韓国関連2題

 意外ですが2013年の兵器輸出額で韓国は中国を上回ったんだそうです。

http://military.china.com/important/11132797/20140116/18292340.html


韓国、国際兵器市場で中国の壁の隅を掘り崩す 何度も注文を奪うことに成功

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国、中国を打ち破ってトルコの火砲発注を勝ち取る」)

韓国はすでに中国の国際兵器市場におけるライバルになっている

大公ネット評論員 小飛猪

2013年の韓国兵器輸出は記録的な34億アメリカドルに到達し、この数字はすでに我が国を超えたと信じられる。海外メディアの報道によれば、我が国の2013年における兵器輸出は15から20億アメリカドルの間のはずである。

現在見たところでは中韓両国には兵器市場において一定の競争性が存在する。両国の兵器輸出の主要な対象はいずれも発展途上国である。このため韓国はすでに我が国の国際兵器市場における主要な競争相手になっている、と確定的に言うことができる。

実際に近年来いくつかの伝統的な我が国の武器装備購入国がすでに韓国製武器装備の購入を開始している。例えばトルコはかつて我が国の遠距離ロケット砲と戦術ミサイルを購入したが、それにもかかわらず韓国のメインバトルタンクと自走砲を購入した。タイは我が国の東南アジアにおける主要な兵器市場であり、かつて我が国の8隻の水上艦艇を購入したが、タイ海軍最新の護衛艦プロジェクトでは韓国のデーウー造船海洋工程社に奪い取られた。この他韓国はインドネシア、バングラディシュなどのような我が国のいくつかの伝統的市場に進出している。このため我々は韓国との競争に対し、たかをくくって安心していることは明らかにできないのである。

全体的に言って、我が国の国防工業は総体の実力において韓国にくらべずっと強い。だが韓国の優勢は、彼らが非常に広い外部環境を持ち、「鶏を借りて卵を生ませる」の方法を採用して、いくつかの自身が突破できない技術的難度を突破でき、しかも西側の先進的な技術と装備を直接導入できることにある。例えば韓国のT/A-50戦闘機はロッキード・マーティン社によって設計されたもので、主要なシステム、例えばエンジン、レーダーも国外から来ている。また韓国がインドネシア向けに輸出する潜水艦は実際には自分が組み立てたHDW209潜水艦である(頑住吉注:本来はドイツ製)。このように韓国製武器装備と西側の武器システムの互換性は比較的よく、同時にアメリカの重要な同盟国の1つであり、このことは韓国に多くの我が国が参入できない市場への参入を可能にさせる。例えばNATOや西側諸国である。例えば韓国はかつてイギリスロイヤルネービーの後方勤務艦艇の契約を手にした。また国際市場で韓国が受ける抵抗もずっと小さいだろう。例えば韓国はかつてトルコのメインバトルタンクおよび自走砲プロジェクトを手にしたが、いくらの外部の抵抗もなかった。一方我が国がトルコの遠距離対空ミサイルプロジェクトを得ると、アメリカおよびNATOは横槍を入れてきた。

また韓国は発展途上国の経済的実力に限りがあるという状況に照準を合わせ、我が国と派手な価格戦を行っている。例えば韓国がトルコ向けに輸出した自走砲は、価格が300万アメリカドルでしかなく、一方我が国がクウェート向けに輸出した自走砲の価格はすでに500万アメリカドルを超えている。韓国の自走砲は比較的多くの西側のシステムを採用しているため、この価格はきっと赤字である。このため韓国の現在のやり方は、金は失うが広告によって知名度を上げるというやつであり、これにより市場での影響力を拡大することがメインで、この点が我が国に対する衝撃を特に大きくしているのである。

だが韓国の武器輸出にもそれなりの欠点がある。まず韓国国防工業の実際の基礎は薄弱で、輸入した先進システムを用いていくつかの指標が比較的先進的な武器を組み立てることはできるが、実用性がどうなのかには観察が待たれる。例えば韓国の自走砲の実戦の中でのパフォーマンスは人を仰天させるものである(頑住吉注:文脈から言ってお粗末さに、ということですかね。実戦経験あるんでしょうか)。また韓国の武器輸出には大量に西側の設備とシステムが使用され、競争能力は高められ、市場は開拓されているが、相当大きな制限もあり、かつ韓国自身もこうしたシステムの後方勤務維持メンテナンンスを提供する能力はない。同時に政治的にも一定の制限があり、このためいくつかの国は決して安心して韓国製武器装備を採用しないかもしれない。

さらに重要なのは韓国が我が国のように完備された解決方案を提供できないことだ。例えば空戦システムにおいて、我が国は早期警戒機、作戦機、データリンクから機載武器までの完備されたシステムを提供でき、この点は韓国がなし得ないものである。さらに我が国の北斗第二期工程システムが完備された後、充分便利に関係国が普通の爆弾を制御誘導爆弾に改良するのを助けることができ、経済的な実益があるのに比べると、この点も韓国はなし得ないのである。(筆者は大公軍事評論員)

