中国海軍関連2題

 タイトル見て両方空母関連かなと思ったら最初のは空母メインの記事じゃなかったです。

http://military.china.com/important/11132797/20170125/30210686_all.html#page_2


海軍専門家:中国はもうすぐカタパルトを装備した国産空母を持つ

三大艦隊が集中してトップ交代し、北海艦隊の元々の司令員が南部戦区司令員に昇格したことは、中国海軍を再度国内外世論の関心の焦点とさせたが、いったい中国海軍は現在どのような位置にいるのだろうか?

遼寧艦の就役は、中国海軍が世界の強国に不可欠の大型戦略武器を持ったことを意味しているだけでなく、より重要なのは海戦思想、理念の全く新しい昇華、海軍作戦様式の全く新しい変化、海軍建設模式の全く新しい変革をもたらしたことである。世界の海軍の発展の実践と各国の空母運用の「三三制の原則」を根拠にすれば、中国海軍は将来少なくとも3隻あるいはそれ以上の空母を持つことが必須である。国内外メディアの分析、報道に照らせば、初の国産空母が今年進水、就役するのはすでに最終決定し、継続してスキージャンプ式発進方式を採用するが、すでに全面的に更新世代交代されている。これだけではなく、メディアはさらに、中国はすでに蒸気および電磁カタパルトの研究開発と試験作業を完成させていることを事実確認している。2016年、カタパルト型殲ー15艦載機の画像が出現し、国産カタパルトがすでに基本的に成功していることを事前に示し、カタパルトを装備した国産第2隻目の空母の出現の日もすでに遠くないことを示す。

大、中型空母を重点的に開発するのと同時に、中国海軍は大、中型水陸両用戦闘艦の研究開発を非常に重視し、重点的に遠距離投入能力を増強している。2007年11月には早くも、「崑崙山」級ドック上陸艦が正式に就役した。このクラスの艦は上陸艇の母艦として、兵士、歩兵戦闘車、メインバトルタンクなどの輸送に用いて上陸作戦を展開もできれば、大型ヘリが発着する甲板および操作施設も持ち、上陸兵力の垂直投入や快速輸送に用い、今後の水陸両用攻防作戦行動の中で極めて重要なカギたる作用を発揮することができる。現在、中国海軍はすでに4隻の「崑崙山」級ドック上陸艦を持ち、かつ加速してその他の大、中型水陸両用艦を研究開発している。中国海軍は必ずや非常に卓越した水陸両用作戦および立体投入力量となる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:建造中の001A型国産空母」)

ここ何年か以来、中国海軍の大・中型水上戦闘艦のミサイルシステムや火砲武器の性能が日増しに向上し、威力がますます強まり、もし世界の強国の海軍と比較しても全く遜色はない。1971年、「旅大」級駆逐艦済南艦が人民海軍第1世代のミサイル武器を装備した戦闘艦として正式に就役し、水上戦闘艦がミサイル化時代に足を踏み入れたことを象徴的に示した。今、中国海軍の先進的なフェイズドアレイレーダーや垂直発射ミサイル発射システムを装備した戦闘艦の数は、その名が世界の上位にあるだけでなく、しかも艦上のレーダーの性能や発射するミサイルの種類、発射数、発射精度および抗妨害能力などは、いずれも世界の強国との距離が縮小し、いくつかの方面は甚だしきに至っては逆に超越している。

艦砲の性能の向上や作用の増強と共に、中国海軍水上戦闘艦の艦砲の戦術技術機能も極めて大きな向上を得ている。例えば、中国の最新型ミサイル駆逐艦の武器装備は100mm主砲から新型の単砲身130mm主砲に交換されている。将来もし制御誘導砲弾が配備されたら、さらに一歩射程が開拓展開され、その対艦作戦、ないし対地火力打撃などの方面は世界一流に位置することになる。

メディアの報道によれば、中国海軍新世代万トン級駆逐艦の第1号艦はまもなく進水、偽装である。新型万トン級ミサイル駆逐艦は探知計測能力にある程度の向上があるだけでなく、しかも数がより多く、寸法がより大きく、性能がより優れた垂直ミサイル発射ユニットを配備することができる。こうした垂直ミサイル発射ユニットは大幅に多種攻防能力や中・遠距離打撃火力を増強でき、中国空母艦隊のためにより強大な「保護航路護衛」能力を提供することもできる。

「三位一体」核打撃力量の重要な一部分として、中国の戦略原潜の機能と威力も不断に強化、開拓展開されている。今、第2世代戦略原潜は第1世代に比べ騒音、隠蔽性、推進システムの信頼性など多方面で、いずれも比較的大きな向上があり、かつすでに戦備当番を行っている。その戦略威嚇能力、水中戦略打撃能力および二次核反撃能力は継続して増強されつつある。

