オバマは何故尖閣に安保条約を適用すると言ったのか

 「軍情視界」の記事です。

http://military.china.com/jqsj/065/


日本、あるいはアメリカが釣魚島に設けた落とし穴にはまるか

安倍がアメリカの直接出兵、中国との対抗を期待するのはひとりよがりの思い込み

イントロダクション:オバマは今回日本を訪問し、公然と釣魚島に米日安保条約を適用すると言明した。これはオバマを初のこの種の態度表明をしたアメリカ大統領としただけでなく、同時に日本の政治家たちをこぞって狂喜させ、まるで釣魚島がすでに日本の持ち物になったかのようである。しかし天からぼたもちは落ちてこないのであり、圈套(頑住吉注:「トリック」、「奸計」、「トラップ」などの意味がありますがこの場合の意味が不明)ではなく落とし穴なのである。アメリカにこのような選択ができたのは、アメリカが獲得する利益が日本よりもはるかに大きいだろうからであり、一方日本はあるいは一歩一歩アメリカが念入りに設計した落とし穴に足を踏み入れつつあるのかもしれない。

安保条約の背後のアメリカが隠して人に告げない目的

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「オバマ、初めて釣魚島に米日安保条約を適用すると言う」)

宣戦なき戦争はアメリカに超然とした地位を保持させる

オバマが今回日本で釣魚島区域に安保条約を適用すると言明したことは、一種の方向を変えて中国に宣戦布告文書を渡すことであると言える。だがもし阿倍政権が本当に、アメリカがこれにつき中国と派手にやり合うと考えたならば大間違いである。アメリカはこの種の宣戦なき戦争という特殊な状態を保持してこそ、その利益と地位を最大化させることができるのである。現在、釣魚島の現状について見れば、日本は極力空論ではなくアメリカの実質的援助を得ることを願っており、ならば日本はアメリカの提出する政治あるいは経済などの過酷な条件に答える可能性が極めて高い。一方中国もアメリカに中日の釣魚島をめぐる争いへの不介入あるいは少ない介入を承諾させるため、いくつかの国際問題の上でアメリカに対し一定の譲歩をする可能性がある。アメリカは銃1挺、弾1発も費やさずに自らのアジア太平洋地域ないし世界における目的を達成できる。さらに一歩進んで言えば、中日がもし本当に釣魚島につき衝突を勃発させたら、アメリカのこの種の宣戦なき戦争の状態はやはりアメリカにその身を中日衝突の渦中から外に置かせることができ、また同時に中日の天秤の上でバランスを取る分銅に充当することができ、その獲得する利益は直接出兵するのに比べずっと大きく、一石二鳥と言える。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米日合同声明、釣魚島は日本の施政区域であるとする」)

中日衝突激化はアメリカの価値を倍増させ得る

中日両国の恩讐はとっくに一日や二日のことではなく、ひとたび中日両国が釣魚島の争いにつき衝突を勃発させたら、戦火は迅速に拡大する可能性が高く、そしてこれはまさにアメリカの思う壺である。まず、中日の衝突が激化するにつれ、中日両国の総合国力は未だかつてない打撃を受けることになる。一方アメリカは中日両国が虚弱になった時に乗じてアジア太平洋地域の支配権を奪取できる。次に、日本は自身の条件の制限を受けているため、国内資源に頼り切ったのでは中国に対する戦争を支持し難く、アメリカは日本に向けほしいままに資源、技術、武器装備を輸出し、あくどいぼろ儲けができる。最後に、中日両国はいずれも世界の経済大国であり、中日衝突の勃発は世界の投資家の視線を改めてアメリカに戻させ、アジアから遠く離れさせる。同時に、中日両国の富豪や先端的人材も戦争ゆえにアメリカに向け移民あるいは避難の請求を提出するかもしれず、アメリカがひとたびこの一部の人員を受け入れれば、中日両国に対しさらに一歩の弱体化をもたらすことになり、甚だしきに至っては両国の衝突後の回復と再建の仕事に影響するだろう。