(頑住吉注:2ページ目)韓国のデーウー、タイの護衛艦の発注を獲得、中国の054型は落選

(頑住吉注:3ページ目)韓国、インドネシア向けにT-50高等練習機を引き渡し

(頑住吉注:4ページ目)国内メディアの報道によれば、韓国軍事工業輸出は表面的には素晴らしいが、実際にはひどいものである。比較的著名な韓国のK-9火砲が2001年に中国のPLZ-45自走砲を打ち破ってトルコへの輸出に成功した事件の中で、韓国は表面的には兵器販売の勝利を獲得したが、背後にあるのは「金は失うが広告によって知名度を上げる」というやつである。

(頑住吉注:5ページ目)2001年、韓国のK-9自走砲は成功裏に中国のPLZ-45を打ち破ってトルコに輸出された。表面的には非常に壮観だが、背後にあるのは重大な赤字である。韓国ヒュンダイ自動車の生産ラインを1つ移転しただけでなく、さらに価格は1門あたり300万アメリカドル余り(10億アメリカドルで320両)にまで低くされた。特に指摘が必要なのは、K-9自走砲は輸入したドイツ、イギリスの部品を組み立てた製品で、それ自体のコストは高止まりして下がらず、このような交易はまさに「金は失うが広告によって知名度を上げる」というやつだということだ。一方1997年、中国はクウェートに27門のPLZ-45自走砲とセットされる設備を輸出し、しかも1門あたり700万アメリカドル余りで、契約総額は2億アメリカドルに達した。

(頑住吉注:6ページ目)韓国がトルコに輸出したK-9自走砲

(頑住吉注:7ページ目)最近、韓国サイドはインドネシア向けに、インドネシア空軍のために生産したT-50型練習機を引き渡した。これらの練習機はインドネシア空軍の「ブルージュピター」特技飛行デモンストレーション隊への装備に用いられることになる。画像からは、この新たに引き渡されたT-50練習機がすでに「ブルージュピター」飛行デモンストレーション隊の図案に塗装されているのが見て取れる。画像のソース:鼎盛


 よっぽど悔しかったんだな〜というのが伝わってきますが、確かに韓国兵器の価格が中国製より安いというのはおかしいと思われます。輸出額は大きくても利潤が大きいとは限らないわけですね。

http://military.china.com/news2/569/20140116/18292384.html


韓国の専門家:北朝鮮の核ミサイル、11分間でソウルに到達可能 韓国軍は迎撃し難い

1月15日、韓国議会国防委員会委員長リュウチェンミンは議会で「北朝鮮の核ミサイルをいかに防御するか」というテーマの研究討論会を開いた。韓南大学教授崔鳳完(音訳)は会において、もし北朝鮮が咸鏡北道に位置する舞水端里発射場から南に向け核兵器を搭載した弾道ミサイルを発射したら、ソウル到着までに費やされる時間はたった11分15秒だ、と提示した。

韓国連合通信社の報道によれば崔教授は、675秒(すなわち11分15秒)の飛行時間内の、大気圏外の飛行時間は551秒で、大気圏内の飛行時間はたった124秒だ、と指摘した。このことは、北朝鮮がソウルに向けミサイルを発射した時、韓国サイドが迎撃を行える時間は非常に限られていることを意味する。

彼は、現在韓国軍が使用する「キルチェーン」システムは技術的に北朝鮮の核ミサイルの脅威を完全に消し去ることは非常に難しく、韓国サイドはあらゆる高度をカバーする迎撃システムを構築する必要がある、と指摘する。「キルチェーン」は探知計測、識別、決策、打撃を一体に集めた攻撃システムである。

他の方面では、韓国国防庁長官金寛鎮があいさつの中で、韓国軍は韓国型ミサイル防御システムKAMDと「キルチェーン」を構築中であり、この2つの核心的戦略運営体系が構築されさえすれば、有効に北朝鮮の核兵器とミサイルの脅威を消し去ることができると考える、と言及した。

だがリュウチェンミンは、韓国が持つ「パトリオット」ミサイルは核ミサイルを迎撃し難い、と指摘する。彼は、韓国のミサイル防御システムは最も基本的なところから設計し直すべきであり、韓国がもし末端段階高空区域防御(THAAD)および「スタンダード」-3対ミサイルシステムを配備できないと、韓国全土どこにも北朝鮮の核ミサイル攻撃に遭う可能性がある、と指摘する。

現在、韓国軍は「パトリオット」-2型迎撃ミサイルを持ち、かつそれを「パトリオット」-3に改良しつつある。「パトリオット」-3ミサイルは12kmから15kmの高度範囲内で1秒間の迎撃が行える。THAADシステムの迎撃高度は40kmから150kmで、45秒間の迎撃が行える。「スタンダード」-3システムの迎撃高度は70から500kmで、288秒間の迎撃が行える。


 日本の場合はもう少しだけ時間的余裕があるはずですが、やはり確実に防御するのは難しいでしょう。もちろん少しでも迎撃確率が上がるように努力すべきで、そのシステムは当然中国のミサイルに対しても抑止効果があるはずです。しかし話題の極超音速滑空ミサイル登場も含め、いくら金をかけても攻撃側と防御側のシーソーゲームが続いているわけですが。















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