ドイツ語版「Wikipedia」によるエアソフトガンの説明

http://de.wikipedia.org/wiki/Airsoftgun


Airsoftgun
(頑住吉注:言うまでもなく英語です。ドイツ語に直訳するならLuftweichewaffenか何かになるでしょうが、これで通用しているようです)

 AirsoftgunsはAirsoftのゲーム器具として役立つ、たいていは本物の銃(稀には想像上の未来銃の場合も)の模造品である(頑住吉注:実は最初「Airsoft」というこれとは別の項目をプリントアウトして読み始めたんですが、すぐに勘違いに気付きました。ドイツでは「Airsoft」はサバイバルゲームのことを指す語です。調べてみたところ英語でも同様です。 http://en.wikipedia.org/wiki/Airsoft 混乱するので以後サバイバルゲームと訳します)。

 これらはModellwaffenのカテゴリーに属する。Airsoftgunsは直径6mmのプラスチック球を発射する(より稀なケースでは8mmあるいは9mmの場合も)。5.5mm特殊口径も存在するが、これ用のペイント弾は入手できない。市場は(たいていのメーカーは極東)価格的に安く、クオリティ的にも安っぽい子供用バリエーションから、質の高い加工がなされた非常に高価な愛好家用品目に至るまでの幅広い商品バリエーションを提供している。

(頑住吉注:目次省略します)

Airsoft-Waffenの種類

スプリング圧

 スプリング圧で動くAirsoftgun(英語では「spring」=Federと言う)であり、Airsoft-BBをバレルの外へ向けて加速するために手で圧縮されたコイルスプリングの潜在的エネルギーを使用する。射手は各射撃の前にAirsoftgunのロードレバーを後方に引くことによって銃を手でコックしなければならない。スプリングが圧縮されるとすぐAirsoftgunは発射準備状態となる。この機能方法に基づき、このAirsoftgunsをフルまたはセミオートで発射することはできない。

 たいていの電動AirsoftgunsもスプリングをBBsの駆動に使用するにもかかわらず、これらはSpringsにカテゴライズされない。Spring-Airsoftgunsは特に低価格帯に見られる。その単純な構造方式および単純な構成要素がそれらを生産上好都合にしているからである。この理由からそれらは子供の遊具としても、年の市における多くの屋台でも購入しやすい。サバイバルゲームスポーツでの使用のためにはこのlow-endモデル群は適性が低い。それらはオートマチックな電動Airsoftgunsに発射速度面で劣っているからである。だが高品質なSpring-Airsoftgunsは非常に高価格である場合が有り得る。こうした高命中精度Airsoftgunsはゲームにおいてはスナイパーの役目に適している。それらは1000ユーロ以上の可能性があり、非凡に高い命中精度と70mオーバーまでの射程(効果的なのは50m)を提供する。

Gas-Airsoftguns

 Gas-Airsoftgunsは、Airsoft-BBsを加速するために圧力下にある駆動ガスを必要とする。このジャンルはセミおよびフルオートで射撃が行われる。今日普通の駆動ガスはプロパンガス(Airsoftとの関連では「Green Gas」と呼ばれ、この名前で市場にある)、HFC134a、HFC-22、そしてこれに適合したエアソフトガン用には強力な「Red Gas」もある。二酸化炭素あるいは圧縮空気で作動するシステムはそれらより普及していない。

 最初に市場で入手できたGas-Airsoftgunsは今日その老齢により「Classic Guns」と呼ばれており、これらは特徴的にR-12(日本ではFLON-12と呼ばれる)のような液体駆動手段で動くものだった。しばしばこうしたAirsoftgunsは2つの外装タンクを装備に含んだ。1つはR-12自体のため、そして2つめは膨張容器としてである。後にこうしたモデルは一部のユーザーによって圧力を調節されたCO2容器あるいは窒素/高圧空気ビンによって機能するようモデファイされた(頑住吉注:二酸化炭素システムは複数のメーカーが提供していましたし、スーパータンクもメーカーであるアサヒが提供しており、ユーザーの手によるものではありません。また窒素を使うシステムなんて聞いたことありませんが、ドイツでは存在したんでしょうか)。これはより高い圧とより小さい圧力変動を提供するものだった。それにもかかわらずこうしたClassic Gunsは新しい、汎用性のある電気駆動のAutomatic Electric Guns(AEGs)に取って代わられ、駆逐された。その理由の1つはR-12の高い価格だった。追加的に液体駆動手段は、膨張時に氷点よりずっと下までひどく冷却する傾向を示した。このひどい冷却は一方では最終的にはAirsoftgunsがもはや射撃できないまでに圧力を低下させ、他方ではこの氷のように冷たい温度下でゴムパッキングを傷めた。射手はその後、Airsoftgunsを再び室温に適合させ得るために休止を強いられた。駆動手段としてのCO2の場合この効果はそう強くは現れないし、圧縮空気の場合はそもそも現れない。それでもタンクレスシステムはたいていのゲーマーにすぐ歓迎された。常に2つのタンクを背負って動き回ることは負担でもあるからである。それだけでなく、AEGsはよりリアルな銃器像を可能にした。それは今や、射手から伸びるホースによって醜く見せられることがもはやなかったのである。

