中国の小火器関連2題

 まず現役の小銃関連です。

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中国はすでに03式小銃を装備しているのに何故まだ95式小銃を退役させない? ここであなたに原因を教える

95式自動小銃と03式自動小銃は、我が国が現在装備する2機種の小口径自動小銃だが、両者の運命はそれにもかかわらずかけ離れている。現在、95式自動小銃はすでに銃器ファミリー化を形成し、我が国の部隊に大規模装備されている。一方03式自動小銃は比較的見られることが少なく、主に解放軍国境防衛部隊や一部の武装警察部隊に装備されている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「03式自動小銃」)

95式自動小銃はブルパップ構造を採用しているため、短小軽便、機動が敏捷、信頼性が高いなど多くのメリットを持ち、都市、市街戦などの空間が狭小な場所で比較的大きな優勢を持ち、現代の柔軟、機動の作戦方式に有効に適応できる。

だが95式自動小銃にもその固有の欠陥があり、例えば光学照準鏡を装備した後、照準線が高くなりすぎ、快適に頬付けして照準できない。エジェクションポートと射手の顔面部との距離が比較的近く、薬莢の放出時、射手の視野あるいは精度に影響する可能性がある。土木構造に依託して射撃を行う時、銃口が短すぎるため、しばしば銃口がひどく塵を巻き上げ、射手の射撃視野に影響する、等々である。こうした欠陥は、都市、市街戦など狭小な環境での作戦時には決してあまり大きな影響はないだろうが、依託射撃あるいは遠距離精度射撃を必要とする時、その欠陥ははっきり現れて疑いなくなり、作戦効率に影響する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「95式自動小銃」)

一方03式自動小銃はコンベンショナルな設計を採用し、しかもレシーバー部分に比較的長いレールが設計され、各種光電子照準鏡が直接取り付けられ、95式自動小銃のように短小軽便ではないが、それにもかかわらず以下のいくつかのメリットを持つ。その1、コンベンショナルな設計を採用し、人間工学的に良い。その2、照準線の高さが適度で、しかも照準長が520mmにも達し、射撃精度向上の助けになる。その3、依託射撃効果が良く、塵を巻き上げる現象は出現しない。その4、トリガーストロークが比較的短く、快速射撃の助けになり、反応速度が速い。その5、コンベンショナルな設計は、バヨネットの取り付けに便利で、白兵戦能力および威嚇力の向上に有利である。

03式自動小銃のこうしたメリットは、それが某いくつかの特殊環境の中、例えば地域が広く開けた場所、高い命中精度を必要とするなどの状況下で、いずれも取って代わることのできない優勢を持つことを決定づけている。このため、95式自動小銃がすでに現段階の部隊の主流たる小銃となっているとしても、03式自動小銃は決して完全に取って代わられず、我が国の部隊の中で依然ひとつの席を占めているのである。


 ブルパップ式のアサルトライフルをメインで使用する主要国は中国とイギリスだけになりそうな流れですがね。次は未来の小銃関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20180118/31974469_all.html#page_2


中国の「戦略小銃」を当局が漏らす:単なる銃ではないまでに機能が強大

新年早々、中央軍事委員会は初めて訓練開始動員大会を組織した。その後放送されたテレビ画面の中に、鋭い目を持つ軍事マニアは、中部戦区某師団偵察情報大隊部隊の人員の手の、外形がSF的なQTS-11兵個人総合作戦システムが射撃訓練を行っているのを発見した。このシステムは広大な軍事マニアによって親しく「戦略小銃」と呼ばれている。

「戦略小銃」は一般に「理想兵個人戦闘武器」(OICW)を指し、これはアメリカが世界で最も早く研究開発を開始したもので、目標はアサルトライフルとグレネードランチャーを合体でき、かつ同一の発射機構を使用し、これを基礎にさらにプログラミング設計を持つスマート弾薬を使用して構築物内の目標を打撃、殺傷しあるいは敵に対し有効な面殺傷を行うことができるものを研究開発することだった。画像から見て、この小銃は体積の上で一般の自動小銃を超え、見たところより勇ましく力強い。

「当然、それは単に多機能の『大銃』に過ぎないわけではなく、フルセットの完備されたデジタル化兵個人総合作戦システムである。それは新世代ヘルメット、防御・携帯一体化装具、兵個人情報化設備を含むだけに限られず、ヘルメット照準具、通信設備、手持ち式兵個人コンピュータ、および小銃・グレネードランチャー・榴散弾三者合一武器を含む全部の装備を包括する」と軍事科学普及作家の兪碩は科技日報記者に教えた。

