「平和使命-2014」に参加した無人機は

 多くの機種が参加していたということです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-09-12/226035_2540727.htm#pic


中国三大無人機、上海協力機構軍事演習で「腕比べ」:外国メディア新たに翼竜を明るみに

最近、ロシアメディアは「平和使命-2014」演習のビデオを公開し、今回の上海協力機構演習に参加した無人機が明るみに出た。外観から判断して、その機種は中航工業成都飛行機が研究開発した「翼竜」無人機である。だが「翼竜」は演習に参加した多くの機種の無人機の中の1つでしかない。

8月29日午後、「平和使命-2014」多国合同軍事演習が北京軍区の朱日和基地で満足いく形で幕を下ろした。今回の上海協力機構合同軍事演習では、解放軍は一連の先進的な新型武器装備を出動させ、人に深い印象を残した。

視察によれば、中航工業成都飛行機、貴州飛行機、中国航空宇宙科学技術など3つの企業の軍用無人機がいずれも今回の上海協力機構「平和使命」合同対テロ演習に参加した。相互に腕比べし、勝負を決する意味が非常にはっきりしている。(頑住吉注:今回「本文」はこれと同じ内容の繰り返しなので以後省略し、太字のキャプションを紹介していきます。)

(頑住吉注:2ページ目)これは中国軍が発表した画像である。「平和使命-2014」合同対テロ軍事演習の実兵行動演習の中で、中国空軍が某型の偵察・打撃一体無人機を出動させ、ある高地に対し偵察を実施し、かつ「敵」指揮車に対し打撃を実施し、1発のミサイルを発射して目標を破壊したことをはっきり示している。当局はこの無人機の機種を決して明らかにしていない。「翼竜」の他、同様に演習に参加した「彩虹-4」もこの能力を具備している。

(頑住吉注:3ページ目)彩虹-4号無人機は2014年8月に正式に公開され、朱日和基地における「平和使命-2014」上海協力機構演習の中で実戦に参加し、対地ミサイルを使用して目標を攻撃し、命中精度は1.5m内に到達した。この機は2012年の珠海航空展でも展示されたことがあるが、まだ正式に公開されていない。(頑住吉注:明らかに矛盾してますが直訳です。)

(頑住吉注:4ページ目)報道は、彩虹-4号無人機の性能は先進的で、米軍のMQ-9「プレデター」無人機の任務が執行でき、しかもその性能はMQ-9より優れている、とする。「彩虹」系列無人機はすでに成功裏に海外に輸出もされている。

(頑住吉注:5ページ目)同様に、中航工業貴州飛行機の先進無人機も今回の上海協力機構軍事演習に参加した。これは貴州飛行機社が研究開発し生産する「鷂鷹II」無人機で、「翼竜」、「彩虹-4」同様、やはり偵察・打撃一体無人機である。その機体腹部の大型レーダーカバーに注意。この無人機が「翼竜」、「彩虹-4号」に比べより先進的なレーダー装備を持つことをはっきり示している。

(頑住吉注:6ページ目)これは貴州飛行機社が研究開発した「鷂鷹」無人偵察機である。報道によれば、上海協力機構軍事演習に参加したのはこの機種の無人機だが、特別なグレードアップ改装を経ている可能性がある。全体的に見て、中国軍事工業が上海協力機構軍事演習の助けを借りてそれぞれの自らの製品を推薦紹介し、デモンストレーションし、検証する意図は非常にはっきりしている。

(頑住吉注:7ページ目)今回の演習に参加した1機の「翼竜」無人機が、1両の「勇士」小型オフロード車によって牽引され前進する。

(頑住吉注:8ページ目)翼竜無人機は1台の100馬力ピストンエンジンを装備し、完全自主車輪式発着および飛行の能力を持ち、中国無人機製造領域の「スター」である。外形はアメリカのより大きな無人機MQ-9に酷似しているが、サイズはMQ-1「プレデター」に似ている。重量は1.1トン、全長9m、全幅14mである。「翼竜」は最高で海抜5,300mまで飛べる。航続距離は4,000kmに達し得、軍事および非軍事行動に用いることができる。

(頑住吉注:9ページ目)翼竜無人機は正常式空力レイアウト、大アスペクト比の中翼単葉、V字型尾翼を採用し、機体尾部には1台のピストン式エンジンを装備し、主翼にはフラップとフラッペロンが付属し、V字型の尾翼には方向舵、昇降舵はなく、前三点式の脚を採用し、引き込みとブレーキの機能を持ち、機体構造はアルミ合金材料を選択使用し、アンテナカバーには電波を透過する複合材料を採用している。全長は9.34m、全幅14m、全高2.7mであり、翼竜機のアスペクト比は比較的大きく、このため揚力が比較的大きく、誘導抵抗は比較的小さく、巡航時の揚力:抵抗比が比較的大きく、長時間空中に滞留できる。