 今日ガスシステムは特に電動システムには小さすぎるであろうAirsoftgunsに使用されている。つまりはピストルである。ガスシステムを弁護する他の理由は、いくつかのGas-Airsoftgunsの調整可能な圧力、および多くのGas-Airsoftgunsのブローバック効果である(以後「Gas Blowback」、略してGBBsと呼ぶ 頑住吉注:言うまでもなくこれも英語です。ドイツ語ではストレートブローバックのことを「スプリング・重量閉鎖機構を持つシステム」などと表現し、ぴったりした訳語は存在しません)。Blowbackはトリガー操作後、本物の銃の作動方式をイミテーションするため、Airsoftgunsのスライドを自動的に後方に急速に動かすメカニズムである。ライフルサイズのAirsoftgunsがガスシステムを使うのはもはや非常に稀にのみである。電気駆動はこの分野ですでに地位を確立している。

 いわゆるNon-BlowBack-Waffen(NBB)にも言及の価値がある。つまりスライドが共に動かない銃である。このシステムは特にGasスナイパーライフルにおいて今日まだ好んで使われている。それが射撃のパワーと価格の良好な妥協だからである(たいていのSpring-ライフルはまずまずの距離でもなおどうにか高命中精度であるためには多くの金を使って当初にモデファイしなくてはならないが、たいていのガスライフルは購入時にいくらか高いものの、この場合チューニングの必要が生じるのはもはや稀である)。この例としてはTanakaのM700シリーズに言及すべきだろう。これは多くのAirsoftファンたちにとってAirsoftスナイパー向きの最高の選択に該当する。

電動Airsoftguns

 電気駆動のAirsoftgunsはバッテリーで駆動される電気モーターを持ち、これが伝動装置を介してピストンが付属したコイルスプリングを圧縮する。各トリガーの引きの際、モーターは最初の局面においてはスプリングを圧縮し、第2の局面においてはスプリングを解放する。空気ポンプ内のように空気は圧縮され、圧縮空気はAirsoft-BBを加速する。モダンな電動Airsoftgunsはこのサイクルを毎秒15回まで繰り返す。これはフルオートマチックな駆動方式を可能にする。これがオートマチックな電動Airsoftgunsにその名を与えている。すなわちAutomatic Electoric Gun(AEG)である。AEGsは毎秒250から550フィートの銃口初速度(75〜160m/sに相当する。0.20gBBs使用時の計測)、毎分300〜900サイクルの発射レートを達成し、シリアスな競技用に他を引き離して最も多く使われているAirsoftgunsである(だが例外もある)。言及の価値があると思われるのは日本のチューニング会社「Killer Studio」である。この社は2005年末まで、いわゆる「Cyber AUG」シリーズを生産していた。その発射レートは毎秒24発(つまり毎分1440発)までになっていた。この銃は同社のAirsoftキャリアの終わり以来、極度にレアで価値の高いコレクター品目に該当している。

