中国、「いずも」を評す

 「いずも」自体の評価じゃない部分が多いんですが‥‥。

http://military.china.com/jqsj/038/index.html


中国は「いずも」を強く軽蔑する

「いずも」号は日本の間違った戦略の産物

イントロダクション:8月6日、日本の民衆が原子爆弾が広島で爆発した68周年記念日に平和を祈っていた時、当時中国を侵略した戦闘艦「いずも」をもって命名された日本のヘリ空母が進水式を行った。この第二次大戦後日本最大の戦闘艦は対外的には護衛艦と称されているが、2.7万トンの満載排水量は軽空母と呼ぶに足りる。この艦の進水に対し、日本国内の一部のネットユーザーは非常に興奮し、「日本帝国海軍が復活した」とさえ言明している(頑住吉注:まあそんな人が1人もいないとは言いませんが‥‥)。

「いずも」号は充分に先進的だが戦闘力は限られている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本の最新型22DDH空母第1号艦「いずも」号、正式に進水」)

言葉遊びは「いずも」号の空母としての特徴を覆い隠すことはできない

国際法の制限により、日本は自らの武器装備の発展に対し止むを得ずいくつかの鹿を指して馬とする言葉遊びを弄しており、「いずも」を「ヘリ搭載護衛艦」に区分けすることは全く不思議ではない。だが2.7万トンの排水量はどうやっても言葉で覆い隠すことはできない。専門家もメディアも、直接的にその場でこれと空母とにイコールを書き込むことになる。

現在日本が発表しているデータから見て、「いずも」号は先進的な電子設備を配備し、かつ強大な攻撃能力を持つヘリ空母である。その全長はフランスの「ドゴール」号中型空母に比べて13m短いだけである。標準排水量、満載排水量はいずれもイタリア、スペイン、タイなどの国の軽空母をはるかに超えている。空母の特徴を備えた直通甲板と島型建築はいずれも固定翼実戦機の発着のために可能性を提供している。将来もしやや改造をすればF-35B型戦闘機が搭載でき、真の意味での空母となる。

「いずも」号は中国空母「遼寧」艦に対し優勢を持たない

「いずも」号がまだ進水していない時、もうあるメディアはこれと中国空母「遼寧」艦を比較した。結果は、「いずも」号が搭載するF-35Bは第4世代戦闘機であり、「遼寧」艦の殲ー15に比べ先進的と思われるため、戦闘力は「遼寧」艦に劣らず、甚だしきに至っては超越する、というものだった。だが事実としては現時点でもうこのような結論を下すのは時期尚早と言わざるを得ない。アメリカのF-35戦闘機の生産計画は何度も遅延し、日本がいつになったら真にF-35Bを獲得し得るかはまだ未知数である。肯定できるのは、2015年に「いずも」号が就役する時、日本がF-35を獲得していることはない、ということで、ならばこの艦は依然ヘリ空母であって、「遼寧」艦と同じランクでは全くない。将来日本が希望通りF-35Bを手にしたとしても、アメリカが最も先進的なタイプを提供し得るか否か、日本の対艦ミサイルが充分な殺傷力を具備するか否か、艦載機飛行員が充分成熟しているか否かなどの問題全てが「いずも」号の戦闘力に影響することになる。中国の軍事専門家尹卓は、殲ー15は大型戦闘機であり、もし電子戦機に改装したらプラットフォームの基礎としてはF-35より良い、とする。このため、この2機種の戦闘機のどちらが優れどちらが劣るかは実戦の中でこそ検証され得る。一歩譲って空母自体だけから見ると、「いずも」号は結局のところ軽空母であり、抗打撃能力および抗沈没性はいずれも満載排水量6万トンを超える「遼寧」艦に遠く及ばない。また中国海軍は水上、水中であろうと空中であろうと、いずれにも成熟した対空母能力を持つが、日本はこうした方面においてずっと劣るだろう。ひとたび全面的海空大戦が勃発したら、日本の空母の生存の見込みは決して楽観できない。このため、「いずも」号は決して中国海軍に対し多大な脅威を形成し得ない。