(頑住吉注:10ページ目)翼竜無人機は中航工業によって研究開発された中低空、軍民共用、長航続時間多用途無人機である。1台のピストンエンジンを装備し、完全自主プラットフォームを具備し、各種の偵察、レーザー照射/距離測定、電子対抗設備および小型空対地打撃武器が搭載できる。監視、偵察および対地攻撃任務などの任務が執行でき、平穏維持、対テロ、国境パトロールなどにも用いることができる。また、広範に民間用および科学研究などの領域に応用でき、例えば災害状況監視、密輸取り締まりや麻薬捜査、環境保護、大気研究、および地質探査、気象観測、大地測量、農薬噴霧、森林防火などである。

(頑住吉注:11ページ目)ある資料は、翼竜無人偵察機は2005年5月から研究開発が開始され、2007年10月に初飛行に成功し、2008年10月に性能/任務搭載荷飛行試験が完成したことをはっきり示している。

(頑住吉注:12ページ目)翼竜無人機は敵の目標に対し正確な打撃を行う能力を持つだけでなく、さらに偵察設備を搭載して敵サイドの目標に対する遠距離長航続時間偵察が行え、全体的な性能はすでに国際的な同類無人機の先進水準に到達している。このデータから見て、この機の性能は米軍の著名な「プレデター」無人攻撃機に酷似している。「プレデター」無人機はイラクおよびアフガニスタンにおいて「暗殺行動」を行っていることで名が聞こえている。理解されているところによれば、この機は性能が米軍の「プレデター」に劣らないにもかかわらず、価格はそれよりはるかに低い。

(頑住吉注:13ページ目)中航工業は2011年の第49回パリ航空展で初めて「翼竜」無人機を展示した。この無人機は敵の目標に対し正確な打撃を行う能力を持つだけでなく、さらに偵察設備を搭載して敵サイドの目標に対する遠距離長航続時間偵察が行え、全体的な性能はすでに国際的な同類無人機の先進水準に到達している。このため、ひとたび明るみに出るや多くの国の高度の関心を集めた。

(頑住吉注:14ページ目)中航集団は2012年11月13日から18日までの第9回珠海航空展で翼竜武装無人機の模型の静態展示を行い、これは「翼竜」無人機の実機のシステムが初めて神秘のベールを脱いだもので、展示への参加で機は翼の下に2発の専用小型空対地ミサイルを搭載して明るみに出た。

(頑住吉注:15ページ目)翼竜-1型無人機は空中から爆弾を投下することもできるし、また小型ミサイルを発射できる。この機の有効搭載荷は全部で200kgで、その配備する前視赤外線センサーの重量は約100kgで、このためそれぞれの翼下にさらに50kgの弾薬を吊り下げ搭載できる。展示された翼竜-1型無人機は前視赤外線センサーと武器システムを装備していたのであるが。航空展の現場で展示された「翼竜」には15発のミサイルと20個の小さな赤い星のマークがあり、これはそれぞれこの無人機が成功裏に発射したミサイルの数、およびそれが完成した任務の回数を表している。

(頑住吉注:16ページ目)ある業界内の専門家は、「翼竜」の価格はアメリカあるいはイスラエルが製造する無人機に比べずっと安く、販売価格は100万アメリカドルに満たないが、非常に多くの同様な任務が執行できる、とする。この優勢に頼って、「翼竜」は簡単に外国の顧客を感動させ、したがって利潤豊富な全世界の無人機市場に進入することができる。

(頑住吉注:17ページ目)2012年の珠海航空展で展示された翼竜無人機

(頑住吉注:18ページ目)報道によれば、翼竜無人機はすでに輸出されている。

(頑住吉注:19ページ目)2012年のシンガポール航空展で、「翼竜」は再度業界とユーザーの普遍的な関心を引き起こし、航空展の一大焦点となった。これは2012年の珠海航空展で展示された翼竜無人機

(頑住吉注:20ページ目)無人機を研究開発できる国は少なくないが、無人機専用のミサイルなどの武器、情報システムを研究開発できる国は指を折って数えられるほどである。

(頑住吉注:21ページ目)翼竜無人機の尾部エンジンコンパートメントの特写。

(頑住吉注:22ページ目)国際市場に対し、中国には「翼竜」の他、さらに余りにも多種の製品があって広大なユーザーの選択に供せられる。

(頑住吉注:23ページ目)これは貴州飛行機が研究開発した「鷂鷹」民間用無人機である。この機が某型レーダーに換装した後試験飛行している。

(頑住吉注:24ページ目)2013年12月13日、貴州飛行機社や国防科学技術大学などの機関が協力して研究開発した某新型レーダーが正式に完成し、かつ鷂鷹民間用無人機がこれに換装され、このプロジェクトの鑑定飛行試験が展開された。


 多くの無人機が実用的な意味があるとも思えないのに塗装でコックピットがあるように見せているのは、有人機かもしれないと見せて撃墜を躊躇させるためなんでしょうかね。明らかなデザインのパクリとごく普通の軽飛行機を無人機にしただけのようなデザインで、さほど高度ともオリジナリティがあるとも思えませんが、一定の実用性を持った無人機が多数あるのはやはり脅威です。



















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