殲-11BSはむっちゃ強いというスホーイ30MKに完勝だそうですが

 先日お伝えした「スホーイ戦闘機って本当にそんなに強いんすか?」で不安になったところですが、中国の殲-11BSはそれに完勝だというんです。

http://blog.huanqiu.com/326599/2012-10-08/2613554/


中国最新の戦闘爆撃機就役! ロシアのスホーイ-30MKに完勝

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「資料画像:中国の殲-11B戦闘機」 続いて2枚目、「資料画像:中国の殲-11B多用途戦闘機」)

殲-11Bファミリーはスホーイ-30より強い

以前アメリカの「グローバルストラテジーネット」の報道は、ある衛星写真は中国空軍と海軍航空隊が続々と殲-11B戦闘機を受領していることをはっきり示しており、これはこの機が戦闘力を形成しているだけでなく、性能が軍を満足させていることを示す、とする。

現在、国外メディアの殲-11Bに対する関心はすでに殲-10に対する関心を超え、この主要な原因は殲-11Bがその前に明るみに出た殲-10に比べ総合性能がより強いことである。

説明によれば殲-11Bは殲-10に比べ弾薬搭載量が倍も多く、かつ射程がより長い正確制御誘導兵器を搭載できる。これは殲-10が持たない能力である。

さらに重要なのは、殲-11B自体ずば抜けた空戦能力を持ち、攻撃任務執行時友軍機の護衛を必要とせず、さらにその速度が速いゆえに攻撃の突然性が増加したことである。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「資料画像:完全武装のスホーイ-27戦闘機の編隊がまさに上昇中。」 続いて2枚目、「資料画像:インドのスホーイ-30戦闘機」)

この他、殲-11Bは航続距離も殲-10に比べ長い。空中給油に頼らなくても作戦範囲は東海と南海全体をカバーできる。

これを基礎に、枕陽飛行機はさらに殲-11Bに対し大幅な改良を行い、もってこの機に強大な対艦攻撃能力を持たせた。こうして海軍バージョンの殲-11BSが誕生した。

殲-11BSの設計はロシア製の複座型スホーイ-27UBKの一部の技術を参考にして研究開発されたもので、しかも第1機目の原型機から、もう国産のWS-10A「太行」大推力ターボファンエンジンを標準の動力源としている。

殲-11BS多用途戦闘機は対地攻撃機に常用される復座構造を採用し、すなわちコックピット前部が戦闘機の操縦員、後部が武器操作員である。

この機は全天候条件下で高精度武器を使用して目標が破壊でき、強い対地/対艦攻撃能力を持つ。総合性能はベトナムが近年ロシアから購入したばかりのスホーイ-30MKVより強い。

機動性、航続距離、弾薬搭載量などの領域において、殲-11BSはすでに海空軍が大量装備するスホーイ-30MKK戦闘機や殲轟-7A「飛豹」を大幅に超えているだけでなく、日本の航空自衛隊のF-15DJに対しても「非対称の優勢」を持ち、台湾が装備するあらゆる機種の戦闘機も圧倒している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「新兵持ち場につく 海軍航空隊の殲-11BSと殲-7が一緒に駐機している」)

現在の生産計画によれば、殲-11BS戦闘機の毎年の最大生産量は24機で、1個連隊に装備するにしか充分でないが、これは中国海軍と空軍のこの戦闘機に対する急ぎの需要を満足させるには程遠い。このため、いかに殲-11BS戦闘機を分配するかはすでに焦眉の急となっている。

国外メディアがリークした情報がはっきり示すところによれば、現在殲-11BS戦闘機の分配方案は空軍と海軍の山分けであり、すなわち毎年それぞれ8〜12機装備する。これは、空軍と海軍航空隊は少なくとも2年の時間を要してやっと1個連隊を換装できることを意味する。この後さらに徐々に旅団に改編されていくことになる。

殲-11Bは海軍を意気揚揚とさせる

殲-11BS復座大型多用途戦闘爆撃機は現在すでに知られており、公開されている権威ある資料によって実証され得る中国の殲-11系列の最新メンバーである。

殲-11BSは最も典型的な多用途大型戦闘爆撃機に属し、その性能と用途はアメリカ製F-15E「ストライクイーグル」やロシア製のスホーイ-30MK2に似ている。

「太行」のアフターバーナー使用時の最大推力は13,200kgで、現在すでに大量生産が開始されている。今後殲-11系列機種の標準化された汎用動力システムになると予測される。

