朝鮮半島関連2題

 まず脱北者に関する記事です。

http://military.china.com/news2/569/20170614/30728766.html


韓国軍:1人の北朝鮮軍人が北朝鮮・韓国境界線を超えて韓国に向け「投降」

グローバルネットが6月14日韓国メディアの報道を引用したところによれば、韓国連合参謀本部は13日、当日午後7時50分頃、1名の北朝鮮軍人が前線地域で韓国・北朝鮮軍事境界線を越えて韓国軍の歩哨所に来て、「投降」の希望を表明した、とした。この北朝鮮軍人が北朝鮮・韓国軍事境界線を越える時、双方に武力衝突は発生していない、とされる。

韓国連合通信社は、韓国連合参謀本部は、韓国軍はこの北朝鮮軍人の「帰順」の理由と韓国に来た過程などに対し調査を行いつつあり、警戒歩哨所で勤務を執行する韓国軍将兵はこの北朝鮮軍人を普通の前哨部隊に引き渡すことになると指摘している、とする。この北朝鮮軍人が韓国・北朝鮮軍事境界線を越える時、双方に武力衝突は発生していない、とされる。

これは初めての北朝鮮下級軍人の北朝鮮・韓国軍事境界線を越えての韓国への「帰順」ではなく、2012年、2015年、2016年にいずれも類似の事件の発生があった。。

最も最近の北朝鮮軍人による軍事境界線を越えての南下しての韓国への「帰順」は2016年9月29日で、今回は時9ヶ月を隔てての類似の事件の再度発生である。

北朝鮮・韓国には衝突は決して発生していないが、北朝鮮軍はかつてこのためわざわざ韓国・北朝鮮軍事境界線の、かつて脱北者の越境があった部分の区域付近に地雷を敷設し、もって北朝鮮住民が韓国に裏切り逃亡するのを防いだ。

北朝鮮と韓国、互いに偵察情報を指摘

5月9日、朝鮮中央テレビ局はテレビ番組でTHAADシステムが韓国の楽天ゴルフ場に配備される衛星写真を発表した。

5月23日、韓国軍連合参謀本部は、当日午後4時頃、韓国軍は疑わしい不明の飛行物体が韓国・北朝鮮境界付近の江原道鉄原地域上空に出現したのを探知計測し、韓国軍は警告の放送と射撃を行った、とした。軍は、レーダーはこの飛行物体の飛行速度は無人機より低いことをはっきり示し、鳥の群の可能性が排除されない、と分析する。

5月25日、朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンは当日談話を発表し、韓国軍の最近のいわゆる「不明の飛行体の南下」の言論は純粋に滑稽な話に属する、と考えた。

5月26日、北朝鮮サイドは韓国軍の1機の「青鷺」無人偵察機が26日西海水域などの地域上空を飛行し、4回北朝鮮の領空を深く侵犯し、これは重大な挑発行為である、と指摘した。北朝鮮サイドは、韓国軍のこの行為はちょうど米軍が台風を避ける口実で、元々グアム島に配備されていた4機の「グローバルホーク」無人偵察機と100名あまりの米軍の操縦人員を日本の横田基地に移した際である、とする。

6月13日、韓国軍当局者は、6月9日朝鮮半島非軍事区域付近で1機の無人機の残骸を発見し、韓国軍は分析を行った後、無人機は「THAAD」システムの星州郡における配備地の画像を撮影していたことを発見した、とした。

韓国連合通信社は、ある住民が先週江原道仁済の山の上でこの墜落した無人機を発見した、とする。無人機は全幅2.4m、全長1.8m、日本のソニー社が製造したカメラ1台を装備していた。

ある韓国国防省当局者の言によれば、軍はこの無人機の64ギガの記憶チップを探しだしかつ分析し、その数100をもってかぞえる画像を発見し、大多数は林や住民の居住区域だが、10枚あまりの「THAAD」システム配備地の画像があり、撮影高度は2,000mから3,000mと見積もられる。だが、こうした画像の解像度は高くない。

