中国も戦略核魚雷」を開発?

 どうも胡散臭い話ですが。ちなみに唐突に日本の昔の兵器の話も出てきます。

http://military.china.com/important/11132797/20151113/20745562.html


東風-26の新たなパートナー 中国版「戦略核魚雷」は米軍を暗殺できる

ここ何日か、アメリカが連続してミサイル防衛システムをテストしたことが全世界的に広範な関心を引き起こしただけでなく、さらにロシアの強烈な反応を引き起こしている。今週中、ロシア大統領プーチンは珍しく連続して国防工業総合体代表会議を開き、大きな力を入れて「いかなるミサイル防衛をも貫き通せる打撃システム」を開発すると宣言した。ロシアメディアの関連の報道の中で、最もアメリカを憂慮させるある推測が実証された。ロシアは「基本的に迎撃不能」な無人潜水艦を開発中で、それは1メガトン級核弾頭が搭載でき、相手の港や沿海地域を攻撃することができる。筆者の見たところ、この武器の設計の考え方の筋道は必ずしも最も斬新なものではないが、それにもかかわらず非常に実用的で、もし中国が一つ二つ参考にし、自らに属する水中長航続距離無人核打撃システムを作り出すことができれば、アメリカやアメリカ海軍にとって絶対に非常に大きな脅威となる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアのテレビ局の画面の中にちらっと写った『新概念無人原潜』は人にいろいろ想像させる」)

ロシアのテレビ局が明るみに出した模糊とした文書は、このプロジェクトは名が「海洋多用途システム『STATUS-6』」だということをはっきり示した。それは本質的には小型無人潜水艦で、この潜水艦は1メガトン級核弾頭を搭載して港や沿海地域を攻撃できる。文書がはっきり示すところによれば、「オスカー2」型巡航ミサイル原潜は4隻のこのような無人潜水艦を搭載することができる。ロシアはこのシステムを「自主推進水中航行器」という新概念武器に帰属させるが、筆者はこの言い方はいささか実際より誇張されていると考える。何故ならこの種の攻撃模式は日本が第二次世界大戦末期かつて採用したことがあり、「伊」系列大型潜水艦と「甲標的」ミニ潜水艦あるいは「回天」人間魚雷をコンビネーションし、「1つの大が多くの小を搭載する」ことを早期に試みた者と評価でき、一方ロシアの「海洋多用途システム『STATUS-6』」はこの攻撃模式の究極進化版と見なし得る。異なるところはロシアのこのシステムに人道主義化が加えられ、同時に威力もより巨大さを加えていることである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「高温空冷炉と熱イオン炉の作動模式」)

ロシア人の提出する構想によれば、この無人潜水艦は約1,000mの深海まで潜ることができ、最高速度は56ノット、最大活動距離は6,200マイル(約9977.93km)を超える。もしこの技術指標通りなら、この無人潜水艦は原子力動力システムを配備するしかなく、普通のAIP動力システムではその高い航行速度を満足させることもできないければ、その長い航続距離も満足させられない。ならば問題が生じる。もしも中国が類似の無人潜水艦を建造したら、それに適合する動力システムはあるのか否か? 筆者は、中国が現在掌握する核反応炉技術によれば、高温空冷炉あるいは熱イオン炉を無人潜水艦の動力システムとして採用することができると考える。だが注意に値するのは、その2種の装備が取得するところの効果は全く異なるかもしれないことである。高温空冷炉の特徴は熱効率が非常に高いことで、40%以上に到達でき、無人潜水艦のために充足した動力を提供できる。だがそれは加圧水炉などその他の炉同様、全て一、二回路といった機械設備が省略できず、体積が熱イオン炉に比べ大きく、かつ容易に騒音を生じさせる。一方熱イオン炉はその核熱反応を反応炉内で直接電気エネルギーに転換し、熱力転換機械が減り、このため体積が小さく、騒音が低い。だが欠点は熱効率が劣ることに他ならず、4%〜7%しかなく、他方において動力の提供は高温空冷炉に及ばない。このため異なる反応炉の採用は、中国が建造する無人潜水艦が、2種の異なる作戦模式に向け発展変化する可能性をも意味している。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「無人潜水艦は原潜あるいは大型水上艦艇によって搭載され得る」です。)