アメリカが日本の「救世主」に変身したのはその手枷足枷を追加するため

日本は第二次大戦の戦敗国であり、その相当に長い一定の時間内アメリカに軍事占領され、当時のアメリカ・ソ連冷戦から現在のアメリカによる中国の勃興抑止まで、日本はずっとアメリカのアジア太平洋地域における忠実な家来の役割を演じてきた。だが日本が世界の主要な経済強国になるにつれ、その野心が再度露呈してきた。憲法修正、軍拡、正常な国になる、甚だしきに至っては核兵器保有と、日本の一挙一動は全て日本がもはやアメリカの下に甘んじたくないのだということを表明している。一方アメリカは中東、ウクライナ問題および自身の国力の低下などの原因により、日本に対するコントロール能力がどんどん弱まっている。アメリカは再度日本の首の手綱を締めたいのだが、日本や世界のその他の国を信服させられる理由が1つもない。だがもし中日が釣魚島ゆえに衝突を勃発させたら、アメリカは千載一遇のチャンスを得ることになる。中国との1対1の勝負の中で、日本が敗北する可能性は極めて高く、そしてアメリカは戦争後期に調停人の身分をもって出現し、その強大な影響力を用いて中国に日本への攻撃継続を放棄するよう迫り、従って日本を「救う」ことができる。日本の「救世主」となったアメリカは、日本を掌の中で弄ぶことができるだけでなく、同時に日本を再度そのアジアで中国を抑止する「最も確固たるパートナー」とすることもできる。

アメリカの釣魚島問題に対する態度はころころ変わる

アメリカ、米日共同声明の中で日本の集団的自衛権解禁を歓迎

アメリカ、反中国の意図はないと強調 中国がアジア太平洋地域で一定の地位を持つことを助ける

オバマの同盟国と中国の間での綱渡りはバランスを掌握し難い

アメリカの図体の大きな兵隊は釣魚島のために最後の一滴の血を流し尽くすことはない

アメリカ水兵集団辞職、あるいは東海で再演されるか

アメリカは世界で軍事力最強の国であり、米軍は多くの人の眼中でほとんど「無敵」の代名詞となっている。しかし、最強王者が小さなお友達を殴打するゲームをプレイするのに慣れた米軍は、ロシアによって手厳しくがつんと食らわされた。スホーイー24戦闘機が鋭く長い音を立ててその黒海にいる駆逐艦を通過した時、艦上の米軍の仲間たちはこぞって驚きに呆然とさせられ(頑住吉注:何故か書いてませんけど電子妨害で艦の機能が失われたとされています)、27名のアメリカ兵が集団で辞表を提出し、このまずい場所を遠く離れようとした。ロシアのクリミアに対してでもなおこのようなのであり、ならば中国の釣魚島に対してなら代償はもっと多いことになるだろう。もしアメリカが軍事的に釣魚島に介入することを選択したら、米軍の水兵たちは恐らく戦闘機の通過に直面したように簡単なことではなくなり、飽和式のミサイル打撃を経験することも決してあり得ないことではない。まさにアメリカの専門家が言うようにである。「アメリカ人を釣魚島に行かせて死なすのは、決してアメリカ人をウクライナに行かせて死なすのより理屈が通るということはない。日本人の生命はアフガニスタン人、ウクライナ人に比べより貴重なわけではない。」 あるいはその時になったら、アメリカの図体の大きな兵隊は東海で集団辞職事件を再演し、甚だしきに至っては再度解放軍に向け8カ国の文字の降伏文書を渡すこともあり得ないことではない(頑住吉注:何を言っているのやら分かりませんが、ひょっとして朝鮮戦争の停戦文書のことですかね)。