率直に言って、中国海軍の近年来の超越的な速さの発展はすでに世界で発展速度が最も速い、質の向上が最も顕著な海軍力量の1つとなっている。だが世界の強国の海軍、特にアメリカ海軍に比べると、我々には某いくつかの方面でまだ弱点や不足が存在する。例えば、海上遠距離兵力投入方面で、目下アメリカ海軍は少なくとも9隻の4万トン級大型強襲揚陸艦、8隻の2万トン級ドック上陸艦、12隻の2万トン近い大型上陸艦、および80隻あまりの大・中型輸送船などを持ち、一方中国海軍は強襲揚陸艦およびドック上陸艦などの水陸両用戦闘艦方面で、個別の艦種に欠点もあれば、数が顕著に不足という問題もある。ロシアの「北風の神」戦略原潜やアメリカの「オハイオ」級戦略原潜に比べ、中国の戦略原潜は水中騒音、弾道ミサイルの射程、発射精度などの方面で、なお小さくない改良向上の余地がある。


http://military.china.com/important/11132797/20170125/30209611_all.html#page_2


平可夫、中国の001A空母はロシアサイドの剽窃だと中傷:欠点さえもコピー

台湾の自由電子報24日の報道によれば、大陸の空母である遼寧艦は先日遠洋訓練を行って関心を引き起こし、一方大陸初の国産空母もまもなく完成である。報道は軍事評論家である平可夫の話を引用し、大陸のこの空母は1970年代のロシア製空母を青写真とし、「欠点さえもコピー」している、とした。大陸の空母専門家である李傑は、001Aの外形はクズネツォフ艦と似たところがあるが、内部のシステムや艦載武器にはすでに完全に近代化更新が行われ、平可夫のこの説は重箱の隅をつつく粗探しのためで、まるで彼が何でも知っているかのようだ、と考える。

台湾メディアの報道によれば、カナダの「漢和安全保障業務評論」編集長の平可夫は、大陸が自ら建造する001A型空母が採用したお手本はロシアの「クズネツォフ」号空母で、1970年代の設計に属し、遼寧艦と同一のクラスである、とした。平可夫は、「クズネツォフ」号は去年「イスラム国」(IS)を打撃する時、作用を発揮しなかっただけでなく、逆にスホーイー33、ミグー29戦闘機各1機も損失したとし、彼は「今日のクズネツォフはまさに明日の001A型空母だ」と直言した。平可夫はさらに、001A型空母の外形、寸法から見て、完全に「クズネツォフ」号の複製品であり、1970年代の産物であるせいもあり、大陸は決してすでに時代遅れの設計を変更しておらず、欠点さえもコピーしたと言える、とする。

大陸の空母専門家である李傑は24日「グローバル時報」記者に対し、平可夫の説は重箱の隅をつつく粗探しの方式を用いて中国空母の開発を中傷するものに他ならず、この種の故意のけなしの助けを借りて、中国空母の発展には1つも良いところはないといい、無茶苦茶な方式で自らを持ち上げ、まるで彼が中国空母の建造と発展の過程を充分に理解しているかのようだ、とした。実際には、いかなる国も空母というこの巨大システム武器を開発する時には、必ず簡単な複製から複雑に至るのであって、ゼロから開始してすぐに「ニミッツ」級というこの種のクラスの原子力空母を開発した国は1つもない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアの『クズネツォフ海軍上将』号」)

李傑は、初の国産空母001Aと「クズネツォフ」号空母の外形には確かに似たところがあるが、外形が似ていることは決して中国国産空母が使いにくいあるいは現代の作戦模式の需要に適応できないことを説明することはできない、と考える。しかも、中国国産空母は艦橋、レーダー、艦載武器、機格納庫の設計、機械電気システムに対し一連の改良を行い、甚だしきに至ってはスキージャンプ甲板の角度にも微調整を行い、外形には似たところがあるが、大部分の武器と空母内部システムはすでに更新世代交代を実現しており、新たな設計と内容を持つ空母に相当する。同時に、中国国産空母の作戦理念はすでに欧米諸国の作戦理念に近く、艦載機をもって空母の主要な作戦力量とし、この点は旧ソ連やロシアの「大型艦載機搭載巡洋艦」の、艦載武器と艦載機が相互に結合した理念とは全く異なる。

平可夫の「欠点さえもコピー」との説に対し、李傑は次のように考える。これはあるいは中国国産空母が依然スキージャンプ発進方式を採用していることを指すのかもしれない。スキージャンプ方式は最も優れた発進方式ではないが、それでも非常に実用的な方式である。現在9つの空母を持つ国の中で、大部分はこの種の方式を採用しており、老舗ブランドの西側軍事強国であるイギリスの最新型空母もスキージャンプ発進方式を採用している。李傑は、中国空母の未来の応用環境や海上の直面する可能性のある脅威に対しては、通常動力とスキージャンプ甲板を採用した国産空母はそれでも基本的に使用に十分な空母の選択でなくもない、と考える。彼はさらに、中国が001Aを建造するのは決してアメリカの原子力空母と開戦するのではなく、この空母の研究開発を通じて、空母の設計と建造過程を全面的に理解し、中国の新型作戦理念を発展させ、新型海上作戦様式を熟知し、空母艦隊の編成模式を構築し、将来大・中型原子力国産空母を建造するために準備をするのだ、と強調した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍公式ブログが遼寧艦艦艇艦隊遠海訓練の画面を明るみに出し、画像の中では遼寧艦は5隻の各種艦艇によって厳密に防護され、大洋の中で波を蹴立てている。」)


 まあしかし中国最大の敵がアメリカであることは間違いないわけで、そのアメリカの空母に比べ劣っていれば率直にそう評価されるのはやむを得ないでしょう。ただ順序立てて進歩しようとしているのも確かで、もし仮にアメリカが進歩しなければ差は縮まりやがて追いつくはずです。そんな訳はありませんけど。















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