 こうしたAEGsは日本で開発され、今日まだ日本のモデルメーカーTokyo Maruiが多くの高品質なモデル群をもって市場を支配している。Tokyo MaruiのAEGsはギアボックス(伝動装置)を持ち、これには3つの内蔵歯車が内蔵されている(このうち1つがモーターによって駆動される)。最後の歯車がピストンをコイルスプリングのテンションに逆らって圧し、これをコックする。ピストンがメカニズムによって解放されると、スプリングはSpring-Airsoftgunsに似て前方に急速に伸びる。多くのメーカー(筆頭はClassic Army)はこのTokyo Maruiのメカニズムをコピーし、自分の名前の下に模造品を販売してきている。小規模な変更や改良を伴うことも多い(例えばClassic ArmyはそのAEGsに金属製レシーバーを装備させている)。AEGsは通常次の2つのバッテリータイプのうち1つによって電力供給される。すなわちいろいろな電圧およびキャパシティを持つニッカド・カドミウムバッテリー(NiCd)あるいはニッケル・メタルハイドライドバッテリー(NiMh)である。たいていの場合に使用されているバッテリーは8.4ボルトバッテリーパックである。バッテリーパックは7.2Vから12Vの電圧で使用可能である。より高いキャパシティ(より多いAh)はより長い駆動継続を可能にし、これに対しより高い駆動電圧(V)は発射レートを高める。新顔として、リチウム・イオンあるいはリチウム・ポリマーテクノロジー(Airsoft界では1つだけ)のような、よりモダンなバッテリーテクノロジーも見られる。しかしそれらはまだ本当には普及できていない。電気的なより高い負荷がギアの寿命をたいていひどく短くし、そしてこのためこのバッテリーはそれに応じた強化部品を組み込んだ銃用にのみ問題となってくるはずだからである。その上高い価格、特別な充電器具を使用する必要、バッテリーの信頼性不足がまだ多くのユーザーに使用をためらわせている。

Airsoft BBs

 BBという略称の意味を説明する多くの説がある。一方ではこの名称は「ball bearing」の概念から来るとされる。スポーツ領域において使用されるエアライフル用の球状弾はしばしばボールベアリングの製品由来だからである。他方においてはこの名称は本来は特定の散弾サイズ用だった圧縮空気銃領域から来た名称の借用とするのも同様に納得がいく。また他の情報ソースはこのBBという略称を「ちっちゃな球」を意味する「baby bullet」と説明している。この名前は国際的に全ての種類の球状弾のものとして確立している。

 Airsoft-BBsは通常プラスチック製で、ほとんど常に直径6mmの球である。市場はBBsを0.12gから0.85gまでの様々な重量で提供している。ノーマルなBBsに加えて、生物分解可能なBBs、金属コーティングされたBBs、黒鉛コーティングされたBBsが入手可能である。黒鉛コーティングされたものは特に高命中精度ライフルに使用される。標的射撃用には時折マッシブなスチール製BBsも使用される。最も普通に使われているのは0.12g(非常に弱いAirsoftgun用)、0.20g、0.25gである(しばしば生物分解可能なバリエーションとして)。重い0.85gのBBsをまずまずに駆動するには、非常に強力なAirsoftgunsが必要である。

 蛍光を発するBBsはバレル内で特殊なバレルアダプター、いわゆる「Tracer」と結びついて、曳光弾薬の効果を達成するために単時間、明るい紫外線閃光を発することができる(頑住吉注:紫外線なら見えないでしょうに)。

 1990年代、aspharische(頑住吉注:「a」はウムラウト 辞書に載っていません。検索するとレンズ、ルーペ、双眼鏡、望遠鏡などに関するページが多数ヒットしますが、結局意味は分かりません 教えていただきました。これは「非球面体」を指す語だそうです)なPelletsを発射するAirsoftgunsも生産された。最も有名なこうした弾薬はAsahiの「Blade Bullet」である(頑住吉注:いわゆる「しっぽ付きBB弾」です。推測ですが「aspharischeなペレット」とはツヅミ弾のことで、筆者はそれらがアサヒのブレード弾と同時期のものと誤解しているんではないでしょうか。皆さんには説明不要でしょうが、ツヅミ弾の時代は1980年代半ばには終わっています)。これは今日非常に見いだすのが難しく、そしてこのため非常に高価である。この弾薬はAsahiのM700およびM40ライフル(1993年製造)から発射されることを想定したものだった。しかしAsahiのM700/M40シリーズは出現後何週間も経たないうちに日本の警察によって集められ、処分された。この銃がわずかなステップによって.22弾薬用に改造することが可能だったからである。AsahiのM700/M40シリーズは今日最もレアなAirsoft-Waffeに数え上げられる。見積もりによれば全世界に両バリエーション合わせてもはやせいぜい25から30挺しか存在しない(これはまさにその時点までに外国に出たか、あるいは日本人の所有者によって単純に提出されなかったモデル)。その今日における価値は約4000ドルと見積もられる。このためこのBlade Bulletsの用途はもはやなく、生産も中止されている。ノーマルなAirsoftgunsとの互換性は非常に制約されている。特によりモダンなAirsoftgunsのHop-up装置に使用できないためである。だがこれはDigicon Contenderシリーズには「Blade Bullets」が使えることを意味する。

 染料を充填したBBsが使用可能だが、Hpu-upを持つAirsoftgunsには使用できない。Hop-upが染料BBをバレル内で破裂させてしまうはずだからである。特にこの理由から、そのような染料BBsの需要はほとんどない。それに応じて取り扱い商が品揃えに含めることは稀である。