9日民衆の通報を受け不明の飛行物体を発見し報告した時、韓国軍連合参謀本部は、サイズおよび形態から見て、北朝鮮から来た無人機の可能性が高い、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国連合通信社からのキャプチャー画像」)


 逃亡者を防ぐために地雷原まで作らなければいけない体制は早く終わってほしいもんですが、終わり方も大事ですからね。

 次は「THAAD」関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170615/30742213.html


中国、THAAD基地を見ようとする? 韓国の青瓦台:そのような要求に接したことは全くない

韓国の「朝鮮日報」は14日独占報道を掲載し、中国政府が「THAAD」配備地点の視察を要求しているとした。この説は直ちに青瓦台方面によって否認され、朴槿恵政権だろうと現政府の時期だろうと、いずれも中国サイドの類似の要求に接したことはない、とした。

「朝鮮日報」の「青瓦台関係者」を情報源とする報道は、中国はこれまでずっと「THAAD」のX周波数帯レーダーは中国を監視するのに用いるものだと考えており、かつ韓国新政府に向け配備地点に対し視察を行う要求を提出した、としている。この人物は、朴槿恵政権の時期も、中国サイドは同様の要求を提出した、とする。以前アメリカ方面は、X周波数帯レーダーは中国に対し戦略的影響はないとしたが、中国サイドは米韓の説明を決して信じず、このため現場に行ってちょっと見る要求を提出したという。

「朝鮮日報」はさらに、中国サイドの言い方に対応するため、最近青瓦台安全保障室は討論を行った後、「逆提案の考え方」を提出し、すなわち「THAAD」撤去を持続的に要求されるよりは、中国サイドが東北地域に配備するX周波数帯早期警戒レーダーの詳しい調査に同意するよう要求した方がよく、このレーダーは探知計測距離が5000kmに達し、探知計測範囲は韓国をカバーし、「このようにすれば双方いずれも透明、公開である。」とした、とする。

韓国の紐西斯通信社14日の報道によれば、青瓦台関係者は当日記者にこの件を問われた時、「この報道はありもしないことだ」と明確に言った。現政府だろうと前政府だろうと、いずれも中国サイドからのこのような要求に接したことは全くないという。いわゆる「逆提案の考え方」に関しこの当局者は、相手方からの視察の要求さえないのに、どこから逆提案の説が来るのか? とした。

中国サイドがこのような要求を提出したことはないが、「グローバル時報」記者の理解によれば、アメリカサイドはかつて能動的に「THAAD」基地の監督に招待した。あるアメリカ駐中国大使館の外交官はかつて記者と米軍の韓国における「THAAD」配備問題を深く検討したことがある。彼は次のように語った。「THAAD」韓国入り最大の論争はそのレーダーにあり、このレーダーの探知計測距離に関し米軍は具体的データを公開していない。中国とロシアの広大な面積について言えば、「THAAD」レーダーの探知計測距離は比較的長いべきであり、それでやっと中ロ両国に対する大範囲の戦略偵察の目的が達成できる。彼は記者に、米軍は甚だしきに至っては中国人民解放軍の代表を韓国に進駐した「THAAD」配備基地でレーダーの探知計測状況を監督するよう招待したが、「中国軍は話に乗らなかった」と教えた。

韓国では民衆の「THAAD」ボイコットの抗議デモが依然持続している。韓国連合通信社14日の報道によれば、150名あまりの星州住民代表が当日デモを行い、「THAAD」システム撤去を継続して要求した。デモの群衆は星州ゴルフ場に向け行進し、正門からの距離100mの場所で警察によって阻止された。14日、アメリカ国務副長官トーマス シャノンが韓国外務省を訪れた時、ある韓国社会団体は外務省ビルの外で反「THAAD」デモを行った。彼らは大統領文在寅が韓米首脳会談でアメリカに対し「THAAD配備問題を最初から考慮する」と表明するよう要求した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国民衆が『THAAD』配備に抗議」)


 レーダーの外観をちょっと見ただけで問題がどうにかなるわけではありませんしね。

















戻るボタン