オバマの「苦笑」は中国に対する態度を示す

もし米軍水兵の集団辞職が少数の人の少数の行為でしかないと言うならば、オバマの中国に対する態度は全アメリカ政府を代表し得る。オバマが日本を訪問した期間、記者はこの初めて釣魚島に安保条約を適用するとしたアメリカ大統領に向け、「中国がもし釣魚島に対し軍事行動を取ったら、アメリカは直接参加するのか否か?」を問うた。この鋭い質問に直面して、オバマは決して正面から回答せず、苦しげにちょっと笑って、「これは非常に難しい問題だ。私は恐らく答えられない。」とした。オバマの発言からは、アメリカは釣魚島問題に対し極めて矛盾しており、すなわち日本というこのアジアの橋頭堡を保持し、日本を中国を抑止する存在にさせたいし、また解放軍に直面して過去の轍を踏むことを望まないのだ、ということが見て取れる。何故ならアメリカ政府は、ここ何年かの発展を経て、解放軍はすでに多くの方面で米軍に対抗する実力を持っており、このような部隊に対する作戦はアメリカ最大の悪夢となる、ということを分かっているからである。

各視点からの声

ダニエル ラッセル:アメリカが日本を助けて釣魚島防衛に協力することには決して中国を挑発する意図はない

アメリカ国務省の高級当局者は再度、アメリカ大統領オバマが日本訪問期間に米日安保条約が日本と中国に論争ある島嶼をカバーすることを承諾したことは、決して中国に向けた挑発ではない、と強調した。

より多くの声

オバマ:アメリカはまだ釣魚島に関し中国のためにレッドラインを引いていない

崔天凱:アメリカは釣魚島問題の上で間違った側を選択した

イギリスのレポート:日本は釣魚島を正式に中国に返すべき

張召忠:(頑住吉注:スラングのようなものが多用されて全く意味が分からないので省略します。)

より多くの声

イギリスメディア:アメリカ人が釣魚島のために死ぬことはない

中国国防部:日本は誇大に騒ぎ過ぎ

共同通信社:日本の自衛隊、秘密裏に「島奪取」方案を研究

ネット仲間の調査

あなたは安保条約の釣魚島地域への適用をいかに見ますか?

アメリカの日本を落ち着かせる言い逃れ 20.82% 183票

アメリカがアジア太平洋地域に回帰する重要な措置 27.42% 241票

アメリカは釣魚島問題上中国に向け手の内を見せようとしている 8.31% 73票

中日がもし衝突を勃発させたらアメリカは出兵して日本を助ける 8.42% 74票

アメリカが中日の矛盾にバランスを取らせる手段 32.09% 282票

はっきり言えない2.96% 26票

総票数 879票

日本の早期警戒機、初めて釣魚島付近の基地に進駐

アメリカメディアの報道によれば、日本の航空自衛隊は正式に西南の沖縄那覇基地内に早期警戒機中隊を建設した。航空自衛隊当局者は、その目的は中国船舶と軍用機が頻繁に釣魚島付近海域に進入する状況に対応することだとしている。日本サイドのこの挙の主旨はこの方向に対する空中の警戒と監視に入れる力の度合いを強化することにある。

結びの言葉

アジアの問題はアジアで解決し、中日の恩讐は中日で決着させる。釣魚島は中日両国の海洋の争いの一部分であり、それ自体はアメリカとは全く関わりがなく、アメリカがほしいままに釣魚島の争いに介入することは東海の状況をより複雑化させることにしかならず、日本がアメリカの助けを借りて、中国が領土主権を維持保護する企図を抑止しようとしても思い通りにはならないだろう。まさにいわゆる机関算尽太聡明、反誤了卿卿性命というやつである(頑住吉注:意味を説明しているページはあるんですが説明も非常に難解で結局意味不明です)。安倍集団が今やることなすことは、あるいは日本の未来を葬送する邪悪な推し動かす手となるかもしれない。


 ロシアの戦闘機とアメリカの駆逐艦の一件といい、「ひとりよがりの思い込み」は自分の方だろうという感じですが。





















戻るボタン