殲-11BSのアクティブ電子スキャンアレイレーダーは同時に20の目標を探知計測でき、しかもこのうち6つの目標を同時に攻撃できる。

機載武器では、殲-11BSはあらゆる現役および研究開発中の国産正確制御誘導武器が使用できるだけでなく、さらにロシア製スホーイ-30MKK戦闘爆撃機に装備するために導入した各種のロシア製正確打撃武器も使用できる。例えばKh-59ME遠距離防衛区域外空対地ミサイルやKh-31機載対輻射ミサイルなどである。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「資料画像:滑走路上の中国の殲-11B戦闘機」 続いて2枚目、「資料画像:スホーイ-30MKKのコックピットの特写」)

この機種は本来の空戦能力を保持するのと同時に、さらにより強大な対地/対艦攻撃能力も持つ。この機は「飛豹」に次ぐ、中国が持つ第2種目の純国産復座大型多用途戦闘爆撃機である。しかもその性能はさらに先進的で、戦闘力はさらに強く、このためスホーイ-30MKKおよび新型の「飛豹」と共に「ハイ・ローミックス」を構成する。

殲-11BSが中国海軍航空隊に就役することは、海軍航空隊がついに完全独立自主の、近代化された第3世代遠距離復座大型戦闘爆撃機を持ったことを示す。

装備上では、初めて中国空軍と同一レベルに位置し、かつての長期的に空軍に遅れをとっていた局面を変えた。

作戦半径が1,500kmを超える殲-11BSは、空中給油を使わずとも南海の最南端に到達して作戦任務を執行する能力を持つとされる。釣魚島ならなおさら言うまでもない。もし1回空中給油を行えば、この機ははるか第2諸島(頑住吉注:グアムを中心にオーストラリア、ニュージーランドを含む島の連なり)の海上目標に対しても持続的な攻撃を行う能力を持つ。

もし中国がこれから殲-11BSの大量装備を開始すれば、それは解放軍の遠距離打撃能力をさらに一歩グレードアップさせ、「攻防一体」の戦略力量の創出を加速することを意味する。

殲-11BSの海軍航空隊への大量就役は、長期にわたり中国海軍航空隊を困らせていた兵力構造の問題を根絶させることになる。この機はロシア製のスホーイ-30に相当する航続距離と弾薬搭載量を持つだけでなく、完全自主開発であり、各種の国産武器を搭載できる。後方勤務、供給および作戦使用が制限を受ける欠点を基本的に解消し、守備区域外正確打撃能力も明らかに向上した。

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「資料画像:スホーイ-30戦闘機」 続いて2枚目、「資料画像:中国空軍のスホーイ-27戦闘機の編隊飛行」)

中国の殲-11BSはスホーイ-27/30の技術的神髄を完全に飲み込むことを基礎に、自身で新たなものを作り出した成果を融合させた産物であると言える。

オーストラリアの「空軍力」誌は、中国が研究開発した殲-11BSは外形上だけならスホーイ-27SKおよびスホーイ-27UBKに似ているが、機体の材料、データバス、赤外線探知計測システム、ガラス化コックピット、電子戦装備などの方面においていずれも自分たち独特の設計をはっきり示している、と考えている。「特に殲-11BSは先進的な機載酸素コントロールシステムを装備しており、これはスホーイ-27/30には全く見られないものだ。現在、これらの機のエンジンも中国が自ら生産したものに換装され始めている。」

アメリカの「週刊航空」は評論し、中国の殲-11系列戦闘機は技術上すでにスホーイ-27/30を徐々に引き離し、一歩一歩西側の標準に接近している、とする。「もし中国が多用途戦闘機を開発する必要があるというなら、それは外形だけがスホーイ-30に似て、内部は完全に中国が自分で製造したシステムで、全体的性能はアメリカのF-15Eに相当する先進的機種となる可能性が強い。」

現在中国はすでに先進的制空戦闘機、早期警戒機、電子戦機および異なる用途の正確打撃武器を研究開発できる。殲-11BS多用途戦闘機の研究開発成功と大量就役は、必然的に中国の台湾、東海、南海などのデリケートな地域における威嚇能力と戦略的打撃能力を顕著に増強させることになる。

ロシアの「ペリスコープ2」ウェブサイトは最近、中国航空工業の消息筋の人物が先日「漢和アジア安全保障業務」誌のインタビューを受けた時、中国の海軍版殲-11BS戦闘機の第1ロットはすでに2011年に中国人民解放軍海軍航空隊第8師団に装備され、しかも全部に国産太行エンジンが装備されている、と漏らしたと報道した。

これと同時に、解放軍空軍第37師団も去年一連の同型戦闘機を装備済みである。この機の大量就役は疑いなく海軍の遠距離対艦打撃能力を非常に大きく向上させることになる。


 いろいろな状況から中国製の高性能エンジンが充分な性能、信頼性、耐久性を示しているとは考えにくく、この記述に宣伝の要素が強いというのは分かりますが、やはり現在の日本の戦闘機で対抗できるのか不安になります。
















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