台湾海軍、準空母を建造?

 民進党への政権交代はこの種の計画にも影響してくるんでしょうか。

http://military.china.com/important/11132797/20160129/21353275.html


香港メディア、台湾が2隻の準空母を建造しF-35を配備する計画であるとする 自らイージス艦を建造し航路護衛

参考情報報ネット1月29日の報道 香港メディアは、台湾海軍が15年兵力整備建設計画を提出し、イージス駆逐艦、ミサイル巡防艦、強襲揚陸母艦および潜水艦を自ら建造する、とした。将来台湾海軍は2つの夢にまで見た空母派遣艦隊を組成し、東海および南海で積極的な役割を演じることができる。

香港の「週刊アジア」1月24日発表の文章は、台湾海軍は2014年、陳永康が台湾海軍司令を担当している時、周辺の形勢の変化に対応するため、「台湾海軍15年兵力整備建設計画」を提出し、15年の時間をもって、自主生産方式で4隻の6,000トン級イージス駆逐艦と10〜15隻の2,000トン級でイージスシステムを装備するミサイル護衛艦を建造することを計画した、とする。コードネーム「弘運計画」の、台湾が強襲揚陸母艦および自ら潜水艦を建造する計画も同時に始動することになる。

台湾、自ら「イージス艦」を建造することを極力求める

報道は、このうち台湾海軍が計画する6,000トン級台湾製イージス艦は、20年前に実現しなかったACS先進戦システム小イージス案を再始動させることになる、とする。20年あまり前から、台湾の中山科学研究院(以下「中科院」とする)はフェイズドアレイレーダーと作戦システムを発展させ、すでにACS先進戦闘システムの作戦需要を充分満足させることができ、中科院がフェイズドアレイレーダー戦闘システムを整合する「迅連計画」試験を成功させるのを待つ必要があるだけで、台湾製小イージス駆逐艦の建造計画は即始動できる。台湾製イージス艦の垂直発射システムはすでにアメリカのMk-41を使用することが確定しており、台湾安全保障業務部門はすでにアメリカのロッキード・マーティン社とMk-41垂直発射システム購入の契約意向書を達成させている。

「迅海二段階」巡防艦は500トンの3船体沱江艦の設計概念により、2,000トン級3船体ミサイル護衛艦を作り出すもので、このミサイル護衛艦はフェイズドアレイレーダー、多目標接近戦の先進戦闘システムとミサイル垂直発射システムを装備する計画で、将来台湾が台湾イージス艦を作り出す前期試験艦と説明されている。

海軍がMk-41垂直発射システムを選定する前、台湾「中科院」はすでに実際に天剣二および天弓三という2種の艦対空ミサイルを対比したことがあり、いずれもMk-41垂直発射ボックス内に装填できた。将来陸上で行う実弾試験が成功した後、さらに海上作戦試験評価に入るだろう。理解されているところによれば、将来迅二計画の2,000トン級3船体ミサイル護衛艦は、ステルス設計を持つ76mm速射砲、6組8連装垂直発射システムを装備する。剣二の艦発射型はNATOのシースパロー中短距離艦対空ミサイルの模式を採用し、1つの発射ボックス内に4発のミサイルを装填でき、1組8連装の垂直発射ボックスは32発の剣二艦対空ミサイルを装填できる。

巡防艦上の48組の垂直発射ボックスは、作戦任務の差異により、天剣二と天弓三という2種の艦対空ミサイルと射程延長型垂直発射対潜ロケットを混合搭載することになる。12組の垂直発射ボックス内に48発の剣二艦対空ミサイルが搭載され、24組の垂直発射ボックスに24発の天弓三艦対空ミサイルが搭載され、その他の12組の垂直発射ボックスは射程延長対潜ロケット(VLA-ER)を搭載するという分配ができると推測される。近接防衛は前後2セットの中科院「海箭羚近距離ミサイル防御システム」によって主に担当される(頑住吉注:検索したら https://www.youtube.com/watch?v=bs9uO7d86W4 こんな動画がありました。CGちゃちですけどね)。

対艦ミサイルは少なくとも16発のミサイルが搭載できると見積もられ、雄風二対艦ミサイル、雄風三超音速対艦ミサイルおよび雄風二E-ER対地巡航ミサイルにより、任務の需要によって混合配置される。2,000トン(満載では3,000トン近い)巡防艦にとって、防空、対潜、対艦、対地打撃能力はいずれも世界一流と評価される。