まず我々に高温空冷炉を装備する無人潜水艦の作戦方式を簡単に分析させてほしい。無人潜水艦の動力は充足し、さらに加えて無人潜水艦の体積、重量が一般の原潜に比べ小さいだろうため、無人潜水艦は非常に高い水中航行速度を獲得でき、40〜50ノットの速度に到達することは決して困難ではない。次に原子力動力は無人潜水艦に極めて長い航続距離を賦与することができ、このことは無人潜水艦を中国の水中拒止武器の空白を埋めることができるものにさせる。東風-26というこの中国の拒止武器の新星も、水中の新たなパートナーを迎えることになる。同時に無人潜水艦の各項目の指標は米軍のあらゆる潜水艦の性能をはるかに超え、甚だしきに至ってはいかなる有人操縦潜水艦の極限をも超えるため、こうした特性を持つ無人潜水艦は基本的に迎撃されることがあり得ず、もしアメリカが全世界で最も強大で完備された対潜体系を持っていても依然ダメである。さらに重要なのは、この種の攻撃模式はアメリカが大きな力を入れて作り出すミサイル防衛システムの監視や迎撃を完全に避け、不意を突く効果がより強いことである。実際の応用の中で、無人潜水艦は海軍の原潜あるいは大型水上艦艇によって搭載され、戦場からの距離何百km、甚だしきに至っては千kmを超える防衛区域外で発進が行われ、その後無人潜水艦自身の搭載する設備に頼って捜索、攻撃などの任務を完成させることができる。この種の非対称作戦武器脅威の下、米軍艦船自体が持つ優勢はおそらく大きく割引になるだろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ひとたび無人潜水艦が使用に投入されたら、アメリカ海軍の優勢は大きく割引になる」)

もしこの無人潜水艦が正面からの突撃に長けた戦士だとするならば、熱イオン炉を装備した無人潜水艦は隠蔽を得意とする致命的な「刺客」に属する。熱イオン炉の特性に制限されるため、もしそれを無人潜水艦に装備しても生み出せる出力は非常に限られ、このことは無人潜水艦が高速航行を行うことを非常に難しくさせるが、静音効果はそれにもかかわらず非常に良い。しかも熱イオン炉の体積は高温空冷炉や加圧水炉などの反応炉よりずっと小さいので、無人潜水艦をより小さく精巧に建造することができる。こうした特性はいずれも、熱イオン炉を装備した無人潜水艦は持続時間が長い潜伏任務の完成により適合することを示す。試しにちょっと考えてみよう。アメリカ海軍がしばしば出没する海域において、全天候でいつも無人潜水艦がいて監視を行い、随時アメリカの艦を「道連れ」にする準備をしていたら。一方の太平洋のあちら岸では、非常に長い航行を経た後、無人潜水艦が音もなくアメリカのそれぞれの軍港に「座礁」し、随時致命的一撃の発動を準備していたら。もしもこうした状況が本当に出現したら、アメリカ政府高官はまたどのような心情だろうか? まさにいわゆる「非常時には非常な手段を用いる」というやつである。アメリカのどんどん頻繁になる挑発に直面し、我々は主権と領土の完備の維持保護、およびあるべき尊厳のため、通常の手段の他、いくつかの非通常手段の助けを借りても悪くないのである。

この種のまだ誕生していない無人潜水艦に直面し、アメリカは明らかにいささか慌てており、「ワシントンフリービーコン」ウェブサイトは、「この種の新概念武器はむしろ殺傷範囲が非常に広い汚い核爆弾に似ており、もし本当に使用されれば国際法に深刻に違反することになる」とする。アメリカが決してその宣伝のように「無敵」ではないことが見て取れる。科学技術の不断の進歩につれ、どんどん多くの新兵器、新戦法が開発され、武器研究開発方面で、中国は全ての面に抜かりなしを達成することは非常に難しいが、アメリカも同様にダメなのである。不断に己の長所をもって敵の短所に勝ってのみ、やっとより有効に我々の核心的利益が防衛でき、それでこそアメリカとつきあう時にその覇権によって威嚇されずにいられるのである。


 妄想が妄想を生んでとめどなく、という風にも読めますけど、実際のところどのくらい実現可能性があるんですかね。もちろん実現したら日本にとっての脅威にもなるわけですが。














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