6mmBBs 重量と使用目的
0.12g 0.25J未満のAirsoftgun用
0.15g 0.12g参照。見られるのは非常に稀。
0.16g 0.2と0.12gBBsの間の良い妥協。せいぜい0.5J未満のlow-Power AEGs用
0.18g 0.16g参照。見られるのは稀。せいぜい約0.3〜0.35J のAEGsに適する(頑住吉注:適する銃のパワーが下がってしまっていますが)
0.20g 多くのAirsoftguns用の標準重量。たいていの固定Hop-up付きGBBsはこのBBs用に調整されている。AEGsにも良好に適する。0.25gBBsと比較すると空気の動きによって弾道が影響を受けやすい。等しい運動エネルギーの場合、銃口初速度はエネルギー保存則および運動量保存則に従って0.25gBBsよりも高い。このため近距離用に理想的で、長距離での安定した弾道は二時的なものである。0.4Jから約0.9JまでのAirsoftguns用。
0.23g 0.2gと0.25gの間の妥協的解決策
0.25g スタンダードAirsoftgunsの上限を形成。同じ運動エネルギーの場合0.2gBBsよりもゆっくり飛行する。しかしその代わりより安定した弾道でである。葉によってもより軽いBBsのように簡単には偏向され得ない。
0.28g 強度にチューンされたAirsoftguns用のスタンダード重量。似たようなパフォーマンスの場合0.3gBBsより決定的に好都合である(頑住吉注:えー、何を根拠に)。
0.29g Maruzenによる特別なBBs。研磨され、非常に製造公差が小さい。高命中精度バレルを持つAirsoftguns用に適する。
0.30g たいていの高命中精度Airsoftguns用の重量選択。Western ArmsはこのBBsを自社のGBBsに付属させている。
0.36g 高命中精度Airsoftguns用重量BBs。非常に低速だが弾道は非常に安定する。
0.43g 高命中精度Airsoftgunsの中でも最高のアップグレードクラス用に適する。通常黒鉛コーティングされている。
0.85g スチール球。非常に強力なAEGs用にのみ適する(頑住吉注:要するに6mmベアリングです)。

8mmBBs 重量と使用目的
0.27g いくつかの高命中精度Airsoftguns用の非常に軽量な8mmBBs。
0.34g 軽量な8mmBBs
0.45g ノーマルな8mmBBs
0.60g 重い8mmBBs
0.90g 非常に重い8mmBBs
2.1g (スチール 頑住吉注:いくらなんでも凶悪すぎです。日本ではちょっと考えられませんね)

Airsoft弾道学

速度、エネルギー、重量

 これをもってバレルを去るBBsの速度は、AEGsの場合主にスプリングの強さに依存する。ドイツ語圏ではAEGs用には300から400FPS(フィート/秒)、単発Airsoftguns用には400から550FPSの速度リミットが一般的である。

(頑住吉注:原ページにはここに、各重量のBB弾がどういう速度の場合どれだけのエネルギーを持つかというグラフがあり、クリックすると拡大されます) 

人間に対する危険

 損傷は表面的である。だがこの目的に設計された目のための防御装備はサバイバルゲームの場合必要であるし、全てのゲームにおいて参加の前提条件である。歯や耳をも有り得る命中弾から守るフルフェイスマスクが最適な防備として推奨される。ただし14才から入手可能な弾丸エネルギー0.5J未満のAirsoft-Waffenの場合はたいてい適した防御グラスで充分である。

 ゲームの際に生じる可能性のあるスポーツ傷害は本来サバイバルゲームの記事中で扱われるものである。

性能上の特徴

 Airsoftgunsは好都合な玩具モデルの場合100FPS(30m/s)の速度で、強力なガスAirsoftgunsの場合800FPSまでの速度でBBsを発射する。たいていのモデファイされていない、Tokyo-Maruiギアボックスを持つスタンダードAEGsは270FPS(80m/s)をもって中位グループ内で動いている。例えばギアボックス(伝動装置)内の技術的改良はこの数値を高め得る。

 内的モデファイは発射レートと、これをもってBBsがバレルを去る速度の上昇を含む。AEGsの発射速度は一方では電気モーターのより高いバッテリー電圧で、他方ではギアボックス内の高い変速比によって達成できる。第3の可能性としてボールベアリング、潤滑油による摩擦損失の削減、エネルギー効率の高い電気モーター等がある。Tokyo-MaruiによるAirsoftgunにこの種の「Speed-Tunings」を適用する際は、標準装備のギア(伝動輪)をより強いものと交換するべきである。標準装備のギアはより高い負荷に耐えないことがあり得、損傷する可能性がある。より高い銃口初速度はより強いスプリングと、圧力の損失を最小化するための空気圧システム内のより高品質な構造部品の組み込みによって達成される。