「いずも」号は日本の受ける軍事力に対する制限の産物

大型艦船の開発は日本が破り難い「レッドライン」

「いずも」号の前の、満載排水量2万トン近いひゅうが級ヘリ空母も日本によって護衛艦と称された。海上自衛隊の空母型戦闘艦に対し日本が何度も「エッジボール」の手法を使用することは、日本政府が国際法、国内の憲法いずれに対してもやや遠慮していることを説明している。第二次大戦の敗戦後、日本は「平和憲法」の拘束の下で攻撃型戦闘艦を建造する権利を失ったが、改めて空母を持つことは終始日本の右派政治家と軍国主義分子の消し難い願望となった。当時、日本の軍国主義者の空母コンプレックスはことのほか濃厚で、空母はその侵略の野心を不断に膨張させる「興奮剤」ともなった。だが現段階では、国内および国際法の制限を受けて、日本はまだ軽易に「平和」の仮面を脱ぎ捨てることはできない。より強大な戦闘艦の開発でも少しずつ探りを入れ、緩慢に前進することが必須なのである。1990年代の1万トン級「おおすみ」級上陸艦から後の2万トンの「ひゅうが」級軽空母、さらに今日の3万トンの「いずも」号までは、日本がゆっくりと「レッドライン」の突破を試みていることを充分に体現している。

アメリカは日本が無制限に軍拡することを容認することはない

日本の進攻性戦力の発展の、外界からの最大の抵抗はアメリカから来る。長期にわたり、アメリカは一方において日本を利用してアジアで中ロに対抗し、一方においては日本の軍事力の発展を監視し抑圧してもいる。もし日本が防御性の武器を開発したら、アメリカは一定の支持を与える。例えば防空対ミサイル能力を持つ「イージス」駆逐艦やいくつかの対潜能力が比較的強い戦闘艦である。アメリカはいわゆる同盟関係を利用して日本の軍事力を自らの戦術体系の中に収め、日本に一部分の作戦職能を分担させることができる。このようにすれば米軍の負担が軽減され、アメリカが金を費やさずにより膨大な作戦力量を実際に指揮するのと同じである。日本の不断に膨張する拡張の野心と中国に対する敵対感情はアメリカのために使うことができる。だがアメリカとしては日本がしたい放題に軍拡、軍強化の行為を行うのを絶対に許すことはできない。この種の行為はアメリカの「コントロール可能な範囲」内であることが必須なのである。明らかに「いずも」号はアメリカの「心理的最低ライン」を超えていない。日本のこの種の試験的探索が取得する進歩は結局のところ緩慢で、自分の究極目標との隔たりははなはだ遠い。長期にわたりアメリカの強い圧力の下で制限を受けてきた日本の極右分子も不満の感情を見せている。石原慎太郎はかつて次のように米日の関係を形容した。「ずっと日本は中国に軽視され、また『妾』のようにアメリカの顔色をうかがってきた。もし日本をより美しくより強大な国家として再生させられなければ、私は死んでも死にきれない。」

日本海上自衛隊の現役三大核心装備

「ひゅうが」級ヘリ空母

日本の防衛省の説明によれば、「ひゅうが」号は全長197m、全幅33m、標準排水量1.395万トンで、日本の既存の駆逐艦をはるかに超えるだけでなく、いくつかの国の軽空母さえ超える。

「あたご」級イージス駆逐艦

「あたご」級は「こんごう」級を基礎に発展してできたもので、両者は同じ艦体と動力装置を持つが、あたご級は設計上アメリカ海軍の「アーレイ・バーク」IIA級駆逐艦の特徴を吸収している。

「そうりゅう」級通常潜水艦

そうりゅう級潜水艦は海上自衛隊の21世紀における現在最新の潜水艦であり、第1隻目のそうりゅう号(SS-501)は三菱重工神戸造船工場によって建造が担当された。これは海上自衛隊初のAIP型潜水艦である。

