ロシア関連4題

 相互に特に関係ない短い記事を4つ紹介します。

http://military.china.com/news2/569/20161027/30023132.html


世論調査:プーチン、ロシアの最も歓迎を受ける政治人物となる 首相はベスト3に進まず

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアの首相メドヴェージェフ」)

原題:ロシアの世論調査:プーチンがロシアの最も歓迎を受ける政治人物に当選 ベスト3に小梅なし

【グローバルネット報道 記者 郭鵬飛】 先日、ロシアの著名な「Levadaセンター」がある世論調査報告を発表した。報告は、ロシア民衆の大統領プーチンに対する満足度は84%にも達したことをはっきり示し、同時にプーチンの年度最高満足度の記録も作った。これまでの最高記録は9月の82%で、最低は5月の80%である。だが去年の同時期と比べ、プーチンの満足度はやはりある程度下降しており、2015年10月には88%の民衆がプーチンの仕事を認可していた。

満足度が右肩上がりのプーチンに比べ、首相のメドヴェージェフはロシアの一般民の目の中ではまあまあといったところのようだ。調査結果は、メドヴェージェフの満足度は8月の48%と同水準であることをはっきり示しており、甚だしきに至っては年初の51%に比べてもやや下降している。

ロシア連邦政府の業務に対する評価では、47%の被調査者が満足を表明し、52%は不満を表明した。

報告はさらにロシア民衆の国内経済回復に対する自信をはっきり示した。結果は、55%の調査を受けた民衆が、国は正しい方向に沿って発展しつつあると信じていることをはっきり示している。

被調査者はさらに5〜6名の自分たちが最も信頼できると考える政治人物を挙げるよう要求された。結果は、プーチンが全く懸念なく先頭を走り、52%の支持度をもってロシアの最も歓迎を受ける政治家となった。ロシア国防大臣のショイグと外務大臣のラブロフはそれぞれ2、3位だった。メドヴェージェフは11%の支持を得ただけでベスト3とは無縁で、ロシア自由民主党指導者ジリノフスキーに立ち後れて第5位に甘んじた。


 中国の記事ではよく「プーチン大帝」という記述を目にします。メドヴェージェフは中国語表記では「梅徳韋傑夫」ですが、「小梅」というプーチンと対象的なあだ名に評価が表れている感じです。専門性が非常に強い国防大臣が2位というのもちょっと意外な感じですし、どうも悪人顔に見えるラブロフも3位に入るんですね。


http://military.china.com/news2/569/20161028/30023982.html


ロシアメディア:核兵器を搭載できる極超音速滑空弾頭を成功裏に試験

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「アメリカ国防省が研究開発する極超音速飛行体HTV-2の構想図(資料画像)」)

10月28日の報道 ロシアメディアは、ロシア戦略ミサイル部隊は25日、RS-18弾道ミサイル1発を発射し、今回の発射はあるいは、このアメリカのミサイル防衛システムを突破できる先進極超音速滑空弾頭に対する試験かもしれない、とする。

「今日のロシア」テレビ局ウェブサイト10月26日の報道によれば、試験は正午に南ウラル山脈のオレンブルグ地域のヤスンイ付近で行われ、弾頭はロシア極東のカムチャツカのコラ試験場まで撃ち込まれた。ロシア国防省の報告は、「試験は非常に成功し、弾頭はコラ試験場まで撃ち込まれた。」とした。

ネットユーザーに人気の国防ブログ「軍事ロシア」は、今回の発射の意図は、ロシアの極超音速滑空弾頭の試験にあり、すなわち現在その開発者の番号をもって人に知られている「4202プロジェクト」、あるいは航空弾道極超音速弾頭の試験にある、とする。

報道は、いくつかの少数の国が現在この技術を開発しつつある、とする。アメリカはHTV-2(第2世代極超音速飛行体)を持ち、この装置はアメリカ国防省高級研究プロジェクト局によって研究開発され、すでに2回の試験で部分的成功を取得している。中国の同じ技術を使用する弾頭は名を東風-ZFといい、2014年に北京は初めて1回試験を行ったことを事実確認した。インドも極超音速飛行技術を研究しているが、ロシア、アメリカ、中国とは異なり、インドは決して戦略ミサイルの弾頭を開発していない。