Hop-UpおよびMagnus効果

 AirsoftgunsにおけるHop-UpシステムはBBにバックスピンをもたらす。BBsの弾道は、BBs上で流れが回転する方向、つまり上に偏向させられる(Airsoftgunsを射撃時にまっすぐ保持していた場合。上下逆にすれば当然この力は逆転し、下向きになる)。流れ過ぎる空気と共に動くBBsの側では、BBに近い空気の層はより早く流れることができる。Bernoulli(頑住吉注:ベルヌーイ)の法則により、低圧が生じる。空気の流れに逆らうこの回転は、他方では空気にブレーキがかけられることを意味する。これにより高圧が生じる。BBは高圧へと偏向し、そういうわけで重力を無視する場合上へと曲がった弾道を描く。当然地球へは重力が働く。つまりHop-UpはBBsの浮力と地球による引力がちょうど相殺され、BBがまっすぐな弾道を描くように調整される(バックスピンが弱まってBBが沈下するまで)。

 今日普及しているHop-Upシステムは、バレル内で加速されるBBが、バレル上面にゴム状接触面を持つことに起因する。BBとゴム表面の間には高い摩擦が生じる。これが回転モーメントをもたらす。このシステムの最大の欠点は、Airsofutogunsの保持の仕方に依存していることである。例えば射手がAirsoftgunを90度左に傾けると、BBはバックスピンを得ずに左回転を得る。このBBは左カーブを描き、早期に沈下する。だがこれは射手のメリットとしても使える。例えば、Airsoftgunを風の強さ次第で強く、あるいは弱く風の方向に向けて傾けることによって横風を相殺するためにである。こうした方法を使えば射手は遮蔽されたターゲットに命中させることさえできる。Hop-Upシステムの1つの代替案はいわゆるBAXである。この場合球は1つのコンタクト面の代わりに2つのコンタクト面からバックスピンを得る。これによりより少ないサイド回転が保証される。

 強さを調節できるHop-Up諸システムとならんで、特に好都合(頑住吉注:安価?)なGBBsの場合、固定Hop-Upが普及している。これは特定のBB重量向けに調整されている(たいてい0.2g)。使用者がこの重量に限定され、他の重量は強すぎる、おあるいは弱すぎるHop-Up効果をもたらすことは欠点である。

メディアにおけるAirsoftguns

 メディアのレポートの枠内において、行われた、あるいは阻止されたドイツ国内の学校における異常者の犯行との関連で、Airsoft-Waffenを持った犯人や犯罪傾向者の写真や動画がますます目につくようになっている。それらは視覚的に非常に軍用銃に似せて模造されている。関心を高めるため、視聴者の多数を占める専門知識のない人々が、それが本物の戦争用銃器であり、これが当該の人物の所有物にある、またはあったということを狙って示唆されているのは明らかである。しばしばAirsoft弾薬の人の肌に対する効果もひどく誇張される。レポートにおいて「Airsoft」あるいは「Softair」の概念が使用されている時でさえ、これらは視聴者の大部分にとってはほとんど分からないし、しばしば当該の銃と模造品の直接的関連付けは行われない。しばしばメディアにおいてはサバイバルゲームがペイントボールゲームと同等視もされる。ペイントボールマーカー銃は通常実際に存在する銃を模造してはいないにもかかわらず。


 まさかドイツ語版「Wikipedia」でキラースタジオとかしっぽ付きBB弾などの内容を読むとは思っていませんでした。いくつか首を傾げるような内容も含まれていますが、全体的に非常に詳しく、ドイツでもこのジャンルに非常に人気があることが分かります。東京マルイ、タナカは最高級の評価を受けていますが、ドイツの軍用銃をいくつかモデルアップしているマルシン、ノーマル状態で最高レベルの競技銃を生産しているはずのマルゼンには言及がありませんね。

 最後の部分は予備知識がないと充分理解できない感じですが、要するにドイツのマスコミが犯罪者、未遂者の持ち物にあったエアソフトガンをセンセーショナルに報道し、エアソフトガンとはどういうものかおそらく日本の大衆以上に知らないドイツの大衆が必要以上の警戒感を抱き始めている、ということのようです。















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