日本は長期にわたり歴史的過ちの暗い影の下に生存しなければならない

「いずも」号は疑いなく日本海上自衛隊の戦力を増強する。だが中日両国の海上戦力の発展の趨勢には非常に大きな差異があり、1、2隻の軽空母でこれを変えることはできない。日本はかつてファッショ国家だったため、日本の軍隊、特に海軍が長期にわたり圧力を受けねばならないことが決定付けられた。ヤルタ体制下の国際構造の打破は非常に難しく、アジアにおける中、ロ、米、日の大国構造の中で、日本は自分の願い通りに事を行うことができないと運命付けられた。ここ何年か西側諸国は中国の軍事力の猪突猛進ぶりに対し不満を表明しているが、彼らが道徳的に有利な高みを占めて中国にこのようにしてはいけないと指摘することは非常に難しい。現段階では中国海軍の発展はすでに「追い越し車線」に入り、艦艇の建造には大飛躍の現象が起きている。中国は同時に多くの新プロジェクトに向けてマンパワー、マテリアルパワーを投入することが保証でき、広範な注目を集めている中国の空母、原潜、新型駆逐艦などは中国の造船業の強大な実力を証明している。解放軍海軍少将楊毅は、中国海軍の遠大な発展目標に言及した時、中国の全体的海軍戦力は日本を超えロシアに近づき、アメリカ海軍全体の実力の1/3に到達することが必須だ、とした。この角度から言えば、中国海軍は将来アジア太平洋地域の構造、甚だしきに至っては世界の海洋構造に影響する力量となり、日本の海上自衛隊の超越は夢ではなく、遠大な発展の1つの段階的目標に過ぎないと言える。

専門家の評論

李大光:「いずも」号はまさしく戦争に用いるためのもの

ある軍事マニアは中国の遼寧艦は「いずも」号に比べ強大だと考えているが、このような見方は決してプロのものではない。何故なら遼寧艦は軍事訓練艦であって作戦機能は決して持たないからである‥‥(頑住吉注:別のページにリンクされていますが省略します)

より多くの声(頑住吉注:これもいずれも他ページへのリンクです)

日本メディアはいずも号は主に中国の潜水艦に対抗すると暗に指摘している

日本は国民の悲しみの心理を利用して軍備を再整備しようと欲している

日本メディアは中国に小型空母を建造するよう提案し、半分の力で倍の効果を上げることもできると称している

李傑:「いずも」号は強襲揚陸艦としか評価できず、遼寧艦とは比べられない

日本の「いずも」号は現在のトン数、搭載するヘリの状況から見て、強襲揚陸艦、あるいはヘリ母艦としか評価できない‥‥

より多くの声

外国メディア:アジア太平洋地域は空母が最も密集する地となる

日本:日本は新空母の力を借りて強さを示し、右翼はアメリカとの決裂を恐れる

新華ネット:「いずも」は日本のファッショの永久の副葬品

ネット仲間の調査

あなたは日本が軽空母を開発する根本的な目的は何だと思いますか?

米軍と組み合わせての任務執行 3.09% 56人

対潜作戦能力の継続しての強化 1.6% 29人

上陸作戦、特に離島作戦能力の強化 12.22% 222人

より大きな空母開発のための基礎作り 36.38% 661人

独立して自らの空母艦隊を作り出す 44.09% 801人

その他 2.65% 48人

総票数 1817票

日本の戦闘艦「いずも」号の前世と今世

「出雲」号巡洋艦は1921〜1931年に連続6回遠洋航海訓練艦を担当し、1932年に一二八事変(頑住吉注:上海事変)が勃発すると「出雲」号は上海の川面への停泊を拝命し、第一外国派遣艦隊の旗艦となり、しかも何度も「中華民国」各軍種の機雷、飛行機、魚雷挺の猛攻を受けながら沈まなかったため有名になった。

結び

同じ戦敗国であるドイツは正しい発展の道を選択し、すでに新たな歴史の章を始めている。一方今日の日本を見ると決して間違った方向に遅れずブレーキを踏むことを願っていない。「第二次大戦以後最大の戦闘艦」の進水は、日本がさらに間違った道にまた一歩を踏み出したことでしかない。このいわゆる「帝国海軍」の野望を乗せた主力戦闘艦には2種類の結果しかない。1つは平々凡々に日本海上自衛隊で全寿命の期間を無為に過ごす。もう1つは右翼分子と軍国主義分子の戦争という賭の道具となるもので、最終的にはその前身である「出雲」号同様撃沈される運命を逃れ難い。

「いずも」号の進水に対し、中国国防部ニュース事務局は、我々は日本サイドの不断の軍備拡張に対し関心を示しており、日本サイドの動向はアジアの隣国と国際社会の高度の警戒に値する、とした。このような簡潔な反応は、この艦が決して中国軍の眼中にはないことを充分に説明している。日本の間違った路線は歴史の明鏡の前に遅かれ早かれ正体を現す。


 まあ歴史観の隔たりはどうしようもないんで論評しませんが、「いずも」が今後どう発展するかはまだ分からず、現時点では評価しようがないというのも確かですね。また今後どうなるかは中国の艦載機の発達、F-35の状況によって決まり、日本が主体的にどうこうできるわけではない、というのももどかしいところです。


















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