何か怒ってますけど

 日中戦の予測というよくある記事ですが。

http://military.china.com/critical3/27/20130829/18022152.html


日本を打撃するのに空母を使う必要はない 轟ー6Kが最良の武器

最近、日本メディアは1つの議題を騒ぎ立てている。それは「中日が開戦すれば日本は遼寧艦を撃沈し甲午の栄光を再現することになる」である。(頑住吉注:「甲午」は日清戦争のことです。)

文章は、中日空母競争は熱気にあふれ、日本の「いずも」号が進水し、中国の「遼寧艦」も遠洋航行して米日の第一列島線封鎖を突破することになる、とする。日本メディアは、もし両国が海上で決戦したら、日本は海空の優勢を利用して、開戦何時間かのうちに「遼寧艦」を撃沈し、甲午の栄光を再現し、ひとたび中国の遼寧艦が撃沈されれば、中国は必ずや驚きあわてて度を失い、戦争に敗れ去る、としている。

見て私はすぐに笑った。現在の日本人は不遜にしてまた無知である。今はどんな時代なのか。彼らの思想はまだ清朝末期のあの時代に留まっているのである。

愚かな日本人はこんなことも考えてみないのである。釣魚島は中国からの距離がたった360kmであり、完全に我が海軍航空隊のカバー範囲である。本当に戦争になったら、中国は一般の軍艦さえあの水域に行かせないかもしれず、増してどんな空母を動かすだろうか!

中国が日本を打撃するのに空母を使う必要は全くない。轟ー6Kこそ対日本打撃最良の武器である!

空母は海軍航空隊の海上移動飛行場に過ぎず、中国の対日作戦ではいかなる海上移動飛行場も必要ない。日本は中国から地理的に実際近すぎなのである。真の戦略進攻戦力は戦略爆撃機である。第二次大戦の時期、日本とドイツはいずれもああした爆撃機によってひどく活力を損なわれ、敗戦した。日本メディアには最低限度の軍事常識が欠けているのである。中国がもし日本と戦争するなら、私はあえていわゆる中日海戦は全くないと断定的に言う。何故なら中国は負けられないからだ。このためきっとミサイルを用いて飛行場、港などの地を一掃する。こうすれば日本海軍はほとんどもうダウンであり、あるいはもうすでに日本海軍はなくなっており、中国海軍だけが残る。海戦について何を語ることがあるのか?

中国の轟ー6K「戦神」爆撃機は遠距離巡航ミサイルを搭載する新型爆撃機であり、火力コントロールシステムを改良済みであるとされる。「戦神」のコードネームはこの機の我が空軍体系の中での重要な戦略的位置付けから来ている。西安飛行機社の2011年1月の報道によれば、轟ー6K「戦神」はすでに定型を獲得している。(頑住吉注:どう見ても混乱して訳が分からなくなっているので文を1つ飛ばします。なお轟ー6Kの説明であって論旨全体への影響はないです)信じられているところによれば、この機は長剣10巡航ミサイルを搭載できる。

轟ー6Kの研究開発成功は実際にはさらにもう1つ別の情報を隠した形で含んでいる。すなわち、中国の空中発射巡航ミサイルがすでに研究開発に成功している、ということである。中国の空中発射遠距離巡航ミサイルは「トマホーク」の性能と近いはずで、それらの共通の特徴は空中発射型は大型爆撃機によってのみ搭載され得る、というものである。

長剣-10Aミサイルは重量が約2トンで、その戦闘部には300kgの高性能炸薬があり、これはロシアの旧式なKh-55ミサイルと似ているため、射程は2,500km前後のはずである。Kh-55ミサイルは通常核弾頭を搭載する。長剣ー10Aは固体燃料を使用する高速巡航ミサイルで、最大飛行速度は時速2,500kmにも達すると説明されることもある。第2世代「北斗」システムに頼って中段制御誘導を行えば、長剣ー10巡航ミサイルはすでに海をまたいでの遠距離奇襲任務が完成でき、遠海目標(例えば島嶼の基地あるいは移動する船舶)に対する攻撃が実施できる。また、もし第2世代「北斗」システムの助けを借りて長剣ー10の航路に対する事前計画を実施すれば、目標に対し多方位攻撃を行うことができ、もしさらに弾道ミサイルと組み合わせて「一高一低」の混合戦法を実施したら、いくつかの国の戦区ミサイル防衛システムを対応するいとまなくさせることができる。

長剣ー10の破壊力はアメリカの「トマホーク式」巡航ミサイルをはるかに超え、1発命中すれば即7,000〜10,000トン級のミサイル巡洋艦を海底に送り込むことができる。ならば日本の軍艦は基本的に1発で1隻撃沈である。