ウェーブピアシング3船体には広い甲板および船室があるため、機格納庫内には2機のヘリが置け、任務の需要により対潜ヘリを搭載して対潜を執行すること、無人ヘリを搭載して海域戦情偵察捜索や超視距離打撃の中継を執行することができる。またイスラエルのHarpyに似た対輻射無人攻撃機を搭載して、敵サイドの艦載レーダーに対する制圧を行うこともできる。特殊作戦任務を支援する時は、突撃ヘリを搭載して敵に対し航空降下突撃を行うこともできる。

(頑住吉注:これより2ページ目)

垂涎の「強襲揚陸母艦」

報道は、南海情勢のヒートアップにより、南海の局面の変化に対応するため、台湾海軍のコードナンバー「弘運計画」が計画する2隻の2万トン級多機能強襲揚陸母艦は、すでに全通式甲板設計を採用することが確定し、5機のヘリに同時に発着作業を行わせることができ、任務の需要の差異により、MH-60R対潜ヘリ、AH-1WスーパーコブラあるいはAH-64Dロングボウアパッチ攻撃ヘリ、UH-60Mブラックホーク輸送ヘリ、あるいはCH-47SDチヌーク大型輸送ヘリが搭載できる、とする。

強襲揚陸母艦に共通の特徴は艦上に長方形の全通式甲飛行板があり、艦内に上陸搭載具を装備するドックがあり、上陸搭載具は艦尾の大型水門によって出入りし、LACA高速ホバークラフトが搭載できることである。強襲揚陸艦、ドック上陸艦、上陸輸送艦、災害救難船の機能を一身に集め、全世界のいかなる海域の作業にも適し、磐石多機能輸送艦の医療および輸送力をコンビネーションし、将来台湾海軍は東海および南海でより積極的な役割を演じることができる。

報道は、台湾軍が計画する強襲揚陸母艦は全通式甲板を採用し、実はヘリ母艦に他ならない、とする。ヘリ母艦は上述の機能の他、さらに対潜作戦を担当できるプラットフォームである。日本のいずも号ヘリ搭載駆逐艦を調べてみれば、14機のヘリが搭載できる設計で、このうち半分以上は対潜作戦を担当する。将来はさらにF-35垂直離着陸戦闘機のいずも上への配備が計画され(頑住吉注:現時点ではそんな計画はないはずです)、艦隊防空任務が担当でき、厳然たる軽空母である。このため台湾軍が将来もしAV-8IIシーハリアー式戦闘機、甚だしきに至ってはF-35垂直離着陸戦闘機を購入したら、強襲揚陸母艦もいささかの改装をして軽空母となり、艦隊防空任務を担うことができる。将来台湾海軍は強襲揚陸母艦によって率いられ、2隻のイージス駆逐艦、4隻の3船体ミサイル巡防艦と1隻の潜水艦がコンビネーションした、2つの「夢にまで見た空母特別派遣艦隊」が組成できる。

潜水艦戦力の積極的強化

報道は、潜水艦を勝ち取ることはすでに安全保障業務政策の一部分となっており、台湾安全保障業務部門はすでに何度も対外的に、台湾による製造と購入の両案を平行させて潜水艦を獲得する方針を採用すると表明している、とする。だが台湾の潜水艦は、自らによる生産だろうとあるいは対外購入だろうと、もしアメリカの同意と支援がなかったら、行く必要のある道は依然非常に長い。特にヨーロッパの主要潜水艦製造国は現在大陸との関係がかくのごとく密接であり(頑住吉注:特にドイツやフランスですな)、台湾潜水艦の独自建造あるいは対外購入は、現在見たところ依然前途がいまだ占えない。

台湾軍が15年兵力整備建設計画を完成させる際は、台湾独自建造の潜水艦計画も同時進行される。その時、台湾軍の水上と水中における兵力は現在に比べはるかに戦闘力を有し、戦力向上の上でも、長足の進歩があるだろう。


 台湾が経済的にこうした計画を支えて行けるのかにも疑問がありますし、もし台湾が大陸の支配下に入ったら現在アメリカなどが支援した技術が大陸の手に落ちることにもなり、問題は多そうです。
















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