伝統的な弾道ミサイルの弾頭と比較して、極超音速滑空搭載具の異なるところはそれが大多数の時に宇宙ではなく成層圏を飛行することで、このことは弾頭に極超音速滑空搭載具のミサイルの射程をより長くさせ、さらにミサイル防衛システムに、遅れず攻撃に対し反応できなくさせる可能性がある。さらに重要なのは、極超音速滑空搭載具は高速で目標に到達する前にコントロール可能だということで、このことは迎撃をずっと困難にさせる。何故ならひとたびこのようになるや、迎撃ミサイルを誘導して攻撃する飛行体に命中させることは極めて挑戦性を備え、現在のロケット技術では見たところ実現不可能かもしれないからである。

報道は、「4202プロジェクト」はロシアの次世代大型戦略ミサイルRS-28「サーマト」ミサイルに用いられることになる、とする。軍事専門家は、今週初めて画像が公開されたこの新型大陸間弾道ミサイルの有効搭載荷は多ければ3つに達する極超音速滑空搭載具かもしれない、と見積もる。

報道によれば、前回「4202プロジェクト」に対し行われた試験は4月に行われた可能性がある。(編集翻訳/苑欣芳)


 莫大な金をかけてミサイル防衛システムを開発、装備してもすぐそれでは対応できない攻撃手段が出現するというわけでしょうか。比較的遠い将来はそれもレーザー兵器で瞬時に破壊できるようになるかもしれませんが。

http://military.china.com/news2/569/20161028/30023873.html


ロシア、対テロ突撃犬のために専用防弾衣を装備:拳銃が防御できる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「防弾衣を身につけた突撃犬(ロシア衛星ネット)」)

10月27日の報道 外国メディアは、ロシア情報部門が使用する突撃犬が、拳銃の射撃が防御できる超軽量防弾衣を着た、とする。

ロシア衛星ネット10月26日の報道は、この強化織物製の防弾チョッキは突撃犬の大部分の身体を遮蔽でき、かつその活動に影響しない、とした。この防弾衣は「スチェッキン」マシンピストルが5mの距離から発射したスチールコア弾を防御できる。この製品の製造会社の首席専門家であるロマン サモファロフは、防弾衣の重量は2kgを超えない、とする。

この新たな防弾衣には固定装置があり、戦士にラペリングあるいは落下傘降下時に突撃犬を携帯できるようにさせる。突撃犬は特殊部隊によってテロ分子が身を隠す建築物の強攻に用いられる。突撃犬は先陣を切り、かつ吠え叫んで武装分子の所在地を指示し、できる限りテロ分子の危害性を消し去る。


 「大部分の身体を遮蔽」はしてないようにも見えますが、たぶん実際に犬が被弾する部位の統計データに基づいて設計されてるんでしょう。しかし2kg近くあったら「活動に影響しない」とは考えにくいですね。

http://military.china.com/news2/569/20161029/30024769.html


ロシア軍航空降下兵、すでに8種外国語の学習を開始 中国語を掌握すれば20%賃金アップ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアの航空降下兵」)

ロシア航空降下部隊情報部門責任者のオレグ ボリズイェフ少将は木曜日に記者に向け、リャザン高等航空降下兵指揮学校に8種の外国語課程を設け、これにはアラビア語、中国語、ペルシャ語などが含まれ、航空降下兵はこれにより20%賃金アップが可能だ、とした。

ボリズイェフは、「リャザン高等航空降下兵指揮学校には非常に実力ある言語学教研室があり、教授内容には中国語やアラビア語を含む少なくとも8つの外国語が含まれる。もしゲルマンあるいはローマ語族の言語を掌握したら、基本賃金を基礎に10%の手当が追加支給される。もし中国語、アラビア語あるいはペルシャ語を掌握したら、20%の手当が追加支給されるだろう。」とした。

彼は、航空降下部隊指揮部は航空降下兵や将校に外国語を教授する業務を非常に重視している、と指摘した。


 航空降下兵はいきなり外国に降下して外国人に接触する可能性が高いから、ということでしょうか。手当の差は必要性や重視度ではなくロシア人にとっての習得の難易度によるんでしょうね。















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