各種の情報を総合すると、我々はQTS-11兵個人総合作戦システムにこのような肖像を描くことができる。21世紀初期、我が国は米軍の「ランドウォリアー」および「理想兵個人戦闘武器」を追いかけて我が国の未来歩兵作戦総合システムのプロジェクトを立ち上げた。2005年5月、この銃はある展示会でお目見えし、広大な軍事マニアによって05式戦略小銃と呼ばれた。十年あまりの研究開発を経て、現在我々が見ているQTS-11兵個人総合作戦システムを形成した。このシステムは小口径自動小銃と20mmグレネードランチャーを有機的に一体に融合したもので、兵士の情報化作戦システムの一部分で、800m、甚だしきに至っては1000m以内の生体目標に対する正確点殺傷と面殺傷が実現できる。それぞれのこのシステムを配備する兵士は全てサーモグラフィー装置、光電子システム、レーザー距離測定装置、位置決定システム、データリンク通信システムを持つ。情報化された戦場の上で、このシステムを装備する兵士はデータ通信の節目たるポイントに相当し、その戦闘力は幾何級数的な拡大を呈する。

「『戦略小銃』というこの呼称は実は軍事マニアたちのQTS-11に対する愛称である。『戦略小銃』と呼ばれるのは銃の設計作業が、単にある銃を設計するだけではなく、このように高い高度の上に立ち、ワンセットの未来歩兵作戦の総合システムを作り出したことは全くないからである。当然この『戦略小銃』は決して真に戦略的威嚇を果たすことはできず、何故なら未来の戦場では、この歩兵作戦の総合システムは単なる基礎の一環でしかないからで、その上にさらに各種各様の高度科学技術、ブラックテクノロジーがある。」と兪碩は語る。

QTS-11兵個人総合作戦システムに対し、非常に多くの軍事マニアは極めて大きな熱情を見せる。あるネット仲間は、「もし兵士たちの手にQTS-11があれば、戦闘方式は違ったものになる。20mmスマートグレネードに関して言えば、大部分の掩体は敵の死の落とし穴に等しい。それは壁を貫いた後に爆発、敵の頭上で爆発、射撃による穴に入って爆発、直接敵の体で爆発でき…もし1回の爆発で敵が解決できなかったら、すぐ2回目だ…」と構想するに至っている。

この種の武器システムの中で最も有名なものとしては米軍が1990年代に研究開発したXM29アサルトライフルになる。XM29はセミブルパップ式、モジュール化設計を採用し、5.56mm小銃および20mmグレネードランチャーのコンビネーションからなり、多種の先進的な火力コントロール設備を配備していた。XM29アサルトライフルはレーザー距離測定装置および赤外線探知計測装置を配備し、正確度は現役の小銃に比べ倍高かった。しかも可変焦点距離レンズのカメラを装備し、映像をアイマスク式蛍光スクリーンを配備したヘルメット上に伝送し、兵士の視野をより広くさせた。しかし、最終的に形をなしたXM29はそれにもかかわらず驚異的にかさばって重く、設計上の装弾後の総重量は6.8kgだが、実際にはそれにもかかわらず8.2kgに達した。より致命的だったのは、複雑精密な構造が全武器の価格を2万アメリカドルにも到達させたことだった。これはM16小銃の十何倍かである。種々の欠点はアメリカ陸軍を受け入れ難くさせ、最終的に悲惨な終わりを迎えた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米軍が研究開発したOICWだが、外観の誇張が過ぎたため実際に装備できなかった」)

米軍のXM29アサルトライフルの他、フランス、イタリア、スウェーデン、韓国などの国も続々と理想兵個人戦闘武器の研究開発を展開した。

兪碩は、「銃自体から語れば、良い悪いの隔たりは決して大きくない。それぞれの国の『戦略小銃』の真の隔たりは兵個人総合作戦システム全体の組成、およびその他の地上作戦プラットフォームとの間の統一的計画配案と運用にある。そしてこうしたものは全て実戦の検証を経る必要がある。」と指摘する。


 現代の兵士はそれでなくても多くの機材を携行する必要があり、XM29よりずっと軽いらしいとはいえこうしたものを兵の標準装備にするのは難しいと思われ、支援火器的に少数の兵が持つなら無理にアサルトライフルと一体化する必要はないのではという気もするんですよね。















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