轟ー6Kの作戦半径は3,000kmである。作戦半径が3,000kmの作戦プラットフォームは戦略武器に属す。我々が轟ー6Kを振り返って見れば、弾薬搭載量には触れずとも、空中給油できないこの機はもうグローバルな範囲の打撃能力は持たないことになる。轟ー6Kは周辺3,000kmの範囲だけに脅威を生じさせることができ、アメリカ本土の都市を攻撃することはできないが、インドや日本にとって轟ー6Kは間違いなく非常に致命的な戦略性武器であり、轟ー6Kは確実に戦略威嚇を生じさせることができる。中国の轟ー6Kは甚だしきに至っては中国の領海、領空から出なくても長剣ー10を使って日本のいかなる都市も攻撃できるのである。

(頑住吉注:これより2ページ目)

日本の東京の中国沿海からの直線距離は1,700kmに過ぎない。これは完全に我が長剣ー10巡航ミサイルの攻撃範囲内である。巡航ミサイルは製造コストが低廉なため、我が軍事工業の旺盛な生産能力をもってすれば、もし日本本土打撃が決定したら、軍事工業はフルスピードを出し、1ヶ月以内に1,000発の長剣ー10を作り出すことは大きな問題にはならない。中国が核兵器を使わなくても、日本はこの種の本土攻撃を受け入れられない。

外国の軍事ウォッチャーは、中国には多数の轟ー6K爆撃機を製造する意志はないようだが、それでも総数はあるいは20機に達するかもしれない、と考える。

もし中国が1回に10機の轟ー6Kを使って日本を攻撃したら、1回でもう60発の長剣ー10巡航ミサイルが発射される。一波の攻撃しか必要とせず、1つの軍事基地は基本的に全壊である。これは真の攻撃性武器なのである。

轟ー6Kは日本艦隊に対応するにも非常に理想的な武器である。轟ー6Kは6発のKH-62対艦巡航ミサイルも搭載できるとされる。このミサイルの戦闘部の重量はやはり300kgを超える高性能炸薬である。このミサイルの攻撃距離は500km以上で、最後の時は垂直急降下飛行方式が採用できる。このミサイルで日本艦隊を攻撃すれば、日本海軍のイージス駆逐艦さえ災難から逃れ難いと評価でき、増してその他の日本海軍の軍艦は朝飯前である。

釣魚島が中国の福建省からどれくらいしか離れていないかちょっと考えてみよ。直線距離360kmである。つまり轟ー6Kは6発のKH-62対艦巡航ミサイルを搭載することもでき、我が福建省上空の領空でこれらの対艦ミサイルを発射すれば、日本の軍艦は中国の轟ー6Kの影さえ見ずにもう壊滅的攻撃に遭う可能性があるのだ。日本人がそれでも我が遼寧艦撃沈を辱めることを想像しているなら、まさに痴人の語る夢である!

猫の爪をもっと鋭利にしたら、熊と喧嘩できるだろうか。戦争を行うのは全体的国力であり、1、2の見かけを装った武器に頼って勝負が決まるのではない。中国と開戦したら、遼寧艦を撃沈できるか否かは戦争の勝負と全く関係ない。ちょうど第二次大戦時の大和号が沈もうと沈むまいと戦争の趨勢を変えることはできなかったようにである。日本が敗戦してこんなにも長い年月になるが、依然大国の戦争の模式を理解していないのだ。

日本は現在の中国を依然かつての清朝末期の中国のように見ている。もし日本がこのように考えているなら、これは日本がもっとも愚かな間違いを犯すことになる。今の中国は、もうすぐ歴史の最盛期に入らんとする中国である。今の中国の軍事力はあのちっぽけな日本があらがえるものだろうか?


 そもそも「中日が開戦すれば日本は遼寧艦を撃沈し甲午の栄光を再現することになる」なんて言ってる日本メディアが全くないとは言いませんがごく一部でしょう。それに現在の多くの想定は双方が全面戦争を避けて尖閣付近で限定的に衝突したらどうなるか、というものであって、極端な話中国が全力で日本を核攻撃したら防ぎきれないくらいのことは誰でもわかってますって。どうでもいいですけど「第二次大戦時の大和号が沈もうと沈むまいと戦争の趨勢を変えることはできなかったようにである。」っていう例えはこの論旨の中ではおかしいですね。この場合に当てはめるなら緒戦で浮沈艦と言われた「プリンス オブ ウェールズ」を撃沈したことは結局戦争の結果には何ら影響しなかった、という例を出すべきでしょう。まあ知らないんでしょうけどね。






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