳艦は付近海域で作戦を行っているところだった栗穀李珥艦に向け発光信号を発して連絡を取ることを試みたが、距離が比較的遠かったため、試みは失敗した。平沢にいる西海第2艦隊に連絡を取ることも試みたが、通信室の通信機器は始動しなかった。通信室に配置された12の緊急バッテリーの中で、9つは品質が良くなかったため、電圧が不足だった。

このため、乙支文徳艦は停電後25分間後になってやっと第2艦隊と連絡が取れた。乙支文徳艦が追加の緊急通信機を始動させた後、やっと連絡が取れたのである。韓国海軍は報告書の中で、「緊急通信機の準備状態の不足が、25分間を費やしてやっと連絡が取れるという結果をもたらし、このため直ちに艦隊に停電事故を報告することができなかった。」としている。乙支文徳艦の状況に関する報告を受けた後、第2艦隊は栗穀李珥艦に周辺の商船や漁船を管制し、民間船舶を接近させないよう命令を下した。同時に乙支文徳艦に緊急投錨を準備し、もって波に流されることを免れるよう命令を下した。乙支文徳艦牽引のため、さらに崔瑩艦を待機させた。だが最終的に決して牽引の事態は発生しなかった。ある船員がロープを使って第2号発電器の調節器を縛って強制固定した後、始動スイッチを押すと、その後通電が回復した。電源が改めて供給を開始したのは停電事故発生から5時間近くたった午前8時18分だった。

韓国海軍は報告書の中に、このような大きな停電事故は韓国艦艇史上初めてである、と書いている。海軍が安圭佰議員向けに行った説明の内容によれば、もし艦内が停電したら、コンピュータなどのような先端武器システムは全て使えなくなる。このことは直ちに、乙支文徳艦のレーダー、ミサイルなどの核心的武器システムが同時に使えないものに変わることを意味する。

報道によれば、瞬間的対応がどんどん重要になっている現在だというのに、韓国の黄海の核心戦闘力に5時間の対応空白期が出現した。だが韓国海軍は決して外界に向けこの事実を公開せず、国政監査によって事故発生から10ヶ月後になってやっと明るみに出たのである。

事故発生後、韓国海軍作戦司令部は直ちに2回の調査および再調査を主導した。先端駆逐艦の作動停止は「偽物で品質の劣ったバッテリー」によるものだった。韓国海軍は報告書の中で、「推測により発電器始動が中断されたのは緊急バッテリーの品質が低劣だったことによると考えられる。」とし、かつ「停電事故発生当時使用していた16の機関操作用バッテリーの中で、10個(62%)のバッテリーの性能が低下していた。」と指摘している。安圭佰議員は、「もし日常の管理と整頓をなおざりにしていたら、先端駆逐艦も戦争の中で無用のものとなる。」とする。


 事故の内容も、事実を公表しなかったこともかなり大きな問題を含んでいそうです。バッテリーはどこ製だったんでしょうか。まあ日本製でないことはかなりの確信を持って言えますけど。

 続いて小火器関連(?)です。

http://military.china.com/news2/569/20131022/18103610.html


韓国、25mm次世代重機関銃失敗を宣告される 7年の時間を費やす

【グローバルネット総合報道】 韓国の「朝鮮日報」10月22日の報道によれば、韓国防衛事業庁が22日に議会の国防委員会新国家党議員宋泳勤(音訳)に提出した資料は、韓国陸軍が7年の時間を費やし、46億ウォン(約2,645万人民元に相当)の資金を費やして研究開発中の25mm次世代重機関銃は性能が基準に達しないため失敗が宣告されたことをはっきり示している。

宋泳勤は、2009年9月から2010年12月、韓国防衛事業庁は25mm次世代重機関銃の探索、研究開発を行い、かつサンプル品を生産して試験を行った、とした。だがこの銃の重量が予測に比べ10s重く、かつ対空戦闘性能が基準に達しなかったため、韓国防衛事業庁は2012年6月に研究開発の中断を決定した。

これにより、韓国連合参謀会議は次世代重機関銃の研究開発を中断し、現在累積している技術を基礎に新型40mm速射グレネードマシンガンを研究開発することをを決定した。このため元々2016年に交換を行うと定められていた現役のK-4速射榴弾砲とK-6重機関銃の交換時間は2021年まで遅延する。

宋泳勤は、25mm次世代重機関銃はプロジェクト立ち上げの初期からもう不合理な部分があった、とする。武器システムの研究開発は細緻な論証を経、もって予算の浪費と実戦配備遅延の状況の出現を避ける必要がある。

報道はさらに、アメリカもかつて25mm次世代重機関銃の研究開発を行ったが、2009年に失敗が宣告された、とする。(実習編集翻訳:黄華徳、原稿チェック:李小飛)


 口径25mmは重機関銃と言うより機関砲だろうと思いますが、その技術を基礎にグレネードマシンガンを開発しようということは比較的低初速の、口径の割には小型軽量を狙ったものだったんでしょうか。だとしたら対空射撃性能が充分でなくなるのは当然で、「プロジェクト立ち上げの初期からもう不合理な部分があった」というのはそのあたりでしょうかね。

 続いてサイバー部隊関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131022/18103450.html


韓国、2014年に部門を新設し北朝鮮のネットワーク戦能力向上に対応へ

韓国連合通信社の報道によれば、韓国連合参謀本部(以下「連参」と略称)が22日韓国議会に提出したある報告は、韓国軍が今年7月から専門にネットワーク戦を担当する部門、「連合ネットワークセンター」の建設推進を開始したことをはっきり示している。この部門は来年1月1日から正式に看板が掲げられ運用される。

報道は、「連合ネットワークセンター」は韓国連参の各種ネットワーク業務の保護を担当することになる、とする。韓国連参がこのセンターを成立させるのは、最近北朝鮮のネットワーク能力が大幅に向上しているからである。このため、韓国連参はすでに去年10月に北朝鮮のネットワーク戦の脅威に対する分析を行い、かつ関連の対応措置を確立した。

報道は、韓国連参は報告の中で北朝鮮のネットワーク戦を「非軍事性局地挑発」の類型の1つに列し、さらに一歩韓国国軍ネットワーク司令部および国家情報院との間の協力を強化し、積極的に北朝鮮の発起するネットワーク戦に対応するとしている。

報道は分析し、北朝鮮ネットワーク戦が韓国軍によって「局地挑発」類型に列せられたことは、軍が積極的にネットワーク戦の武器を研究開発し、北朝鮮がネットワーク戦を発起した時に実際の行動をもって反撃を行うことを意味している、とする。


 各国に同様の動きがあり、日本も対応を始めているようですがまだ充分とは言えないような気がします。










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